登山

秘密の花園*大ドッケ福寿草 2020/3/20(金)

例の騒動が広がっている中、今の職場で国内外の旅行が全て禁止という通達が出た。

かなり不思議に思うのは、何の補償もなくただ禁止令だけが出されていることについて。これでは人間らしい生活は送れなくなる。

今しか見られない大ドッケの福寿草がちょうど満開のはず。ヤマレコ情報によると、今年は福寿草の開花が早く3月上旬には咲いていたらしい。

秘密の花園に行きたくて計画したものの、準備不足で何度も断念してきた。山ブログで予習を繰り返し、日程とルート確認、心の準備も整った。

天気は快晴。これはもう行くしかないでしょう!!

 

往復のアクセス・トイレ情報

 

[往路]

08:18 西武秩父線にて西武秩父(着)

08:25 西武秩父駅前よりタクシー → 08:47 渓流荘の橋(4320円)

市営バス「ぬくもり号」(浦山線)の始発が10:26と大変遅いため、よほどの健脚者でなければ往路はタクシーの一択となる

秩父丸通タクシー(株)秩父営業所 0120-02-3633 または 0494-22-3633

ちなみに、浦山大日堂9:00始発のバスがタクシーと同時刻に走っていたがこれは回送車なので乗客なし

 

[復路]

16:00 浦山大日堂 → 16:30 西武秩父駅入口(310円)

17:07 西武秩父より西武秩父線(発)

「ぬくもり号」の西武秩父駅入口バス停は国道にあり、西武秩父駅前ではないのでご注意を

駅改札を出て右側歩道を直進すると国道、そのまま歩道を右折してすぐの場所が西武秩父駅入口バス停(駅から30秒)

このあと、秩父鉄道の秩父駅へ向かうそうだ

 

【市営バス「ぬくもり号」(浦山線)時刻表】

http://www.city.chichibu.lg.jp/2064.html

 

トイレは浦山大日堂バス停のみ

 

自己CT

 

08:48 渓流荘まえの橋

08:50 最初の分岐

08:59 黄色い分岐点(左へ)

09:18 ドコモ携帯繋がる看板

09:23 集落の梅の木

09:35 倒れた洗濯機がある廃屋

09:58 1回目の鹿よけ柵 10:01

11:24 二俣 11:25

11:25 一番左の沢取りつき

11:38 割れた倒木

12:10 秘密の花園 12:48

13:29 独標

13:37 大ドッケ 13:38

14:06 倒木のある休憩地 14:15

14:48 新秩父線61号鉄塔 14:49

15:00 地蔵峠

15:07 黄色い分岐点(右から)

15:14 渓流荘まえの橋

15:18 大日堂入口

15:19 浦山大日堂バス停

 

事前の準備

 

当たり前のことになりますが、装備はもちろんのこと事前の準備を必要とします。ひとりで行く自信を持てるまで、私の場合は数年かかりました。

数日前に降雪があり念のため持参したチェンスパは、雪が融けていたので使用せず。

●冒頭より道の分岐が数回あるので、やみくもに福寿草を目指しても辿り着くことはできません

●滑落したら登り返すことができない危険なトラバースや崩落箇所が続きます

●そもそも正式な登山道ではないため、初心者だけで行くのは絶対やめましょう

 

ジオグラフィカ等の地図アプリは必須!鬼に金棒!!

あらかじめヤマレコ等のSNSで歩いた人の軌跡をダウンロード(ヤマレコの場合は自己アカウントでのログインが必要)、その地図のキャッシュもしておくこと

【ヤマレコ・山ノート・ジオグラフィカ使用法】

https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1092

 

個人的には、ジオグラフィカは使いやすく超オススメ

10回までなら無料でお試しできるのがありがたい

山行中は機内モードでOK

 

過酷なバリエーションルートを経て

 

渓流荘まえでタクシーを降り、ここからスタート。運転手さんがとても感じのいい方で話が弾み、またお願いしますと名刺を頂いた。

久しぶりの登山にワクワク♪♪

渓流荘まえの橋からスタート

 

この橋を渡り

 

そこの民家を過ぎたらすぐに右の道を上がる。

民家のヒメリュウキンカ

 

3月に開花するのは外来種のヒメリュウキンカだろう。

左右に分かれる道を見極めながらもくもくと樹林帯を登っていく。

集落が見えた

 

この辺りの家、今は全て空き家らしい。帰りのバス運転手さん情報。

つい梅に引き寄せられて

 

この梅の木まで来てしまうと道間違い(笑)。

行き止まりになったのでジオグラフィカを確認し、正しいルートに復帰して進む。

 

倒壊した廃屋

 

これより後に出てくる旧集落の廃屋は、入口が壊れ家の中が丸見え。

生活痕が生々しすぎてちょっと怖い。

 

落ち葉ふかふかの道

 

スミレサイシン?

 

白いエイザンスミレも咲いていたけど、花は既に終わりの状態。

 

画像でよく見るトラバース

 

危険なトラバースが満載のルート。ロープはあるけど気は抜けない。

左が崖になっていて滑落注意の場所が多い。

戸惑ったのがここ

 

「どうやって通り抜けるの?」

一番最初に出てくる鹿よけ柵の右側ポールがなかなか動かずに困った。どうにか手前に引き寄せて無事通過。

閉めたあとは必ず紐を縛る。

 

あ!間に合った♫

 

ハナネコノメ

 

シャクが赤い子、まだまだいたよ

 

小さい沢が流れる崖のような斜面(危険個所)でひとり狂喜乱舞。間に合ってよかった。

ハナネコちゃん、残っててくれてありがとう。

 

マルバコンロンソウ?

