棚ぼたの2連休は山へ行きたいけれど、九州に台風が接近している。
そんな中、東北ならなんとか天気が崩れないうちに登れそうとある意味賭けに出た。
雪融けの花が一斉に咲きだした様子をヤマップで見たら、もう居ても立っても居られない。
出発前日の明け方に大急ぎでアクセスを調べると、ありがたいことに2年前と同じ公共交通機関が運行しているではないか。
間髪を入れず夜行バス(しかも激安!)を予約したのは言うまでもない。
もくじ
往復のアクセス
[往路]
24:20 東京八重洲南口⑨より夜行バス(2300円)
06:28 山形駅西口
07:23 山形駅前①より高速バス(1210円、予約不要、PASMO可)
08:04 西川BS
08:50 西川インターチェンジBSより町営バス(500円)
09:37 姥沢BS
[復路]
16:00 姥沢BSより町営バス(〃)
16:47 西川インターチェンジBS
17:45 西川BSより高速バス(〃)
18:30 山形駅前
**そば処つる福**
**かすみが温泉**
22:30 山形駅西口より夜行バス(2000円)
05:30 東京駅日本橋口
【山形交通・鶴岡酒田線】
https://www.yamagatakotsu.jp/highwaybus/post-7.html
【西川町・西川町路線バス】
https://www.town.nishikawa.yamagata.jp/soshiki/chomin/1272.html
自己CT
10:10 リフト上
10:19 姥ヶ岳分岐
**チェンスパ装着**
10:50 姥ヶ岳
11:19 金姥分岐 11:20
11:52 牛首 11:53
12:46 祠
12:57 月山頂上小屋
13:04 月山 13:06
13:09 広場でランチ 13:30
14:55 リフト上
山形は晴れ♪
夜行バスでウトウトしているうちに東北へ。
かごたびライナーは車内トイレはないが、座席シートやカーテンが茶系でコーディネートされなかなかよかった。
ただし充電はUSBのみ。

JR山形駅。
西口から東口へ移動し、駅トイレで身支度を済ませてからファミマへ。
あれ?2年前に置いてあった木のテーブルはすっかり撤去されてるわ。

ポテトサラダを購入、持参した塩パンと山専ボトルのお湯でコーヒーを淹れ簡単な朝食。
今日は荷物が多いのでザックはバンビ。
登山靴も縦にすっぽり入った。

西川BSで降車したのは私ひとり。
東京は雨らしいけど山形は晴れてる、やったね!

シモツケがいっぱい。

目と鼻の先にある西川インターチェンジBS。
あぁ懐かしいな。

登山靴に履き替え野鳥の声を聞きながら読書。
予約が必要なデマンドは時間的に遅いため、日帰りで月山に登るなら8:50一択。

西川町営バスがやってきた。
減便にならず安い運賃で運行してくださって本当にありがたい。
月山ペアリフト*ニッコウキスゲ
途中のバス停から地元民を乗せ、姥沢BSで降車したのはたった数名。
座席に置いていたカメラを忘れ同乗者に言われて気づく始末。
相変わらずおっちょこちょい。

