東京都青梅市の山中に青梅草が自生しているという。
ぱっと見は福寿草にそっくりだけれど、ミチノクフクジュソウの野生種だそうだ。
そんな情報を聞いたらもう会いに行かずにはいられない。
未知の花に会えるかドキドキしながらまだ暗いうちに家を飛び出す。
往復のアクセス
[往路]
08:14 JR青梅線にて二俣尾
[復路]
11:05 赤仁田BSよりバス(間違って上成木行きに乗車)
11:20 上成木BS 11:23
11:23 上成木BSよりバス(折り返し運転で戻る)
11:52 東青梅駅北口
**モスバーガー東青梅センタービル店**
12:24 東青梅よりJR中央・青梅線
自己CT
08:15 二俣尾駅
08:29 桝形山・辛垣城址登り口
08:47 枡形山 08:50
09:03 物見山 09:05
09:13 マスガタ山 09:15
09:21 ノスゾウ峠 09:22
09:50 栗平集落 10:41
10:47 賢治の農楽校入口看板
10:57 赤仁田BS
枡形山~物見山~マスガタ山
当初は青梅駅から矢倉台経由で歩くつもりだった。
ところが、栗平への道程がとても長く感じたためスタート駅を変更。
その後も私にしては珍しく二転三転したあげく二俣尾駅で降車することに。

二俣尾駅からスタート。
初めて降りる駅で勝手がわからずトイレに行きそびれてしまう。

海禅寺の白梅が見事。
道沿いに公衆トイレがあって助かったー。

枡形山・辛垣城址登り口からゆるゆると。
この後コンクリート道が出現。

コウヤボウキ綿毛があちらこちらに。

まもなく枡形山(376m)。
ここから少しの区間が激下り。

登り返して。

物見山(418m)。

そしてマスガタ山(440m)。

黄色い道標の裏側にマスガタ山の表記あり。

左の大きなピークは大岳山。
中央やや左が鍋割山、後ろに見えるのが御前山。

奥の左から六ッ石山~鷹ノ巣山~雲取山。
ノスゾウ峠から栗平集落
樹林帯の中でやや広々とした分岐に出た。

そこがノスゾウ峠。
ここからまた激下りだったけれど、どうやら他にも道があるっぽい。

キーワードは竹林。

おぉ~、栗平集落に辿り着いたよ。
とても静かでひだまりぽっかぽか。

岩の陰からムラサキカタバミ。

賢治の農楽校。

すごーくいい雰囲気。
東京にこんなところがあるとは。

シンボルツリーの紅梅がこれまた素晴らしい。


淡いピンクの梅がキュート。

萼片が緑で私の好きな品種。

ウメジロー。

八重咲きの日本水仙。
スイセンさん知らない?
お目当ての花がどこにも見当たらずウロウロ。
やっと辿り着いたのにまさか会えないなんて。
春の使者*青梅草
その時、下のほうから単独女性がやってきて…。

わーーっ!いたいた!!
普通の福寿草より茎が長いのが特徴らしい。

春を告げる青梅草。

あっちにもこっちにも。

青梅草の素敵な横顔。

陽射しを浴びて。

フレッシュな個体は黄緑色がかってるような。
ものすごく綺麗。

どの子も素敵な春の使者。
こんなに咲いててくれてありがとうね。
青梅草にお礼を申し上げその場をあとにする。
とあるヤマッパーさんへ。
綺麗なお花と一緒に撮りたい気持ちはわかるけど、やっぱり一言だけ。
あなたのお尻や靴の下で青梅草の小さな命が苦しんでいるかもしれないよ?

小さなベンチで休憩中。
とても落ち着く素敵な場所。
いつまでもこのままで。
ハプニングもまた楽し♪
青梅草に充分満足したのでもう登り返したくなく、栗平林道をつい下りてしまった。
スマホは圏外なので細かな確認ができないまま予定変更。

車道に突き当たって赤仁田BSが目の前に。
ここでじっと30分待てばよかったのに、向こうからやってきたバスについつい乗り込んでしまう。
奥多摩駅方面とは反対方向へ行くらしいと判明したのはバスの中。
まぁ、死ぬわけじゃないし大丈夫大丈夫。

終点の上成木BSまで乗車した後に、同じバスが青梅駅方面へ折り返すので再度乗車して事なきを得る。
ただ、計画していたランチのお店は今日はもうパスかな。
おっちょこちょいを通り越して、自分のあまりのバカさ加減に笑いが止まらない。
こんなハプニングは私限定だろう(笑)。
モス東青梅*和風旨だれとり竜田
東青梅駅北口BSにて降車。
同じバスに乗っていた地元女性に駅への道を尋ねたところ、「ちょうど私もそちらなので一緒に行きましょう」と近道を教えてくださりありがたかった。

南口でランチできるお店はモスバーガーくらいしかなさそう。
和風旨だれとり竜田(平日割880円)はレモン味でさっぱり。
電車の発車時刻が迫ってきたので残ったポテト袋を握りしめホームへ急ぐ。
当初予定していた栗おこわ膳は次回に期待!
最後に
以前は見向きもしなかったような低山の発掘が面白くて仕方ない。
大きな目的はお花や猫、食べ物だったりするけれど。

小さな集落で健気に開花していた青梅草。
なんとか無事に対面が叶い安堵している。
次回はちゃんと青梅丘陵ハイキングコースを歩いて会いにいこう。