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城ヶ島の猫たち*かねあの朝獲れ生しらす 2025/10/29(水)

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数年前にヤマレコユーザーさんを通じて知り、ずっと気になっていた栃木県の喜連川早乙女温泉。

猫温泉と呼ばれるほど猫が大勢いるらしい。

ただ、不便な場所にあるため公共交通機関でのアクセスが悪く、唯一の救いである送迎バスを利用してもかなり時間が制限されてしまう。

いっそのこと山を絡めずに温泉と猫さん目当てでいいじゃない!と。

ところが、温泉ポンプ故障のため臨時休業中という衝撃の事実が判明。

うわぁーもっと早くに決心すればよかった。

後悔先に立たず。。。

そこで急きょ関東圏で猫と触れ合える城ヶ島へ。

美味しいランチありきなのはもちろんのこと。

『猫語の教科書』 著:ポール・ギャリコ

主人公の三毛猫がとても愛くるしく、猫視点の描写が実に面白い。

往復のアクセス

[往路]

09:20 人形町より都営浅草線特急

10:58 三崎口

11:22 三崎口駅②よりバス(450円)

11:49 城ヶ島BS

【京浜急行バス・三崎口駅より城ヶ島行き時刻表】

https://timetablenavi.keikyu-bus.co.jp/dia/timetable/web/51799/7520031011/06/

[復路]

13:32 城ヶ島BSよりバス

13:59 三崎口駅

14:12 三崎口より京急久里浜線特急

【京浜急行バス・城ヶ島より三崎口駅行き時刻表】

https://timetablenavi.keikyu-bus.co.jp/dia/timetable/web/51403/7520031012/02/

磯料理 魚のかねあ*生しらすまぐろ丼

三浦半島の城ヶ島に訪れるのはおそらく初めてのはず。

前夜に調べた場所へいきなり出かける自分に対して、「毎度よく行くなぁ…」と感心しきり(笑)。

三崎口駅から終点の城ヶ島はバスで30分弱。

同じ②番乗り場から、三崎港止まりのバスも発車するので間違えないようご注意を。

城ヶ島BSで降車したらまずは腹ごしらえ。

ところが初めて来る場所で方向が全くわからない。

楽しそうなご年配女性グループと一緒にかねあさんを探し、バス停から1分もかからず辿り着いたところ。

【磯料理 魚のかねあ】

https://kanea.web.fc2.com/

【食べログ・磯料理 魚のかねあ】

https://tabelog.com/kanagawa/A1406/A140603/14013642/

かねあさんは大人気のようで店内は満席。

可愛い猫ちゃんの看板に目が釘付け。

ミニシクラメンの寄せ植えを見ながら待機中。

少し肌寒いけれどパタゴニアフーディニを羽織っているから大丈夫。

時折店主さんが顔を出し、「みさきまぐろきっぷデジタル版をお持ちの方は〇〇しておいてください」とお願いしている。

いわゆる“お得な切符”らしいが食べられるメニューに制限があるようで。

店主さんのアナウンスによると、みさきまぐろきっぷの方は800円追加すれば生しらす単品を食べられるらしい。

まぁ、出かける前からメニューを決めていた私には不要(笑)。

【京急・みさきまぐろきっぷ】

https://www.keikyu.co.jp/visit/otoku/otoku_maguro/

店主さんは私を見て「もう決まってらっしゃいますか」と一言。

注文品にブレがないのが顔だけでわかるなんてサスガ!

まもなく、生しらすまぐろ丼(1980円)が運ばれてきた。

うはーー、生しらすの美しい輝き。

朝獲れの生しらすはぷりっぷりで新鮮そのもの。

不漁の日もあるらしいので巡り合えたらラッキー♬

テーブルに置いてあるしょうゆを垂らしていただきま~す。

ウ、ウマーイ!甘くてジューシー!!

まぐろは漬けになっていて食べやすい。

味噌汁のわかめが分厚いのも嬉しい。

セルフの緑茶を飲み干してごちそうさまでした。

城ヶ島は猫どころ*猫まみれ

店主さんに猫の居場所を教えていただき店外へ出ると。

外国人男性がちょうど白茶さんを手なづけているところ。

ナデナデされると自分から近寄って。

スリスリ。

なんとも可愛いメロメロの表情。

帰宅後に調べたところ、10年ほど前に店の脇に捨てられていた「ハナコ」さんらしい。

なかなかの美猫さんだよ。

観光橋のほうへ進むと三毛ちゃん。

「三毛ちゃん」と声をかけたら薄目を開けてくれた。

イカ耳してるからまだ警戒していそう。

そーっと近づくとこちらへ。

避妊済みの桜猫だよ。

スーーーン。

カワ(・∀・)イイ!!

