登山

曇り*粉雪から快晴に大逆転♪新雪の谷川岳 2021/12/5(日)

久しぶりの日曜休み。

天気予報を見るとどうやら快晴のようだ。

山の予定はなかったけど、この好天を逃してなるものか。

前日に慌てて雪山ギアを引っ張り出し準備する。

ちょっと早い雪山始めは谷川岳に決定~!❄❄❄

 

田尻沢下山コースは2021~2022年、全面閉鎖中です

http://www.tanigawadake-rw.com/item/8390

 

往復のアクセス

 

[往路]

08:10 上野よりたにがわ403号

09:20 上毛高原

09:32 上毛高原駅①よりバス(1250円)

10:17 谷川岳RW駅

 

[復路]

16:15 谷川岳RW駅よりバス

17:05 上毛高原駅

17:27 上毛高原よりとき334号

18:34 上野

 

【関越交通・バス時刻表&運賃表】

https://www.kan-etsu.net/publics/index/20/

以前は現金払いのみだった関越交通バス、PASMO/Suicaが使用可になっていた!

 

 

【谷川岳ロープウェイ】

http://www.tanigawadake-rw.com/

モンベル、JAFの往復割引(100円)あり 大人2100円→2000円

 

★上毛高原で降車するメリット★

過去のアクセス方法:新幹線で高崎~上越線に乗り換えて水上~水上からバス

水上から乗車する場合、バスが満席のことが多く不思議に思っていた(笑)

時間と運賃を比較してみた結果、上毛高原で降車したほうが合理的なことが判明

バスの運賃は少々高くなるが電車賃と相殺すると少額で済む

時間帯にもよるが乗車時間が短くなり1時間以上も早い

 

★上越線に乗るメリット★

ローカル線の山旅気分を味わえる

車窓から谷川岳がくっきり見えてテンション上がる

 

自己CT

 

10:43 天神平

11:30 熊穴沢避難小屋 11:33

12:15 天狗の留まり場 12:19

12:55 天神ザンゲ岩 12:56

13:15 肩の小屋 13:17

13:29 谷川岳(トマ耳) 13:35

13:39 肩の小屋 14:02

14:43 熊穴沢避難小屋 14:44

15:15 天神平

 

大幅に遅れたスタート

 

当初、8:05のバスに乗る予定だった。

寝坊した訳でもなくちゃんと準備してアラームまでかけていたのに。

最寄駅の発車時刻を何故か家を出る時刻と勘違いし、5時台の電車を逃す。

次のバスは水上駅までしか行かないため、大幅にスタートが遅れてしまった。

それでも、快晴の谷川岳を登れるならまぁいいかと家を出る。

 

上毛高原駅①

 

改めて調べてみると高崎より上毛高原が合理的と判明しこちらで降車。

改札外に小さなコンビニが1軒あるだけの閑散とした駅。

バスの乗客は単独男性と私だけ。

水上駅経由で5分程停車し、谷川岳RW駅へ向かう。

 

 

天神平

 

日曜にしては人が少なくRWもガラガラだった。

やはりコロナ禍のせいか。

いつものようにRW乗車中に冬靴、ゲイター、Wストックを準備。

 

 

曇り

 

白毛門方面は山頂に雲がかかっている。

あれぇ…?今日は快晴の予報じゃなかったっけ??

しかも粉雪がパラパラ舞って。

 

 

どんより…

 

昨日降ったと思われる新雪に覆われた山肌。

それでも、12月中旬以降に比べると雪の量はまだまだ少ない。

 

雪の状態を見ると今日はアイゼンなしで行けそう。

そのままツボ足とWストックで天神平を出発。

夏道のトレースを辿る。

 

 

陽射し

 

一瞬の陽射しでも嬉しい。

新雪モフモフ。

自然に頬が緩んでしまう。

 

 

雪中テント

 

おぉー!雪のテント泊。

寒そう。。。

 

 

熊穴沢避難小屋

 

ひとり黙々と歩いていたら熊穴沢避難小屋が見えてきた。

 

しかしこの曇天、やっちまった感が強い。

快晴予報だったからこそ谷川まで足を延ばしたのに。

電車の発車時刻を勘違いした時点で日を改めるべきだったか。。。

いやいや、こんな静かな雪山始めもなかなかいいんじゃない?

