先日の七ツ石テント泊で、ヤマッパーさんがツクモグサの話をしていたのがきっかけ。
最後にツクモグサを鑑賞したのは2019年のこと。
週末のバス運行日に合わせて事前に希望休を申請し、あとは雨が降らないことを願うばかり。
もくじ
往復のアクセス
[往路]
07:00 新宿よりJR特急あずさ1
09:07 茅野
09:35 茅野駅④よりバス(1900円)
10:13 美濃戸口BS
[復路]
15:15 美濃戸口BSよりバス
15:48 茅野駅
16:20 茅野よりJR特急あずさ44
【アルピコ交通・美濃戸口線時刻表】
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/suwa/minotoguchi/
自己CT
[1日目]
10:25 美濃戸口(八ヶ岳山荘)
11:11 やまのこ村
11:14 赤岳山荘
11:20 美濃戸山荘 11:23
12:16 堰堤広場
13:27 赤岳鉱泉
[2日目]
05:07 赤岳鉱泉テン場
05:30 中山乗越
05:36 行者小屋前分岐
05:58 休憩適地 06:00
06:42 地蔵ノ頭 06:44
**ツクモグサ鑑賞**
07:33 三叉峰 07:36
08:15 地蔵ノ頭 08:18
08:57 行者小屋前分岐
09:03 中山乗越
09:18 赤岳鉱泉テン場 10:08
10:57 堰堤広場
11:33 美濃戸山荘
**ホテイラン鑑賞**
11:53 美濃戸山荘
11:58 赤岳山荘
11:59 やまのこ村
12:36 美濃戸口(八ヶ岳山荘)
初夏の花を愛でながら
茅野駅にて降車後は脇目もふらずバス停を目指す。
15名ほどが並ぶ最後尾にザックをデポ、今度はバスチケット売場へ向かう。
WEBでも買えるが、たまにしか来ないからわざわざ会員登録したくない。
ビルの中は一部改装されておりとても綺麗になっていた。
クレカが使える券売機で片道分のみ購入、帰りのチケットは八ヶ岳山荘で。

八ヶ岳山荘に咲いている八重咲きオダマキ。
外ベンチにて行動食を食べてスタート。

ジャコウソウに似てるけど花期が違うし何だろ?
グーグル先生によるとヒレハリソウ(鰭玻璃草)と出た。

ウマノアシガタがいっぱい。

なぜか気になる小さな雑草。

シロバナノヘビイチゴ。
イカリソウはピンボケで不掲載。

ヤマツツジも綺麗。

あっ、ギンラン!

大好きなサラサドウダンに心躍る。

赤岳山荘の手前にクリンソウ。

サクラソウも可愛い。
北沢ルートの花
もうすぐ美濃戸山荘、着いたら小休止しよう。

本日歩く道程の約1/3を消化。
大岩の上に置かれていた枝ストックを1本拾う。
2日間よろしくね。
【八ヶ岳観光・美濃戸山荘】
https://mt-yatsugatake.jp/yamagoya/yamagoya-1920/

ホテイランは明日もし時間があったらでいいや。
前回の失敗を踏まえ、なるべく早くテントを張ってしまいたいので。

八ヶ岳に来たことを実感する苔の森。
南沢に比べたら断然歩きやすい道なのに、テン泊装備を背負っているとやはり地味にキツイ。
一歩一歩ゆっくりと進むしかない。

沢のせせらぎと共に。
ミソサザイ、キビタキ、オオルリ、メボソムシクイ、ウグイス、カッコウ、ルリビタキ、ヒガラなどとても野鳥が多い。
ツキコツキコと鳴く鳥や、電車みたいにだんだん速くなる例の鳥の名前は未だわからず。

