千斗小屋温泉の野天風呂繋がりで、お次はいよいよ本沢温泉へ。
テントは担ぐけれどピークは目指さないゆるキャン。
最近、温泉と現地グルメを攻略する登山なしプランをあれこれ考えるのが楽しくって♪
もくじ
往復のアクセス
[往路]
06:58 上野よりあさま601
08:13 佐久平
08:31 佐久平より小海線
09:30 小海
09:38 小海駅よりバス(800円)
10:18 ミドリ池入口BS
[復路]
12:18 稲子湯BSよりバス
12:54 小海駅
**月華**
13:20 小海より小海線(510円)
14:00 佐久平
14:51 佐久平よりあさま620
【小海町・路線バス時刻表】
https://www.koumi-town.jp/office2/archives/tourism/jikokuhyou/post-813.html
自己CT
[1日目]
10:21 唐沢橋登山口 10:28
11:20 こまどり沢 11:21
11:48 しらびそ小屋 12:02
12:06 中山峠分岐
12:57 本沢入口分岐
13:06 本沢温泉キャンプ場 13:08
13:11 本沢温泉
[2日目]
09:14 本沢温泉キャンプ場
10:04 しらびそ小屋 10:05
10:21 こまどり沢 10:24
11:00 唐沢橋登山口
11:14 稲子湯旅館
しらびそ小屋の女将さんとバッタリ!
佐久平駅は平日でも大勢の観光客で混雑している。

小海駅ホームに飛んできた黄緑色の虫。
バッタでも蝉でもなく何だろうと調べてみたら、クサカゲロウの仲間みたい。
儚げな透き通った羽が綺麗だよ。

一番先頭に並んでいたらホーム中ほどで停まってしまい慌てて戻った。

バスの車窓からテンション上がる景色。

今回もミドリ池入口で降車した。
2ヶ月前は曇天でも暑かったけれど、10月になると爽やかな秋の空気感が漂う。
登り坂を休み休み登っていらした女性に追いついて、彼女が振り返ったその時。
「あっ、しらびそ小屋の女将さんですよね!」
7月にテントを張った登山者であること、ご主人のことを書いた本を読んで大変感激したこと、コマクサの季節に小屋に泊まってお話を伺いたいことなどを一気に喋った(笑)。
『花守記』を読んでからずっと胸に秘めていた感想を、ご本人に直接お伝えできたことが嬉しくてたまらない。
来年の夏に必ずお伺いしますねと告げお礼を申し上げてお別れした。
いや~、こんな嬉しい出会いがあるとは。。。

こまどり沢。
女将さんとの嬉しい出会いがパワーとなり、休憩せずに登ることができた。

この看板好きだー。

秋の涼しい気候のおかげか、前回よりも短時間でしらびそ小屋に到着。
そっか、女将さんは小屋に向かってる途中だからまだ無人なのね。
それぞれ単独らしきハイカー数名が休憩中。

秋晴れの東天狗とミドリ池。
東天狗に登頂するプランも考えたが、それだと雲上の湯を楽しめなくなるため却下。
今日はこんなに穏やかだけど明日は爆風の予報だったし。

湖畔ベンチにておやつタイム。

そこへ現れたホシガラス。
最初、小屋の窓を覗き「あれっ?女将さんいないなぁ…」という顔をしたあと切り株へ移動。

キリッとした横顔がカッコイイ。

来年の夏と言わず今冬にでも来たいけど、稲子湯までのバス(リエックス止まりになってしまう)がないのよね~。
本沢温泉*鍋焼きうどん
おやつを食べたらサクサク歩いて本日の目的地へ。
アップダウンはいくつかあるがまぁまぁ歩きやすい道。

本沢入口分岐。

本沢温泉キャンプ場。
手前のエリアには既にテントがいくつか張られ、意外に混んでてびっくり。

キャンプ場の水場。

女性専用のEサイトへ向かう。

とりあえずザックをデポ。
女性専用サイトには緑テントが1張のみ。

石楠花の湯は現在使用不可。

やってきました、日本の秘湯 本沢温泉。

【本沢温泉】
https://www.yatsu-honzawaonsen.com/
テント 1000円
野天風呂 1000円
内風呂も1000円で入れるけど私は野天目的なのでパスした。

秋の彩りがいい感じ。

そうそう、これこれ!
ヤマップを見てラーメンじゃなくこちらに変更。
期間限定の鍋焼きうどん(1200円)は器が小さいので量は少なめ。

でもね、数種類のキノコがどれも美味しく身体が温まる。
海老の尻尾までいただいて最後の一滴まで飲み干し完食。
ごちそうさまでしたー。

こちらの水場はスタッフさんも煮沸せずに利用しているそう。
黄色いホースから湧き出ている天然水を1.5Ⅼ汲んでおく。
木漏れ日の女性専用Eサイト
ランチが終わったらテン場に戻って。

本日の宿を設営。

そんなに広くはないけれど木漏れ日が嬉しい。
ペグは刺さりやすく固定する岩も少しある。

香ばし蜂蜜バターアーモンド(瀬戸内レモン味)を買ってみたら、これが美味しいのなんの。
普段利用しないスーパーに行ってみると新発見があって楽しいね。

モンベルのトレールチャイを淹れて一休み。

小屋裏の仮設トイレに寄っておこう。
たったひとつのデメリットはこのトイレが遠い問題だな。
野天風呂は熱すぎて入れず
さてと、15時を過ぎたのでそろそろ野天へ行ってみますか。
小屋のお姉さんに「野天は1回でお願いします」と言われて内心ガッカリ。
ただし、実態は皆さん数回入っていそうな感じ。

