今夏、伊藤新道が40年ぶりに復活するという大々的なプロジェクトに合わせ、長らく休業中だった湯俣山荘が再建された。
また、裏銀座登山バスの運行が開始となり信濃大町から七倉へのアクセスが格段と便利に。
2年前に高瀬川の増水で帰ることができず、晴嵐荘にて停滞せざるを得なくなった経験あり。
この度設置されたジップラインのおかげで楽々行き来できるようになった模様。
白馬鑓温泉小屋でご一緒したソロ女性から晴嵐荘に行ってきたという話を聞き、それではリトライしに行こうかなと。
今年からテントの予約は不要となったので高速バスを確保してその日を待つ。
ただし、白馬方面行き夜行バスは既に満席で昼行便(現地着が夜中1~2時頃)しか空席がなく、今回初めて松本駅の漫喫を利用することとなった。
【三俣山荘 大町事務所HP】
もくじ
往復のアクセス
[往路]
22:25 バスタ新宿より高速バス(3800円)
01:43 松本BT
**ケアフリーカフェ**
05:56 松本より大糸線(680円)
07:02 信濃大町
07:20 信濃大町駅前より裏銀座登山バス(1500円)
08:00 七倉山荘
08:30 七倉山荘よりタクシー(4名相乗りで650円)
08:40 高瀬ダム
[復路]
15:13 葛温泉 高瀬館前より裏銀座登山バス(1500円)
15:39 信濃大町駅前
**三俣山荘図書館&カフェ**
17:12 信濃大町駅前より高速バス(5700円)
21:25 バスタ新宿 ※渋滞なし20分早い
自己CT
[1日目]
08:41 高瀬ダム
09:23 東電 09:24
09:45 湯俣温泉登山口
10:08 名無避難小屋
11:07 湯俣山荘
11:09 ジップライン手前
**ジップライン待ち**
11:20 晴嵐荘
[2日目]
09:10 テン場
**ジップライン待ち**
09:30 橋向こう
10:20 名無避難小屋
10:42 湯俣温泉登山口
11:00 東電
11:40 高瀬ダム 11:41
12:46 七倉山荘
※お花や野鳥を観察しながら歩いているので、CTは比較できません
また晴嵐荘のジップラインを渡る前にも待機時間が発生しています
バスに忘れ物(-_-;)*漫喫で仮眠
松本BTでバスを降車しザックを受け取って歩き始める。
酔っぱらった若い男女が道路で騒いでいるが気にしない。
漫喫の女性部屋が空いてるといいな~。
「あっ!!やばっ…」
ふいに自分が忘れ物をしていることに気づいて青ざめた。
登山靴とカメラ2台を入れた袋をバスの網棚に残したまま降りてしまったのだ。
とりあえず来た道をダッシュで戻る。
すると、前方からちょうどアルピコバスが左折してくるではないか。
ナンバープレートを確認すると同じナンバーで、慌てて「すみません!」とバスに近寄ったところ大きなクラクションを鳴らされる。
バスに体当たりをしたつもりは全くないけれど、運転手さんにとっては相当肝を冷やす行動だったに違いない。
「忘れ物くらいで命を投げ出すんじゃないよ!」としこたま怒られ、何度も平謝りして登山靴を受け取り恐縮しながら漫喫へ向かう。
もちろん私が100%悪いので弁明の余地はない。
それでも忘れ物が手元に戻ってきてホッとした。
まぁ晴嵐荘だけならサンダルで行けなくはないが、カメラが2台ともないのは痛い。
ふーー-、いつかやらかすんじゃないかと懸念していた網棚の忘れ物。
いつもなら足元に置くのに隣人の迷惑になるから久しぶりに網棚に置いたらとうとうやってしまった。
例えば目の前に目印となるものを下げておくとか、自分なりに対策をしなければ…とつくづく反省をした次第。
松本駅お城口から徒歩数分の場所にある24時間営業の漫喫。
まずは現地で会員登録(1年間有効)が必要。
ステーションビバークする訳にいかず他に選択肢がないため利用したが、思いのほか快適でコスパもよかった。
