幸せを呼ぶというミドリニリンソウが裏筑波に咲いているらしい。
未だかつて見たことのないお花と知らない登山道。
へぇ、あの筑波山にもそんなVRがあるのか。。。
色々と情報収集したものの点と点が繋がらないまま当日の朝を迎える。
そうとなったら、ふつうのニリンソウでいいじゃない!?
他のお花もきっと大勢で待ってるよ。
ミドリに拘らずとにかく現地を歩いてみることに決めた。
往復のアクセス
[往路]
09:11 つくばエクスプレスにてつくば(あるキップ3110円)
10:00 つくばセンターよりバス
10:50 つつじヶ丘BS
[復路]
15:00 つつじヶ丘BSよりバス
15:54 つくばセンター
16:12 つくばよりつくばエクスプレス
筑波山神社行きシャトルバスは、平日は1時間に1本のみ
09:30のバスがあると勘違いして早めに到着しベンチで待機
【つくば観光コンベンション協会・筑波山シャトルバス】
自己CT
10:54 つつじヶ丘
13:30 広場
13:32 女体山 13:35
13:36 広場 13:48
14:53 つつじヶ丘
※お花や野鳥を観察しながら歩いているので、CTは比較できません
誰もいない静かな森の道
つくばセンターからのシャトルバスがつつじヶ丘に到着。
建造物や駐車場内の表示がごちゃごちゃしているが。
バス停横の公衆トイレが使用可、右奥のトイレは使用禁止となっていた。
高い位置のキブシをズーム。
黄色いのはミツバツチグリかな~。
足元にはハコベの仲間。
ツボスミレがそこかしこに。
ムラサキケマンも。
小さくて可愛いトウゴクサバノオがいっぱい。
大好きな花のひとつ。
登山道脇にメチャクチャ咲いてる。
白いのは萼片で黄色い花弁が♡型なのよね~。
ひとりニヤニヤしながら進む。
この子に足止めくらっていたら単独男性に抜かれる。
ニリンソウ群生がちらほらと。
よく見ると花弁が10枚、11枚の個体が交じってた。
クロモジをズームして。
陽射しを浴びるヤマブキ。
カメラ目線のタチツボスミレ。
分岐にて。
飛び石伝いにプチ渡渉したり、森の中をひとり静かに歩く。
こんなゆったりした時間が私には必要。
これは白い桜??
もう夏鳥がきているのか、聞き覚えのある声がしたが姿は見えず。
エンレイソウ。
カタクリの小径
初めての登山道へ突入。
ユキザサはまだ蕾。
ミヤマシキミ。
うわ~、誰もいない静かな山道がすごく気に入った。
VRと言っても適度に踏まれて歩きやすいし斜度もそんなにキツくない。
ひっそりと咲くキレイ目のカタクリを見て嬉しくなる。
ツクバキンモソウ。
この後、だいぶ下るのを不審に思い引き返した。
細い脇道へ入って上を目指したところ。
キャンプ場コース*スミレロード
すると、キャンプ場コースとの合流地点に出た。
まぁいいっかとそのまま女体山方面へ向かう。
こちらの登山道にもカタクリがいっぱい。
カタクリは終わりかけだけれど、他の花も目を楽しませてくれる。
淡い紫のキクザキイチゲ。
花より葉っぱがインパクトあるツクバキンモソウ。
きゃー、大好きなフモトスミレだ。
この子も小さいのに存在感ある。
ワチガイソウ見っけ。
踏まないように気をつけながら。
鮮やかなピンクのエイザンスミレご登場。
キレイね~♪
先日、高尾で撮影できなかったから嬉しくてしょうがない。
淡いピンクとほぼ白い子も素敵。
ハルトラノオのなんて可愛らしいこと!
赤い葯が一番目立ってた個体。
フモトスミレ3姉妹。
ほんと可愛いよねぇ。
フイリちゃん3兄弟。
フモトスミレの斑入りバージョン。
何故かフモトスミレが大好き、フイリちゃんはもっと好き!
青色キクザキイチゲもがんばってる。
おたつ石コースのニリンソウ
いつもの広場に出るといきなり大勢のハイカーの声。
筑波山(877m)に到着。
数名のハイカーが滞在中。
霞んでしまって景色はこんな感じ。
風があるので帽子が飛ばされないうちに退散。
下の広場で簡素なランチタイム。
自然研究路にも行こうかと一瞬思ったが今日はやめておく。
山頂直下のエイザンスミレ。
大きな岩の陰に隠れるようにして咲いている。
エイザンスミレを見かける度に立ち止まって。
この葉っぱについてる黄色い粉はたぶん黄砂だよね。
今回、画像を整理していたらほとんどの花に付着していて気づいた。
白いスミレがひっそりと。
葉が細長いのでマルバではない品種。
こちらはツルキンバイ。
ミツバツツジが鮮やか。
久しぶりに歩いたおたつ石コースに、オシャレな東屋ができていてビックリ!
弁慶ヒュッテだって。
シンプルで素敵じゃない。
おたつ石コースのニリンソウ群生。
ミドリには会えなかったけど、また来年。
こうやって山を歩けること自体がしあわせなんだと気づこう。
とはいえ、会えた時は間違いなく狂喜乱舞するだろうな私。
張り出した木の根っこ、よく踏まれた登山道。
「またフイリちゃんだ!」
ついつい呼びかけてしまう。
キランソウもいるよ。
端正な顔立ちはニオイタチツボスミレ。
フモトスミレをバックに。
折り重なるようにして咲くフモトスミレの大群生。
やっぱり黄砂が付いちゃってる。
ご無沙汰している間にこんなに整備されて。
桜の花びら舞い散る素敵な登山道。
つつじヶ丘の駐車場が見えてきた。
15:00のバスは間に合いそう。
おそらく、マンジュリカと呼ばれるスミレ。
濃い紫色はヒメスミレ?
葉は細長い。
筑波山ってスミレの品種が多いんだね。
おたつ石コースの東屋。
時間があったらいつか…と思いつつ、下界が近すぎて一度も休んだことがない。
おぃおぃ!
登山道整備と称したコンクリート攻めに閉口。
土の部分をなくしてどうするの。
筑波山は別に地元じゃないけどさ、これ以上はもうやめてほしいと思うのは私だけ?
風に揺れる八重桜。
ドウダンツツジにお別れを。
つつじヶ丘駐車場にてソフトクリームを食べたかったが、バス発車まで数分しかない。
レジ前まで行って泣く泣く諦めトイレだけにしておいた(笑)。
最後に
VRをきちんと把握しておらず、結果的にはミドリニリンソウには会えずじまい。
下山途中にそれらしき場所は確認していてまさにそこだった…!というのは帰宅後に判明。
まさに点と点が繋がった瞬間。
それでも、筑波山はお花の宝庫で特にスミレの種類が多いことに改めて気づいて嬉しくなる。
“しあわせの青い鳥”とか“しあわせの〇〇”とか、私自身がよく使うフレーズなんだけれど。
こうやって元気に山を歩けること自体がしあわせなんだとしみじみ感じ。。。
来年は、歩いたことのない女の川コースのほうまで足を延ばしたい。
筑波山にはまだまだ知らない魅力がいっぱいありそうだ。