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積雪期限定*東谷山~日白山*快晴無風と大展望 2023/2/28(火)

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“無雪期はひどい藪山のため積雪~残雪期に登られる山”とヤマレコで紹介されている東谷山と日白山。

去年は午後から崩れる予報のせいか誰もおらず道中ひとりきり。

途中までトレースがあったものの、山頂手前で雪深い樹林帯を歩いてしまいタイムオーバーに。

日白山までの縦走は無理と判断し東谷山の山頂で引き返した。

 

今年こそ!と思っていたところ、去年乗った急行バスのダイヤがなんと途中の三俣スキー場までの運行に改悪されているではないか。

やむなく最後の手段タクシーで登山口へ向かうことにした。

事前に検索した金額は5500円ほど(冬季2割増を含まず)。

前泊もしくは後泊いずれも日程に余裕がないと厳しく、タクシー料金以上は確実にかかってしまう。

東京から日帰り前提の公共交通機関利用者にとっては、よほどの健脚者以外はタクシー利用がベストと思われる。

 

往復のアクセス

 

[往路]

06:14 上野よりとき301号

07:23 越後湯沢

07:30 越後湯沢よりタクシー(冬季2割増6480円)

07:48 二居簡易郵便局付近

 

【アサヒタクシー】

0120-109-481

025-784-3410

 

 

[復路]

14:55 田代スキー場BS(駐車場内)

15:23 湯沢駅前BS

** 温泉&夕食 **

17:14 越後湯沢よりとき334号

 

※帰りの越後湯沢ホームがスキーツアーの高校生でごった返していたのと、17:06の新幹線自由席がほぼ満席だったため1本遅らせました

 

二居田代スキー場前BS田代スキー場BSはバス乗場と時間が微妙に異なります

平日、休日、運行時期によってもダイヤが違うため要確認

 

二居田代スキー場前BS(国道17号線の道路上) → 湯沢駅前BS

14:25 → 14:58

17:00 → 17:33

18:30 → 19:03

 

田代スキー場BS(駐車場内) → 湯沢駅前BS

14:55 → 15:25

16:50 → 17:20

 

【南越後観光バス・時刻表】

http://www.minamiechigo.co.jp/

 

自己CT

 

07:49 二居簡易郵便局付近

07:55 二居登山口 08:13

08:45 二居峠 08:50

10:56 東谷山 11:23

11:27 高台 11:30

12:25 ニセピーク 12:27

12:39 日白山 13:02

13:17 コル 13:21

14:35 車道

14:42 松手山を経て平標山登山口

14:45 田代スキー場(駐車場)

 

雪は去年の1/2

 

タクシー運転手さんから「去年に比べて雪は半分ですね」とのお話。

とてもお優しいかたで、国道17号でメーターを切って二居の住宅街まで走行し、何度も気をつけてねとご心配くださる。

ありがとうございました!

 

 

確かに雪が少ない。

この旅館、去年は雪でほぼ埋まってたもんね。

 

 

 

 

 

二居登山口付近で12本アイゼンを装着。

今季、初めてなので緊張するな。

 

 

 

この赤い鳥居、去年は見てない。

雪で埋まっていたかもしくはルートが違うのか。

 

 

 

こんな鬼急登、去年は登ってないよ。

やはりルートが微妙に違うかも。

右の細いトレースに移動したら何度も踏み抜いて余計手こずった。

雪と格闘している間、後続の男性2人組に抜かれた様子。

 

 

 

気持ちいいスノーハイク。

 

 

 

あったあった、雪の華。

 

 

 

早くも汗をかいて暑くなりクリマエアベストを脱ぐ。

今日は気温が高いので、ソフトシェルだけで大丈夫そう。

 

 

 

二居峠の東屋で小休止。

 

 

 

2本の鉄塔が見える筍山は、苗場スキー場がある山だよね。

二居峠にて。

 

巨大雪庇とアニマルトレース

 

少しずつ標高が上がってくると。

 

 

眼下に見える国道17号線。

 

 

 

アニマルトレース。

肉球の跡が見えるけど誰かな?

