だんだん肌寒くなってきた今日この頃。
紅葉の時期なのにまだどこにも見に行っていないことに気づく。
他スタッフとの兼ね合いで土日祝は殆ど出勤になっているが、たまたま日曜に休みが入っていた。
「土日しか食べられないあのカレーを食べに行くチャンスだ!」
とっさに思いついたのは紅葉よりも食べ物(笑)。
山頂付近は強風という天気予報に怯むことなく、前日の昼休みに予約を入れてワクワクしながら準備をする。
「お昼のカレーは今年で終了らしい」
後から拝見したヤマップでそんな悲しいお知らせを読み、居ても立っても居られなくなる。
もしかしたら最初で最後になるかもしれない絶品カレーの行方は?
往復のアクセス
[往路]
06:42 上野よりたにがわ401号
08:02 越後湯沢
08:20 湯沢駅前よりバス(660円)
08:54 平標登山口BS
[復路]
**宿場の湯**
17:00 二居田代スキー場前BSよりバス(570円)
17:33 湯沢駅前
**越後十日町小嶋屋**
18:12 越後湯沢よりとき338号
【南越後観光バス・時刻表】
自己CT
09:05 平標登山口駐車場
09:30 ゲート
10:01 平元新道登山口 10:04
10:48 “山の家まで20分”看板
11:09 平標山の家 11:38
12:34 平標山 12:49
13:40 松手山
14:00 鉄塔
14:31 松手山登山口
14:33 平標登山口駐車場 14:40
※お花や野鳥を観察しながら歩いているので、CTは比較できません
秋の空気を感じながら
湯沢駅前よりバスで平標登山口BSへ。
少し歩いたところに大きな駐車場があり、既に何十台もの車が停まっている。
トイレと登山届を提出し出発。
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この看板好きだなぁ。
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林道を黙々と歩いて平元新道登山口。
こちら周りで登ると決めたのは、例のカレーに間に合わせるため。
カレー目的で山に登るけしからんハイカーはたぶん私くらいだろう(笑)。
その証拠に前後には誰もいない。
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ツルリンドウがまだ咲いてる。
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落葉に埋もれたギンリョウソウを発掘。
もう下山してくる人がちらほら。
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つやつやしたツルリンドウの実。
色艶といいありのままの美しさに感心してしまう。
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振り返るとナナカマドがびっしり。
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下界ではうるさいだけのヒヨも、山の中で出会うと何故か嬉しい。
限定のスパイシー山カレーにありつく
目の前の木々がなくなり空が見えてきた。
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平標山の家、着いたー!
【平標山の家】
https://note.com/ebisu1888/n/n616cb535e5a5
今年の営業は10/29まで
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平標山の家は大好きな山小屋のひとつ。
ご主人の心意気というかお人柄がいい。
数年前、積雪期に誰もいない避難小屋に宿泊したのを思い出す。
あとは夏季のテント泊しかないけれど。
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平標山の家*スパイシー山カレー(1000円)。
う、旨~い!