 

 

水分補給

 

足が攣らないよう、熊穴沢避難小屋で早めの水分補給。

マンゴーとパイナップルの100%ジュースを家で混ぜてきた。

なかなかイケる。

 

 

ナナカマド実

 

うひょ~~。

ナナカマドの赤い実がまだ残っていて、霧氷とのコラボに心躍る。

 

 

赤と白

 

うわぁ、素敵ね~~~。

ナナカマドの赤と真っ白い雪のコントラストにもう夢中。

 

大逆転!?いつの間にか青空が

 

 

いつの間にか青空

 

そうこうしているうちに、まさかの青空!!

やったね!

やっぱり今日来て正解だったわ!!!

 

 

展望

 

 

青空と霧氷

 

青空と霧氷が素敵!

スタートが遅いぶんトレースはしっかりあるし。

現在地には人がいないので静かな雪山を楽しむことができる。

隠れ家チックな細尾根歩きにワクワクが止まらない♪

 

 

マナイタグラ

 

マナイタグラが姿を現す。

 

 

鎖場

 

急な鎖場の辺りもWストックで何とかクリア。

 

 

舞い上がる雪

 

風が出てきた。

舞い上がる雪にも風情がある。

 

 

マナイタグラ

 

あまりの素晴らしさに見とれていると。

「ずいぶんカッコイイっすね!あれ、何ていう山ですか?」

登ってきた若者に聞かれ、「マナイタグラだと思います」と答える。

「今日来て正解っすね!」と実に楽しそう。

 

雪山を始めたばかりだろうか。

ソフトシェルなし、長袖Tだけでガシガシ登って行く後姿にあっけにとられる。

私もインナーに汗かいてるけどソフトシェル着ないと寒いよ。

若いとはいえ凄いなー!

 

 

ナナカマド

 

ナナカマドの実に陽が当たってキレイ。☆彡

 

 

 

笹が出ていたりと、雪の深さはまだこんな程度。

 

 

霧氷

 

それにしても霧氷の美しいこと。。。

 

 

マナイタグラ

 

雪を纏ったマナイタグラの荘厳さ、惚れ惚れするなぁー。

 

 

燧ヶ岳、至仏山

 

燧ヶ岳と至仏山。

 

近そうでなかなか着かない肩の小屋

 

 

白サンゴ

 

白サンゴが天狗の留まり場にびっしり。

 

 

天狗の留まり場

 

天狗の留まり場にて、あまりに寒いのでハードシェルを羽織る。

すると全然寒くなくなった。

結構汗をかいているので水分補給も。

 

 

蟻んこ

 

天狗の留まり場より蟻んこ軍団を撮影。

 

 

蟻んこズーム

 

例の道標もハッキリ見えるけど、ここから結構あるんだよね。

 

 

霧氷

 

素敵な冬景色。

こんなのが大好物。

 

 

赤、白、青

 

まさに冬のトリコロールカラー。

これだから雪山はやめられない。

 

 

マナイタグラ

 

またまたマナイタグラ。

 

 

天神ザンゲ岩

 

天神ザンゲ岩には数個のザックがデポされていた。

 

 

もう少し…

 

肩の小屋まで、あともう少しなんだけどな。

風が寒くなってきて、ニット帽の上にハードシェルのフードをかぶる。

 

 

紺碧の空

 

そして誰もいなくなった。。。

紺碧の空が美しすぎるわ。

 

ここで一句。

『近そうでなかなか着かない肩の小屋』お粗末…(笑)

 

 

肩の小屋

 

うわー、やっと着いた!

山頂よりも肩の小屋が見えた時が一番嬉しい。

 

谷川主稜線とトマ耳

 

 

谷川主稜線

 

青と白の谷川主稜線。

 

 

山頂へ

 

では、山頂へ。

 

 

肩の小屋と谷川主稜線

 

肩の小屋を入れて。

 

 

雲海

 

雲海すごいなーと見とれていた時。

山頂から下りてきた若者がニコニコしながら「雲海が素晴らしいっすね!」と話しかけてきた。

先ほどマナイタグラをカッコイイと言っていた男性と同じ人。

きっと、普段から人懐っこい若者なのだろう。

 

 

トマ耳

 

谷川岳トマ耳に登頂。

単独男性が下山した後に撮影。

 

ヤマレコユーザーのiさん、iさんご夫妻、fさんとバッタリお会いしたのはもう2年前になるのか。

月日が経つのは早いものだ。

 

 

 

トマ耳

 

暫く来ない間に、山頂標が変わったんだね。

<訂正>2019年12月の雪山でも同じ山頂標が写っている(笑)

 

 

オキ耳

 

オキ耳を望む。

あちらの山頂には数名のハイカーさんがいるようだ。

 

 

主稜線と雲海

 

トマ耳より谷川主稜線と雲海。

 

 

自撮り

 

 

 

オキ耳

 

5時台の電車に乗れていたらオキ耳まで行くつもりだったけど、遅れたのであっさり断念。

山頂はやはり風が冷たくて寒い~!

