秀麗富嶽十二景シリーズ第三弾。
無人の鳥沢駅を出発し、高畑山~倉岳山のプチ縦走後は梁川駅へ。
本来なら登山初心者の頃に登るべき山。
いつもお世話になっている山ブログを参考に。
ありがとうございます。
往復のアクセス
[往路]
07:12 中央本線にて鳥沢
[復路]
13:25 梁川より中央本線
自己CT
07:21 鳥沢駅
07:54 ゲート
08:25 小篠ため池が見える場所
09:20 仙人小屋跡 09:21
09:55 高畑山 10:00
10:38 穴路峠 10:39
11:17 倉岳山 11:38
12:02 立野峠 12:03
13:00 倉岳山登山口 13:01
13:18 梁川駅
朝もや立ち込める寒い朝
快晴の鳥沢駅。
扇山の反対側に位置する高畑山と倉岳山。
車道を歩き線路を潜って民家脇を歩いていく。
町中にも道標はあるけれど、念のためダウンロードしてきたジオグラフィカで現在地を確認しながら進む。
朝もやが立ち込める寒い朝。
先日登った扇山。
その隣の百蔵山。
竹藪の手前にクサギの実。
工事中のようでゲートは解放されていた。
右端にいる警備員さんより「おはようございます」と声をかけられる。
右下に見える小篠ため池周辺で工事中。
青空と野鳥たち
ちょっと薄暗い林の中に突入。
峠道文化の森入口。
誰もいないかと思いきや、単独女性が先行されている。
ここから急な登り。
単独女性はここでお見かけしたのが最後だった。
あとは誰もいない道をのんびり。
不規則な九十九折れを経て明るい尾根へ。
小鳥たちが大騒ぎしていて、坂の途中で暫しの野鳥観察。
いつものことながら撮影は難しい。
やっと撮れたのはメジロちゃん。
人間が気持ちいい場所は、きっと野鳥も居心地いいんだろう。
ホオノキ(朴の木)の落ち葉がたくさん。
この後は薄暗い杉林が続く。
仙人小屋跡は薄暗い樹林帯の中に看板があるだけ。
そこそこの急登。
でも、やっぱり日なたはいいな~。
途中で見える下界。
車の音が始終聞こえてくるので、山を登っている気がしないわ。
人がいなくても全然心細くないというか。
高畑山からの秀麗富嶽は…
急登を登りきると。
高畑山。
山頂標の向こう側から登ってきた。
大木に野鳥がいたが撮影叶わず。
あちゃ~~!
なんと、富士山はお隠れになっているご様子。
かろうじて白い頭がぼんやり見える程度。
早朝の車窓から見えた山頂は雲一つなかったんだけどなぁ。
高畑山からの下りは落ち葉ラッセル。
暖かな陽射しが気持ちいい。
おちりしか撮れなかったけど。
コガラもしくはヒガラちゃんか?
可愛い声に暫し立ち止まる。
樹林帯の登りでバタバタッと飛んだ大き目の鳥。
「ジェー!ジェー!」と、しわがれた鳴き声。
全体的には茶系だが鮮やかな青と黒の縞模様がチラリ。
あーっ、あれはカケスじゃない?
天神山頂は単なる通過点という感じ。
それでも、山頂標の反対側に百蔵山と扇山の展望が開ける。
もしかしたら雲取山とかも見えてるのかな。
ぐるっと回り込むようにして辿り着いた穴路峠。
ここからまた登り。
陽射しが気持ちいい斜面。
静かな林に響き渡るドラミング。
音の方向を探るとコゲラさん。
鳥本体より木にピントが合っちゃった。
大好きなツルウメモドキの実が落ちていて、思わず拾い上げる。
たぶんあそこが山頂だろう。
あともう少し。
…と思ったら違った。
まだあるのか。
でも、ほぼ平行道で楽ちんな道だから大丈夫。
倉岳山でひだまりランチ
さきほどの道標から1分くらいで。
倉岳山に到着。
三角点とベンチもある。
高畑山でお隠れになっていたので、時間的にもう期待はしてなかった。
当然のごとく富士山は見えずじまい。
まぁしょうがないや(笑)。
誰もいない倉岳山。
こんな平行道は嬉しすぎる。
いやー、ここ気に入っちゃった!
反対側の景色。
ワークマンのウォームクライミングパンツ(2900円)をお試しで。
ストレッチが利いてて穿きやすい。
冬の低山ならこれでいける。
タイツはウールだと暑すぎると予想し、ミズノのブレスサーモにしてみた。
去年から愛用しているワークマンのメリノウール100%長袖インナーに、スマートウールの半袖を重ね着。
パタゴニアのシンプルガイドフーディ白。
モンベル薄手ウール手袋とダーンタフソックス。
パタゴニアののウィンドシェル(アウトレット)は倉岳山山頂で羽織った。
今回の山ウェアは12月の低山では適切だったみたい。
ザックに入れてきたダウンは使用せず。
ロウロウマウンテンバンビ、色違いのグレーを愛用中。
*ひだまりランチ*
眺望なくても別のお楽しみがあったのよ。
冷凍食品でパパッと作ったエビチリ丼弁当。
ちょっとくずれちゃったけどウンマー!
温かいほうじ茶で喉を潤す。
エビチリ丼を食べ終わる頃、梁川駅方面からカップルが現れる。
今日は誰もいないと思っていたので正直驚いた。
落ち葉ラッセルで下山
陽射しはあってもさすがに12月の山で長居はできず、即下山開始。
入れ違いで数名のご年配パーティが登ってくるところ。
序盤はなかなかの急傾斜。
ぽっかぽかの下山路が嬉しい。
野鳥の声とともに下りる。
立野峠から梁川駅方面は、また薄暗い樹林帯が続く。
落ち葉ラッセルの途中、こんなところに木のベンチがポツンと。
わずかに残っていた紅葉。
道標や踏み跡がちゃんとあるので、特に難しいところはなし。
靴が濡れない程度の渡渉は数箇所あり。
これはイワボタン?
登山口にあった登山者カウンターをポチリ。
あとは舗装道路をテクテク下りていくだけ。
道の分岐で若い男性が座っていて、工事中のため迂回を促された。
迂回してもそれほど時間は変わらないそう。
素直に夏ミカンの道へ。
枯れた花の中で唯一輝いていたピンクのサザンカ。
とっても綺麗。
いつもスルーできないハキダメギク。
真っ赤なピラカンサがわんさか。
「すごいね」と声が出てしまう。
桂川(梁川大橋)を渡り梁川駅へ。
こちらも無人駅だけど綺麗なトイレと待合室あり。
予定より早く下山できたので、殆ど待たずに電車に乗ることができた。
最後に
紅葉時期に比べると一段と寒くなる12月。
バラクラバや手袋など防寒具は必須。
それでも、枯葉を踏みしめながら歩く初冬の山は楽しい。
再度登るかどうかはわからないけれど、倉岳山への平行道はかなり気に入った。
次はどの秀麗富嶽十二景にトライしようかなぁ。。。