予約した甲斐があったわ~~。
到着時間が早かったせいか、カップルさんが「カレーまだありますか?」と普通に注文しててちょっと拍子抜けした(笑)。
でも、1日15食限定で10~14時の提供なので確実に食べたかったから事前に予約することをオススメ。
このカレーを食べるためにわざと小屋優先で登ってきたんだもんね。
「カレーは今年で終わりってヤマップで読んだんですが…」とご主人に尋ねてみたところ。
笑顔ではにかみながら「そうなんですけど、いつも食べてくれる人にはお出しするつもりなんですよ」とのこと。
とても美味しかったこと、また来年食べにくる旨をお伝えしご主人にお礼を申し上げる。
あぁやっぱりこの人好きだ。
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懐かしの避難小屋また泊まりたい。
おぉ、なんか本が置かれてるね。
爆風の平標山
もう少しゆっくりしたいけど。。。
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少し登って振り返る。
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緑のパッチワークがステキ。
ビロードのような山肌に見とれてしまう。
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あ、こんなところにイオウゴケ。
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平標山周りにしたハイカーさんがどんどん下りてくる。
何十人とすれ違っただろう。
それにしても風が強い。
今日は間違いなくウェアの選択をミスった。
ウール100%のインナー着てても、ウール半袖Tとウィンドシェル(2枚重ね)じゃ寒すぎる。
山頂に近づくとフード2枚重ねてもまだ寒い。
厚手ソフトシェルやバラクラバを持って来るんだった。
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振り返ると赤とオレンジのパッチワーク。
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震えながら平標山(1984m)。
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モンベルのトレールチャイとスイーツで一休み。
福良すずめという名前がぴったりな可愛らしい和菓子。
栗がまるごと入って食べ応えあり。
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こちらは仙の倉方面。
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とてもじゃないけど自撮なんかできないレベルの寒さ。
日帰りハイクだけじゃなく、街でも使えるトレイルバムのビッグタートルをモデルにパチリ。
松手山へ下る
そそくさと下山にかかる。
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松手山方面へ続くトラバース道がいい感じ。
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たった一輪の花が健気に咲き残って。
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イガイガの白いキノコ。
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前方には特徴的な苗場山。
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斜面に広がる紅葉のパッチワークを振り返って。
寒いけど、今日来てよかった。
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懐かしい木の階段。
メチャクチャ開放的な眺め。
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松手山に到着。
平標山の山頂に比べるといくぶん風は弱まったような。
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葉にトゲがあるからアザミでいいかな。
徒歩40分で宿場の湯♨
前のバスには間に合う訳がないとわかっていたけど。
先行する男子2人組につられて急いで下りたら、あと10分早ければ乗れたな~という。
まぁ温泉に入るにはちょうどいい時間。
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平標登山口駐車場のオジサマに「おつかれさまでした!」と声をかけられる。
車停めてもいないのにいい人だ。
バスに乗れなかったからきっと励ましてくれたんだな。
「ここから一番近い温泉は宿場の湯ですか?」と聞くと「そう、3㎞でちょうど40分」と言いながら割引券をくれた。
ありがとうございます!
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ピンクのミゾソバ。
なんて可愛いんでしょ。
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15:20、オジサマが言ってた通り平標登山口駐車場から徒歩40分で宿場の湯。
時間ぴったりってすごいねオジサン!
ここまで歩いてきたと伝えると女将さんは驚いていたけど、温泉に入れるなら喜んで歩いちゃう。
露天はないけど480円じゃ申し訳なく感じるようないいお湯だった。
出たり入ったりしながら1時間以上ゆっくり温まる。
【湯沢温泉外湯めぐり・宿場の湯】
https://yuzawaonsen.com/?page_id=212
![](https://solohikers.com/wp-content/uploads/2023/10/OI0279112305843009216629922.jpg-2.jpg)
越後湯沢駅方面へ10分ほど歩くと二居田代スキー場前BS。
同じようなハイカーが他にもいたようで、ここから8名ほどバスに乗車した。
越後十日町小嶋屋*へぎ蕎麦
バスを下りたら越後湯沢駅ナカCoCoLo湯沢へ直行。
今日は初めてのお店にトライ。
実は以前、時間的な面で入店できなかった日があったので。
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【越後十日町小嶋屋 越後湯沢店】
https://hegisoba.co.jp/store/echigoyuzawa/
へぎ蕎麦は通常2人前なので全部食べきれない人もいると思われるが、こちらのお店は微妙に量を調整してくれているのでありがたい。
パッと見は少ないかも?と感じた0.7人前のへぎ蕎麦並(850円)は、天ぷら(750円)と一緒に食べたらちょうどよかった。
女性ひとりでも入りやすくお蕎麦が美味しかったのでまた来よう。
最後に
山よりだんごの傾向がある私にとっては、美味しい食べ物が山へのモチベーションになっていたりする。
更に、地域限定とか期間限定などにも弱い。
平標山の家だけでなく晴嵐荘(噴湯丘カレー)もそうだけど、山小屋のご主人って料理が得意なかたが多いなぁ。
どちらも本格的で美味しいので機会があったら食べてみてほしい。
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![](https://solohikers.com/wp-content/uploads/2021/08/OI0136151.jpg-2.jpg)
こちらが晴嵐荘の噴湯丘カレー。
ランチはなく宿泊者の夕食となる。