オキ耳の雄姿を目に焼きつけそそくさと下山。

 

 

エビの尻尾

 

エビの尻尾がいっぱい。

 

 

平ヶ岳

 

山頂でちゃんと撮影してないことに気づく。

だって寒いんだもん(笑)。

これは平ヶ岳。

 

 

燧ヶ岳、至仏山

 

こちらは燧ヶ岳と至仏山。

 

 

肩の小屋へ

 

ズサズサ下って肩の小屋へ。

 

肩の小屋でひだまりランチ

 

 

肩の小屋

 

皆さん、景色を眺めながらランチ中。

 

 

肩の小屋

 

肩の小屋内部を一応チェックしておく。

 

 

肩の小屋の玄関

 

土足厳禁のみならず、アイゼン脱ぐのは当たり前!

階段と床にこれだけ傷があるってことは、アイゼンのまま上がる輩がいるんだろう。

確かに面倒だろうけど、そんな奴は雪山やる資格なしっ!!

 

 

ひだまりランチ

 

デミチーズオムレツ、和風ツナマヨ、温かいほうじ茶でひだまりランチ。

おにぎり2個でお腹いっぱい、いちごバウムは食べず。

 

 

だるま

 

見知らぬ男性にいきなり「これ作りました?」と尋ねられる。

ヤマレコ等でよく見かけるだるま。

「いえ、私じゃないですよ」と答えた後に少々会話するも、ヤマレコユーザーさんかどうかは聞いていない。

 

 

注意表記

 

中ゴー尾根から谷川温泉ルートは通行不可との注意表記があったので念のため。

 

 

谷川主稜線

 

左下から誰か登ってくる人がいる?

それとも、肩の小屋から少し下りて登り返しているだけかな?

 

下山も楽しい谷川岳

 

 

下山開始

 

ひゃっほう~~♫

下りはアイゼン装着したほうがいいかな~?と思いつつ、結局そのまま下りることに。

慎重にカニ歩き。

 

ほぼ全員のハイカーさんが12本~10本アイゼンを装着。

ピッケル持ってる人も多かったけど、明らかにオーバースペック。

 

アイゼン付けたまま尻セードし、天神ザンゲ岩の裏で立ションしてる輩に遭遇。

ゲンナリ。。。(-_-)

 

 

下山も楽し

 

下山もまた楽し♪

 

ツボ足では無理かなと感じた急傾斜の下りは、尻セードで対応。

ピッケルは使っていないが手足で制動できる程度の雪。

ただし、混雑はしておらず他の登山者が誰もいない場面で行った。

 

雪=アイゼンではない。

私の場合は登り下りともツボ足、Wストックのみで大丈夫だった。

どの程度の雪ならどんな装備でOKか、自分で試してみるのも大事だと思う。

 

 

熊穴沢避難小屋

 

熊穴沢避難小屋まで下りれば、とりあえず安心。

とりたてて危ない箇所はもうない。

 

 

モッフモフ

 

青空ありがとう。

モッフモフの平行道をのんびりと。

 

 

片目

 

行きは曇りで撮れなかった谷川岳。

横顔だからまだ片目しか見えんニャ。

 

 

笠ヶ岳、朝日岳、白毛門

 

笠ヶ岳、朝日岳、白毛門を眺めながら。

 

 

両目

 

やっと両目が見えたニャ。

ありがとう谷川岳。

またね!

 

 

田尻尾根分岐

 

現在閉鎖中の田尻尾根。

足跡あるけど…。

 

 

天神平

 

無事、天神平に到着。

おつかれさまでした~。

いちごバウムは、バス待ち時間に半分だけ頂いた。

 

最後に

 

天気さえよければ最高の雪山となる谷川岳。

谷川岳RWを使った天神尾根ピストンは、雪山初心者にもオススメ。

できるだけ快晴の日を狙って安全に楽しもう。

 

 

 

 

 

 

<ウェア備忘録>

mon ウールアンダーウェア 上下

ibex ウーリーズ220 長袖

ibex ウーリーズ220 タイツ

mam 中厚ソフトシェル(ボルドー)

mon ハードシェル

mam 厚手ソフトシェルパンツ

smt 厳冬期ウールソックス

mon ウール手袋

mon 薄手ウールバラクラバ

arai ゲイター

sca 冬靴

bla Wストック

mon ニット帽

 

(12本アイゼン、ピッケル、オーバーグローブ、ダウンジャケット使用せず)

 

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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