北ア縦走のために申請しておいた3連休が楽しみ。
ところが、線状降水帯によるゲリラ豪雨などの被害が相次いだ。
天気予報で日本全国をほぼ覆う雨雲を見て登山は諦めたが、前々から憧れていた猫島への旅を突発的に強行する。
もくじ
往復のアクセス
[往路]
21:30 バスタ新宿より夜行バス(10600円)
07:08 岡山駅西口 ※17分早
**グランディール**
**駅弁にぎわい さんすて岡山**
09:03 岡山よりJR山陽本線
09:48 笠岡
**キムラヤのパン**
**生鮮食品 オンリーワン**
11:20 笠岡(住吉)よりフェリー
12:24 真鍋島本浦港
【三洋汽船・笠岡~佐柳本浦航路】
[復路]
09:14 真鍋島本浦港よりフェリー
10:18 笠岡(住吉)
10:55 笠岡よりJR山陽本線
11:41 岡山
**カツ丼 野村**
**おみやげ街道さんすて岡山店**
13:40 岡山よりJR新幹線のぞみ96
16:57 東京
活気あふれる巨大都市*岡山
出発時は東京でも雨が降っていたが、翌朝の岡山は晴れマークが付いていた。
夜行バスが通常通りに運行されるんだからきっと大丈夫。
この機会を逃したら絶対後悔する!と決断した結果…。

予報通り岡山は晴れ。
あ~、思い切って来てよかった!

初めて訪れる岡山は、思った以上に巨大都市でめっちゃ活気ある。
それだけで朝からテンション爆上がり。
岡山に住みたいな~なんて思ってしまった。
まずは、グランディールのさんすて岡山店さんでモーニング。
【グランディール】

モーニングC(610円)を注文し、行き交う通勤客を見ながら軽い朝食。

お次は、今日の夕食を確保するために駅弁屋さんへ。
なんかもう見ているだけでも楽しい!
ついでに隣のお土産屋さんを巡回していたら、楽しすぎて電車の時間が過ぎちゃってた。
【旅弁当 駅弁にぎわい】
https://sun-ste.com/okayama-ichibangai/shopping/index.php?c=shop_view&pk=1736304179

でも、今日は時間に余裕があるから問題ない。
初めて乗るJR山陽本線内でもワクワクしっぱなし。
車窓を流れる景色を見ながら、知らない土地の電車旅を楽しむ。
笠岡で買い出し*キムラヤのパン&オンリーワン
岡山から45分ほどで笠岡に到着。

カブトガニって絶滅危惧種なんだ。
ふむふむ。

初めて降り立つ笠岡駅。
昨日の早朝に真鍋島行きを決断し、全ての予約を済ませた。
「またこんな遠くまで来ちゃったよ」と自分の行動力には驚くばかり。

セブンイレブンハートインJR笠岡駅店、営業時間は6:30~22:00。
ローカル店舗にしては時間的にがんばってるね。

まずは、キムラヤのパン笠岡駅前店さんへ。
笠岡に着いたら絶対に寄ろうと決めていた。
朝7時から営業しているのですごく助かる。
【キムラヤのパン笠岡駅前店】
https://www.okayama-kimuraya.co.jp/

お目当てのパンを選んで。

明日の朝食用に高菜サラダロール、自家製カレードーナツ。
予備として倉敷労饅、くるみレーズンを購入。

笠岡駅前のオンリーワンさんは9時から営業。
ここも秘かに楽しみにしていた地元のスーパー。
【生鮮食品オンリーワン】

新米、安っす!
関東でいうとドンキ〇ーテみたいな感じかな?

自宅で使うぶんを含めこれだけ購入し、ザックに詰めたらパンパン(笑)。
夏なので生鮮食品は買わなかったが、東京にはない商品がたくさん売ってて見るだけでも楽しい。
楽しすぎるフェリーに乗って
では、フェリー乗り場へGo。

駅前通りから地下道を通って。

おぉー!
青い空、青い海。

『みなとこばなし』という施設に到着。

悠久の時が流れる石の島って素敵。

券売機で往復券(2080円)を購入。
発売当日限りという記載は後から気づいたけど、日付は気にしなくて大丈夫。
払い戻ししなきゃとスタッフさんに聞いたら「明日でもいつでも使っちゃってください」だって。
【三洋汽船・笠岡~佐柳本浦航路】

待合室とは別の多目的スペース。
2Fはギャラリーになっていた。

真鍋島マップをもらっておく。

いよいよフェリーに乗船。
“つむぎ”さんよろしくね。

いや~もう、ワクワクするなぁ。

甲板から見たところ。
風が気持ちいいー。

キャー、波しぶきが上がる様子にワクワクが止まらない。
同乗した皆さんはスマホ見てるか寝てるかなのに、子供みたいに窓にかぶりついて景色を見ているのは私だけ(笑)。
もうフェリー楽しすぎ!!
真鍋島本浦港の猫ちゃん
いくつかの港に寄って1時間ほど経過すると。