140度リクライニング可能なチェアにブランケットとスリッパは貸出無料、自販機の飲み物(コーヒーやお茶など)も全種類がほぼ無料。
週末だからか利用者は多かったような。
PCを見ていても運転手さんの言葉が頭の中を駆け巡りなかなか寝付けない。
他人に本気で怒られたのって何十年ぶりかも。
やっと横になったのは3時を過ぎた頃だったと思う。
バイブアラームは5時にセットしておいたがその前に目が覚めた。
持ち込みの飲食は禁止となっているため、無料のカフェオレ2杯を飲み干しそろそろ片付け。
時間があればネットで朝食を注文することは可能。
ケアフリーカフェさん、お世話になりました。
スタッフさんの丁寧な接客に好感が持てるし女性専用部屋があるので安心。
夜中の1:56に入店し5:36に退店でたったの1460円(+入会金300円)とリーズナブル。
料金プランはナイトではなく3時間パック1100円+延長360円という内訳。
またぜひ利用したい。
【ケアフリーカフェ】
https://www.carefree-cafe.com/
その後、松本駅前ファミマで購入したサラダチキンと持参したパンの簡素な朝食を松本駅待合室にて。
タクシー相乗りで高瀬ダム
松本から大糸線始発に乗って移動。
信濃大町駅の改札外トイレで身支度を済ませて。
裏銀座登山バスは2回目の利用。
運行ありがとうございます。
【裏銀座登山バス】
七倉山荘玄関に咲く純白のシュウメイギク。
高瀬ダムまで歩くつもりでいたが、裏銀座登山バスに同乗した男性3人組が日帰りで噴湯丘を見に行くらしくタクシー相乗りの話がまとまる。
ダンプが通行する時間帯と被るため30分ほど七倉山荘で待機しなければならない。
その間にトイレや登山届提出を済ませておく。
シュラフを省いたテン泊装備はオスプレイバリアント37に何とか収まった。
実はこのザック、見た目以上に収納力があるんじゃないかな?
ターコイズグリーンの高瀬ダム。
徒歩で1時間半かかるところ、タクシーなら10分であっという間。
やっぱり楽だわ。
高瀬湖*ヤマセミとの奇跡的な出逢い
相乗りした男性3人組は前を歩いているので、適度に距離を置きながらのんびりと。
雨蓋に忍ばせておいたおやつをパクリ。
道端の赤い実たわわ。
赤ちゃんを抱いたお母さん猿が目の前を横切り藪の中へ避難。
「猿がいるので気をつけてください」と先ほど巡回員さんに言われたけれども。
こちらこそ邪魔してごめんよ。
あ、カワウさんが羽を広げてる~。
そこへ突然「キッ!キッ!」という鳴き声。
鳥のシルエットが遠くに見え、一体誰だろうとズームしてみると。。。
ええー--っ!?まさかのヤマセミ。
ヤマセミさんがいたぁー------!!
嘘でしょ嘘でしょ!?
何カットか撮影できたものの興奮してブレブレ。
ガードレールの上にカメラを載せて構え直したり。
そうこうするうちに別の浮き枝へ飛び移るヤマセミ。
尾っぽを上下にピコンピコン動かす仕草が可愛いのなんの。
トサカみたいな頭の冠羽がワイルド。
うはぁ~~、こんな機会はめったにないよ。
神奈川の宮ヶ瀬湖ではあまりに遠すぎて居場所さえわからなかったもの。
もし見つけたとしてもバズーカじゃなければ撮影は無理だしね。
高瀬湖でこの時間帯に出逢えたのは奇跡に近い。
湖の中とはいえ、ヤマセミがいる環境としては比較的人間に近いと思われ。
肉眼でもかろうじて身体の縞模様が確認できる。
向きを変えた後どこかへ飛んで行ってしまったが、あまりに嬉しくて興奮冷めやらぬ状態。
前後に誰もいないのをいいことにひとり大騒ぎしながら歩いた。
今日はなんてラッキーなんだろう。
夜中の大失敗など一気に吹き飛ぶようなサプライズ。
ヤマセミさんお姿見せてくれてありがとね♥♥
秋を感じるハイキングコース
