ずっと憧れの的でありながら、なかなか行けなかった黒部五郎岳と赤い屋根のメルヘンチックな黒部五郎小舎。
本来、9月の3連休を予定していたが例の台風により泣く泣く中止。
他のスタッフとの勤務調整が難しい中、なんとか3連休を頂くことができ理解ある上司と同僚に感謝しつつ出発した。
往復のアクセス
[往路]
22:30 竹橋より毎日あるぺん号(12000円)
06:30 折立
[復路]
14:55 新穂高より路線バス(890円)
15:31 平湯温泉
17:00 平湯温泉より高速バス(5860円)
23:29 バスタ新宿
※16:00発のバスは2000円高い席しか空いておらず見送った
※到着予定は21:30だったが大渋滞のため遅延
周辺情報
[登山届]
太郎平小屋の受付へ
[薬師峠キャンプ場]
公衆トイレ…古いけどまあまあキレイ
水場…ジャンジャン出ている
電波…繋がる
[太郎平小屋]
公衆トイレ…新しくて物凄くキレイ
水場…水量あり
[黒部五郎小舎]
トイレ…閉鎖
水場…撤去
電波…圏外
[三俣キャンプ場]
トイレ…小屋内トイレ
水場…まあまあ出ている
電波…圏外
[双六小屋]
外トイレ…キレイ
水場…撤去
[鏡平山荘]
外トイレ…まあまあキレイ
水場…なし
※あくまでも2017/10/9時点の情報です
スマホは基本的に機内モードにしているため
必要があって繋げた時のみ記載しています
[温泉・ホテル穂高]
新穂高RWの隣
13:46のバスにギリで乗れなかったので寄ってみた
特に日本庭園のような露天が素晴らしい!
硫黄泉と単純泉の2種類ありお肌つるつる
毎日あるぺん号カウンターの割引券で800円→600円
http://www.hotel-hotaka.jp/spa/
[カフェ&レストラン アルプスホルン]
アルプス街道 平湯1F
3連休最終日の夕方のため売り切れが多かったが
飛騨豚生姜焼き、とても美味しく頂いた
https://www.nouhibus.co.jp/alps/gourmet/
※2017/10/9時点の情報です
自己CT
[1日目]
06:54 折立登山口
08:02 アラレ
08:46 三角点 08:52
11:29 太郎平小屋 12:08
12:30 薬師峠キャンプ場
[2日目]
05:34 薬師峠キャンプ場
06:03 太郎平小屋
06:04 太郎平公衆トイレ 06:06
06:08 薬師沢分岐
06:22 太郎山分岐
06:25 太郎山
08:09 神岡新道分岐
08:20 北ノ俣岳 08:25
09:09 赤木岳
09:13 赤木岳山頂標
10:30 中俣乗越
11:45 黒部五郎ノ肩 12:06
12:19 黒部五郎岳 12:24
12:34 黒部五郎ノ肩 12:36
14:15 黒部五郎小舎 14:27
***ルートロス中***
14:41 水場 14:42
14:53 引き返し地点
14:58 黒部五郎小舎 15:02
16:29 巻道分岐
17:31 三俣キャンプ場
17:33 三俣山荘 17:35
17:36 三俣キャンプ場
[3日目]
05:40 三俣キャンプ場
06:23 三俣峠
07:43 巻道分岐
07:55 双六小屋 08:02
08:03 双六キャンプ場
08:38 くろゆりベンチ 08:42
08:58 花見平
09:10 弓折乗越 09:17
09:49 鏡平山荘手前でヘリ待機 09:54
09:55 鏡平山荘 10:23
10:25 鏡池
11:00 シシウドヶ原 11:01
11:23 イタドリヶ原
11:49 秩父沢 11:55
12:33 小池新道入口
12:50 わさび平小屋
13:01 笠新道登山口
13:10 中崎橋
13:43 ゲート
13:46 近道分岐
13:48 新穂高RW
初めての薬師峠
夜行バスが折立登山口に到着。
トイレなど身支度を済ませてスタート。
ゴゼンタチバナが実をつけている。
草紅葉が美しい。
太郎平小屋。
薄日が射しているのにミストシャワーみたいな霧雨が降り注ぎ「小屋素泊まりにしようか?」とちょっとだけ気持ちが揺らぐ。 f(^^;
*ベンチdeランチ*
鱒のすし、笹かま、富山桃グミ。
有磯海SAは種類が豊富。
「いえいえ、やっぱりテントでしょう!」と思い直し、テン場に向かう。
木道脇に丸々したシラタマノキ。
カメラを向けていると「これは花ですか?」と男性に聞かれる。
薬師峠キャンプ場。
貴重な水が豊富でこじんまりした静かなキャンプ場。
薬師岳ピストンはあっさり中止。
テントでまったり寛ぐことにした。
*1日目夕食ポトフ*
ロメインレタスをちぎって入れる。
クランベリー&チーズのパン。
外は雨なので換気に注意し初めてテント内でガスを使ってみた。
すると、、、何故かシュラフが湿っているのに気づく。
グランドシートに雨が染みてきていた!