いよいよ真鍋島に到着。
黒猫さんが歩いてる。

黒ちゃん、お出迎えありがとう。
頭なでなで。

おぉぉ、チビッ子達がわらわらやってきた。

あっ、カレーの看板。
あとで行きますよー。

グレーの猫さん。

さっきの黒ちゃんと、白茶チビッ子。

とっても愛くるしい三毛姉妹。
モトエカフェ*真鍋島カレーぜんぶセット
では、そろそろランチタイムにしよ。

鳥居をくぐらずそのまま右へ行くと…。
あったあった、モトエカフェさん。
同時間帯に男女数名と、別のカップルさんが入店。
【真鍋島泊・モトエカフェ】
https://manabeshima.info/conc/motoecafe
【真鍋島泊】

ガラガラと扉を開けご挨拶する。
黒が基調のお洒落な店内にて、明るく元気のいい店主さんご夫婦とご対面。
ちなみに、真鍋島はトリリオンゲーム劇場版のロケ地だそう。

カレー、チーズケーキ、コーヒーのお得なぜんぶセット(1450円)を注文。

広々した素敵な空間、木のテーブルが心地よい。

念願の真鍋島カレーが運ばれてきた。
牛すじ肉のスープをベースにしたという真鍋島カレー、めっちゃ美味しくてスプーンが止まらない。
いくら食べても飽きないウマさ。
カレー好きの私としては、遥々食べに来た甲斐があったというもの。
真鍋島に来るなら必ず予約してでも食べておくべき。

そして、コクがあるのに酸味が少なくスッキリした味わいのコーヒー。
チーズケーキは濃厚なのにこれまた不思議としつこくない。
どれもこれも絶品で大満足のランチだった。
ごちそうさまでした!
岡山の猫好きカップルさんに宿を聞いてみると日帰りだそう。
気さくな店主さんご夫婦を交えて話が弾み、とても楽しいひとときを過ごせた。
都会から移住されてこんな素敵なお店を持つのはすごいこと。
真面目に様々な取り組みをされているからこそ、地元にすんなり馴染んでいけるのだろう。
それにしても、未知の土地で初対面の人に話しかけるなど、消極的だった昔の私からは全く考えられないこと。
山でもどこでも一人で行けるようになるなんて、想像したことさえない。
人間はつくづく色んな可能性を秘めている。

奥様よりトリリオンゲーム劇場版のパンフをいただいた。
この後、旦那さんが私のザックを宿に置きに行ってくださるとのご提案。
一度は断ったもののご厚意に甘えてお願いすることにした。
色々とお気遣いいただきありがとうございます。
食後は猫三昧
チェックインが15時なので、それまでは猫と遊ぶ予定。
そこは全然苦にならないしむしろ楽しみ。

子育て中の三毛ママ。

散策中のカップルさんにゾロゾロ付いて行く猫達。

こんな可愛い顔して実は…。
チビッ子でもハンターなのよね。

寝落ちする三毛チビ。

「ハッ!」
そーっと近づいたら起きちゃった。

13:48、どこからか魚を持ってきてひとりじめする白茶チビ。
黒が近くまで寄ると、時折「ウーッ」と唸って威圧する。

三毛チビまで一緒になって魚に食らいつく様子を観察。

他の猫は無関心。
このシチュエーションが実に面白い。

地元のオジイサンがずっとそばで話しかけてきて、祭や神輿のことなどを教えてくれた。
職業柄慣れているので、いつものように傾聴しながら接している。
オジイサンも猫好きなのかと思いきや、猫は「好かん」と一言(笑)。

魚の匂いを嗅ぎつけたのか、別の集落から牛模様ちゃんがやってきた。

あっ、イソヒヨドリ雌。
さっきから綺麗なさえずりが聞こえていたっけ。

〇んだように眠るグレーちゃん。

14:22、黒がやっと魚を奪うことに成功。
30分かけてその機会を狙っていたんだね。
三毛チビもその後に続く。

尻尾が長い黒は別の猫。

魚の行方を覚めた目で追う茶トラ。

海上タクシーが到着。
フェリーとは金額も時間も桁違い。

黒は奪った魚を三毛チビにも与えてる?偉いね。
さっきひとりじめしてた白茶チビ、また来てるんだけど…(笑)。

このキジトラさんは、いつも群れから離れた場所にいる。

ノースのマウンテンカラーパンツ(色ストーンスラブ)、夏向きのサラサラ生地は濡れてもすぐに乾くので、山以外でもヘビロテ中。
キーンのサンダルニューポートH2、クッション性が高くどこも痛くならず履きやすい。
薄手だけど優秀なパタゴニアフーディニは必需品。
肌寒い時だけでなく夜行バスや電車、スーパーなどの冷房対策にもなる。
モンベルのウィックロンT、FTのドライレイヤーは登山以外の旅行にも最適。
●レディース
●メンズ
ホルトの樹&真鍋中学校
本浦港を離れて少しだけ散策へ。