あんなに暑かった夏が去って秋の空気が漂う。
今回の行動食をバナナチップ+レーズンにしてみたらベストマッチ。
自然の甘さがちょうどよくて手軽に美味しく食べられる。
暫くこれにハマりそう。
水がチョロチョロ、木々の立ち枯れ地帯。
名無避難小屋はスルー。
細かいイガイガがついた白いキノコたち。
可愛い声で鳴きながら忍者のように飛び回る小鳥。
冠羽が立ってるからヒガラちゃんだね。
針ノ木岳がチラリ。
ザァザァと激しい流れの高瀬川。
ゴゼンタチバナの実。
ほぼ平行道が続く気持ちのいいハイキングコース。
青空に映えるナナカマド。
おっ、白っぽいのはマユミちゃん。
黒い羽に水色の線があるのはルリタテハかな。
晴嵐荘*ジップライン初体験♪
目線より高い位置でヤナギランの咲き残りが。
人の気配がして建物が見えてくると。
始動したばかりの湯俣山荘。
そして対岸には懐かしの晴嵐荘。
2年前は大変お世話になりました。
今年ジップラインが設置されたおかげで高瀬川を渡渉せずに行き来が可能になった。
ただし、荷物と人間を別々に運ぶため前に人がいると待機時間が発生する。
必ずしも人がいるとは限らないので基本的に全て自分でやらなければならない。
ちょうど前にいらした男性がご自分の荷物を送ろうとしている。
まずは右側のブランコにザックを載せ、緑の紐で2箇所縛って落ちないように固定。
カラビナを外すと重みで動きだすので更にロープを手繰ってザックを対岸へ送る。
人間は左側のブランコに乗りお腹周りに安全ロープをかけたら、同じくカラビナを外し対岸へ移動。
もし途中で止まったら自分で頭上のロープを手繰ればOK。
先ほどの男性が「レクチャーしましょうか?」と使い方を教えてくださって。
ご自分が移動された後に私のザックを対岸で受け取っているところ。
ありがとうございます!
ジップライン初体験の私、メチャクチャ楽しくて子供みたいにはしゃいでしまった。
湯俣温泉♨晴嵐荘。
2年前と違ってスタッフさんが増えていた。
今日に限っては午前中から入浴OKとのこと。\(^o^)/
【晴嵐荘】
テント1張(1000円)+1人(1000円)+入浴料(1000円)=合計3000円という料金体系。
午前中なのでテントはまだ3張くらいと少なめ。
今日はここにきーめた。
まずはランチをやっているか尋ね、1つならできますよと言われて即注文。
テントを張っている最中、スタッフさんが魯肉飯(1500円)を運んでくださったので。
そのまま地べたに座り込んで早速頂くことに。
あれっ温玉ないけど、、、旨ぁ~~!
持参した山専ボトルのお湯でほうじ茶を淹れ一気に完食。
本日の宿。
設営とランチが終わり、噴湯丘を見に行こうと水着とサンダルを履いてテントを出る。
もし水没したら嫌なのでカメラはTG4だけ。
時間がかかるジップラインではなく渡渉して対岸へ渡るつもりでいたら、渡渉ポイントが見つからないし意外に水が冷たく流れが速くて断念。
ちょうどその頃、相乗り3人組が対岸で手を振っているのが見えた。
どうやら無事に噴湯丘を見に行けた様子。
もしかしたら念願の野天風呂も体験できたのかもしれない。
展望台へ
噴湯丘を諦めそのままテントに帰るのもしゃくだから展望台へ登ってみることに。
黒い梯子を登り。
うわぁ眼下に吊橋が見える。
かなりの高度感。
あれは湯俣山荘か。
展望台って黄色い道標が立ってるここでいいのかな?
急な坂道もあったけど、モンベルのアクアグリッパーで何とか登れた。
曇ってしまってもそれなりに絶景。
紅葉の始まりを楽しみながら慎重に下って。
1回目のお風呂は貸切。
湯温がちょうどよく身体がじっくり温まる。
極楽極楽。。。
テントに戻りトレールチャイで一息。
諦めきれず噴湯丘を目指す
ここまで来てるのに諦めるってどうなの~?
やっぱりもう一度噴湯丘にトライして来ようっと!
