登山 PR

三角山のシラネアオイ 2024/6/4(火)

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

山野草の中でも初夏に咲くシラネアオイが大好き。

ピンクとも紫ともいえない美しい色と優雅な花姿。

斑尾高原*シラネアオイの小径~沼の原湿原 2023/5/12(金)大好きなシラネアオイを無性に見たくなった。 谷川山系の三国山で5~6月に見られるらしいが、公共交通機関のアクセスが悪く簡単には登れ...

新潟県内の三角山で咲いているという記録が挙がるたび、公共交通機関ではアクセスがしづらいため毎年指をくわえて見ていた。

今年5月下旬にシラネアオイの開花情報を得て居ても立っても居られなくなる。

「バスがないなら歩けばいいじゃない!」

ふと思い立って調べてみると、歩いているハイカーの記録がいくつか出てきた。

そういえば過去にも最寄り駅や温泉まで3時間とか普通に歩いてきた私。

どうして今まで諦めていたんだろう?

やった、これで諦めていた三角山へ行ける!

往復のアクセス

[往路]

08:10 とき303にて越後湯沢

08:20 湯沢駅前①よりバス(700円現金のみ)

09:02 浅貝BS

【南越後観光バス・西武クリスタル線ほか時刻表】

http://www.minamiechigo.co.jp/

[復路]

16:46 浅貝下BSよりバス

17:24 湯沢駅前(約10分早い)

**越後十日町 小嶋屋さん**

18:12 越後湯沢よりとき334

自己CT

09:02 浅貝BS

09:05 三角山登山口

**少しだけルートロスして戻る**

09:28 三角山登山道入口看板

10:19 毛無山 10:23

11:47 三角山 11:50

13:12 三国山分岐

13:22 三国峠分岐

13:23 三国山 13:45

14:20 三国峠(鳥居) 14:23

14:45 御神水 14:46

14:57 三国山登山口 14:58

15:36 浅貝上BS 

15:39 浅貝BS

浅貝ゲレンデを経て毛無山

いつも平標登山口BSあたりで降りるのでその先まで乗るのは初めてのこと。

浅貝BSで降車し少し歩くと、出光ガソリンスタンド手前の細い道の向こうに三角山登山口が見えるのでそちらへ。

舗装路の坂をゆっくり上がる。

あ、以前どこかの山で見たことがある黄色い花がたくさん。

ミヤコグサでいいのかな。

荒れ地に咲くフクロナデシコ。

モグラの子供が道路上で息絶えてた。

合掌。

三角山登山道入口。

最初、間違って左のジャリ道へ進んでしまいダムのようなところで行き止まりとなってしまい少し戻ってこちらへ。

どこからか現れた山菜取りのオジサンに「たくさん取れた?」と聞かれ「(山菜取りとは)違います」と答える。

艶やかなタニウツギ。

タニウツギが咲いて緑が茂る樹林帯へ分け入っていく。

ワクワクするね。

序盤は滑りやすい急登あり。

カッコウ、キビタキ、オオルリ、センダイムシクイほか野鳥の声が賑やか。

生まれたばかりのギンリョウソウ。

慶應義塾大学ワンダーフォーゲル部の追悼碑。

展望開ける場所より。

わぁー、チゴユリロードになってる。

緩やかなアップダウンののち毛無山に到着。

樹木が茂って展望はないが、設置されたプレートに下記のような記載あり。

この山道は青年会新道という。昭和34年浅貝と三国山脈を結ぶ最短のルートとして浅貝青年会が開発したが、歩く人無く笹薮に戻った。平成10年KWV有志により再開発され、浅貝新生会が維持している。末永く多くの人がこの道を歩き続けることを願う。平成22年8月 浅貝新生会 慶應義塾大学ワンダーフォーゲル部

人がいなくて静かなわりに藪こぎするような箇所はなし。

そこそこ歩きやすい道で断然気に入っちゃった。

登山道の整備ありがとうございます。

手前に見える三角形ピークが三角山かな?

