山梨県大月市の秀麗富嶽十二景に選定されている12の山々。
先日、滝子山に登った際に山頂から富士山を拝むことができず。
晴れていたのは朝と下山後だけ…。
そのことで逆に他の山にも興味が湧いたような気がする。
事前情報によると、扇山は秀麗富嶽十二景の中では一番人気があるらしい。
比較的アクセスがよく登りやすくて山頂が広いのがその理由。
鳥沢駅から扇山、そして百蔵山へ縦走し猿橋駅へ下りるルートを選択。
都内から電車に乗り7時台に登山口の駅に到着できるって、かなりポイント高い。
下山後のおまけで猿橋にも寄ってみよう。
【大月市観光協会・扇山】
https://otsuki-kanko.info/category/content-page/view/205
【大月市観光協会・百蔵山】
https://otsuki-kanko.info/category/content-page/view/206
【大月市・秀麗富嶽十二景デジタルミュージアム】
https://www.city.otsuki.yamanashi.jp/kanko/shurefugaku.html
往復のアクセス
[往路]
07:35 JR中央本線にて鳥沢
[復路]
15:33 猿橋よりJR中央本線
自己CT
07:43 鳥沢駅
08:46 梨ノ木平登山口 08:50
09:19 水場
09:45 つつじ群生地分岐
10:04 大久保のコル分岐 10:05
10:14 扇山 10:25
10:31 大久保のコル分岐
11:30 室谷分岐
12:20 分岐
12:23 百蔵山 13:05
13:15 分岐 13:16
13:50 神社の狛犬
14:30 猿橋 14:35
14:36 お土産えんきょう 14:40
14:58 猿橋駅
快晴でウキウキのスタート
初めて降りた鳥沢駅。
バスの接続とか考えなくていいのが駅から歩ける低山の魅力。
トイレに寄ってサクッと出発できる。
朝7:35頃の時間帯は10名ほどのハイカーさんが駅周辺にいた。
梨ノ木平までは徒歩1時間かかるが、のんびり歩くのも悪くない。
【富士急バス・鳥沢駅→梨ノ木平ハイキングバス】
4月~7月と9月~11月の土日祝日のみ運行で9:00発の1本
なお、帰りのバスはありません
民家の玄関で見かけたツタバウンラン。
紫色の小さい花。
分かれ道でジオグラフィカを確認していたら、車を運転中の女性が「扇山ならあっちですよ」と笑顔で教えてくださる。
扇山の可愛い手作り看板。
道端のアメリカフウロ。
赤い実をたくさんつけたピラカンサの木。
この天気なら富士山の展望に期待できそう。
カシワバハグマかなぁ。
萎んでるのが多い中、開花中のホトトギスを見つけた。
野菊系の花がどっさり。
あ、山でたまに見る例のヤツ。
八重咲のシュウメイギク?
舗装道路から生えてるなんて実に逞しい。
おぉ、頭だけチラリ!
山頂でもお願いしますよ~。
だんだん色づいて。
「ツツピー、ツツピー」
あ!ヤマちゃんだ!
カメラを構えるも、ピントが合う前に飛び立ってしまった。
久しぶりに会えたね。
舗装道路歩きを少し短縮できるかと左の道へ入ってみる。
ちゃんと踏み跡もあるし。
…が、少し歩くとまた舗装道路に出た。
まばゆい紅葉。
梨ノ木平扇山登山口。
トイレあり。
道標がそこかしこにあるので迷うこともない。
飲む勇気はないけど、一応水場あり。
朝食が4時頃だったのでそろそろ小腹が空いてきた。
福島出身の同僚から頂いたエキソンパイ。
ままどおると並んで大好きなお菓子。
つつじ群生地との分岐。
4月末から5月はツツジが見頃らしい。
不規則な九十九折れをゆっくり登っていく。
11月なのに暑くて汗びっしょり。
見上げると紅葉のシェード♪
赤色に惹きつけられ、その美しさにため息が漏れる。
青空が近くなってきたからもうすぐかな。
秀麗富嶽十二景*扇山
枯葉をサクサク踏みしめ、尾根に上がった時の嬉しさったら。
大久保のコル分岐。
この分岐近くの紅葉が一番鮮やかだった。
素敵ね~!
