ブログ記事をアップできないまま次の山へ出かけ、どんどん記事が溜まっていく日々。
この花は今ならまだ会える、もしくはもう遅いかも…と思うと居ても立っても居られなくなり。
天気がよければ尚更のこと。
新潟遠征が続いたので今日は近場の山へGo。
一番のお目当てはタカオスミレ。
往復のアクセス
[往路]
07:02 京王高尾線にて高尾
07:12 高尾駅北口②よりバス(252円)
07:23 日影BS
小仏行きバスは、平日は1時間に1本のみ
【京王バス・高尾駅北口 時刻表】
[復路]
13:17 高尾山口より京王高尾線
自己CT
07:23 日影BS
07:48 日影沢キャンプ場
09:58 一丁平 10:03
10:35 高尾山 10:49
12:27 高尾山口駅
※お花や野鳥を観察しながら歩いているので、CTは比較できません
特に前半は脇道を覗いたり戻ったり止まったりと時間配分がメチャクチャです(笑)
日影林道の花
日影BSより歩き始める。
早速の出迎えはバイモ(貝母)。
別名アミガサユリ。
「これは何という花ですか?」とご年配男性に尋ねられた。
茶色い網目模様が可愛くてついつい覗き込んでしまう。
くるりんのツルまでキュート。
季節が少し変わるだけで全く違う花が咲いててビックリする。
濃い紫のスミレ。
ややくすんだピンクのジロボウエンゴサク。
シロヤブケマンも撮ったけどピントが合ってなかった。
ホウチャクソウ蕾。
まだ丈が短いね。
マルバスミレは簡単に見つかる。
日影沢キャンプ場。
実はまだ8時前なのだ。
わざわざ始発で来たのは、静かな環境でじっくりお花探しをしたかったから。
歩くというより這っているようなコースタイム。
いいのいいの、時間はたっぷりある。
「これってタカオスミレですかねぇ?」
先ほどのオジサマが示す場所には確かにタカオスミレが。
この人もタカオスミレ目当てと仰っていたので、ふたりで静かに喜び合う。
ゆっくり歩いていると別の場所でも見つかった。
めちゃくちゃ小さいトウゴクサバノオ。
ツルカノコソウかな。
何やらUFOみたいな小さな花を発見。
初見のフタバアオイ。
受粉してるフタバアオイ。
息を止めて何度やっても上手く撮れないよ。
薄暗い環境にいるせいもある。
でも見ればみるほど面白い形だね。
お~、楽しみにしていたヤマルリソウだっ!
放射状のラインが紫の子と青い子。
花弁自体が淡いピンクの子もいたりして。
こちらは3色ミックス♬
後方に淡いピンク、赤紫、そして青と微妙な色違い。
なんて美しいんでしょう!
この先でコチャルメルソウ大群生、たった一輪のミヤマカタバミに出会うもどちらもピンボケのため不掲載。
ん、あなたはタカオスミレだよね?
だって葉っぱが焦茶色だもの。
自力でちゃんとした株を見つけることができて大喜び。
他の子が力尽きて倒れていく中、この春最後の命を灯すタカオスミレ。
咲いててくれてありがとう!
花の最盛期は美しいのがあたりまえ。
だけどこんなシチュエーションに弱いというか、妙に心が震えてしまうのよ。
最後の力を振り絞って咲くタカオスミレにジーンとくる。
ミヤマキケマンはそこかしこに。
ニリンソウ咲いてる~。
陽射しを浴びたシャガが綺麗。
ちゃんと写したつもりがピンボケのセリバヒエンソウ。
カキドオシは泥で汚れちゃってる。
春の風物詩ツボスミレ。
ピンクが交じって可愛いツルカノコソウ。
逆沢作業道口(下部)より高尾山
例のマイナールートを辿る。
アカフタチツボスミレだよね。
新緑が眩しい。
一丁平のトイレ裏に出た。
ありゃ!間違って反対方向の道を歩いてきちゃったよ。
この際だから城山にも行っておくかと歩き始めるも、やはり数分も経たずにやめて引き返す(笑)。
人が多い高尾山だけだって登りたくないのに城山なんてとんでもない(爆)。
むむっ、これは誰。。。
端正な顔立ちのスミレさん。
ニオイタチツボスミレに似てる。
もう何やってんだろー。
いくら久々でもアプリの地図見てるんだから方向わかるはずよね。
自分にツッコミ入れながら高尾山方面へ。
「お天気がよくてラッキーね」
おっと、登山道脇のシャガ群生が励ましてくれたよ。
雰囲気が違うスミレさん。
葉っぱが確か細長かったような。
皆さんが楽しそうに飲み食いしている中、ヤマツツジと景色だけ撮って先へ進む。
そばかすだらけのシュンラン大株は既に終盤。
高尾山からの景色。
ビジターセンターで情報収集したいがために高尾山頂を踏む。
人は大勢いたがかなり空いてるほうでは?
