登山

室堂から薬師岳*ダイヤモンドルート2泊3日*五色ヶ原テント&薬師岳山荘③ 2022/8/22(月)~24(水)

最終日は折立に下るだけ。

晴れていたとしても、ご来光登山はしないつもりだった。

昨日歩きすぎちゃったから。

小屋の外は雨こそ降っていないがガスに覆われて一面真っ白。

下山時のほうが怪我をする確率が高いようなので、最後まで気を抜かずに歩こう。

 

DAY3*お世話になりました

 

☆3日目☆

 

 

朝食は5:00から。

昨日と同じ場所でそれぞれが黙食。

 

シンプルだけれど、ひとつひとつが美味しい。

個人的に気に入ったのは朴葉味噌を海苔で巻いてあるやつ?

ちゃんとメニュー聞いておけばよかったな。

あとね、やっぱり味噌汁が沁みわたる~。

ごはんも味噌汁も両方お代わりして、朝から元気モリモリ。

ごちそうさまでした!

 

 

 

布団をたたんで荷物を整理する。

夜中に暑くて目が覚め、掛布団と毛布を取りエスケープライトヴィヴィだけで二度寝。

 

 

 

お陰さまでストーブの熱風でガンガン乾いた。

登山靴は厳禁という山小屋が多い中、濡れた登山靴もザックもOKというありがたい乾燥室。

 

 

 

雑誌や本がたくさん置いてある談話室。

 

 

 

受付の様子。

トイレも綺麗に掃除されていて落ち着く。

 

皆さん早発ちされたようで、この時間に残っているのはひろこさんと私だけ。

改めて若旦那さんにお礼を申し上げつつ、暫しの談笑タイム。

おかげさまでいい山旅になりました。

 

 

 

名残惜しい。。。

絶対また来ます!

 

お花畑とホシガラス

 

雨は降っておらずガスだけなので雨具は着ない。

 

 

誰もいない道をひとり黙々と下る。

こんな天気なのに、心も身体もホカホカと温かい。

「楽しかった~^^」という言葉が何度も口から出てしまう。

 

 

 

朝露に濡れるトウヤクリンドウ。

 

 

 

雫をたたえたチングルマ果穂が美しい。

こんな素敵な風情を楽しめるのはガスガスならでは。

「(花の時期は)どれだけ咲いてたの?」って果穂に尋ねてしまうほどの群生地。

 

小雨が降ってきたが雨具は不要。

極薄のパタゴニア・フーディニジャケットで充分凌げる。

 

 

 

うつむき加減のハクサンフウロ。

 

 

 

水玉のつぶつぶが可愛いウメバチソウ。

 

 

 

鮮やかなニッコウキスゲがぽつり。

見かけたのはこの2輪だけ。

 

 

 

まだ花のチングルマが残ってた。

 

 

 

ハクサンイチゲも。

種ができかかってる割には花弁が新鮮。

 

あたり一面、素敵なお花畑になっている。

茶色の小鳥が茂みの中に逃げ込んだ。

 

 

 

ペイント通りに左に入る。

 

 

 

沢の近くにオオレイジンソウ。

 

 

 

飛び石伝いにプチ渡渉する箇所あり。

 

 

 

目の前が開けたと思ったら、そこが太郎平キャンプ場だった。

撤収された後でテントはまばら。

 

 

 

大きな鳴き声とともに飛んできたホシガラスさん。

3カット撮ったけど、顔が写っているのはこれのみ。

シックな柄が素敵だね。

 

 

 

ゆるゆる登ってキャンプ場を見下ろす。

今度はここにテント張って逆回りしようかな。

このロングルートもう歩きたくないとか思ってたのに、全く懲りない人だねぇ…(笑)

 

 

 

 

 

アカモノの実がどっさり。

 

 

 

ネバリノギランが秋色に。

 

 

 

濡れた木道もまた楽し。

 

 

 

ピンク系シラタマノキ。

 

 

 

ゆっくり歩いて太郎平小屋。

 

【太郎平小屋】

http://ltaro.com/wp/

8/29から営業再開した様子。

 

 

 

折立まで約3時間。

 

 

 

その前に水を600ml補給。

 

 

 

綺麗なトイレを使わせて頂く。

チップ100円。

 

 

 

太郎平小屋売店はカップヌードル、パン品切れ中との張り紙あり。

 

まさかの青空とカンカン照り

 

序盤は木道、やがて石ゴロの道に変わる。

 

 

イワショウブがこれでもかと咲いていて、何度も立ち止まってしまう。

 

 

 

ガスが切れて前方が見通せるように。

 

 

 

うっすらと青空が覗いて。

 

 

 

オヤマノリンドウ、種になったキンコウカ。

 

 

 

ママコナはそこら中に。

 

 

 

太郎平を振り返る。

 

 

 

青空に浮かぶウロコ雲。

 

 

 

五光岩ベンチ。

 

 

 

暫くご無沙汰していた間に、登山道が整備されキレイになってる。

 

 

 

樹林帯に入ると、信じられないくらいカンカン照りに。

途中のベンチでフーディニジャケットを脱ぐ。

 

 

 

有峰湖。

 

 

 

裏銀座の山々。

 

 

 

青淵三角点ベンチにて、くるみやまびこ&ロイヤルミルクティー。

くるみとキャラメルがマッチしてエネルギー補給にぴったり。

ポロポロ崩れないのが嬉しく、山っぽいネーミングセンスもグー。

 

陽射しが強くて暑い。

 

 

 

真白いキノコ。

シロオニタケ?