時間がかかってもちゃんとジップラインを利用する。
ジップラインから見える高瀬川は何故か真っ黒に変化した。
一方、水俣川の水はキレイ。
川底が見えるくらい透き通ってる。
温泉がボコボコ湧いてる。
ものすごく熱いお湯が出ている箇所があるのでご注意。
高瀬川の手前で20分ほどウロウロしたあげく意を決して渡渉。
2年前より水量が断然少なく濡れたのは膝の上くらいまで。
今年は何とか対岸に渡ることができて嬉しい。
おぉぉ。
やったー!
近くまで来られたぞぉ~。
噴湯丘ありがとう!
噴湯丘三原則
▲さわらない
▲のぼらない
▲明日に残そう
反対側からもこんこんと温泉が湧き出ている。
この時間帯は周囲に誰もいない。
川の近くの野天風呂は大勢の高校生男子が入っていたので断念。
代わりに別の場所で腰まで浸かれるところがあったのでそちらで少々。
野菜のアヒージョ*温泉三昧♨
私が小屋に戻った16時くらいでも噴湯丘へ向かうグループとすれ違う。
やっぱり人気なんだね。
ジップラインを渡るのに少々待ち時間あり。
不在の間テントが増えていて最終的には20張以上となった。
午前中はなかったルーローハンのランチ看板が出ている。
噴湯丘の後にもまたお風呂へ直行。
晴嵐荘はテント泊でも温泉三昧が可能。
夕食はS&Bシーズニングを使用してアヒージョを作る。
海老とか入れたら美味しそうだけど生ものは持参せず。
ベーコンと野菜多めのアヒージョにしてみた。
ローズマリー枝は家のベランダで育てているもの。
フランスパンをオリーブ油につけて完食。
夕食後と寝る前にもお風呂に入ってぽっかぽか。
夜間ご一緒した小屋泊の単独女性と話が弾み楽しいひとときを過ごす。
何やら登山界隈で有名なツートップとすれ違い、写真を一緒に撮れてラッキーだったと話されていた。
晴嵐荘のお風呂は夜通し何度でも入れるのが嬉しい。
思いっきり温泉三昧!
夜は大雨となり、フライに当たる雨音と沢の音をBGMにして地図を見ていたらやがて眠くなる。
これだけ多くのテントがあるのに周囲の話し声がかき消されて全く気にならないのは、ある意味水の恩恵というかメリットでもあると気づいた。
朝風呂♨のちテント撤収
☆翌朝☆
早朝4時に目が覚めてお風呂へ来てみると誰もおらずのんびり貸切。
これで5回目(笑)。
朝は6時までとなっていて、その時間帯は小屋泊のハイカーさんで混雑しそうなので。
テントに戻ってうたた寝してしまうほど気持ちよかった。
尾西の山菜おこわ、永谷園のフリーズドライ味噌汁で簡素な朝食。
昨日ルーローハンがダメだった場合の代替品。
朝食はいつもパン派の私だけどたまに食べると美味しい。
今回もシュラフなし、エスケープライトヴィヴィで代用。
私の場合9月下旬でもギリギリこれで凌げそう。
ダウンは持ってきたけど殆ど使わず。
やはり温泉効果はこの上なくありがたい。
雨が上がったのを見計らってテント撤収。
うわっ、例の学生軍団が並んでる。
…と思ったらリーダーさんが「僕たち人数多くて時間かかっちゃうので、お先にどうぞ」との嬉しいお言葉。
合計20人ほどいるから全員待っていたら10時半は確実に過ぎるだろう。
ありがとうございます。
昨日よりなんか水量増えてるね。
これさ、ジップラインなかったら絶対に渡渉できないレベルじゃない?
たまたま昨日のオジサマが前にいらっしゃって、ザックと私の移動を手伝ってくださる。
「昨日に引き続いてありがとうございますっ!」
「いやいや、タイミングが一緒やったね」
無事に移動終了。
往復3回目ともなればもう手慣れたもの。
ほんと楽しかったわー。
展望台までしか登れなかったけど、竹村新道はいつか歩いてみたい。
あっちから下ってきて晴嵐荘のお風呂に入るのがいいな。
シラタマノキに立ち止まる。
ぬめぬめしたキノコもスルーできない。
モンローリップのイオウゴケ。
イヌゴマで合ってるかな?