きゃー、キバナノコマノツメがたくさんいるよ。

可愛いお顔をアップで。

青空出るとテンション上がる。

堰堤広場でさえずっていたキセキレイ。
ここでやっと2/3くらい。
もう少しなので休まず歩こう。

わーい、コミヤマカタバミだ。
朝は閉じている子が多かったから。

おぉ、ツバメオモトじゃないか。

名前はわからないけど、可愛いスミレがこの辺一帯に生息してた。

斜面の上に咲いてるイワカガミをズーム。

赤い沢。

倒木に白いキノコ。

いいねここ。
なんかワクワクするな~。

ズダヤクシュがぽつりぽつり。
赤岳鉱泉*インドカレーとお風呂
木々の間から原色のテントが見え隠れし始める。
もう少しだガンバレ。

とうとう着いたーーー!

外ベンチで大勢のハイカーが休憩中。

7年ぶりの赤岳鉱泉さん。
受付にいらっしゃった柳沢太貴さんに「小屋番観ました」と伝えると「ありがとうございまーす!」と笑顔で応えてくださった。
若くして四代目当主となり、山の世界を盛り上げようと独自のアイディアを次々と現実化していく様は並大抵のことではないだろうが、何しろ真面目で明るい。
この人に会いたくて赤岳鉱泉を訪れるハイカーも多いのではないかな。
とりあえずテン場にグランドシートを広げ、ザックをデポしてランチタイム。
テント1名2000円(予約不要)
入浴1回1000円(~16:30)
水場あり、トイレあり。
【赤岳鉱泉】

出かける前から楽しみにしていた、辛さ★★★のインドカレー(1000円)をチョイス。
外ベンチはほぼ満席で唯一空いていたテーブルへ。
ご年配外国人男性の眉間のシワがちょっと気になるけど、そこしか空いてなかったので。
そして、カメラを向けていたら突然「それって普通のカレーですよね?普通のカレーですよね?そんなに何枚も写真撮ったらもったいないじゃないですか」と。
えっ?なにその価値観。
あまりに面食らってしまい「いやいやいや…」の一言だけ返して終了。
美濃戸口から重いザックを担いで3時間歩いた後の山小屋カレーは、私にとっては特別なのだよ、あなたにはわからないだろうけど。
この人とはもう一切会話したくないと食べることに専念。
もちろん、パンチの利いたチキンカレーはめっちゃ美味しかった。
早々にテーブルを離れようとした際「サヨナラ」と言われたけれどガン無視(笑)。
初対面でそんな言葉しか思い浮かばないならいっそ話しかけないでもらいたい。
山ではいつも人に恵まれてきたので、久々に変な人に遭遇しちゃったわ。
険しい表情から察するに、おそらく常に不平不満を持つ気の毒な人なのだろう。

本日の宿。
乾いて平らな場所は到着時に陣取られていて残っていたのがこちら。
少し斜めっていて岩がゴツゴツしてるけど、まぁ許容範囲かな。
マットを敷けばなんとかなる。
7年前は気づかずに通路をまたいで張ってしまう大失敗をして、既に張り直しする場所もなくご迷惑をおかけしました。

さっき買っておいたミルクジェラート(600円)。
設営してる間に少し溶けちゃったけどウマー。

野鳥のさえずりがサラウンド状態でしあわせ~。
アオモリトドマツの子供?が美しかった。
やっぱり八ヶ岳はいいなぁ。

曇りベースではあるけれど、テントの中で時たま陽射しが暑いと感じる時間帯あり。
聞いたことのない鳥の声がする。

かろうじて青空。
夕方から夜にかけてと明日午後は雨予報。
マウンテンフォーキャストは2日間とも雨マークが付いていたが、さてどうなることやら?

