本州西部から九州に分布するユキワリイチゲ(雪割一華)。
ネットで画像を初めて見た時、その儚い美しさに心惹かれた。
“都内で見られる野鳥”を調べるうち、その花が東京で咲いていることを知る。
低山の予定もあったが、やはり一番気になる向島百花園へ向かうことにした。
往復のアクセス
[往路・復路]
東武スカイツリーラインにて東向島
東向島駅出口①より徒歩8分
セブン横を左折、突き当りを右、明治通りの信号を渡って直進
花らんまん
駅を出てすぐ自転車を押して歩いているオバサマに道を尋ねると、「自宅の方角だから途中まで一緒に行きましょう」とお優しいお言葉。
ありがとうございます。
最近よく見るこの子は…?
東向島駅から見て百花園入口は反対側(隅田川側)にある。
入場料150円を支払うと園内マップをくれる。
番号が振ってあるのでどこに何が咲いているかわかり易い。
ユキワリイチゲが咲いている場所をあらかじめ教えてもらった。
ユキワリソウの鉢植えが入口に♪
和ロウバイはそろそろ終盤。
ミツマタを覗き込む。
タロウカジャ(太郎冠者)という小さめの椿。
ヒメリュウキンカ(姫立金花)の黄色い花弁がつやつや。
ボケの花が可愛らしい。
定番の日本水仙。
ユキワリソウはロープの中。
白いガクがほんのりピンクがかってる。
こちらは派手めなマダム達。
うわ~、キュートだね!
曇天で開ききってないのが、むしろいい感じ。
マゼンタピンクと白のツートン。
淡いパープル、斑入りの葉っぱが素敵ね。
かんざしみたいなキブシ(木五倍子)。
どうしても中を覗いてみたくなる(笑)。
初見のユキワリイチゲ、アオジ
おおっ!いたいた!!
ユキワリイチゲさん、はじめまして~ (#^^#)
淡藍紫色という繊細なニュアンスの色味。
関東で見られるキクザキイチゲよりも小さい。
雰囲気あるなぁ。。。
憧れのユキワリイチゲさんは、気品と妖艶さを併せ持つ不思議な花。
咲いててくれてありがとう。
逢えてよかった。。。
萩のトンネル付近でも色とりどりのユキワリソウが見られた。
柵があるので望遠でズーム、更にトリミング。
ウメジローならず、赤のボケジロー。(^^ゞ
後姿もかわいい♡
可憐な囀りに引き寄せられそっと見守っていると、初めて見る柄の鳥が。
鳥図鑑で確認すると、どうやらアオジのようだ。
色の綺麗なこちらがオス。
地味めのこちらはメスのアオジかな。
枯葉が保護色となり同化しているので見えづらい。
今日も元気なオオイヌノフグリ。
オニタビラコ(鬼田平子)。
桑の茶屋跡のボケ。
こちらは東屋ちかくのボケ。
ベニチドリ(紅千鳥)だったかな。
ここのウグイスカグラはとても優しい色をしていた。
寒緋桜に群がるヒヨ、メジロ
曇り空がだんだん晴れてきて陽射しがまぶしい。
鳥たちも活発に動いている気がする。
寒緋桜とヒヨドリ。
渋いミツバアケビ。
さすがに暑くなってきて、ヒュウガミズキのベンチでダウンを脱ぐ。
汗かいてる。
メジロが桜に飛んでくる。
やった、辛うじてサクジローが撮れた。(^^ゞ
綺麗な声で短く鳴くのね。
すばしっこくて難しい。
池のほとりに黄色い花が群生している。
サンシュユ(山茱萸)。
梅ではなくボケの白花種。
まだまだ元気な福寿草。
白花タンポポはあちらこちらに。
シジュウカラとアオジの集団
ベンチで休憩していると、薄暗い林の中にピッ…という可愛らしい声が。
私がいるのを知らずに足元ちかくまで下りてきたシジュウカラ。
何のアクションも起こさず人間の気配を消していると近くにやってくる。
それは鳥を撮り始めて知ったこと。
柄が綺麗だね。
日陰の地面を嘴でつついて歩き回るアオジ。
スカイツリーがとっても近い。
ハコベ見つけた。
都心とは思えない風景がここに。
紫ツートンカラーとピンクのコラボ。
晴れたので再度撮影。
あれっ花数増えてない?
さっきのキュートな子も開いてる。
陽射しがあるとやっぱり綺麗ね。
青のキクザキイチゲは遠くに咲いているので精一杯ズーム。
そして、嬉しかったのは。。。
アマナ系?の花が突然現れた。
曇りでは蕾さえ見つからなかったのに、陽射しが出て気温が上がったらいきなり開花していたアマナ系の花。
うわーい!
パープルのユキワリソウも陽射しを浴びていきいきと。
乙女椿って名前がぴったりね。
タロウカジャも喜んでる。
ハナニラがひっそり。
スノーフレークも輝いて。
東屋ちかくの寒緋桜。
池から上がって寛ぐカモ。
水草をついばんでいる。
ピッという声につられて萩のトンネルへ。
シジュウカラを柵の間から盗撮。
わっ、こっち見てる!
もっとここに居たいけど、そろそろ帰ろう。
今日もありがとうね。
東武日光線の車両が展示されている。
東向島駅の花壇にポツリと。
番外編
奥の壁に向かってお寛ぎ中だったフサフサのベージュちゃん。
声かけたら振り向いた。
最近、薄茶色率高いなぁ。(#^.^#)
最後に
幹線道路が近くにあるのに、向島百花園の中はお花と野鳥の楽園。
そんなに広くはないけれど、ベンチがたくさんあって静かに過ごせる場所となっている。
【向島百花園】
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index032.html