寒気もようやく緩み始める今日この頃。
スプリング・エフェメラルがどうしても気になってしまう。
みかも山のユキワリソウに逢いにいこう。
<ユキワリソウについて>
キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草
オオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウなどの別名であり、当ブログではそれらを主にユキワリソウと記載します
ちなみに、地方によっては雪融けの頃に咲く花の総称として“雪割草”と呼ぶ例もあって、イチリンソウ、ニリンソウ、アズマイチゲなどが該当するようです
【みかも山公園・ハイキングマップ】
https://www.park-tochigi.com/mikamo/hiking
往復のアクセス
[往路]
10:34 JR両毛線にて岩舟
[復路]
16:36 岩舟よりJR両毛線
自己CT
10:35 岩舟駅
11:16 カタクリ山登山口
11:33 カタクリ山 11:35
11:46 みかも神社分岐
11:58 みかも山 12:01
12:30 佐野カタクリ群生地
※今回は途中にランチタイムを設けているため、みかも山だけのCTに絞っています
プレジールさんから南口へのCTは載せていませんが、写真コメントには大体の時間を記載しています
快晴無風のみかも山
特急を使わずに鈍行列車だけでのんびり栃木へ。
岩舟駅からスタート。
前方に見えるのがみかも山。
2月とは思えない暖かさ。
例の場所のゴミは減っていたけど、別の場所に不法投棄されてた。
相変わらずだねこの町は。。。
パッと飛び立った野鳥を目で追うと、モズ男くんがこちらを見てた。
神社の敷地内にいたツグミさん。
左から男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山。
最近やっと日光の山々を同定できるようになって嬉しい。
当初、登山はせずに花センターの前を歩いて東口から南口へ行く予定だった。
ところが快晴無風であまりに気持ちがいいので、急きょみかも山に登ることに。
民家脇のいつもの登山口(道標なし)へ向かう。
まもなく最初のピークに到着。
早くもじんわり汗をかいている。
パタゴニアのウィンドブレーカー以外は普段着、靴も普通のスニーカー。
カタクリ山の山頂標。
ここから竜ヶ岳(みかも山)へ向かう。
この時点では通行止め区間があるのを知らなかった。
いつもの鞍部でウグイスカグラと出会い狂喜乱舞。
寒さが残る時期に登山者を和ませてくれる可愛い花。
ヤマレコ等でウグイスカズラと誤表記してる人多いけど、ウグイスカグラ(鶯神楽)だよ~。
ピンクのコウヤボウキに頬がゆるむ。
みかも山に到着。
みかも山より男体山~女峰山の展望。
こちらは日光白根山ぽいね。
浅間山かな。
帰宅後に調べたところ赤城山方面らしい。
左から荒山、前浅間、地蔵岳か?
まさかの立入禁止でウロウロ
今日はお花メインのつもりだったけど。
落ち葉をサクサク踏みながら気持ちいい山歩き。
今日は普段履きのスニーカーなので、下り坂は特に慎重に。
低山でも山は山。
向こう側から下ってきて、何やらオレンジ色の幕があるのに気づいた。
振り返るとなんと立入禁止の看板。
申し訳ないけど聞いてないよー。
カタクリ山にもみかも山にも注意書きはなかったもん。
更に下りてくると佐野カタクリ群生地の手前に出た。
以前カタクリ鑑賞後に、ここから車道へ出て岩舟駅へ向かったことがある。
以前も書いたが、みかも山公園は敷地が広すぎて全部は把握できていない。
仕方なく佐野カタクリ群生地の扉を開けて中に入る。
カタクリの時期にはまだ早く期待はしていなかったが、フクジュソウが咲いているのを発見。
黄色がほっこり輝いていた。
チゴユリの道を通って向こう側へ抜けられるかもしれないと歩き出す。
似たような道を登って下ってデジャブだな~と思っていたら、再び同じ場所に出てしまう。
結局ここから抜けられる道はないとわかり、時間的にもちょうどいいのでランチを先に済ませることにした。
プレジール*カヴァルマ風ハンバーグ
岩舟駅からは遠すぎるため、プレジールさんに徒歩でアクセスするのは正直厳しい。
ヤマップで知ってからずっと気になっていて、ヤマレコでも見かけ一度行ってみたかったお店。
佐野みかも台産業団地の中を通って、プレジールさんを目指す。
グーグルマップの青丸で現在地を確認しながらテクテク。
やっぱり遠いなー。
お店の手前の民家に白梅が咲き乱れ、甘い香りが漂っていた。
梅に群がる蜂。
つ、着いた~!