 

タチツボスミレ

 

道幅が狭い斜面を沢に向かって慎重に下りる。

二俣

 

沢の分岐点が二俣。右のガレ場から下りてきたところを振り返って撮影。

何度も予習していた場所に着いた。もちろん、ここまでの道も大変だった。

一番左の沢へ

 

ここで一番左の沢へ取りつく。

それさえ間違えなければ、あとは延々と沢を登り詰めていくだけ。

ヨゴレネコノメ開花直前

 

このヨゴレネコノメはヨーダ(開きかけのまぶた)を連想させる。

 

ツルネコノメソウ

 

最初は沢が流れているが、途中から枯れ沢となる。岩ゴロゴロで大変歩きにくい。

登りならなんとかがんばれる。あの福寿草に会えるなら。

美しい囀りが響き渡る

 

小鳥の囀りに耳を澄ます。姿は見えないが癒しのひととき。

カタツムリの空き家

 

福寿草の黄色いじゅうたん

 

そして。。。

3時間ほどかかって秘密の花園に到着した。

福寿草の群生地

 

うわーっ!黄色いじゅうたんが広がっている。

同じ時間帯に15名ほどの登山者が訪れ結構な賑わい。

踏まないようにそっと近づく

 

会いたかったよ♡

 

陽射しを浴びてイキイキと

 

太陽に向かって

 

歓喜の歌を

 

なんて素晴らしい

 

木の間から健気に

 

ここだけに密集している

 

大きな木の陰に腰掛けて休憩している間も、続々と登ってくるハイカー達。

花弁がギザギザの個体

 

ここで煙草吸わないで。オジサン。(=_=)

どの子もみんな

 

喜びにあふれて

 

生を謳歌している

 

今日、ここに来られてよかった。全ての巡り合わせに感謝して。

 

峠の尾根にて下山

 

群生地から少し上がり、更に尾根を登っていく。

尾根上を歩く

 

緩やかな尾根の道は解放感がある。

枯れたブナ林が素敵すぎて、わざとゆっくり歩いてみたり。

独標

 

ピンクテープが張ってある名もないピークのあとに独標。

大ドッケ

 

そして数分後、大ドッケに到着。

急傾斜や狭いトラバースもあり。落ち葉の中に踏み跡があるのでわかり難いところはなかった。

大ドッケからは複数の尾根が伸びている

右側看板の方向にある右の尾根に下りる → 峠の尾根 〇

左の尾根を下ると浦山大日堂には出られません → バラモ尾根 ×

 

途中の開けた場所で小休止

 

気持ちのいい明るい尾根

 

アセビが揺れている

 

ススキの茂みより

 

61号鉄塔まで下りてきた

 

鉄塔のあたりでまた美しい囀り。2羽の小鳥が一緒に飛んで行った。

急傾斜もあったが比較的歩き易い下山だったように思う。

浦山大日堂バス停のトイレ

 

バス停奥のキケマン

 

ぬくもり号がやってきた

 

出発時刻まで運転手さんとお話を。タクシー料金を聞かれて答えたら10倍だねとびっくり。

福寿草の花園でお会いしたパーティが橋のバス停より乗車。

西武秩父駅は賑やか

 

秩父方面にはいつも秩父鉄道で来ていたので、西武秩父駅はお初。

飲食、温泉、お土産が一度で済むというすごい駅だったんだ!今回は温泉をパスして控えめにしたつもり(笑)。

秩父名物わらじかつ丼(1枚は770円)

 

秩父に来たら、やっぱりわらじかつ丼を食べないと。

2枚、3枚はボリュームありすぎるかなと1枚をチョイス。でも帰宅後に小腹が空いたので2枚にしておくんだった。(^^ゞ

 

【西武秩父駅前温泉・祭の湯】

https://www.seibu-leisure.co.jp/matsuri/index.html

駅の2F通路から、武甲山がドーンとそびえ立っているのが見え思わず立ち止まる。

 

番外編

 

往路の西武秩父線の車窓から偶然に見られた野鳥の姿。

芦ヶ久保で停車していた数分間のできごと。

素晴らしい囀りにハッとして窓の外を見てみると、高い木の上に小鳥がいる。

わっ、こっち見た!

ホオジロさんかな?

遠くてしかもガラス越しなのでぼやけているけど、なんだかとても嬉しい。(#^.^#)

 

最後に

 

憧れの段階から数年が経過し、満を持して決行した今回の山行。諦めずに準備を進めていれば、タイミングはちゃんと巡ってくるものだ。

大勢の人が訪れていて既に“秘密”ではないけれど。一生に一度は見ておきたい。その夢が叶った瞬間を忘れないように。。。

福寿草の花園がいつまでも続くことを願って。

久しぶりの筋肉痛がちょっと嬉しくもある。(^^ゞ

 

<個人的な結論>

●全て会社の言いなりになることはない

●最大の防御をして、行きたい場所には自分の判断で行く

しおん
山のとりこになって10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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