岡山市指定文化財ホルトの樹。
樹齢約250年とかすごいわ。


ひっそりと黒猫さん。

建物がそのまま残っている真鍋中学校。

令和7年3月に閉校になったようだ。

あらっ、こんなところにも猫ちゃん。
慌てて逃げなくていいんだよ。

不安そうな表情の三毛チビちゃん。
ママとはぐれちゃったのかな、元気でね。
一棟貸しゲストハウス*ZENTA SUITE
そろそろ時間なので、細い路地を曲がり本浦港へ戻ると…。

カリカリを食べているグレーちゃんと白ちゃん。
靴が写っている男性が、どうやら歩きながらカリカリを撒いているようだ。

予約必須の漁火さん。

本浦港の隣の集落にも猫がいっぱい。
この子達も、さきほどの男性に撒いてもらったカリカリを食べている。

わらわらと寄ってくる。

亡くなった愛猫とそっくりの子がいた。

カレー看板のところにいた三毛さんよね。

赤い屋根の交番を通り過ぎて。

こちらを見ている茶トラさん。

本浦港より数分歩くとゲストハウスZENTA SUITEさんに到着。
要予約の一棟貸しなので一組限定となるが、素泊まり6300円で気兼ねなく使えるのが魅力的。
【真鍋島泊・ZENTA SUITE】
https://manabeshima.info/conc/zentasuite

旦那さんが事前に運んでくださったザック。
しかも、部屋の電気と冷房を全部オンにしてくださっていて、ありがとうございます。
1Fには中型冷蔵庫あり。

洗面台、ハンドソープ、ドライヤー。

お風呂場にはシャンプー、ボディソープあり。

トイレも綺麗。

2Fに上がると明るいリビング。
小型冷蔵庫、電気ポット、紙コップなどが設置されている。
生活上で必要なものは一通り揃った特別室というわけ。

オーシャンビューでいい眺め。

寝室も一人だと広すぎるくらい。
もう、ここに住みたいわ(笑)。

一段落したので外に出てみると、早速、向こうから白猫ちゃんがトコトコ。
キリッとしたブルーのお目目が印象的。

そしてまた別の三毛さんも近寄ってくる。

黒チビ。

持ってきたレジ袋からチュールを取り出すと、その1本に5人が寄ってたかって群がりカオス状態に。
ウィンナーと勘違いするのか、私の指を間違って噛む子もいたりして。
うわっイテテ…。
でもね、それさえも愛おしい。

猫同士お互いの顔や手に付いたチュールを舐め舐め。
もちろん、4本とも空になったチュールはちゃんとレジ袋に入れて持ち帰り。
住民のかたに迷惑がかからないよう、ゴミの始末は自分で完結するのは当然のこと。
ゲストハウス2Fから覗いたら、この5人は満足したのかくっついたまま道路に寝そべっていた。

夕方のフェリーが出航。
岡山のカップルさん乗ってるかな。
『さようなら、私』 著:小川糸
今回たまたま選んだのが、当たり前の価値観を揺るがすような一冊。
窓辺に座って海をぼーっと眺めたり読書をしたり。
こんな充電の仕方も私には大切なのだ。
すると、モトエカフェさんでのお仕事を終えたご夫婦が、ワンちゃんを連れてゲストハウスの前を通りかかった。
窓辺の私に気づいた奥様が、元気に手を振ってくださり挨拶を返す。
あぁ、なんて素敵なご夫婦なんだろう。
なにげない一瞬だけどとても心温まるひととき。
そして、まだ明るい時間帯にお湯を溜めてゆっくりお風呂に入る。
家ではシャワーで済ますことが多いので、久しぶりにのんびりできた感じ。
やっぱり湯船はいいなぁ。

18時を過ぎたところで、楽しみにしていた夕食おかやま旅弁(1580円)。
ザックの中で少々片寄ってしまったおかずはどれも美味しかった~。
家から持参した山専ボトルのお湯で作った味噌汁と緑茶を添えて。
大満足の駅弁、ごちそうさまでした!
食品添加物やマイクロプラスチックなど普段は極力避けているけど、登山時を含め旅先では気にしないようにしている。
それだと外食を一切食べられなくなるから。

時刻表の運行時間以外にも、船は行き来している模様。
あまりに美しかったのでスマホで夜景を撮ってみた。
霧雨の早朝猫さんぽ
☆翌朝☆
静かで快適な一夜だったが、なんだかワクワクして4時前に目が覚めちゃった。

