春うらら。゚・*:.。. .。.:*・゜
雪融けの時期に姿を現し、花後はひっそりと地下で生き延びるスプリング・エフェメラル。
おなじみのフクジュソウやニリンソウ、カタクリなどもそれに該当する。
一番気になる春の妖精はユキワリイチゲ。
薄紫の上品な色味が美しいのはもちろんのこと、何といっても関西圏にしか自生しない花だから。
東京からは遠すぎて(往復の交通費だけで3万弱…)おいそれと手が出せない。
いつかユキワリイチゲの大群生を見にいきたいと思い続けて数年が経過。
夜中2時頃に目が覚めて何となくヤマレコを覗いてみたところ、瀧樹神社のタイムリーな花レコを発見。
しかも関東在住のユーザーさんではないか!
その場ですぐさま当日の滋賀県行きを決定。
あまりの興奮でろくに眠れずウトウトしただけで朝を迎える。
うららかな晴天を確信して飛び起きた。
ずっと二の足を踏んでいたのに。
ほんの一瞬で遠征の決断を下した自分に驚き笑ってしまう。
どこかへ出かけていた家族に一応LINEで経緯を送ったら「まじかよw」「く、狂っている」の返信あり。
自分だって音楽フェスでタイとかオランダに行っちゃうんだから、まぁお互いさまだわよ(爆)。
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実は、長年使っていたTG-4が数日前ついに壊れてしまったみたい。
ここ最近はサブ機の位置づけで殆ど使用していなかったが。
故障に伴いカメラ独自の画像転送機能が使えなくなったことが大きな痛手。
いつものPowerShot SX70 HSで撮影はしたものの画像転送ができず、とりあえず撮っておいた携帯の荒い画像しか載せられないのが残念。
<追記>
カメラとPCをUSBケーブルで繋いで画像アップできました。
往復のアクセス
[往路]
10:49 草津線にて貴生川
10:55 貴生川駅南口①よりバス(250円、現金のみ)
11:26 東前野BS
※行きは京都まで新幹線利用
[復路]
12:46 東前野BSよりバス
13:20 貴生川駅南口①
13:22 貴生川より草津線
※帰りは米原より新幹線利用
ユキワリイチゲの絨毯
東海道新幹線を京都で下車。
草津線の反対側ホームには何やら派手めな車両が。
貴生川行きはそこそこ混んでいた。
東京から遥々やってきました滋賀県へ。
とうとう来ちゃったよ。
自分でもちょっと信じられないんだけど…(笑)。
東前野BSで降車して徒歩5~6分で瀧樹神社。
【甲賀市観光ガイド・瀧樹神社】
瀧樹神社の境内を通り過ぎ。
緩い坂を下りてみると。
薄暗い杉林の中にいたいた!
おぉ。。。
今日は天気がいいからユキワリイチゲ日和だよ。
陽が当たると美しさが増す。
この健気な感じがたまらない。
うわぁー、すごいすごい!!
ユキワリイチゲの大群生が広がって。
カメラを抱えた人々が次から次へとやってくる。
ハコベとコラボレーション。
なんて素敵な花なんでしょう!
もうシャッターが止まらない。
陽射しがたっぷりないと開かない花。
噂に違わず素敵なユキワリイチゲの群生地。
虫さんが訪問中。
渋い色の葉っぱが花の美しさをより際立たせているような。
薄紫の部分は花弁ではなく萼片。
竹林のそばにも大群生。
こちらは金網で保護されている。
ため息が出るような美しさ。
ユキワリイチゲは気品と妖艶が同居する花だと思う。
まるで夢のようなひととき。
今日、来てよかった。。。
大好きな花がこんなにたくさんあって。
どこをどう撮ったらいいのかわからなくなる。
この美しさは言葉で言い表せない。
カメラでも表現できない。
ミヤマカタバミもそこかしこに。
最後に
まず、電車とバスの接続がものすごくタイト。
そしてバス便が1時間に1本なので花鑑賞はたった1時間のみ。
いやいや、こんな辺鄙な場所にバスが走ってくれるだけでありがたい!
瀧樹神社にトイレは見当たらず、帰りのバスと電車の接続もタイトなためギリギリまで我慢。
もちろんランチなどする時間もなく、草津駅ホームで持参したおにぎりを立ち食いするはめに。
帰りは米原周りとなり京都でスイーツを頂く予定もボツ。
全体的に余裕がなくトンボ返りとなってしまった。
それでも、大好きなユキワリイチゲの自生地にやっと訪問できたこと。
まさに夢のようなひととき。
タイトなスケジュールにもかかわらず、とても満ち足りた時間に感じられたことが不思議でならない。
ユキワリイチゲよ、ありがとう。
いつまでもそこで咲いてね。
また来られたらいいな。
2つの記事が溜まっているけれど、取り急ぎユキワリイチゲの記事を先に書きました。
瀧樹神社のユキワリイチゲは一見の価値あり。
背中を押してくれたヤマレコユーザーさんに感謝します。