10月上旬テントを背負って岩手県一関からアクセスした紅葉の栗駒山。
須川温泉の露天風呂“大日湯”を堪能し大のお気に入りになった。
くりこま高原駅から運行される季節限定バスの最終日が、たまたま公休と重なっている。
さすがに紅葉はもう枯れ始めているだろうけど。
それを承知の上で今季2度目の栗駒山に宮城県側から訪れることに。
3年前の栗駒山で果たせなかったグルメ目的の旅。
往復のアクセス
[往路]
06:10 上野よりやまびこ51
08:26 くりこま高原
09:25 くりこま高原駅より紅葉号バス(1600円)
10:47 いわかがみ平
[復路]
13:05 いわかがみ平より紅葉号バス(350円)
13:25 くりこま荘
**岩魚丼&温泉**
15:25 くりこま荘より紅葉号バス(1500円)
16:17 くりこま高原駅
16:58 くりこま高原よりはやぶさ110
※2024年の紅葉号バス運行は終了しました
自己CT
10:47 いわかがみ平
10:48 栗駒レストハウス 10:53
11:40 ケルン 10:46
12:26 栗駒レストハウス 12:27
12:27 いわかがみ平
枯れ始めた紅葉と爆風
次の新幹線でも間に合うけれど、紅葉号バス最終日だからおそらく大混雑するに違いない。
そう予想を立てて早めの到着にしたがこれが大正解!
バス発車の1時間前なのに既に40名以上の長蛇の列。
最後尾のプラカードを持つスタッフさんまでいらっしゃる。
強風が吹いていてかなり寒い。
フーディニジャケットを羽織ったらちょうどいい感じ。
5分ほど並んだ時、待機中のバスに誘導してくださりそれがとてもありがたかった。
1本遅い新幹線で訪れたハイカーもどんどん誘導されなんと合計7台に。
いわかがみ平10:35着の予定が12分遅れて10:47着。
まぁ仕方ない。
今日は山頂まで行かずに戻るつもりなので問題なし。
栗駒レストハウスでトイレだけ済ませる。
【食べログ・栗駒レストハウス】
https://tabelog.com/miyagi/A0403/A040302/4016934/?msockid=0ab16a1a82c26b4d28787e7c83286ac1
中央登山道はハイカーだけでなく観光客でごった返していて。
外国語が飛び交う状態の中を何人も抜かせてもらう。
ナナカマド実のあたりにさしかかるとやっと人が途切れる。
暫く登ると前方に栗駒山が見えてきた。
予想通り紅葉は枯れ始めている。
あれっ、白いのは雪かな?
展望台から見下ろすとほんのり色づいたパッチワーク絨毯が。
東栗駒方面は青空。
上に行くほど爆風が吹き荒れている。
ものすごい勢いでガスが流れ一瞬陽が射す栗駒山。
フードを被っても吹き荒れる風が寒くてたまらない。
石ケルンのところで退散しようっと。
時間的にはもう少し上まで行けるけど今日はここまで。
頭の中で「岩魚丼、温泉」がリフレイン。
急傾斜の下りは慎重に。
登りは地味にキツかったけど下りは素敵な彩りがチラ見え。
あっ、ツルアリドオシ見っけ。
2つの穴が可愛くて話しかけちゃう。
道端の植物を観賞しているハイカーは私だけ。
こんな平和な道も。
岩ゴロゴロとか陥没してる箇所があったからホッとする。
ナナカマドさよなら。
サラサドウダンの葉っぱが真っ赤。
栗駒レストハウスまで戻ってきた。
朝は満車だったのに、昼すぎになるといわかがみ平の駐車場はガラガラ。
奥に停まっているバス7台が紅葉号。
新湯温泉くりこま荘*岩魚丼&温泉
いわかがみ平13:05発のバスにいそいそと乗り込む。
この時間帯の乗客は数名のみ。
新湯温泉くりこま荘で降車しランチと温泉を楽しむ。
あの猫ちゃんはいるかなぁ?
【新湯温泉 くりこま荘】
日帰り温泉 600円
食堂に入ると大きな熊の剥製。
後ろのテーブルのご老人達が「えっ、もうこの時間に下りてこられたの?」「若いからね…」とひそひそ話しているが、説明する必要などないから華麗にスルー(笑)。
楽しみにしていた岩魚丼(1200円)。
お新香を含む小鉢が3つと味噌汁付き。
これが食べたかったのよー!
朝、くりこま高原駅でバスを待つ間に念のため電話をかけておいてよかった。
日帰り温泉と岩魚丼について尋ねたところ、どうやらランチの岩魚丼は予約制らしい。
すぐさま13:30に予約を入れたのは言うまでもない。
まず、ビジュアルからして攻めているよね。
まさに職人技。
岩魚の身だけでなく骨までカリッと揚げてあり旨いのなんの。
ごはんもパラッと炊けていて、付け合わせの山菜も美味し。
山頂行かずにくりこま荘を目指した甲斐があったわ。
ごちそうさまでした!
お次は温泉。
内湯もあるが露天が最高に気持ちいい。
2人組のご年配女性と露天で意気投合しここに来た経緯を話す。
岩手と宮城のお友達同士で若い時は登山していたが今はもうやっていないとのこと。
男性の露天風呂との境い目に小さな穴が開いているが、座る位置に気をつければなんとか大丈夫。
浴槽は狭いけれど大好きなにごり湯で湯温もちょうどいい。
女性達と単独女性が出てからは、暫しの間ひとりでまったり露天を堪能した。
猫ちゃんはくりこま荘で飼っている訳ではなく、ご近所の地域猫が散歩コースに立ち寄っただけで最近は見かけないとのお話。
バス待ち時間に探してみたけどやっぱり猫はおらず。
次回訪れた時に会えたらいいな。
夕方、くりこま高原駅に戻ったところ。
【JR東日本・おみやげ処くりこま】
https://www.livit.jregroup.ne.jp/detail/65
改札外のおみやげ処くりこまは品揃えが豊富。
利久南蛮味噌、ぺろっこうどん、大納言どら焼きを購入。
最後に
食いしん坊な私の場合、ピークハントよりもその土地のグルメ目的であることも多い。
特にくりこま荘の岩魚丼は3年前から楽しみにしていた。
今回、神の絨毯には間に合わなかったが絶品の岩魚丼と素晴らしい露天風呂に大満足。
岩手県側の須川温泉もいいけれど宮城県側の新湯温泉も捨てがたい。