登山

試練の飯豊山*大日岳*イイデリンドウ(川入~本山小屋~梅花皮小屋~飯豊山荘)【後編】 2019/7/21(日)~24(水)

“飯豊の星”イイデリンドウと出会って、いよいよ憧れの稜線へと向かう。大好きな避難小屋巡りも楽しみ。

この長い縦走路にはたくさんの可憐なお花たちと、数々の試練が待ち受けていた。。。

 

こちらもどうぞ【前編】

 

DAY3*予定外の大日岳、危険な雪渓と雷雨に遭遇

 

☆3日目朝☆
昨夜の雨はやみ、素敵な朝焼け

 

外で歯を磨いていると、テン泊の男性がちょうどご出発されるところだった。

早朝はこんなにいい天気だったのよ

 

同宿者2名と奥様にご挨拶して私も出発。お世話になりました!

 

お天気持ってくれるかな

 

おっ!

 

素晴らしいお天気に

 

姫ちゃんの群生がお出迎え
イイデリンドウはまだ蕾だった

 

飯豊山
嬉しくてしょうがない

 

うわぁ~

 

おぉぉ!素敵な稜線

 

ここでまた大泣き。。。自分がここを歩いているのが信じられない。しかも朝からこんなに晴れて。来てよかったよ。

 

葉っぱが丸いキバナノコマノツメ

 

ヒナウスユキソウ

 

沢山のマルバシモツケ

 

ハクサンシャクナゲが瑞々しい

 

オヤマノエンドウ

 

ヨツバシオガマ

 

ピンクがかったチングルマ

 

青空が嬉しくて

 

オノエランがあちこちに
茶色のM字でわかる

 

きゃーっ!アオノツガザクラ祭り

 

御西岳の山頂は平たくて「えっ、ここが山頂?」という感じ。

 

遠くに見えるのは御西小屋

 

到着した時、若者パーティ7名が休憩中。後に梅花皮小屋でお会いすることとなる。

 

御西小屋

 

「わざわざ東京から来たのに大日に登らないの!?」「門内小屋まで行くのに時間がかかっちゃうので…」「行きは1時間半、帰りは1時間だよ?体力、気力、あんた次第」(^-^;

管理人さんに背中を押され、行くことにした。ザックの置き方をご教示くださる。「行ってきまーす!」「行ってらっしゃい」

 

小屋から下って行くとハクサンイチゲが!
今までのルートでは全く見かけなかった

 

うわぁ嬉しい

 

そして、ハクサンコザクラ♡可愛すぎる♡

 

大日岳の途中にもイイデリンドウ

 

閉じているのが多い中で

 

ぽつりぽつりと開花している

 

あれ、またガスってきた
クルマユリ

 

元気なウサギギク

 

薄桃色のダイモンジソウ

 

大日岳に到着

 

そうそう来られないんだもん、登ってよかったよ。御西小屋管理人さんの仰る通り、登山地図のCTほどかからない。

ここからの下山時、滑って右手を岩にぶつけ焼いたお餅のようにぷくーっと膨れ上がる。その程度の怪我でよかった。

そしていきなり雨が降ってくる。ペットボトルの水500mlと貴重品しか持ってない。御西小屋に着くと急に晴れて暑くなり、天気の変化が目まぐるしい。

 

わー、バイカオウレンだ

 

派手な美人さん

 

雪渓の左側に登山道があるので見逃さないように

 

天狗の庭
この辺りまではお花畑が続き
嬉しさいっぱい

 

ハクサンコザクラ大群生に出会って
狂喜乱舞

 

雨に打たれるシラネアオイ

 

雪渓を渡り疲れ気味なのに、お花があると撮らずにいられない。

 

御手洗ノ池

 

ここで雨脚が強まってきた。仕方なく雨具の上だけ着てザックカバーをかけ、カレーパンをかじる。後戻りできないので前に進むのみ。

まだ先は長い

 

危ない雪渓をいくつも越えて地獄のような行進が続く。雷が鳴っている。。。これは、門内までは無理だな。

大雨の最中
シナノキンバイを辛うじて撮影

 

右から左へと横断した野ネズミさんと、慌てて駆け下りてきた野兎さんに出会う。

「ウサちゃん!」と呼ぶと私を見て脱兎のごとく駆け上がって行った。びしょ濡れの兎さん、可愛かったな。

頭上で雷が鳴り、何度もしゃがんで待機。さすがに怖かった…(◎_◎;)「何とか無事に小屋まで行かせてください」と祈る。

 

豪雨のさなか、烏帽子岳に突入

 

何故か「行くなら今だ」と第六感でわかったのが不思議。

 

その直後にぴたっと雷はやみ
雨も上がるという急展開

 

梅花皮岳に着く頃には晴れてきて。

あ!虹だ!

 

と思ったらまた大泣き。。。まさかまさか、あの地獄のような雷雨が急に晴れるとは予想できなかった。

 

梅花皮小屋をズーム

 

そして梅花皮小屋が見えるとホッとしてまた泣けてきた。。。(ノД`)・゜・。
この山行中に一体何回泣いてんの?