毛並みつやつやで尻尾が長い。

何回もモフモフさせてくれた三毛ちゃん。

何気にみんな腹部が肥えてるような…(笑)。

この子は年齢不詳の「宮尾」さんらしい。

登山はしないけど、軽ハイキングシューズ履いてきて正解だった。

地面の岩々がボコボコしてて歩きにくい。

洞窟で磯焼きを楽しんでいるグループがいたよ。

ペアのハクセキレイがあっちへ飛んだりこっちへ来たり。

すばしっこくてカメラが追いつかず。

かねあさんの裏口にそっと佇む白茶のハナコさん。

ちゃんとお店のルールをわきまえているんだね。

店主さん、長年のお世話ありがとうございます。

海岸のほうへ歩き出すと、斜面に飛んできたイソヒヨドリ雌。

シックな柄と黒目がキュート。

おぉ、かなり遠くの高い塀に茶トラが見えたので慌ててズーム。

こっち向いてくれた。

加山雄三のように夕陽を眺めていた姿から命名された「雄子」ちゃん。

キリッとした表情でてっきり♂かと。

黒が多めの三毛ちゃんは「サブ」ちゃんらしい。

雨水?をペロペロ。

あらら、あんなところに佇む子も。

ツーショットの猫たち。

「な、なにをするの!?」とでも言っているような白が多めの三毛さんとサバ白。

城ヶ島は三毛率高いね。

サバ白ノビー。

仲がいいのね。

柄をよーく調べてみたら、女の子は「チビチビ」ちゃん。

サバ白くんは…?

ささやかながら募金を。

浜に咲く花と蝶。

ハマカンゾウのオレンジが綺麗。

さっきのサバ白くんがひとりで走って海の近くへ。

ペロペロ。

城ヶ島の「團十郎」くんに訂正。

よく観察すると目の感じが「海老蔵」くんとは全然違う。

やけに人が多いなと思ったら地質調査の学生さんみたい。

写ってないけど何十人もいる。

オネムの白黒さんは「尾黒旬」くんだって(笑)。

あっちもこっちも猫だらけ。

そして美猫揃い。

近寄っても逃げないけど薄目で見てる。

手前の三毛が「ニコ」ちゃん。

後ろが「ラテ」ちゃんでニコちゃんのママだそう。

薄っすらと富士山。

ん?

岩ゴツゴツの浜に咲いてるマメ科の黄色い花はミヤコグサ。

葉っぱが素敵なイソギク。

別の若い茶トラ。

たぶん「ウリ」くん。

こちらは貫禄ある寝姿。

「茶白」くんかな?

アツバキミガヨラン。

ユッカ・グロリオサなら聞いたことある。

浜にも自生するんだね。

三崎口駅から城ヶ島までの区間、街中で一番目にしたのがピンクのランタナ。

かねあさんの前を通過。

絶対また来ようっと。

さきほどのご年配女性グループとすれ違い「あら、おつかれさま~」と声をかけられ「どうも~」と挨拶を返す。

小学生の頃、こんな貝殻集めてたな…と懐かしさが込み上げる。

宝塔ベーカリー*大人気パンの自販機

帰りの三崎口駅ホームにて。

スタッフさんがパン自販機に商品を補充しているところ。

「え、パンの自販機?」って朝も見かけて気になっていたんだよね。

860円分が500円で買えるなんてお得じゃない?

財布にたまたま500円玉があったので迷わず購入。

お兄さんいわく、宝塔ベーカリーは横須賀で創業100周年なんだって。

そんな老舗のパン屋さんとは。

しかも、砂糖より危険な果糖ぶどう糖液糖や人工甘味料をなるべく避けたい私にとって、それらを入れないという企業姿勢もマル。

京急久里浜線の中でいただいたお芋パン、ゴロゴロ入ったさつまいもがほんのり甘く。

お米パンはふわふわもっちもちでこれまた美味しかった。

よこすか海軍カレーパンも食べてみたい。

【宝塔ベーカリー】

https://houtou-b.com/

最後に

帰宅後、やけに外が明るいのでベランダに出てみると。

ことのほか綺麗だった今日の夕焼け。

東京の空も悪くないよね。

初めて訪れた城ヶ島は猫パラダイス。

どの子もみんなおっとりしていて人懐こく、猫好きにはたまらない猫スポット。

長年にわたり地域猫のお世話をしてこられたかねあ店主さん、有志ボランティアさんのおかげ。

外猫たちにとって過酷な季節がまた巡ってくるけれど。

今後は、山を無理に絡めずとも行きたい場所にはすぐ行こうと強く思った。

喜連川早乙女温泉のように突然休業してしまう施設があるから。

できれば11月中に、行ったことのないエリアへ山抜きで遠征する予定。

どんな旅になるか楽しみだな。。。

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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