森の天使*ニシオジロビタキ*埼玉県某所 2023/1/6(金)

憧れの冬鳥ニシオジロビタキ。

この子の名前を聞いたのは3年くらい前だったか。

表情や仕草が実に愛くるしい。

 

一目見たいとは思っていたものの、まず出没する場所がはっきりしない。

関西圏に飛来することが多いようだが関東にもまれに出る様子。

場所が判明しても時すでに遅し、抜けた後などでいつも出かけるタイミングを逃していた。

 

この日は群馬県へ探鳥に行くつもりでいたが寝坊であっさり断念。

どうしようかなぁ…とインターネットを閲覧していたところ、いきなり飛び込んできた野鳥情報。

埼玉県某所での様子がアップされているではないか!

 

つい先日、大阪まで探鳥しに行こうとしてやめた経緯があるため、埼玉県と聞いて一気にテンションが上がる。

一体、埼玉のどこにいるの~??

この時点で既に朝の8時をすぎていた。

 

訪問してすぐのご登場

 

何とか場所を特定できたので、公共交通機関を利用して出かけることに。

10:30を過ぎてしまったし逢えるかどうかは運次第。

それでも胸が高鳴ってしょうがない。

 

 

10名くらいのバーダーさんが立っている側へ静かに近寄りギャラリーに参加。

すると、奥の樹林帯に鳥のシルエットが浮かび上がった。

おぉぉ!

 

 

 

うわぁ出た!

殆ど待つことなく、すぐに登場してくれたニシオジロビタキ。

 

 

 

ギャラリーがいつの間にか20名ほどに増えて。

バズーカさん達がゾロゾロと追いかけ回す度に遠くへ逃げていく。

 

 

 

尾っぽピーーーン!

きゃ~、これが見たかったのよ。

 

 

 

追い回せば追い回すほど奥へ。

私よりずっといいカメラ持っているのに、どうして追うのかなぁ。

しかも、カメラ構えてる私の前を当然のごとく無言のまま通り過ぎる。

 

 

 

元の位置に戻ってきたところかな。

 

 

 

可愛いね!

 

 

 

こっち見た。

 

 

 

「ねぇってば、どうしてアタシを追いかけてくるの?」

そんなことを思っていそうな表情。

 

 

 

またまた尾っぽピーーーン!

 

 

 

獲物を探して地面に下り、またすぐ枝へ舞い戻る。

 

 

 

遠くにいてピント合わせてる間にいなくなっちゃう。

 

 

 

あ、、、地面に下りてくれた。

 

 

 

いないいない。

 

 

 

ばぁ。

 

 

 

あどけない表情がとても愛らしい。

 

この後は森の奥へ隠れてしまったようで姿が見えなくなった。

バーダーさんはまだいたが私はこれにて退散。

撮影にかけた時間はなんと1時間以内、今までで一番短い探鳥である。

 

 

 

池の水が凍っている。

素敵な場所だわ、また来たい。

 

 

 

カモさん達がプカプカ。

今日は風がなくてよかったね。

 

 

 

エナガちゃんが見送ってくれた。

 

最後に

 

念願のニシオジロビタキにあっさり逢うことができてビックリ!

こんなことってあるんだ♪

野鳥ブロガーさんに感謝してもしきれないくらい。

 

ニシオジロビタキに逢うことができたら、埼玉県の実家に足を延ばそうと思っていて。

そう考えた時なぜか小学校の校歌が頭の中を回り始める。

何十年も前なのによく覚えているものでスラスラ歌えてしまった。

実は、ヨシキリという野鳥が歌詞に出てくるのだ。

子供の頃はもちろんヨシキリが鳥の名とは知らずに歌っていたし、興味もなかったけれど。

明るい未来を予想させるようなとてもいい曲で、今聞いてもジーンとこみ上げてくるものがある。

 

何というか、もう出かける時点でニシオジロビタキに逢えるって決まっていたのかなと。

そんな不思議な現象を体験する。

 

そして、母へ電話すると在宅だったので実家へ直行。

ニシオジロビタキやベニ、ルリの画像を見せてあげると綺麗ねと驚いていた。

珍しくお昼を一緒に食べ母が出かける時間まで過ごすのは久しぶり。

 

何もかもタイミングがいい一日。

ありがとうございます。

 

 

*ニシオジロビタキ*

ヨーロッパ東部で繫殖し、冬期は中東やインドへ渡って越冬する

日本では稀な旅鳥または冬鳥として飛来するが、殆どが雌もしくは若鳥とされている

 

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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