「日本一のモグラ駅」と呼ばれる無人の土合駅に、11/14(土)グランピング施設「DOAI VILLAGE」が誕生する。
かつては大勢の登山者が土合駅に集まり、いわゆるステーションビバークをして早朝出発するための拠点となっていた。
かくいう私も、シュラフに包まって駅で寝るという非日常的な形態に心躍るひとりで、3度ほど寝泊りしたことがある。
さすがに単独女性はひとりもおらず、周りは男性ばかりであったが。
その後、待合室が閉鎖されたり駅構内は火気厳禁と掲示され、過去のような行いは許されなくなった。
だからという訳ではないが、私の足も暫く遠のいてしまう。
時代は変わるもの。
無人駅が新たに生まれ変わるのだ。
登山者以外は寄り付かなかった駅も、人の流れが行き交う場になるのだろうか。
ただ、あの薄汚れた土合駅の床でもう二度と眠ることができないと思うと、一抹の寂しさを覚える。
前置きが長くなってしまったが、土合駅アモーレな私の切ない気持ちを正直に書いておく。
真っ白いキノコみたいな外観のテントが宿泊棟で予約制となっている。
定員2名のインスタントハウスには、シャワー、トイレ、サウナ、簡易キッチンの設備がある。
宿泊料は大人1名につき25000円(1泊2食+ドリンク付き)と、かなり強気な料金設定。
2020年内はプレサービスとして、2000円値引きされるようだ。
宿泊は2名からなので単独者は泊まることができない。
駅務室を改装したカフェスペース「mogura」は誰でも利用できる。
メニューはコーヒー、地元クラフトビール、軽食など。
次回、谷川に訪れる日が楽しみになった。
【DOAI VILLAGE】
https://villageinc.jp/doaivillage/
アクセス情報
[電車]
●上越新幹線高崎駅~上越線土合駅下車
●上越新幹線上毛高原駅~谷川岳ロープウェイ駅行きバス「土合駅前バス停」下車 徒歩1分
●上越新幹線越後湯沢駅~上越線土合駅下車
[車]
関越自動車道水上ICより約30分