何をしてても絵になる外国人カップルさん。
こちらはイロハカエデかな。
小さめのスイーツ食べてそそくさと下山。
ビジターセンターのスタッフさん曰く、昨日1号路を歩いた時に数株を見かけましたとのお話。
いろはの道から日影沢に下りるつもりだったが急きょ予定変更。
「えっ本当ですか!ありがとうございます!」
1号路のタカオスミレを目指して
本来なら一番人が多くて避けたい1号路だけれど今日は特別。
1本だけのヒトリシズカ。
近くでエイザンスミレを見かけたけれど、2つとも倒れていたので撮影しなかった。
その後まさか咲いてないとも知らず…。
まぁスミレの時期には少し遅かったかもね。
わーい、チゴユリだ。
ホウチャクソウがぶら~ん。
ミツバツツジがわんさか。
薬王院のしだれ桜。
風情あるなぁ。
牡丹桜というのかな?
八重咲きの美しい桜。
この葉っぱ見てると桜餅が食べたくなる。
葉っぱが目立つツクバキンモソウ。
あー-っ!
何気なく立ち止まった目線の先にカンアオイの花が。
手が届かない大木の暗い根元に何度もズームしてやっと撮れた。
この花相手に四苦八苦してるのは私だけ、周辺の誰もが興味なし(笑)。
大勢が行き交う中、輝くドウダンツツジ。
ケーブル乗場近くにて今度は白い八重桜。
白もいいなぁ。
突然オカタツナミソウ現る。
まだ蕾もいっぱい。
ピカピカの青い実はジャノヒゲ。
目を皿のようにしてやっと見つけた1号路のタカオスミレ。
他の子はやはり倒れていたり萎れていたり。
山頂ビジターセンターのスタッフさん、ありがとうございます。
日影沢に下りる予定を変更して会いにきてよかったよ。
タカオスミレは華奢で上品、そして地味だけれどいぶし銀の魅力がある。
白いスミレに駆け寄るとマルバスミレばかり。
花の形や雰囲気が全然違う。
手前の葉っぱはタカオスミレのものと思われる。
無事下山していつもの場所にて赤いシャクナゲ。
おつかれさまでした。
タカオネ*マルゲリータ&イタリアンプリン
高尾山口駅前からそのままお目当てのお店へ直行。
徒歩1分もかからない。
久しぶりのタカオネキッチンさん。
あら、今日は表ベンチが大混雑してるね。
学校イベントのランチタイムみたい。
【タカオネキッチン】
https://takaone.jp/hotel/facility/cafe/
いつもの中庭ベンチは誰もいない、やった♪
今日のメニューはマルゲリータ(1200円)とイタリアンプリン(500円)。
お水がついてくるし、サーモスのアップルティーが残っているので飲み物は注文せず。
時短のため同時配膳にしてもらう。
マルゲリータは普通に美味しかったけど、やっぱりご飯ものかパスタのほうがよかったかとちょっぴり後悔。
食いしん坊の私には物足りない感じ。
では、お待ちかねのイタリアンプリン。
これこれっ!
相変わらずどっしりと安定感がある形。
甘味は抑えてあるのに一口一口が濃厚で、マスカルポーネチーズの風味とホイップクリームがベストマッチ。
いつ食べてもイタリアンプリンは絶品。
ごちそうさまでした!
最後に
4月中旬にかろうじて咲いていてくれたタカオスミレに会えた嬉しさ。
残り少ない花を自力でいくつか見つけることができた喜び。
上にも書いたが花の最盛期は美しいのがあたりまえ。
仲間が次々と倒れていく中、最後の力を振り絞って咲くタカオスミレにジーンとくるものがあった。
地球温暖化によって年々雪は少なくなり、花は開花時期が早まっているような。
他の山との兼ね合いがあって難しいかもしれないけれど。
来年はもう少し早い時期に訪れて、いぶし銀のタカオスミレ群生を堪能したい。