13:07 プレジールさんの看板前。
素晴らしい枝ぶりのしだれ梅。
外観は古民家そのもので、「えっ、どこがお店?」と一瞬戸惑う。
青い看板とメニューを見て入口がわかる感じ。
【プレジール】
https://plaisir.right-road.net/
栃木県佐野市黒袴町612-1
玄関先に出ているメニュー表。
店内は平日にもかかわらず大盛況で、老若男女でごった返していた。
パンだけを買いに来ているお客さんもいるらしく「お食事ですか?」と聞かれる。
日なたの大部屋がほぼ満席のようで、奥の小部屋に通された。
タブレットを操作して注文するシステム。
家を出る前から決めていたカヴァルマ風ハンバーグ(1480円)。
主食は雑穀米、飲み物はピンクグレープフルーツジュースをチョイス。
パンとか他のドリンクを選ぶことも可能。
とろけるチーズの下に熱々のカボチャ、ジャガイモ、サツマイモ、シメジなど野菜がゴロゴロ。
底のほうに分厚いハンバーグが鎮座していて、とにかく美味しい。
スタッフさんの接客も素晴らしいので、こんな辺鄙なエリアでもリピーターが多いのだろう。
食事だけでなく楽しみにしていたパンを選ぶ。
既に売切れのパンも多かったがどれも美味しそう。
ミルクティー味クリームパン(220円)、くるみとフルーツのパン(270円)、塩パン(160円)の3点を購入。
13:55、しだれ梅を再び愛でてプレジールさんを後にする。
みかもハーブ園から南口へのロング周回
通行止め区間があるので山に登り返すのは避けたく、無難に舗装道路を歩くことに。
ただし、南口へ行くにはぐるりと長い距離を歩かなければならない。
プレジールさんを出たら少しだけ道を戻って、隣のみかもハーブ園に入り公園内バスの乗降口から舗装道路へ。
岩舟駅から遠いのでこちらのエリアは初めて。
ミモザの花に目が留まる。
青空に向かって伸びるミモザ。
これが満開になったら凄いだろうな。
多少のアップダウンはあるが、こんな舗装道路をひたすら歩く。
「ツツピーツツピー」
シジュウカラさんと目が合った。
つぶらなお目目が可愛いね。
14:10 みかも万葉庭園に寄ってみたら、和ロウバイがまだ咲いていて感激!
ソシンロウバイは終盤。
和ロウバイの隣にはマンサクの木。
今が盛りと咲いている。
かなり得した気分。
こちら周りにしてよかった。
プレジールさんに行かなければ、こちら側は歩いてないだろう。
坂道をゆっくり歩いていた時、ガサガサッと音を立てて逃げたシロハラさん。
ぼやけた横顔だけでも嬉しかったなぁ。
ユキワリソウ
南駐車場付近に着いたのは14:30頃。
ロープが一帯に張ってあり、まずは至近距離の子から。
白い萼片が多めの子は、雄しべがほんのりピンク色。
萼片が6枚で純白。
雄しべがパープル。
一際目を引くマゼンタピンク。
全体的にうっすらピンクで、雄しべにマゼンタが混ざる。
可愛い♡ベビーピンクちゃん。
白地に淡いパープルを載せて。
こちらは白地に淡いピンク系。
今回見た中では一番の大家族。
遠くのユキワリソウを撮るには望遠が必要。
ここからは、全てロープ中ほどにあったユキワリソウ。
パープルの雄しべでキリッと引き締まった印象。
萼片が純白で雄しべがほんのりピンク。
淡いピンクが可愛い姉妹。
大のお気に入り。
茎が毛むくじゃら(笑)。
マゼンタピンクのこの子、萼片の先がやや桜カットになっているような。
全身が濃いパープルさんは萼片が10枚もあるね。
白地に淡いピンクの縁取り。
葉っぱの形もまた可愛い。
葉が三角形だからミスミソウ。
陽射しを求めて踊っているよう。
下でスタンバイしてる開きかけの小さな蕾もキュート。
角度を変えてもう一枚。
雪割草の説明文。
花色も様々で咲き方も色々。
時として変異が見られるそうだ。
夕方のスズメちゃん。
いつもと別の道で岩舟駅に向かっているところ。
小学生の下校時間と重なった。
もうすぐ岩舟駅。
最後に
いつ見ても新鮮でキュートなユキワリソウ達。
今日はかなり遠回りしちゃったけれど、逢えてよかった。
ユキワリソウだけが目当てならば、陽が高くなる午後のほうがオススメ。
早朝や曇天の日は萼片がなかなか開かないことが多い。
新潟県の角田山は訪れたことがあり、花数の多さに圧倒された。
本場の佐渡にはいつか行ってみたい。
<次回予告>
1年前に途中で諦めた積雪期限定の雪山へ…
ドピーカンの下、周回縦走できて感無量♪