毛無山からは一旦下り。

左側に鉄塔が見えてくる。

歩きやすい平和な道に。

コヨウラクツツジ。

新緑を揺らす爽やかな風がほんと気持ちいい~。

オオカメノキ。

マイヅルソウもそこかしこに。

残雪がちょっぴり載った平標山と仙ノ倉方面がチラリ。

うわぁー、ツクバネソウがたくさん。

素敵なムラサキヤシオに足が止まる。

シラネアオイのブーケ*三角山

結構な急登をがんばって登ると。

いきなり視界が開けて三角山(1685m)に飛び出た。

狭い山頂だけれどこの解放感たるや。

私が登頂する直前に先行者は三国山方面へ下って行かれた模様。

大源太山への縦走路。

時間があったら行こうと思ったけど今日はやめておく。

平標山山頂にはものすごい勢いでガスが広がって。

眼下に見える先行者。

中央の平らな山が三国山か。

ウラジロヨウラクはまだ蕾。

足元のミツバツチグリ。

きゃあー!いたいたっ!!

三角山から少し下ったところにシラネアオイのブーケ。

いつものようにひとりで狂喜乱舞。

大好きなアオイちゃん。

もうひとつのシラネアオイ株。

あなたに会いに来たんだよ。

いい色だね。

シラネアオイのブーケが可愛すぎる。

まるで私を待っていてくれたかのような。

もっと近寄ってシラネアオイを堪能。

もうひとつの大株はやや終わりかけ。

今日、思い切って来てみてよかった。

おそらく次の休みにはもう終わっていただろう。

アオイちゃん、咲いていてくれてありがとう!

絶対また来るからね。

三国山への縦走路も花いっぱい

結構な細尾根にそれはそれはたくさんの花が咲いている。

うつむき加減に咲くイワカガミはスルーできない。

ムラサキヤシオが登山道の左右にこれでもかと。

こんな歩きやすいところもあったが。

またまたチゴユリ群生。

いちいち立ち止まってしまう。

うおぉ、ツバメオモトだ。

咲き始めの新鮮な花が残ってて大喜び。

おっ、あの声はヒガラちゃんだったか。

ユキザサの蕾が膨らみ始めた。

アカモノもいる~。

ウワミズザクラがもしゃもしゃと。

ハウチワカエデの花。

谷川岳山頂はちょうどガスに覆われて見えない。

ベニサラサの大きな木でまた立ち止まる。

下から失礼します。

ツマトリソウがひっそりと。

ベビーピンクのイワカガミとナエバキスミレのコラボ。

ナエバキスミレさんをアップで。

ひとりぼっちの三国山

朝の青空はどこへやら、だんだん曇り優勢になってきてちょっぴり心細くなる。

私がお花と戯れている間に先行者さん達は下山したと思われ、既に人の気配が全くない。

それでも、三国山も今日が初めてなので巻かないでちゃんと登っておこう。

ムラサキヤシオに励まされて最後の登りをこなす。

すると倒れた道標が。

先ほどの倒れた道標から細い道を進むとすぐに三国山。

食べる機会を逸していたので、ここで遅めのランチとする。

幸せの鐘を鳴らしてから下山。

長い長い階段の始まり。

展望はいいけれど風がビュービュー吹き寒くてたまらない。

シェルのフードを被ってモンベルの薄手ウール手袋をはめたらもう大丈夫。

こういう時のためにいつもザックに入れている手袋が役に立った。

階段脇のレンゲツツジ。 

他の場所にも咲いていたけど、こんな健気な姿に弱いんだよね。

これがかの有名な斜め階段ね。

今はちゃんとした階段が併設されているので問題ない。

途中に休憩適地のベンチあり。

タチツボさんとミツバツチグリがお話し中。

緑の中を駆け下りる感じが素敵。

お、2連のチゴユリだ~。

特徴ある葉っぱの下を覗いたら。

ふふ、ウスバサイシン見っけ。

先ほどのよりも更に大規模なチゴユリ群生。

すごいね。

鳥居がある三国峠に到着。

三国峠に小さな白い花。

コハコベ?