たぶんシソ科の植物。
あら、晴れてきたみたい。
ちょっとした遊び心。
ミニミニのトンネルは好き。
長くて暗いのは。。。
名無避難小屋を過ぎたあたりで出くわしたカエルさん。
「誰かに踏まれちゃうよ」
それでもじっとして動かないので、思い切って素手で掴んで登山道から離れた場所に避難させた。
高瀬ダムより4㎞地点。
長い道をひたすら歩く。
あんな濁流が綺麗なターコイズグリーンになるなんて不思議。
天気回復。
ノコンギクも嬉しそう。
高瀬ダムのオブジェ。
高瀬ダムに数台タクシー待ってたけど、ひとりで乗るのは気が引けていつものように徒歩を選択。
歩いている間に誰かが乗ったタクシー数台に抜かれる。
細い蛇が目の前をニョロニョロ横切っていく。
七倉山荘*ダムカレー
高瀬ダムから1時間強でとりあえずのゴール。
長いトンネルから抜ける瞬間。
七倉山荘に到着。
【七倉山荘】
https://webmarunaka.com/nanakura/
他のメニューを食べてみようかと思っていたのに。
結果的には「ダムカレー一択でしょ!」ってなる。
だってやっぱり美味しいもん。
ソフトクリームはマロンをチョイス。
りんごにはりんごの粒々、マロンには栗の粒々が入ってる!
葛温泉♨高瀬館
次のバスまで時間が余ってしまうので今日は高瀬館にトライ。
七倉山荘から徒歩30分。
昨日のオジサマ3人組のひとりが葛温泉に全部入ってみたようで、かじかが一番雰囲気あると仰っていた。
葛温泉 高瀬館。
日帰り温泉は700円。
10:00~20:00と営業時間が長いのが安心できる。
【葛温泉 高瀬館】
地元のご老人2人は脱衣場でおしゃべりに花を咲かせていて、貸切状態の露天で寛ぐことができた。
少々熱めのお湯なので岩に座ってのんびりと。
湯の花が舞ういいお湯だった。
裏銀座登山バスは定刻通りに高瀬館前にやってきた。
「あ、お兄さん前に乗った時にいらっしゃいましたよ」とご挨拶。
カード払いでお願いするとあとで清算しますねとそのまま発車。
降車時に「前回、かじかさんで乗ったお客さんですよね」と覚えていてくださって大感激。
来年もまた利用させて頂きますのでどうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。
三俣山荘図書館&カフェ*三俣ブレンド
いつもは16時頃の高速バスで帰るところ、次の目的地へ向かうため予約を1本遅らせた。
三俣山荘図書館&カフェ。
前回は1Fのアルプさんで本を選んでいたら時間がなくなってしまい、どうしても行っておきたくて。
【三俣山荘図書館】
らせん階段で3Fに上がったところが三俣山荘図書館&カフェ。
何というかすごく落ち着いた雰囲気で音量は控えめながら音楽のセンスもいい。
足を一歩踏み入れただけで「あ、ここ好きな空間だ」と肌で感じる。
スコーンは売り切れ、三俣ブレンド(600円)とニューヨーカーのチーズケーキ(400円)を注文。
本を読みながらお気に入りの椅子で寛ぐ至福の時。
もっと早くに訪れるんだったなぁ。
知る人ぞ知る場所のようで続々とお客さんがやってくる。
気兼ねなくひとり静かに過ごす人、テラス席には団体さん。
一目惚れした伊藤新道Tシャツ(6500円)を即買い。
Sサイズが現品のみしかなく「ここで出会ったんだからもう買っちゃいます」と。
私が歩けるチャンスなど来ないかもしれない。
それでも、ホスピタリティの高い一番好きな山小屋、三俣山荘のスピリットを陰ながら応援したい。
最後に
ピークを目指さないゆるキャンのつもりで訪れた晴嵐荘。
序盤からハプニングやらサプライズが起こり、なかなか濃いめのテント泊となった。
自然の中で過ごす癒しの力は偉大だということをいつも以上に感じた2日間。
目には見えなくても、自分に繋がっている人や出来事との巡り合いについて。
この度の異動の件もそうだけど、望む方向へ勝手に導かれているような現象が起きていて。
日々もう感謝しかない。