夕食は無印のスープパスタと早ゆでペンネ。
その前にお風呂に入って来ようっと。
女性風呂は混雑していたため10分ほど待機するが、その待ち時間に知り合った小屋泊の女性と意気投合し、最後まで楽しい入浴となった。
ありがとうございます!
こんな予想外の巡り合いがあると山は何倍も面白くなる。
お風呂に入れるだけでありがたいけど、浴槽周りや脱衣場が綺麗にリフォームされていてさらに気持ちよかった。
身体がぽっかぽかで暫く素足で過ごしたほど。

海老とチーズのトマトクリームにスキムミルクとミニトマトを投入。
スープパスタなら茹で汁ごと食べられるから山に最適。
モンベルのトレールチャイを飲んでお腹いっぱい。
今回は軽量化のため夏シュラフを持参。
夜中に一度起きた時ダウンを羽織ったくらいで、それほど寒さは感じなかった。
<備忘録>
パタゴニアフーディニ、エクスペディショングリッドフリース、モンベルウィックロン半袖、モンベルジオラインL.W.Uネック、アルパインライトパンツ、薄手ナイロンタイツ、スマートウールソックス
早朝の地蔵尾根
☆翌朝☆
夜間はガスってはいたものの、結果的には雨は一滴も降らなかった様子。

モンベルのプレゼント品サラダチキンスモーク、タカキベーカリーのライ麦穀物ブレッドで簡単な朝食。
コーヒーはブラックで。

アタックザックを持ってテントから出るとジョビ男の声。
野鳥観察でスタートが少し遅れる。

行者小屋前分岐にて。
樹林帯のテントは外国人パーティが多いみたい。
一週間遅いので地蔵尾根に残雪は全くなかった。

葉の縁にギザギザがないからコイワカガミ。

あーっ、あなたはヒメイチゲよね。

そこかしこに咲いているのが嬉しくて、何度も立ち止まってしまう。

梯子の手前にミネザクラ。
先行者が登るのを待つ。

標高が上がるとミツバオウレンが出現。
一番フレッシュな株をパチリ。

ガスが上がってきたけど楽しい。

あら、ツガザクラが咲いてる。

眼下に赤岳鉱泉。

おぉ、イワウメちゃん。

コメバツガザクラがわんさか。
ピンクのリップで薄化粧した子も交じってる。

先行者と距離を取りたくて暫し待機。
稜線は花だらけ
岩の隙間に咲く花に立ち止まっては登るの繰り返し。

地蔵の頭に到着。
大勢のハイカーが休憩中。

こんなゴツゴツした岩からよく咲くね。
クモマナズナ。

イワヒゲだっ。

あっ、チョウノスケソウがいっぱい!
枯れてる葉が多いけど蕾もまだある。

今まで開花タイミングがなかなか合わず、こんなに咲いてるのは初めて見たかも。

チシマアマナじゃない?

お~、咲きたて新鮮なハクサンイチゲ。
稜線上は花だらけ。

日の岳直下の鎖場にも残雪なし。
渋滞なくてよかった。

イワベンケイはまだ開花前。

岩の上で揺れるハクサンイチゲ。

ひしめき合うオヤマノエンドウ。

梯子を上がったところにキバナシャクナゲ群生。

ウラシマツツジ見っけ。

またまた梯子。

その梯子周辺にミネズオウ。

なんて可愛いんでしょう。

三叉峰まで行って引き返す。
例の場所のヒヨコはもういなかった。
時期的に来るのが遅かったから仕方ない。

開きかけてるハクサンイチゲ。

帰りは鎖場渋滞が発生。
難易度は低いはずだけど慣れていない人っぽい。

さっさと地蔵尾根を下って。

行者小屋前分岐から中山乗越までの区間は、こんな楽々な平行道もあってホッとする。
ツクモグサ*露に濡れたヒヨコ
この日に会えたツクモグサを少しだけ。

予想通り、ガスっていたため開花しきれず閉じたままの子が多い。
それでも可愛いヒヨコたち。

毛むくじゃら。

あと一息で開花しそう。
ガスが纏わりついてびしょ濡れ。

なんて健気な花だろうか。

いつも必ずここで寄りそってる。
雪深い厳しい冬を越えて。
薔薇ではないけど、ベット・ミドラーのThe Roseがふと脳裏をよぎった。
ルリビタキ*オオルリ*日本鹿*ベニバナイチヤクソウ
テン場に戻ってくるとトイレ脇にルリビタキ雌が。
昨日も間近で見かけたけど逃げちゃったんだよね。