ムラサキサギゴケが風にゆらゆら。

御神水という水場。

流れの側に咲くコンロンソウ。

咲き残ったニリンソウ。

ツボスミレと一緒に。

三国峠登山口に無事下山。

振り返って撮影したところ。

苗場スイーツの夢破れたり(笑)

トンネル脇で道路工事をしている。

ええっと、新潟方面へ向かえばいいのよね。

この後、日帰り温泉に入るプランも考えていた。

紫色はセイヨウジュウニヒトエ。

工事の人に聞いたら衝立の向こうへ案内され。

トンネル脇の遊歩道だから安心して歩ける。

あれ、また陽が射してきた。

フランスギクが風に揺れる。

路肩にもタニウツギ。

こんなにピンクがかったヒメジョオンって珍しくない?

おぉーっ、ピンク色のオダマキがいて二度見した。

これは園芸種なのかな。

浅貝BSを過ぎたあたりで八重キンポウゲ。

なぜバス停を過ぎてもまだ歩いているかって?

フクロナデシコがこちらにも。

苗場プリンスホテルのスイーツが美味しいそうでワクワクしながら向かう。

時間的にちょうどいいバスがないため、1時間ほどカフェで過ごして苗場プリンスホテルBSからバスに乗ればいいとひらめいたのだ。

ところがホテルのフロントにて衝撃の事実を知る。

パンケーキのお店は今はありませんと…(大汗)。

食べログのレビューは何年も前の古い情報なのであった。

しかも通し営業ではないため、今の時間帯ではコーヒーを飲める場所もないそうで。

ガーーン!!

実は、苗場プリンスホテル周辺ってお店がありそうでないのよ。

冬季スキーシーズン以外の平日だからか、閑散としていてどこもかしこも閉まっている。

人は歩いていないし車も少ない。

こんなことなら日帰り温泉に入ればよかったな。

ガックリと肩を落として浅貝BS方面へ戻る。

戻ったところで何もないのだけれど…(笑)。

酒屋の自販機で冷たいミルクティーを購入し一気飲み。

とりあえずトイレに行きたい。

この辺にあるはずなんだけど。。。

ムラサキハナナさん知らない?

酒屋周辺をぐるぐる歩き回って諦めかけた時、やっと見つけた浅貝公衆トイレ。

浅貝交差点のすぐ近く。

そして、青空なのにいきなりシャワーのような小雨が降り注ぐ。

天気予報通りだな。

慌てずに持参していた折り畳み傘で対応。

浅貝BSまで戻らず浅貝下BSにてバスを待つことにした。

三国山方面に虹が出ていて思わずパシャリ。

ラッキー♪

天ぷらへぎそば@越後十日町 小嶋屋

浅貝下BSよりバスで湯沢駅前へ。

【越後十日町 小嶋屋】

https://hegisoba.co.jp/

【食べログ・越後十日町 小嶋屋 越後湯沢店】

https://tabelog.com/niigata/A1504/A150404/15010448/?msockid=0ab16a1a82c26b4d28787e7c83286ac1

へぎそば中(900円)+天ぷら(800円)を即オーダー。

天ぷらは越後の塩で食べてくださいとオススメされその通りにしてみる。

白ではなく茶色の塩がまろやかで美味しい。

へびそばの量は0.7人前だけど、天ぷらがあるので女性ならちょうどいい。

ごちそうさまでした!

最後に

シラネアオイが見たくて出かけた三角山。

ちょうどブーケのような状態で咲いていてくれて喜びもひとしお。

下山後のバス停までの舗装路歩きはそれほど大変ではなく、もっと早くに来るべきだったと思う。

次回はできれば大源太山にも足を延ばしてみたい。

優雅な佇まいのシラネアオイに心が満たされた一日となった。

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
\ Follow me /
RELATED POST