ワクワク♫

あっ!男性が2名入浴中だわ。
一応、下に水着を着用してきたけど一緒に入るのは憚られる。
手前にて男性が出るのを少し待つことに。

その若者に聞いたら湯温が高いと言っていたので、恐る恐る手を入れてみると…。
43度以上はあると思われかなり熱い。
ロンTは着たままズボンだけ脱いで水着の足を入れてみるも、熱すぎてずっと足を入れていられない。
何度かトライしてもやっぱり私には無理だった。

明日の朝、再チャレンジしてみよう。

テン場に戻って簡単な夕食作り。
コンビニの紅鮭わかめおにぎり2個に、無印の五目ちらし寿司(レトルト)を混ぜて錦糸たまごをトッピング。
生協の野菜が美味しいお味噌汁(フリーズドライ)を添えて。
食後に早生みかん2個でお腹いっぱい。

地図を見ながら明日のルートを最終確認。
当初の予定では渋の湯に下山するつもりだったが、稲子湯よりも時間がかかるのとバスの時間が15時すぎと遅いためやめておく。
おそらく稜線上はかなりの爆風だろうしね。
黒百合ヒュッテはいつか土日(渋の湯は週末のみバス運行)に合わせて計画すればいいや。
読書して音楽聴いておやすみなさい。
10月中旬だから、まだイスカのエアドライト140で全然寒くなかった。
もちろん就寝時はダウン着用したけど。
まさかの1時間待ち*念願の野天♨へ
☆翌朝☆
予報通り風が出てきた様子。

湯煎した朝カレー、角切りりんごとクランベリーのフランスパン。
いつものカフェオレ甘さなし2杯。

6:30頃テン場を出て野天へ向かう。
風があって少し寒いけど、紅葉とウロコ雲がまさに秋って感じ。

ワクワクして自然と頬が緩んでしまう。
ルリちゃんがまだいるのか時折「ヒッヒッヒッ」という鳴き声が聞こえる。
残念ながら、男性4名が入浴中なので手前の見えない位置にて待機。
ところが10分、20分、25分経ってもまだ入ってる(笑)。
昨日の若者2名は30分くらいで出てきたが、あと2名がなかなか出てこない。
若者いわく、昨日よりは湯温が低くて出るに出られないような適温だったと。
結局、オジサマ2名が着替えるまで秋風吹く中、まさかの1時間も待機するハメに…。
体感温度に個人差があるようで「ぬるくて出られなかった」と仰っていた。

やったーー!
やっと入れるうぅぅーーー!!

縦構図でもパチリ。

ふわぁ~~。
念願の野天風呂、最高ニャ~~~。
私の体感では41度くらいかな。
極楽極楽♬

上空は風が強いけど、雲上の湯は最高に気持ちいい。
しかもひとりじめ。
思い切って来てよかった!

皆さん登山中だろうから、この時間帯は誰も来なかったよ。
30分じっくり温まることができて感謝。

身体ぽっかぽか。

彩りの山肌。

本沢温泉からテン場までの毒沢は夜間は特に登山靴のほうがいい。
暗くなってからサンダルでトイレに行った時、渡渉に失敗して靴下濡れた。

テントさんただいま。

はい撤収。
野天の待機でかなり時間が遅れたけど、まぁなんとか大丈夫でしょう。

お隣のサイトは明るくていい感じだよ。
野鳥と紅葉を愛でながら
ピストンで稲子湯へ下山。

キラキラの紅葉。

静かなルリの森を通過して。

しらびそ小屋に着くとコガラちゃんが来ていた。

あ、昨日のホシガラスさんも。
元気でね。

一輪だけ咲いてたイワニガナ。

コゲラちゃんもいたー。

わお、素敵な紅葉グラデーションに目を見張る。

途中から林道じゃなくて登山道を歩いてみた。
稲子湯*日帰り温泉♨
ほどなくして現れた建物は。

あれっ、稲子湯さんには思ったより早く着いちゃった。
バスまで1時間もあるから急きょ温泉へ。
【小海町観光協会・稲子湯旅館】
https://www.koumi-kankou.jp/stay/yatsugatake/355/

今日は大勢の日帰り入浴者がいたので撮影できず、7月の画像を掲載。
設備は古いけど素晴らしい炭酸泉が楽しめる。

稲子湯BSから小海駅へ。
月華*しょうゆラーメン
どうしても寄りたかった小海駅のお店へ。
前回はアクセスの関係上、佐久平駅でランチしたが今日はこちらで。

ただし小海線の発車まで余裕がないから、お目当てのソースかつ丼は無理だろうな。
【食べログ・月華】
https://tabelog.com/nagano/A2003/A200302/20000578/?msockid=0ab16a1a82c26b4d28787e7c83286ac1

「13時20分の電車に乗るんですけど、それでも食べられるものありますか?」と尋ねると、「麺類が一番早いですね」と言われしょうゆラーメン(800円)を即注文。
具は少ないけど太く縮れた麺で、聞いてみるとやはり手打ちとのことで感激。
スタッフさんの対応が優しくて感じがいいからお客さんが多いんだろうな。
「今度、時間がある時にソースかつ丼食べに来ます」とお礼を申し上げ店を出た。

ところ変わって佐久平駅。
プラザ佐久の土産屋さんにて、つぶあんマーガリンどら焼(178円)を購入。
新幹線の発車時刻までベンチで待機も可能。
最後に
本沢温泉の雲上の湯は噂に違わずいい湯だった。
単独女性にとっては少々敷居が高いため、女性数名で来るほうが入りやすいかもしれない。
なんにせよ、一生に一度は入っておきたい野天風呂。
本沢温泉には積雪期に一度だけ泊まったことがあるが、暖房器具の使用が最小限なので小屋の中でさえとても寒かった記憶がある。
なので、個人的には冬以外のシーズンにテントでまた楽しみたいと思う。