 

 

 

張り出す雪庇がいくつも。

 

 

 

鉄塔の下を潜って。

 

 

 

自由気ままに歩き回るウサギさんの足跡。

思わず笑みがこぼれてしまう。

 

 

 

野鳥の声を聞きながら歩く。

でも、鳥がいたと思うとすぐ逃げられる。

 

 

 

眩いばかりの平標山と奥に続く仙ノ倉山。

 

 

 

雪庇を避けるようにトレースがついている。

 

 

 

振り返ると苗場山。

 

 

 

結構な急傾斜を登ってきた。

ぷぷっ、左側の足跡はタヌキさんかな。

 

 

 

まだまだ続く雪道。

 

苗場山に見守られ東谷山へ

 

傾斜がやや緩くなったかな。

 

 

やっぱり今年は雪が少ない。

去年はこんなもんじゃなかった。

 

 

 

あと少しで東谷山のはず。

 

 

 

苗場山と神楽ヶ峰。

 

 

 

 

 

おーっと、この辺だろうか?

 

 

 

おそらくここが東谷山の山頂。

稜線上の先に連なるニセピーク、一番高いピークが日白山。

左側の白い山は茂倉岳、右が万太郎山だそう。

 

 

 

先行者が高台で休憩中。

 

 

 

遠くに見える新潟の山々。

 

 

 

去年と同じ場所にてオスプレー37をパチリ。

 

しっかりしたトレースのおかげでワカンは全く使わなかった。

ザックの中のハードシェルも全く不要。

気温が高いのでアウターはソフトシェルだけ、ウール手袋を外して素手の時間も多々あり。

オーバー手袋やピッケルは不要と判断し持参していない。

 

 

 

今日は焼きいもを持参したのでおにぎりは1個で充分。

サーモスの温かい麦茶と。

短くカットしたテントマットに座り、体勢を変えようと思ったら足が攣りかけた。

雪山では水分を殆ど摂らずに登ってしまう癖があり、完全に水分不足。

 

 

 

さて行きますか。

1年前に諦めたこの稜線を歩ける喜び。

 

 

 

東谷山を振り返ると、単独スノーボーダーさんの姿。

 

素晴らしい稜線を満喫

 

解放感ある稜線歩き。

 

 

巻機山連山。

八海山、中ノ岳、巻機山、米子頭、柄澤山。

そしてその後方に平ヶ岳も。

 

 

 

巻機山はあの黒いのが目印でしょ?

それだけは覚えた。

八海山、中ノ岳、巻機山。

 

 

 

仙ノ倉と平標山がどんどん近づいてくる。

画像中央の手前のピークが二居俣ノ頭かな。

あのコルから樹林帯を下山するんだよね。

健脚者は日白山から更に平標山まで行ってしまうようだ。

 

 

 

茂倉岳と万太郎山の間に見えるピークが日白山。

 

 

 

わぁー、結構下るんだ。

くねくね続く稜線が見渡せる。

 

 

 

日白山の山頂に大勢のハイカー。

それなりにトレースはしっかり。

 

 

 

あの尖がった山は飯士山。

 

 

 

 

 

米山と刈羽黒姫山らしい。

 

 

 

雪庇の近くを下りてきた。

 

 

 

先ほどまでいた東谷山方面を振り返る。

左奥にチラリと苗場山。

 

 

 

目の前にニセピーク、その奥が日白山。

黙々と登る蟻んこのようなハイカー達。

 

 

 

先行カップルさんをモデルに。

絵になるね~。

 

 

 

カップルさんがニセピークに差し掛かるところ。

その先の日白山にもハイカーの姿。

 

 

 

左が仙ノ倉、右が平標山。

もう何度見たことだろう。

 

 

 

歩いてきた道をまた振り返って。

 

 

 

あの坂道を登ればいよいよ日白山。

 

 

 

ズームしてみると、10名ほどのハイカーさんが山頂に。

 

日白山は360度の大展望

 

つ、着いたぁー-!!

 

 

快晴無風の日白山山頂。

目の前に輝く仙ノ倉と平標山。

 

 

 

オジカザワノ頭、万太郎山、右が仙ノ倉。

日白山からコルへ下山するハイカーさん。

 

 

 

仙ノ倉の雪が眩しい。

 

 

 

万太郎ズーム。

 

 

 

茂倉岳と谷川岳ズーム。

 

 

 

朝日岳山塊と手前に武能岳。

 

 

 

巻機山、米子頭、柄澤山。

 

 

 

ヤマレコユーザーさんが数日前に作ったイグルーが残っている。

とある男性が無線で交信されていて、そのかたの山行記録に私の姿が小さく載ってた~(笑)。

あのオジサマ達ヤマッパーさんだったのね。

 

 

 

米山と刈羽黒姫山。

 

 

 

谷川岳、オジカザワノ頭。

 

 

 

茂倉岳、谷川岳。

 

 

 

朝日岳山塊。

 

 

 

歩いてきた東谷山からニセピーク、そして現在立っている日白山までの稜線。

 

 

 

苗場山と神楽ヶ峰をズーム。

 

 

 

そうだ、日白山でも撮っておこう。

 

 

 

バスの時間があるのでそろそろ下山開始。

 

苗場山を見ながらの激下り

 

日白山からはサクサクと軽快な下り。

 

 

日白山を見上げて。

あー、もうこんなに下りてきちゃった。

 

 

 

目の前のピークが二居俣ノ頭、でも今日は行かない。

一番低くなっているところから下る。

 

 

 

あ~下りたくないなぁ。。。

コルにて。

 

 

 

目の前にドカンと苗場山。

ところが、ここからものすごい激下り!