素晴らしいロケーション

 

今日はもうここに泊まろうね。大日岳に行かなければ門内小屋まで進むつもりだった。

 

あなたもさっきの豪雨に耐えたんだね
カワラナデシコ

 

下りてきて振り返ると青空
何だったんだあの荒天は…

 

梅花皮避難小屋

 

まず、右側の管理人室に向かう。「濡れたもの干してからでいいですよ」と言われ、着替えてから再度お邪魔する。雨の行程を労ってくださった。

すぐ近くの水場
ドバドバ出てるので汲み放題
ありがたい

 

玄関先に濡れたものを干して
さらにここで着替える

 

愛用中の雨具はファイントラック エバーブレスフォトンジャケット レディース。生地が柔らかくなめらかなストレッチ素材なので着心地がいい。私のは型落ちなので胸ポケットがあるけど、新しいのにはついてないみたいね。

 

 

2Fには先ほどお会いした7名パーティ。大学生かと思ったら高校生だそうだ。

「お疲れさまです、明日はどちらまで行かれますか?」男性1名がわざわざ下りてきてくださり、「夜はうるさくしないよう注意しますので」後からわかったがこの方は先生だったらしい。30代前半の好青年。

4泊5日で明日は朳差小屋に泊まるそうだ。うらやましい。

 

★3日目夕食★

 

優しい管理人さんからの差し入れ。ゼンマイ、大根、筍の煮物が美味しかった。ごちそうさまです。(#^^#)

ペペロンチーノの素(トップバリュ)と持参した卵1個でガーリックチャーハン。ポテトポタージュスープ。パッケージの裏に書いてあった簡単便利な使い方、これ山に最適。

ここは水が豊富なので安心してお茶も飲める。

 

北俣岳の向こうに夕焼け

 

いい小屋だ
結果的にはここに宿泊でよかったと思う

 

DAY4*梅花皮小屋~門内小屋~梶川尾根で飯豊山荘

 

食事中の7名パーティにご挨拶し、梅花皮小屋を出る。

☆4日目朝☆
ウメバチソウ

 

40分で北股岳
早朝はガスガス、その後陽射しは出たのにまたガス

 

谷川岳馬蹄形を思い起こさせるような稜線

 

ギルダ原の辺り?
とても気持ちがいい

 

タカネアオヤギソウ?黄緑の花

 

おぉ、山頂の赤い祠と小屋が

 

門内岳

 

すぐ下に小屋がある

 

門内小屋

 

室内は狭いけどここもいいね

 

管理人さんにご挨拶して昨日からの顛末をお話していると、7名パーティに追いつかれる。速っ!ご挨拶をして先に出発。

オコジョがいるんだね
いつか会えるかな

 

扇ノ地紙分岐

 

ここで雨具の上を脱いでいると、7名パーティが通りかかり「お気をつけて」と先生より。地神山方面へ颯爽と下って行った。

丸森尾根と迷ったが最短でお風呂に入るために梶川尾根を選択する。

 

地神山方面

 

扇ノ地紙分岐より少し下った所で
雨具の下も脱ぐ

 

展望が開け解放感が素晴らしい!

んん~これはイイデじゃないね
ミヤマリンドウ

 

わっ、トキソウさんがいた

 

だいぶ前、谷川で見たことがある
とても嬉しい

 

ええと、これは岩手山で見たのと同じかな?
キンコウカ

 

宇宙人ぽいラン系の花は、オオヤマサギソウ?

 

梶川峰

この辺りまではずっと展望が利く。

 

ミヤマツボスミレかな
ピンクがかってスルーできなかった

 

五郎清水
ここで男性の声が聞こえたのは
空耳だったかも?
タニウツギがキレイ

 

登り返しがキツイ湯沢峰
下山なのに登りは勘弁して…

 

だいぶ歩き易くなり
眼下に飯豊山荘の屋根が見えた

 

「あともう少し」怪我しないようにゆっくり下りる。昨日、滑って手を怪我したからね。

 

無事に登山口へ

 

細尾根で結構な急傾斜だった。お昼前に着けると予想できたので慌てず慎重に。

 

飯豊山荘
手前で釣り人2名に声をかけられる
「飯豊山?お疲れさまでした」

 

やっとお風呂に入れる~~

 

シャワーのお湯が水しか出ないと恐縮されるが「もう、お風呂に入れるなら全然構いません!(笑)」

ここのご主人もお優しいかたでほんと助かりました。

 

いいお湯をひとり占め
ふぅ。。。しあわせ。。。

 

冷たいジュースを一気飲み

 

湯沢峰周辺でパンを食べたので食事は頼まなかった。お風呂から出ると天気雨が降っている。

http://www.siroimori.co.jp/iidesansou/index.html

 

小国町営バス

 

13:10のバスが待機していた。この時間は私ひとりだけ。

 

小国駅に到着

米沢で途中下車できると聞いたので、チケットは通しでカード購入。

オレンジの電車ではなく

 

1両だけのちっこい電車

 

事前に調べておいた東部食堂へ
米沢駅から徒歩8分
新幹線の待ち時間に

 

チャーシュー麺(750円)

 

煮干し系スープがめちゃ旨かった。もちろんチャーシューも。

ご主人が「山行ってきたの?」そこから暫し山談義。(^^ゞ ご主人そっくりな息子さんと奥様もとても感じがいい。最後に心温まる「おしょーしなー」ごちそうさまでした!

https://tabelog.com/yamagata/A0602/A060201/6002435/dtlrvwlst/

 

最後に

 

試練の飯豊山。

そのぶんご褒美も計り知れない。地図を辿りながら喜びにひたる。

 

飯豊連峰バッヂ(800円)

 

そして、これが言いたかった。「飯豊はイイデ~!」(^^ゞ
本当に思い切って行ってよかった。

各所で出会った方々には大変お世話になりました。皆さんのお陰で縦走できました。ありがとうございます!!

 

 

 

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しおん
山のとりこになって10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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