雲は多いけどかろうじて青空が。

タニウツギがわんさか。

いつも可愛いね。

ちっこいツボスミレに足が止まる。

わー、なにこれ。
素敵なスミレが道端に。

ペアリフトに乗る前からお花に捕まりっぱなし。

月山ペアリフトはモンベル割を使えば往復1700円。
【月山ペアリフト】

気温は18度でちょうどいい感じ。

わぁーー!
リフトに乗車すると、ニッコウキスゲ群生が迎えてくれた。
安全バーを下ろすだけのシンプルなリフト結構好き。

すごいすごい!
8月はニッコウキスゲが山の斜面に咲いていたけど、6月はリフト周辺が見頃なんだね。

リフトが進むにつれガスが広がってきた。
リフト上~姥ヶ岳*ヒナザクラ
15分ほど空中散歩を楽しんでリフト上に到着。

スキーヤー(ボーダー)さんの姿は見えるが登山者はいない。

月山ローカルルール。

まず目に入ったのはハクサンチドリ。

そしてウラジロヨウラク。

ツマトリソウがひっそりと。

序盤は木道が出ているから大丈夫。

姥ヶ岳分岐を左へ。

まもなく雪渓。

フレッシュなショウジョウバカマ、美しくて惚れ惚れしちゃう。
この先でストック(1本だけ)とチェンスパ装着。
急な斜面はつま先で雪を蹴りながら登って事なきを得た。

きゃーっ、ヒナザクラだ。
秋田駒ヶ岳行かなくてもここで見られるのね。

おっ、あれはビンズイちゃんかな。
忙しそうに動き回って餌を探してるみたい。

すぐ姥ヶ岳(1670m)に着いちゃった。
野鳥2羽が飛んで逃げていく。

池塘があるのでイワイチョウも咲いてる。
稜線歩きで金姥*ミヤマウスユキソウ
ガスで真っ白だけどワクワクするな~。

赤じゃなくてピンク色のベニバナイチゴ。

この辺は木道歩き。
すごく気持ちいい。

おぉぉ、ウズラバハクサンチドリだ。
葉に斑模様があるのが特徴。

コバイケイソウ。

珍しく綺麗に撮れたマイヅルソウ。
なんか通常のより大きくない?

あそこでピーピー鳴いてるのはホオジロちゃんかな。

姥ヶ岳からの下りにさしかかるとお花がいっぱい。
フェルトで作ったような、ふわふわのミヤマウスユキソウ。
東北の7つの山だけに咲く名花なんだって。

すっくと伸びるウサギギク。

可憐なチングルマ。

キレイ目のツマトリソウ。
蕾がぴょこん。

寄りそうキバナノコマノツメ。

おぉーっ、ガスが晴れてきたよ。

右側もこんな感じで。

もぉなんて可愛いの!
更にもふもふのミヤマウスユキソウに捕まり、足が全然進まない。

お願い、そのまま晴れて~。
金姥分岐~牛首*コシジオウレン
姥ヶ岳からのお花畑がすごかった。
ピストンにしなくて正解。

上からずっと見えていた鞍部にやっと到着。
金姥分岐からは登り返し。
月山まであと2㎞。

たくさんのゴゼンタチバナ。
葉っぱに白い斑が入ってるのは初めてかも。

東北はウズラバちゃんが多い。

カラマツソウ開き始め。

久しぶりに見たミヤマキンポウゲ。

ここにもニッコウキスゲがちらほら。

やけに美しいヨツバシオガマ。

鈴なりのウラジロヨウラク。

ガクウラジロヨウラクも交じって。

ミヤマキンバイはそこかしこに。

ナナカマド。

ひとりぼっちのネバリノギラン。

新鮮なミツバノバイカオウレンが素敵すぎる。
別名のコシジオウレンのほうが呼びやすい。
広範囲に咲いてた花。

紫がかったミヤマツボスミレがキュート。

雪融けを待って一斉に開いたのね。

ヒナちゃん、会えてよかった。

雪渓を回避して、細い踏み跡がある笹薮の中を進む。

アオノツガザクラ群生も。

丸い石があったらそこが牛首分岐。
帰りは牛首からリフトまで下る計画。
天国の花畑*エゾノツガザクラ&クロユリ
いったん雪は消えたように見えて…。

またまた雪渓。
このロープに沿って登る。

予想通りシラネアオイは終盤を迎えていた。
散りかけの中で一番キレイだった花。
残っててくれてありがとう。

くるりんが可愛いアカモノ。

カメラ目線のコイワカガミ。

あ、、、白い蕾これなんだっけ?
ひとつひとつのお花に感嘆しながら歩く女性2人組に追いついた。
ここからは私が先行させていただく形に。
東京から夜行バスで来たと伝えると「ガッツあるー!」とのお言葉。

大きなカタツムリ。

ミネザクラのあたりから岩ゴロの登り。

一番楽しみにしていたエゾノツガザクラとの出会い。
はじめまして!

チングルマ、ミネズオウ、エゾノツガザクラの共演。
どの子もみんな素晴らしい。

咲きたてのミネズオウをアップで。

ここは天国か。。。
ため息が出ちゃうほどいいところ。

ミツバオウレン発見。

エゾノツガザクラの淡いバージョン。
なんて素敵なお花たち。

東北の山はすごい。

ハクサンイチゲのとんがり君がちらほら。

おおー、クロユリいたぁ!

横でも撮っておこう。
私が見たのはこの一輪のみ。
探せばきっと他でも見られるはず。

岩の隙間からヤマガラシ。

ホソバイワベンケイ。
月山*神々しいハクサンイチゲ
いよいよラストスパート。

石碑を通過。

振り返るとゼブラに陽が射していた。

ん?
もしかしてミヤマシオガマ?