噂には聞いていたけれど。

 

 

 

転げ落ちそうなくらい激下り!!

写真撮ってる場合じゃないんだけど。

 

 

 

この急傾斜、伝わるかな~?

 

 

 

せっかくの絶景を見てる余裕がない。

身体の向きを時々変えながら、カニ歩きで慎重に下りた。

全身に緊張感がみなぎる。

 

 

 

真横から見るとこんな感じ。

おそらく45度以上あるでしょ。

 

 

 

ふぅ。。。やっと傾斜が緩くなったと安心していたら。

途中で再び激下りとなって。

 

 

オオカメノキ

 

シュワッチ!

オオカメノキの冬芽を見つけて立ち止まる。

 

 

 

ほぼ平行道なので楽々。

ただ、この先では雪が緩くなり何度か踏み抜きあり。

無線のオジサマ達は途中でワカンを装着していたけど、私は時間がもったいないのでそのままズボズボしながら早歩き(笑)。

 

 

 

やっとのことで車道。

ここまで来ればもう安心。

 

雪がなくなった舗装道路で12本アイゼンを脱ぐ。

道なりに歩いていくと、“松手山を経て平標山登山口”の看板のところに出た。

 

もっと遅くなるだろうと見積もっていたから拍子抜け。

去年の登りに時間がかかりすぎたのだ。

 

 

 

14:55のバスに間に合いそうなので、田代スキー場の駐車場へ。

ついでにRW乗場でトイレに入っておく。

 

 

 

ボーダーさん数名に交じってバスに乗り込む。

 

江神温泉*魚沼の畑でロースカツ丼

 

バスが湯沢駅前に着いたら、そのまま温泉へ直行♪

 

 

いつもの江神温泉浴場。

入浴前にいちご牛乳をゴクリ。

珍しく脱衣場が激混みの中、地元民に交じって汗を流しぽっかぽか。

 

【江神温泉】

https://egamionsen.com/

 

温泉後は早めの夕食にしようと、へぎ蕎麦が美味しい中野屋さんへ向かうがこちらも激混み。

名前を書いて屋外で待機しているお客が何組もいたため、待つのをやめて店を出た。

今日は何かあるのかな?

 

 

 

そしていつもの魚沼の畑さんへ。

数量限定のロースカツ丼(1480円)は食べ応えあり旨し。

登山後の疲れた身体にどんどん吸い込まれていき、お米一粒も残さず完食。

ごちそうさまでした~。

 

最後に

 

上司がつけてくれた2連休を利用して、八ヶ岳、北ア、それともどこか雪山の避難小屋泊もいいなと考えていたが。

やはり1年前に残していた宿題が気になって東谷山~日白山に決めた。

 

 

当初は27日に雪山、28日にユキワリソウの予定。

数日前の降雪の影響が不明だったこと、当日は強風の予報を心配して敢えて逆にしてみた。

27日のヤマップを見ると、同じく快晴でコンディションは最高だったようなので杞憂だった模様。

 

 

 

「去年に比べて雪は半分ですね」とタクシー運転手さんは仰っていたが、山の雪も去年より少なかった。

トレースがしっかり出来上がっていたおかげでとても歩きやすく、最初から最後まで12本アイゼンとWストックのみ。

 

 

 

谷川岳の大展望と新潟の山々にも圧倒された。

 

 

 

ただひとつの失敗は、ドピーカンすぎて顔に日焼けをしてしまったこと。

早朝4時頃に家で日焼け止めを塗っただけで持参せず、ニット帽で陽射しを遮るものが全くない状態で、東または南向きの直射日光を浴び続ける。

職場ではマスク越しでも一目でわかるほど真っ赤になっており、「実は雪山で…」とカミングアウト。

 

 

 

それでも、快晴無風の日に登頂できるなんて最高じゃないか!?

東谷山、日白山の素敵な稜線で見られる青と白の世界。

アルプスじゃなくたってこんなにいい雪山がある。

 

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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