筑波山のハギマシコ*梅林ソシンロウバイ見頃 2023/1/13(金)

2022年末に筑波山で初対面したハギマシコ。

その日は半端ない寒さに耐えきれず、ギャラリーが大勢いたこともあり落ち着かなかったため、もう一度じっくり観察してみたいと思った。

バードウォッチング目的なので、今回初めてケーブルカーを利用してみる。

 

 

往復のアクセス

 

筑波山きっぷは電車、バス、ケーブルカー込みの往復割引切符(4110円)でお得。

今の時期(2023/1/10~3/10)は駅で申告しないと、筑波山きっぷ・筑波山あるキップは購入できません!

 

筑波山きっぷ

 

●思わぬアクシデント●

 

北千住駅の券売機にて“お得なきっぷ”をタッチしても筑波山きっぷの項目がないのはなぜ?

駅員さんに伺うと、1/10~3/10の2ヶ月間は筑波山ロープウェイが定期検査で運休中のため券売機画面よりその表示を意図的に削除しているらしい

おそらく、知らずに購入して後からクレームが来ることへの予防策と思われる

 

「ロープウェイは運休でもケーブルカーを使って鳥を見に行きます」と申告すると画面に項目を表示してくれてお得なきっぷを購入することができたけれど…

とても面倒くさそうに対応され、発車時刻ギリギリに駆け込むことになって大変焦った

 

【筑波観光鉄道・筑波山ケーブルカー&ロープウェイ】

https://www.mt-tsukuba.com/

 

 

[往路]

07:43 つくばエクスプレスにてつくば

08:00 つくばセンターよりバス

08:42 筑波山神社入口BS

09:20 宮脇駅よりケーブルカー

09:28 筑波山頂駅

 

[復路]

12:00 筑波山頂駅よりケーブルカー

12:08 宮脇駅

13:10 筑波山神社入口BSよりバス

13:52 つくばセンター

14:11 つくばよりつくばエクスプレス

 

【つくば観光コンベンション協会・筑波山シャトルバス】

https://ttca.jp/観光情報/筑波山/筑波山シャトルバス時刻表/

 

御幸ヶ原のハギマシコ

 

筑波山神社周辺では色々な野鳥の気配を感じるが、葉っぱの陰に隠れてしまい姿を捉えることはできなかった。

前回、愛想を振りまいてくれたジョビ子さんはいない。

 

 

ぽつりぽつりとほころび始める白梅。

始発のケーブルカーには20名ほどのバーダーさんが待機していて、アナウンスに従って皆一斉に乗り込む。

 

 

 

たった8分ほどの乗車で筑波山頂駅に到着。

なんて楽チンなんでしょう。

そして、御幸ヶ原では今日もすぐにハギマシコが登場してくれた。

 

 

 

枯れた植物の種をモグモグ、ムシャムシャ。

 

 

 

この子は後頭部が白っぽいね。

 

 

 

この子は後頭部が茶色。

 

 

 

藪から出てきてカサカサ、ツンツン。

せわしなく採餌中。

 

 

 

あ!カヤクグリさんが混じってる。

 

 

 

蔓の上に留まってくれたハギマシコ。

バズーカさん達の機関銃並みの連写シャッター音が鳴り響く。

 

 

 

数羽のハギマシコが地面に下りてくれた。

 

 

 

ツーショット。

コロコロして可愛いね。。。

 

 

 

日影だけど、かろうじてお腹の色が見えるかな。

赤紫色が萩の花に似ているというのがハギマシコの名前の由来。

 

「あの人達、どうしてずっとボクを見てるのかなぁ…」と思っていそうな顔。

それが可笑しくてカメラを覗きながらついつい頬が緩んでしまう。

 

 

 

どちらかといえば地味な外見だけど、シックで素敵な冬鳥だと思う。

いぶし銀の魅力を持つハギマシコ。

黄色い嘴がアクセント。

 

ロシア東部、モンゴル、中国などから飛来し暖地で越冬。

日本では本州中部より北で見られ西日本では少ないとされる。

 

 

 

実に渋いね~。

なのに可愛い。

背中にお洒落なケープをまとって。

今日は比較的暖かいので野鳥観察日和だよ。

 

この直後に茶色の猛禽が現れて一斉に飛び立ったハギマシコ軍団。

20~30羽くらいいただろうか。

空中を旋回するハギマシコの飛翔は実に壮観で、私は呆然と立ち尽くすのみ。

 

ちなみに、猛禽はチョウゲンボウだと誰かが話しているのが聞こえた。

 

男女川源流の野鳥

 

前回はパスした男女川源流へ行ってみる。

既に8名ほどのバーダーがひしめき合って待機中。

 

 

ヤマちゃんが出てきた。

 

 

 

あー、惜しいっ!

せっかくクロジさんが出てきてくれたのにピント合わず。

3枚撮れたけど全部ボケボケ。

それでも嬉しい。

初見初撮りの記念として掲載。

 

 

 

ヤマガラの水浴び。

何度も繰り返していたよ。

 

 

 

ウソ雌さんも訪れた。

またもやボケボケ。。。

 

 

 

ヤマちゃん、寒くないのかな~。

 

 

 

頭上にツルウメモドキの大木があって、実をついばむウソ雌さん。

 

 

 

こちらを確認しながら赤い実をパクパク。

ウソさんありがとね。

 

近くの茂みにソウシチョウが数羽いて暫しの観察。

目視はできたものの、全員に飛ばれてしまい撮影は叶わず。

 

 

 

帰りもケーブルに乗って楽々下山。

 

筑波山梅林*ソシンロウバイ

 

筑波山梅林へ徒歩でテクテク移動。

正午すぎの時間帯は冬なのに暑いくらいの気温。

いつものワークマンアウターを脱ぎ、ザックに無理やりしまう。

 

 

梅林入口の水仙こんにちは。

 

 

 

早咲きの紅梅が咲いてる。

花見としては蕾が多く、まだまだこれから。

 

【つくば観光コンベンション協会・筑波山梅まつり】

http://umematsuri.jp/

 

 

 

そこへピューッと飛んできたオレンジくん。

おぉ!ジョビ男ありがとう♡

 

 

 

更にロウバイ園のほうへ下りてみた。

筑波山とロウバイ。

あそこにハギマシコがいると思うとそれだけで嬉しくなる。

 

 

 

青空に映えるソシンロウバイ。

 

 

 

ソシンロウバイは既に見頃かな。

 

静かならばもう少し鑑賞したかったけれど。

子連れママさん達が大声でやたら騒いでいるので、いたたまれずに退散。

あんな大声出して恥ずかしくないの?

 

 

 

坂道を歩いていると、車道を横断した猫ちゃんが車の下へ。

私を見て「ニャーン、ニャーン」と可憐な声で鳴いていた。

可愛い猫ちゃん元気でね。

 

最後に

 

筑波山のハギマシコは貴重な冬鳥。

今回はケーブルカーを使って大正解。

チョウゲンボウの出現により1時間以内に姿を消した。

私の足では到着時にちょうど見られない時間帯だった可能性が大きい。

 

男女川源流周辺を散策してから御幸ヶ原へ戻ると、ハギマシコはまたギャラリーに囲まれていたので一安心してその場を後にする。

 

ハギマシコは出ない年もあるとのことで、筑波山に滞在中はまた会いに出かけるかもしれない。

まだ見ぬミヤマホオジロにも会えたらいいな。

 

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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