 

 

 

例の巨木は健在。

 

折立に下山したのは確かこれが初めてだよね。

樹林帯の下りが結構長く感じる。

小鳥に話しかけたり、暑い~と独り言を言ってたら側に人がいた…(汗)。

 

 

 

折立着いた~~。

バス待ち中のハイカーさんが大勢。

 

 

 

アンバー55もお疲れさまでした。

自販機で冷たいコーヒーを買い、残りのくるみレーズンパンをかじる。

 

折立は電波が入らないという認識がここで覆された。

機内モードにしていたスマホが繋がったので、富山のすし玉に電話をかける。

ランチ時間は15時までらしいので時間的には間に合いそう。

でも後から気が変わり、銭湯で汗を流してから早めの夕食として訪問することに決めた。

 

下山後のアイス、銭湯、寿司

 

折立より富山地鉄バスに乗車。

 

 

富山地鉄バスは事前に予約しなくても大丈夫そう。

現金払いで乗ってるハイカーさんが殆ど。

 

意外にも座席にUSBポートがあったので、預けた荷物の中から充電セットを取り出しておく。

まだ62%ほど残っていたけどこれで安心。

満タンにしておいたモバイルバッテリーは3日間使用せず。

 

 

 

立山あるぺん村で15分ほどトイレ休憩。

バニラソフト(330円)を頂く。

 

 

 

2時間の乗車を経て富山駅。

 

 

 

徒歩圏内に温泉がないので、路面電車に乗って銭湯へ。

案内所があったのでそこで聞いて8番線から岩瀬浜行きに乗車。

どこまで乗っても一律220円。

 

 

 

下奥井駅から徒歩3分くらいで奥井鉱泉。

大きな道路(岩瀬街道)からすぐのところ。

 

番台に男性が座っていない銭湯を選んだ。

ご年配女性が受付にいらっしゃるだけなので安心。

 

【奥井鉱泉】

http://okuikousen.web.fc2.com/

 

大人 440円。

銭湯なのでシャンプー等はなく要持参。

有線で昔の歌謡曲が流れ、ここでも懐かしのメロディーを口ずさみながら入浴。

こんな銭湯は楽しい。

 

粉雪 (レミオロメン)

https://youtu.be/1wxTksLZ1Mw

 

 

 

お客は一人もおらず貸し切り状態。

ジェットバス使いたい放題。

私が出る頃、地元のオバサマが入ってきて「こんなに空いてる日はめったにない」と話されていた。

 

 

 

昭和のかおり。

あの時代のまま時間が止まっているような。

ロッカー鍵はお金が介在しないので楽だったりする。

 

 

 

下奥井から路面電車。

 

 

 

富山駅に戻り、お目当てのすし玉へ。

きときと市場とやマルシェ(富山駅ビル内)にある。

女性ひとりでも気兼ねなく入れるお店。

夕方だったので待つことなくすぐ席に案内された。

 

【すし玉】

https://sushitama.co.jp/

 

【食べログ・すし玉 富山駅店】

https://tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16007295/dtlrvwlst/

 

 

 

数量限定のかがやき7は終わってしまったそう。

どっちにしろ、私は7貫じゃ足りないと思われ(笑)。

 

 

 

3日間頑張った自分へのご褒美として、おすすめ11貫盛り(1980円)にする。

何から食べようか迷う。

どれもこれも旨し。

 

 

 

のどぐろ(660円)を追加して。

う~~んこれはイケる!

富山に来たら必ず寄りたい。

 

最後に

 

本来ならば、ダイヤモンドルートは4日間かけてのんびり歩くのがベスト。

ただし、年々落ちていく体力や気力を考えると、いつまでも延期のままにしてはおけない。

数年来の宿題をやっと片づけられたような気持ち。

 

各山小屋、特に薬師岳山荘さんのおかげでもあり、とても素敵な出会いに恵まれた。

へこたれなさ、粘り強さは自分の強みであることを再認識できたし、色々な楽しみが凝縮された山行。

今回もまた色々な巡り合わせに感謝します。

 

次に訪れるとしたら、ハクサンコザクラやチングルマが咲いてる7月中に歩いてみたい。

できれば晴れた日に。

 

 

 

 

 

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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