坂戸山とセットで六万騎山に登るハイカーが多いようで、調べてみるとこちらも駅から徒歩圏内。
しかも六日町駅からたったの1駅。
せっかく新潟まで遠征するのだからと2座目に六万騎山を計画。
地蔵尊登山口より登って庚申塔登山口へ周回するルート。
可愛いユキワリソウの花姿を見たらもう居ても立っても居られず…。
往復のアクセス
[往路]
12:39 六日町より上越線(200円、3分遅延)
12:45 五日町
[復路]
15:27 五日町より上越線(420円)
15:55 越後湯沢
16:03 越後湯沢よりたにがわ412号
自己CT
12:47 五日町駅
13:05 地蔵尊登山口
14:06 六万騎山 14:10
14:48 庚申塔登山口
15:15 五日町駅
※お花や野鳥を観察しながら歩いているので、CTは比較できません
町中で八海山にしびれる
打って変わって五日町駅は小さな無人駅。
待合室と自販機あり。
トイレはホーム側のドアから使用可能。

道路脇や小さな川沿いにヒマラヤユキノシタ。
家はあるけど人の気配があまり感じられない町。

小さな踏切を渡る。
町中でこの景色が見られるってすごいと思う。

民家の玄関先にフクジュソウが咲いてた。

目の前に聳える八海山に圧倒される。
カッコいいなぁ。
車窓から見えた時、目が釘付けになってしびれちゃったもんね。

八海山の右に中ノ岳。

左側に見える残雪の山。

ズーム。

こちらにも元気がいいラッパスイセン。
キュートなユキワリソウ
地蔵尊登山口の近くまで歩いてくると、数台の車と数名のハイカーさんの姿。

何か撮っているなぁと近づいたらユキワリソウだった。

濃いピンクのユキワリソウがキュート。

白も素敵ねー。
ピンクのポイントメイクを施して。

淡いピンクのグラデーションは丸っこくて可愛い。
ひとつだけ虫に食われちゃってるけど。

萼片が細いタイプ。

白い萼片が波打ってる~。

カタクリとパープルちゃんのコラボ。

う~ん、どの色も可愛い♥
…とかやってたら、別のお目当てさんを見逃した。
おそらくここにいるはずの子。

おぉ、これはミチノクエンゴサクだよね?
ヤマエンゴサクに似てるけど、全体的に小ぶりでとても華奢な感じ。
関東圏では見られないお花に会えて嬉しい。
辺り一面に広がるカタクリ

雄しべが太くて短いカタクリ。

おぉぉ、ナガハシスミレだ。
距がビヨーンと細長く立ち上がってる種類のスミレ。
テングスミレという別名のほうがしっくりくる。
主に日本海側に多く分布し、稀に関東圏や東北でも見られるらしい。

淡い色のイカリソウ。

中心部が白みがかったカタクリが個人的には好き。

少しずつ登っていくと、日当たりのいい場所にカタクリの群生が。

うわぁー-、山の斜面を埋め尽くすカタクリ。

あちらもこちらもカタクリだらけ。
思い切って出かけてよかった。

丸太の階段をゆっくり登る。
こんな登山道脇にもカタクリ。
あまりに暑すぎてここらへんでシェルを脱ぐ。

イカリソウ見っけ~♬
お花に夢中になっていたら、80代くらいの女性に抜かれてしまった。

陽射しを浴びて輝くカタクリが素晴らしい。

後姿にもそそられる。

青空に映える可憐な桜。
坂戸山と同じくオクチョウジザクラかな。

もっと上にもカタクリ群生地。
「低い山なのにこんなに咲いててすごいね」とカタクリに話しかけたら、先ほどのオバサマがベンチで横たわっていて…(汗)。


手軽に登れるのに花いっぱいって、実に素晴らしい里山じゃないの。

アズマイチゲとカタクリのコラボレーション。

「ツツピーツツピーツツッ」
そこへやってきたヤマガラ。

近寄ってきたかと思えばあちらへ飛び、せわしなく動いて一瞬を捉えるのが難しい。
そんなヤマちゃんが大好き。

枝と花の間に花柄があるからアブラチャン。
雪山の展望が望める六万騎山
女性同士のおしゃべりが聞こえると思ったら。

六万騎山(320m)に到着。
山頂には10名ほど。
ここでも探してみたけど、見つからなかったあのお花。


霞んでるけど巻機山方面。

巻機山の右に見えるのは、先ほど登った坂戸山。
イカリソウ*ミチノクエンゴサク
休憩もそこそこに下山開始。
庚申塔登山口方面へ。

六万騎山にもあったよ、上向きに咲く短足ぎみのカタクリ。

雄しべが根元まで黄色いからユキツバキ。

お~、いたいた。
ピンクのイカリソウ。

別のイカリソウをズーム。
TG4で撮ると生々しくてドキドキしてしまう。

ピンク系のミチノクエンゴサク。

こちらは紫系。

青系のミチノクエンゴサクもいた。
どの子も繊細で儚げな花姿が可愛い。

ジャノヒゲいたぁ。

蜘蛛の糸に絡めとられちゃってるアオキ。

花数は少ないけど下山路にもカタクリ。
新鮮なイワウチワの花園
もう少し下ったところで別のお花がちらほらと。

そう!お待ちかねのイワウチワ。

開花したばかりのようでやけに綺麗。

雌しべの根元がうっすらピンクのリングに。

ほぼ白い子。

ピンクくっきりの可愛い子ちゃん。


まさにこれから開こうとする半蕾状態のイワウチワ。

イワウチワに関しては、坂戸山よりも六万騎山のほうがフレッシュな個体が多い。
標高は低いのに不思議だわ。

ほんと綺麗な子が多い。
タイミングがよくてラッキー♬

あっという間に庚申塔登山口。
ここから地蔵尊登山口まで徒歩数分。
里山の春を感じて
帰り道も新潟とは思えないくらい暑かった。
サーモスの温かいお茶は残ってたけど、冷たい飲み物を自販機で購入。

電線の上で誰かが鳴いてる。
探してみたらハクセキレイさんだった。
意外と言っちゃなんだけど可愛い声なんだよね。

のどかな里山で春のお花を堪能した。
ありがとう六万騎山。

笑う犬。
五日町駅近くにて。
柴犬は昔から好き。

五日町駅に戻ってきた。
ちょうど次の電車に間に合う時間帯。
相変わらず閑散として乗客らしき人は皆無。

ホーム待合室にてスイーツタイム。
トロトロの黒糖クリームパン。

五日町駅より八海山。

上越線で越後湯沢へ。
今日も楽しかったね。
最後に
新潟の山が素晴らしいことを改めて認識した。



こんな里山でこれだけの花が一斉に咲くなんて想像もつかない。

ちょっと新潟に住みたくなってしまったわ。
いや、東京に住んでてたまに訪れるからいいのかも。。。
ヤマレコ、ヤマップ、その他登山ブロガーさんに感謝。
お陰さまで楽しい花旅ができました。
見つけられなかったお花は来年また探しに行こうかな。