急坂もあったけど、山頂直下はなだらか。
百蔵山手前の急登のほうがもっとえげつない(笑)。
分岐から約10分で扇山山頂。
休憩しているハイカーさんは15名くらい。
とりあえず富士山が見えて一安心。
反対側はこんな感じ、広くてゆったりしている。
木々の向こうに見える富士。
もう少しズーム。
本日の第一目的達成。
お姿を拝めただけでありがたい。
ここでお弁当を食べるか迷ったが、エキソンパイのおかげでそれほどお腹が空いてない。
ハイカーが続々増えてきたのもあり10分ほどで退散。
先へ進もう。
扇山山頂分岐の紅葉、やっぱり素敵。
待ち構えていた急傾斜
扇山を過ぎると人がガクンと減った。
色とりどりの落ち葉。
こんな景色だけでもしあわせ感じる。
「ジュリジュリ…」
鳴き声の主はどうやらエナガちゃんのようだ。
枝に付着した何かを啄ばんでいる。
野鳥に集中している間、扇山から下りてきた数名のハイカーさんにどんどん追い抜かれ。
画像だとわからないけれど、結構な急傾斜を皆さんすごいスピードで下りていく。
落ち葉トラップ(木の根や埋まった石など)もあってスピードが出せない。
「どんだけ速いの?忍者かよ!」とか悪態をつきながら(笑)へっぴり腰でゆっくり下りる。
緑からオレンジへ。
黄葉もいいね。
この後トラバースや細尾根を通過して。
百蔵山まではいくつかピークがあるが、看板などは全く見ていない。
巻き道があるほうを選択したからかも。
百蔵山手前のえげつない急登。
枝に掴まったりして這い上がる感じの場所あり。
もうヘロヘロ。。。
ん?雪虫だよねコレ。
下山してきた20人ほどの団体に道を譲って立ち休憩する。
賑やかな百蔵山*ひだまりランチ
やっと道が緩やかになった。
目の前に道標があり、人の気配が感じられるように。
賑やかな百蔵山山頂。
え、、、ナニコレ。
今までの静かな登りでは想像できないほど大勢の人達が休憩中だった。
30~40名ほど、もしくはそれ以上いたんじゃないかな。
ベンチやテーブルの他に芝生がフカフカの場所もあってかなり寛げる。
時間的に予想はついたが、やはり富士山は雲隠れしてしまったご様子。
扇山で見られたからまぁいいや。
*ひだまりランチ*
今日のランチは鶏そぼろ弁当。
ザックの中で多少は動いたはずなのに全く崩れてなかった。
サーモスの温かい麦茶と一緒に。
ごちそうさま!
無印良品の漆塗り弁当箱は職場でも愛用中。
どんなおかずも不思議と美味しそうに見えるし、冷めたごはんも美味しい。
毎日のお弁当作りが一層楽しくなるはず。
木製なのでレンジは使えないけど私は一年中これが好き。
ザック(アッシュグレー)の色に合わせ、toneボトルカバーを黒で揃えた。
大好きなロウロウマウンテンワークスのバンビ。
日帰り山行にぴったり。
名勝猿橋へ
さきほどの分岐まで戻って猿橋駅に下りるルートもあったけど、そのまま大同山方面へ。
こちらの道は緩やかで歩きやすい。
南斜面だから明るいのもグッド。
またまた紅葉に立ち止まる。
黄色い落ち葉と木漏れ日。
下界に下りてきたら、秋の花リンドウがわんさか!
神社の狛犬と赤い実。
下界の紅葉もまた美しい。
チャノキ。
紫色が遠くに見えたのでズーム。
花の形はマメ科なんだけど、葉っぱが違うんだよね。
この辺の舗装道路、急ぎ足だと転げ落ちそうな急傾斜。
自転車で上がるのは無理っぽいし下りはもっと危ない。
車がないと住めない場所だろうと思われる。
キク科の花が輝いて。
奉仕価格の自販機でココアを購入。
名勝猿橋の指示版通り、高速道路の高架下の国道を左へ。
暫く歩くと猿橋に辿り着いた。
観光客がいっぱい。
下へ移動してみる。
【大月市観光協会・甲斐の猿橋】
https://otsuki-kanko.info/category/content-page/view/31
人が写り込まないように撮るのは、日中では至難の業。
猿橋広場の紅葉グラデーションが素晴らしかった。
猿橋駅方面へ出ようとしたらお店があり、吸い寄せられるように中へ。
お土産えんきょうさん。
白桃ソフトを注文。
桃の果肉が入って甘酸っぱく美味しかった~。
急ぎ足で歩けば1本前の電車(14:51)に間に合うかと思ったが、猿橋からは距離があって数分足りなかった。
この時点でも汗びっしょりのまま。
おつかれさまでした~。
愛用のダーンタフ ブーツソッククッション女性用。
23.5cm前後ならSサイズでOK。
最後に
1000m程度の低山とはいえ、扇山から百蔵山まではアップダウンがあってなかなか侮れない。
それでも、秋晴れの下、汗をかきながら歩く山は気持ちよかった。
全部登れるかどうかはわからないけれど、他の秀麗富嶽十二景にもトライしてみるつもり。