これ以上シュラフを濡らしたくなく、エスケープヴィヴィでカバーしたらこれが大正解。
[備忘録・睡眠時]
FT ドライレイヤー
MO 半袖T&アームカバー
MA ソフトシェル
PA ダウンセーター
MR 毛混タイツ
MA ロングパンツ薄手
MO 雨具パンツ
SW ウールソックス
MI ブレスサーモ手袋
NA シュラフ
SO エスケープライトヴィヴィ
※ウーリーズ220は全く使用せず
※像足は持参しなかった
憧れの黒部五郎そして道迷い
☆2日目朝☆
そんなに寒くないので、ダウンセーターを脱いで出発。
でも、木道に霜が降りて“スベル、アビナイヨ”状態。
一度尻餅ついたので慎重に歩く。
美しい朝。
薬師峠~太郎平小屋~北ノ俣岳は木道が凍りつき滑る滑る!
かなり気を遣いスピードが出せない。
縦走するなら、時期的には秋より夏がいいのかも?
フローズン苔。
太郎山に寄ってみよう。
秋の静かな山歩き。
北ノ俣岳。
こちらも素敵な場所で見とれてしまった。
小さく写っているのは、先ほど抜かれて後々お会いすることになる外国人ハイカーさん。
登り返しが結構キツイ。
黒部五郎の肩に到着。
お腹すいたよ。
黒部五郎岳。
ザックをデポして、空身で15分くらい。
黒部五郎登頂、やった嬉しい~☆
薬師岳。
また来年ね。
槍も見える。
カールに下りて行く。
そして、、ずっと憧れだった黒部五郎小舎。
やっと来れたね!(9月末で小屋締め)
ここで大問題が発生。。。
黒部五郎小舎には早く到着したのに、そこからぐるぐるルートロス。
あてにしていた水場もない(小屋閉めと同時に閉鎖されていた)。
でも、タダでは起きないというか、偶然に別の水場を発見したので500ml補給させて頂く。(;^_^A
なんと、今回もまた天使が舞い降り助けられる。
どうもありがとう!
双六~水晶~黒部五郎と縦走してきて、先ほど山頂でお会いしたトレラン風のお兄さん。
稜線ルートから下りてきたところで私の道間違いを指摘してくれた。
ここからたった2時間で双六テン場に戻ると言うツワモノ。
ヤマレコに投稿はしないが閲覧はしている様子。
道標は小舎の柱に隠れ極めて見えにくい位置にある。
もう少し目立つ場所に移動できないのかな?
道間違えが多いというのは実は後から聞いた話。
ヘトヘトになって三俣山荘へ
45分ものロスタイム、気を取り直し再スタート。
トレランお兄さんのお陰です。 m(__)m
心が折れそうな急登とトラバースを繰り返し。。。
この辺ですれ違った男性は黒部五郎小舎でテントかな?
「もうすぐだ」やっとここまで辿り着いた。
鷲羽岳の美しすぎるアーベントロート。
無事に歩いて来られた安堵感と相まって、思わず泣きそうになる。
2日目の夕食は飛騨牛ハンバーグ、ガーリックリゾッタ、玉子スープ。
空には満天の星☆☆☆
三俣キャンプ場は鷲羽の展望が素晴らしくこちらも素敵なテン場だった。
三俣より新穂高
☆3日目朝☆
テントのフライに霜がパリパリ。
真っ暗な2時台に出発した方を含め30張り以上あったと思われる。
3時出発の一部の登山者さんへ。
熊鈴鳴らしたり大声の会話勘弁してよ~(-_-)
大勢いると気が大きくなるのか?だから団体はキライなのよ。
憧れのテン場で〆。
来年は時間に余裕を持ってゆったり過ごそうと決めた。
また来るね! \(^o^)/
昨日、縦走路でお会いした外国人ハイカーさんと暫しの会話。
遅い時間にテン場に到着したヘロヘロの私を見ていたらしい。 (;^_^A
三俣蓮華岳を仰ぐ。
今日は登らない。
その男性も13:46のバスに乗るので同じく巻き道ルートのようだ。
槍の手前にかかる雲海が素晴らしい。
ピンクのシラタマノキ。
巻き道分岐の少し手前より。
双六キャンプ場。
秋の空。
鏡平山荘。
またヘリがやってきた。
小屋締めの準備。
野菜が摂りたくて中華丼にした。
かき氷はまた来年に。
鏡池テラスは大混雑。
うわぁ。
紅葉を楽しみながらテント泊を満喫できた喜び。
小池新道入口近くのゲンノショウコ。
たった一輪。
10月なのにまだネジバナが咲いている。
ホテル穂高のお風呂。
内湯もいいけど…。
日本庭園のような露天が素敵。
こちらは湯の華が舞う硫黄泉。
とても気に入った。また来ます!
平湯温泉のアルプスホルンにて飛騨豚生姜焼き。
美味しかった。
最後に
自分のリサーチ不足のためにとんだハプニングがあったけど、またまた天使が舞い降りてきて助けてもらえたという。。。
不思議といつも何かに守られている。m(__)m
想像以上に素敵なルートで、次回はぜひお花の咲く時期に訪れてみたいと思う。
私を取り巻く全ての巡り合わせに感謝☆
この世は、セレンディピティで溢れてる。
素敵な一期一会。
偉大なる天のちから。
お山の神様。
いつもありがとうございます。