大好きな花ユキワリイチゲ。
上品な藤色の萼片を控えめに開いて春を告げる。
関西圏(本州西部~九州)に分布するため、関東では見られない花。
滋賀県の自生地まで見に行きたい!と色々調べるも、アクセス面が厳しくて断念。
都内の植物園で育てられたものがちょうど見頃らしい。
往復のアクセス
[往路・復路]
東京メトロ南北線にて白金台
白金台駅①出口より徒歩約15分
※アクセス方法は他にも多数あり
【自然教育園】
パン屋さん“金麦”へGo
白金台駅より、美味しいパン屋さん“金麦”を目指す。
ところがネット地図を見て歩いているのに一向に着かない。
首都高の高架下手前にて来た道を戻るが…。
2人の綺麗なお姉さんに道を尋ねるもご存じない様子。
3人目の女性にスマホを見せてやっと判明したのが、1本違う道を歩いていたこと。
感じのいいお姉さんたちありがとう。
日東坂下を下りると左手に見えてきた。
お客さんが会計を済ませて出て行ったところ。
美味しそうなパンがショーケースの中で待機中。
オーナーさんに道間違いの件を打ち明け、金麦さんのパンを楽しみにしていたことをお伝えする。
「ユキワリイチゲってどんな色の花ですか?」と尋ねられたので、画像をお見せして暫しの会話。
4種のパンを購入しお礼を言って店を出た。
【金麦】
定休日 水曜
白金台どんぐり児童遊園の桜が満開。
この公園の隣が自然教育園。
路傍植物園の花たち
目黒通りに正面玄関あり。
自然教育園の入園料は大人320円。
見頃情報パンフをもらってスタート。
通路の両脇が路傍植物園となっている。
入口近くで出会ったユキワリイチゲは既に終盤。
ウグイスカグラの黄色い花粉をズームしたら、数の子みたいな粒々が。
こんな小さな花でも、近くで見ると艶めかしくてドキドキする。
誰かが置いた椿のオブジェ。
ニリンソウ、イチリンソウの葉が茂ってきていた。
ひょうたん池。
カワセミいるかな?
葦原の手前にバイモの蕾がいっぱい。
開花している花もチラホラ。
武蔵野植物園*ユキワリイチゲ
森の小道を経由して武蔵野植物園へ。
ふと気づいたら、すぐ側にユキワリイチゲが!
しかも何箇所かに分かれて群生している。
ルリイチゲ(瑠璃一華)という素敵な和名を持つ。
朝、小雨が降っていたのでわざと遅めに家を出た。
ユキワリイチゲは天気が悪いと花が閉じてしまうので。
暑いくらいのポカポカ陽気で花たちも嬉しそう。
時おり吹く春風に、ユキワリイチゲのダンス♫
陽射しを浴びて萼片キラキラ。
光の加減によってはピンクっぽくも見える。
色味だけでなく萼片の形も微妙にちがう。
ほっそりした子や丸みを帯びた子、全体的に太目など。
淡いパープルの群生の中で、一際色味が濃いユキワリイチゲを見つけた。
全体的に小さいながらも自己主張しているよう。
アズマイチゲがポツンと一輪。
大勢のシュンラン。
花数はまだ少ないけれど、カタクリも咲きだした。
ユキワリイチゲやカタクリは、保護ロープの中にいるため望遠で。
バイモちゃん、内側の柄がどうしても気になっちゃう。
フレッシュなヒロハノアマナも可愛い!
白地にピンクのラインが入って。
こちらは全て受粉完了。
最後の福寿草かな。
ひだまりランチ*金麦さんのパン
お花に夢中になっていたら13:30すぎてた。
ベンチがそこかしこに設置された広場。
ここいいね!
*ひだまりランチ*
金麦さんのパンいただきまーす。
左からラムーナ(200円)、アンチョビベーコン(250円)、チキンパイ(270円)。
サーモスに入れてきた温かい蜂蜜入り紅茶と一緒に。
オリジナリティーに富んだこだわりのパンで、どれもこれも美味しかった。
生地の甘味やしっとり感もちもち感が全然違う。
オーナーさんの真摯な想いがひしひしと感じられる。
大きめのぶどうパン(370円)は持ち帰って家で完食(笑)。
水鳥の池へ
小鳥の鳴き声を聞きながら静かな散策ができる。
山で見かけるような巨木の倒木。
亀の甲羅干し。
鳥の姿は見えない。
ヒロハノアマナ群生。
こんな群生見たことないよ。
ひょうたん池に戻ってきた。
今日の鳥さんはこれだけ。
ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラはいたけど撮影できず。
帰り際も別のウグイスカグラで立ち止まる。
ヤマルリソウは何枚も撮ったのに全部ピンボケ。
モクレイシ(木茘枝)というクリーム色の小さな花。
最後に
初めて訪れた自然教育園。
ハイソな白金台に、こんなにも自然が多く残された場所があるなんて。
人間にとっても野鳥にとっても素晴らしい癒しの森。
整備されすぎず、広々としてかなり気に入った。
ここは金麦さんのパンとセットで楽しみたいな~。
今年はダメでも、まだ諦めたわけではない。
滋賀県のユキワリイチゲ自生地にいつか行ってみたい。
その野望は叶うだろうか。。。