「借金持ってこい」「借金持ってこい」
なんと、今までホオジロのものと勘違いしていた聞きなしが、実はルリビタキのさえずりであることが判明した。
なんだ~~、本当の借金取りはルリだったのか(爆)!
その事実がはっきりわかっただけでも、八ヶ岳に来た甲斐があったというもの。

あっこっち見た。

片づける前にテントの中でマドレーヌ。
予定より早く下山できたから、ホテイラン行けるな。

はい撤収。
お世話になりました。

誰もいない樹林帯で暗い巣穴から飛び出してきたこの子。
<追記>
眉斑がはっきりしないからムシクイ科ではない。
野鳥図鑑をめくってみると、オオルリのページで手が止まった。
頭部から身体上面はオリーブ褐色、下腹は白く尾羽は赤褐色というのも一致する。
嘴は黒一色だからおそらく間違いないだろう。
誰だか判明してあぁすっきりした!
雌のオオルリは初見初撮り♬

たぶん昨日と同じキセキレイ。

いきなり目の前に現れた日本鹿。
可愛いお顔をしているね、まだ子供かな。

私を気にすることなく地面の草を食べてる。

葉っぱをムシャムシャしながら振り返ったところ。
バイバイ。


ベニバナイチヤクソウを草陰に見つけ狂喜乱舞。
昨日は気づかなかったよ、ありがとう。
森の妖精*ホテイランは終盤
美濃戸山荘まで戻ってきたので、ザックをデポして暫しの探検。
ここまで来て観察せずに帰ったら絶対後悔すると思う。

あっ、いた!
ロープの中で保護されているホテイラン。

薄暗いからどれもブレちゃう。

でも、残っててくれてありがとうね。
八ヶ岳山荘*日帰り入浴&山賊焼定食
結局、雨に降られることなく無事に美濃戸口。

まずは貸切状態の日帰り入浴(700円)を満喫。
モンベル会員割引を使えば500円になる。
ちょうどいい40度のお湯が気持ちよかった。
【八ヶ岳観光・八ヶ岳山荘】
https://mt-yatsugatake.jp/yamagoya/yamagoya-1949/
ただし、入浴後にランチをする予定でアイスコーヒーを飲みたい人はモンベル割は使わないほうがお得。
700円だとランチタイムに美味しいアイスコーヒーが無料になるが、モンベル割を使うとそのサービスは受けられない。
…ということで、受付のお姉さんが機転を利かせてモンベル割を取り消してくださり、追加で200円を支払って無料のアイスコーヒーをゲット。
その節はありがとうございました!

八ヶ岳山荘メニュー表。
カレー3兄弟が気になるけど…。

意を決して山賊定食(1500円)を注文。
ゴマを擦ってタレの器に入れ、肉につけて食べたらさらに美味し。
すごいボリュームだったけど何も残さず完食。
ごちそうさまでした!
翌朝、体重と体脂肪率が爆上がりするかと思いきや逆に減っていて、やはりテン泊登山というのはエネルギーを大量に消費する行為なんだと再認識した。
美濃戸口BSに並ぼうとした時、やっと雨が降り出したので雨具の上だけを羽織る。
登山中じゃなくて助かった。

茅野駅ホームの寄せ植え。
アゲラタムとメドーセージの色合いが素敵な夏花壇。
最後に
赤岳鉱泉さんは軽食メニューが豊富だし、お風呂は入れるしで至れり尽くせり。
山小屋とは思えない充実ぶりでテント初心者にもオススメ。
登山口の八ヶ岳山荘さんもサービス満点。
久しぶりの八ヶ岳、テン泊装備はキツいけれど思い切って出かけてよかった。
楽しい2日間をありがとうございます!

