クマガイソウとニリンソウの群生地が南高尾にあることをヤマレコで知った。
それから数日が経過し、もう終わっているだろうと諦めかけていた矢先。
高尾山口から歩いているかたのレコが挙がる。
クマガイソウ群生が健在ならこの目で見ておきたい!
ニリンソウは終盤でもいいので確認しに行こう。
ロードマップをダウンロードさせてもらい、同じルートで周回してみることにした。
往復のアクセス・トイレ
[往路]
10:15 京王高尾線にて高尾山口
[復路]
14:43 高尾山口より京王高尾線
このコースにトイレなし
自己CT
10:19 高尾山口駅(発)
10:22 峯尾商店さん
10:35 四辻
11:22 鉄塔 11:23
11:42 草戸峠 11:50
12:04 草戸山
12:31 東屋
12:44 三沢峠 12:45
13:13 西山峠 13:14
13:17 ニリンソウ群生地 13:39
13:40 木の橋
14:16 地下通路入口
14:32 峯尾商店さん
14:35 高尾山口駅
高尾山口駅より草戸山
高尾山口駅を出発。
ジオグラフィカのトラックを開始したら、スマホを機内モードにする。
ログ取ってると電池消費が激しいため。
ノコンギクが輝いている。
行ってきます。
ここの信号を渡って、峯尾商店さん手前の道へ。
キレイな藤に思わず立ち止まって。
この道標の場所から四辻・草戸峠方面を目指す。
えーっ、ここ?と思うような住宅横の細い道。
木漏れ日あふれる山道を登っていく。
四辻の辺りで前を歩いている2人組のオバサマを追い越す。
「チリチリ、チリリリリリ」
小鳥の鳴き声がしたので立ち止まり観察を行う。
10羽以上の群れが枝から枝へ飛び交っている。
エナガちゃんによく似た小鳥が写っていたが、数枚ともブレブレで確認は難しい。
チリリ…の鳴き声と丸い横顔、団体で行動する習性からエナガと思われる。
ここで道が分かれているけど、赤テープに従い倒木の下をくぐる。
いいね~、人が少ない東高尾山稜コース。
そこかしこから小鳥の鳴き声。
鉄塔のところに出た。
ヒメハギがいくつか咲いている。
緩やかなアップダウンを繰り返し、明るく開けた草戸峠に出る。
向こう側からやってきた中年のご夫婦。
「高尾山から歩いて来られたのですか?」と女性より質問を受ける。
違いますよと言うと「高尾山口駅からどのくらいかかりました?」
高尾山口を出発した時間をデジカメで確認し伝えると、今度は「今何時?」と。
時刻については旦那さんが答えていたが。
おそらく地図も地図アプリも持っていないのだろう。
このような他者に依存した態度の登山者には辟易する。
今思えば旦那も旦那だよ(笑)、しっかりしてよ!
気を取り直して、草戸峠でランチ。
ベンチが多く見晴らしがいいので休憩適所。
山笑う。
高尾山方面を眺めながら、ほおばるおにぎりは美味しい。
ウグイスやカッコウの鳴き声が響き渡って。
チゴユリは登山道脇でよく見かけた。
こちらは一番フレッシュな個体。
草戸山の直下でホタルカズラを発見。
蕾がピンク色。
草戸山では大勢のハイカーが休憩中。
テーブルとベンチは人で埋まっている。
混雑した場所は苦手なのでそそくさと次の目的地へ。
歌うヤマガラ*キンランの蕾
草戸山を下り始めると、オカタツナミソウの姿。
いつものように下から覗くと、細い毛がもじゃもじゃ。
オレンジがキレイね。
このような丸太の階段がいくつか。
「ピーツツ、ピーツツ!」
ヤマガラさんの鳴き声がして頭上を確認。
あ、いた♡
羽繕いをしている時は鳴き声が止まる。
そしてまた「ピーツツ、ピーツツ!」
可愛いのなんの。
登山中に撮らせてくれるのはヤマちゃんだけよ、ありがとね。
東屋から城山湖。
おおっ!
女性が何かを撮影していると思ったら。
その女性が「もうちょっと咲いていてくれたらよかったのに…」と。
え~~、ここで会えただけでも私は嬉しいけど。
「いえいえ、自然だから人間の思い通りにはならないんです」と答えておいた。
展望はなく樹林帯の中。
歩いていると、まだ緑色で固く閉じたキンラン蕾が。
“南高尾風景林”とあり、広場のようになっている。
いくつか道が分かれているが、そのまま直進。
ほんと静かでいいわ~。
行き交う人は数名程度。
葉っぱの上に花が咲くって面白いね。
西山峠からニリンソウ群生地へ
ここで山下方面へ下る。
西山峠から先、リュック掛けがあるコンピラ山はよく覚えている。
あの時は城山湖から歩いたんだっけ。
うわぁー、ここがかの有名なニリンソウ群生地か。
一目で気に入った。
素敵!
あたり一面、ニリンソウの絨毯が広がっている。
広範囲にこれだけのニリンソウが咲く環境がすごい。
最盛期はさぞかし見応えがあったでしょうね。
ヤマブキソウ群生。
花弁4枚はヤマブキソウ。
イチリンソウ咲き残り。
残っててくれたのねー。
お目当てのクマガイソウはどこ?
相変わらず可愛いね。
あれっ?お目当ての花はどこ??
もう山からは下りてきてしまった。
と言うことは、また見逃したのか。。。
内心ガックリしながら、ムラサキハナナに話しかけているところ。
すると、前方より突然現れた品のいいオジサマに話しかけられる。
それまで人っ子一人いなかったのに。
「クマガイソウ咲いてますよ?」
「えっ?どこに咲いているんですか」
あー!あんなところに咲いてたのか!
圧巻のクマガイソウ。
クマガイソウ。
面白い形。
不思議な花だわ。
オジサマは、クマガイソウをスルーして歩いて行く私を見て声をかけてくれたそうだ。
なんというタイミングのよさ。
しかし、こんなことってあるの?
つくづく私は運がいいんだなと実感する。
オジサマの家の庭にもクマガイソウが咲いていたが、今は枯れてしまったとのこと。
教えてくださってありがとうございました!
最初は道路の右側を歩いていて、途中で気づいて左側に横断する。
ところが、途中からはこの地下通路へ入ることができない。
柵には鍵がかかっている。
やむなく地下通路の柵を乗り越えた。(^^ゞ
柵の上には足跡があったので、同じように乗り越えた人がいる模様。
「ブヒッブヒッ」と鳴いて玄関ドアに頭突きしている豚。
玄関を開けろと言っているみたい。
民家に豚という目を疑うような光景(笑)。
これは、ペットなのか?
豚の隣に黒っぽいニワトリみたいな鳥もいた。
目を引くユウゲショウの花。
道路沿いの建物の屋根にピピッと舞い降りた鳥。
あ、キセキレイさん。
慌ててカメラを構える。
可愛い~~。
飛んできてくれてありがとう。
最後に
人が少ない南高尾エリア。
草戸山の辺りは、厳密には東高尾山稜になるようだ。
東高尾~南高尾は緩やかな勾配で巻道が多く歩きやすい。
こんな大規模なニリンソウ群生地があったなんて。
高尾山口駅から歩けるマイナールートの存在も知らなかったし。
やめたはずのヤマレコ、なんだかんだいつもお世話になってます。
ユーザーさんの山情報に感謝します。