5:30頃、宿の電気ポットでお湯を沸かしスティックコーヒー(甘さなし)を淹れ、キムラヤのパンで簡単な朝食。
高菜サラダロール、これなかなかイケる。

前日に使った手ぬぐいは、ここに干しておけばカラカラに乾く。

当初の予定では岩坪港まで歩いてみるつもりだったが、霧雨なのでやめておいた。
昨日夕方に会った猫ちゃん達がまた遠くから歩いてくる。
残りのチュールを全部あげるも、今日は満足せずにゲストハウスまで付いてきちゃった。

「ごめんね、もう終わりだよ~」
「もうニャイの?」

朝の出航を見送る。
霧雨だけどこれはこれでいい雰囲気。

遠くに海釣りのかたが3~4名。
雨なのにとても根気強い。

車が停まって猫が群がっているところをズーム。
おそらく、朝食用のカリカリを撒いているのだろう。

では、そろそろ撤収。
ザックはロウロウマウンテンのバンビ。
パーゴワークスのスナップはスマホや鍵などを収納。

8:42に宿を出る。
一晩お世話になりました。

本浦港に向かう間、道端にいる猫ちゃんがわらわらと寄ってくる。
「ごめんね、もうニャにもニャいんだ~」

それでも、わらわらわらわら。。。
一体どこから出てくるの?っていうくらいの人数。

猫と海。

別の集落の子らは自分達のテリトリーに留まっていることが多い。
それでも、手前の黒白ちゃんはめげずに付いてくる。
柄も顔も似てるから兄弟なのかも。

本浦港のチビっ子達と合流した。

ほんと可愛いねぇ。

ずんずん付いてきちゃった隣の集落の黒白ちゃん。
でも、猫同士仲よくて上手く共存しているようだ。
この後、笑顔がチャーミングな奥様がバイクでやってきて少しお話。
真鍋島がいいところすぎて、仕事さえあれば移住したいとか本音が出てしまう。
数分後にはダンディーな旦那さんもご登場。
たった2日間だったけれど、ご夫婦の気さくなお人柄が素晴らしくてとても癒される。
猫だけじゃなくこのお二人に引き寄せられたのかな。
大変お世話になりありがとうございました。
お忙しいのでくれぐれもご自愛ください。

また来るからね、ありがとう。
それまで元気でいてね。

このチビッ子達、めっちゃ可愛い♥♥
ちっちゃくても一丁前に猫の仕草するんだよね。
背中にベージュ色のハート型。

「もう行っちゃうニャ?」

9:14のつむぎに乗りまーす。

フェリーから見えたウミネコ軍団。
本浦港がだんだん遠くなっていくのが、とても名残惜しい…。
カツ丼野村*デミカツ丼ヒレ
そして最後の目的地を目指す。

JR山陽本線で岡山へ。

岡山のご当地グルメ、デミカツ丼といえばカツ丼野村さん。
正午過ぎに着いた時点で20人以上が並んでいた。
お店は他にもあるだろうけど、ここの元祖デミカツ丼を食べなきゃ帰れない!と、おとなしく待機。
【インスタ・カツ丼野村】
https://www.instagram.com/katsudon_nomura/

30分ほどで入店が叶い、更に数分待つとデミカツ丼ヒレ(1150円)が運ばれてきた。
えーっ、この味でこの値段は良心的すぎるでしょ。
絶妙なデミグラスソースの旨さ、ヒレ肉は油で揚げてあるのに全然しつこくなく、もちろん胸やけなど皆無。
カツの下から覗く茹でキャベツとも相性がいい。
さすが、これが元祖のデミカツ丼か。
薄暗い照明や装飾品の雰囲気もバッチリで、例え一人客であっても居心地がいい。
個人的には岡山に行くならここ一択だわ。

たった3時間で着く新幹線はやはり心身共に快適。
次回は10時間かかる夜行バスではなく、往復とも新幹線にしようっと。
お財布にはちと厳しいけどね。

おみやげ街道さんすて岡山店さんで購入したきびだんご。
職場のお土産は、ザックに入れやすい大きさの15個入りを2箱。
きなこ味がなかなか好評だった。
最後に
猫目当てに訪れた岡山県笠岡市の真鍋島。
何もないけれどホッとできる場所として、私の中に強い余韻が残った。
一言ではとても言い表せないし、無責任なことは言えないけれど。
猫だけじゃない何かに惹かれる。
季節を変えてまた訪れようと思う。
ただ、ひとつ大きな問題があって。
都会のように、猫の避妊や去勢手術をしてリリースができないこと。
真鍋島だけでなく猫島と呼ばれるエリアの今後の課題である。