月山神社を望む。
この時間帯だけでも、こんなに晴れてくれたことに感謝♬

白い子はハクサンハタザオ。

月山頂上小屋近くのミヤマキンポウゲ。

そして美しすぎるハクサンイチゲ。
蕾の外側が紫に染まり、神秘的で神々しささえ感じられる。

とびきりの美人さんね。

今日、月山に登ってよかった。
来なかったら絶対後悔してただろうな。

先に山頂へ行っておこう。

月山(1984m)に到着。
山頂標は壊れているけれど。
関東地方との時間差で青空ゲット♪

ゼブラ模様がチラリ。

コシジオウレンとショウジョウバカマのコラボ。
素敵ね。

例の広場で鎌倉メンチおにぎりと鮭だしごはん。
風が出てきたので、エクスペディショングリッドフリースを中に着てからパタゴニアフーディニを羽織る。
どちらも夜行バスの冷房対策や山での体温調節に役立つ。

おにぎり2個では物足りなく、ふわもち食感のパンケーキを追加。

月山で見た最後の青空。
ものすごい勢いでガスが流れていく。

では、下山開始。

ミヤマリンドウがぽつり。
雪渓に次ぐ雪渓*チェンスパでカニ歩き
岩々の下山道で一度軽く尻餅をついて脛をぶつける。
イテテテ。

下りはほとんど雪渓の道。
チェンスパを装着し、ストック1本を交互に持ってカニ歩き。

ガスが広がって一瞬ホワイトアウトに。
このロープだけが頼り。

雪が融けて川になってる部分あり、落ちないよう注意して。

先行者さんの後に続く。
あともう少しだ。
ここまでの長い雪渓下りでかなり体力を消耗したようで、翌朝の体脂肪率はガクンと激下がり。

ふーー、無事にリフト上まで戻ってきた。

月山ペアリフトの売店は終了していたため、トイレを済ませてバス停へ。
エントランスのニッコウキスゲにご挨拶。

行きでは気づかなかったノウゴウイチゴ。

ズダヤクシュも。

えっ!?
東京で咲いてるムラサキツメクサとは明らかに違う色味。
桃色ツメクサという品種らしい。
姥沢BSにて、残りのお湯で無理くりトレイルチャイを作ってバスを待つ。

道の駅にしかわの水沢温泉。
今日はムリだけど、姥沢で14時台のバスに乗れたら利用してみたい。
そば処つる福*冷たい肉そば&とりめし
滞りなく高速バスで山形駅に戻ってきた。
本来なら先に温泉入りたいけど、今日は先に食べちゃおうかな。

ついさっき決めたお店へ向かう。
山形駅東口から徒歩5分。
どうやら人気店らしく混雑している。
【そば処つる福】

揚げ物を食べたくなかったので、冷たい肉そば&とりめしセット(1150円)を注文。
男性客はとり天野菜セットを頼んでいるかたが多かった模様。
カウンター席はお客同士の顔部分が見えない構造になっていて、狭いけれど隠れ家的な雰囲気があるのが個人的にはとても嬉しい。
最初に冷たいそばを食べてから、ダシが効いたスープと交互に温かいとりめしをいただいた。
あ~美味しかったな。

19時過ぎに退店する際、既に完売御礼の札が。
お風呂を先にしなくてよかったー!
こういう時の勘って当たるんだよね。
山形市社会福祉センター・かすみが温泉
お次は山形駅西口から一番近い日帰り温泉へ。
徒歩15分と記載があるが、探しながら歩いたのでもう少しかかったような。
日帰り温泉で大人200円という料金は日本全国で最安と思われる。
地元のお年寄りが集う場所で内湯のみ。
短時間だったけどとてもいいお湯を楽しめた。
営業時間 10:00~20:30
【山形市社会福祉協議会・かすみが温泉】
https://yamagatashishakyo.or.jp/facilities-sougou/facilities-kasumi/

山形市立図書館の本が駅コンコースに置いてあったので読書して過ごす。
図書館に行かなくても手続きなしで借りられるなんて、とてもいい試みだと思う。
あとは駅のコンビニで水を買って夜行バスで帰宅。
明日は家でのんびりする予定。
最後に
台風接近中に山に出かけ失敗したこともあるけれど、今回は思い切って行ってよかった!
全国的に雨なら仕方ないが、東京は雨でも東北は晴れていることが多いので。
山の天気は見極めが難しいけど、完璧な日などないから思い切りも大事。
雪融けの花が一斉に咲き乱れる様子は、言葉にできないほど感激した。
お花好きのかたはまだ雪が残る月山へぜひ訪れてみてほしい。

