6月にホシザキユキノシタという花が咲くらしい。
前から気にはなっていたものの、梅雨がネックで見る機会を逃していた。
今年は梅雨の合間に未知のお花を見に行くぞと決意したばかり。
そんな時、筑波山への愛が溢れるようなレコが挙がり、ホシザキユキノシタが載っていて居ても立っても居られなくなる。
曇りベースの休日、山の予定はなかったけれど急きょ筑波山へ向かう。
往復のアクセス
[往路]
09:55 つくばエクスプレスにてつくば
10:00 つくばセンター①よりバス(あるキップ3110円)
10:37 筑波山神社BS
[復路]
15:10 筑波山神社BSよりバス
15:49 つくばセンター①
16:12 つくばよりつくばエクスプレス
【筑波山あるキップ】
https://www.mir.co.jp/service/otoku/arukippu.html
1枚の切符で「つくばエクスプレス」と「直行筑波山シャトルバス」「つくバス」に乗れる便利なきっぷ
【筑波山きっぷ】
https://www.mir.co.jp/service/otoku/tukubasan.html
ケーブルカーやロープウェイを使うならこちら
自己CT
10:42 筑波山神社BS
10:57 御幸ヶ原コース登山口 10:58
11:42 ミナノヒュッテ 11:43
12:03 男女川
12:36 御幸ヶ原 13:04
13:22 男体山 13:37
13:47 御幸ヶ原 13:54
14:28 ミナノヒュッテ
14:54 御幸ヶ原コース登山口
15:03 筑波山神社BS
※お花や野鳥を観察しながら歩いているので、CTは比較できません
この日は特に降雨後の濡れた登山道を慎重に歩いています
汗が止まらない御幸ヶ原コース
筑波山神社BSよりスタート。
鳥居の側に咲いていたテイカカズラ。
このツバメちゃんがとっても可愛かった。
他の子は電線や屋根など高いところにいるのに。
私に撮影を促すような感じで、地面から動かずにいてくれた子。
目を引くトケイソウ。
開いたばかりの花には蟻が一匹もいない。
春に花を咲かせていた梅の木に実がなっている。
筑波山神社の境内にて。
ピンクの紫陽花がやけに美しい。
キンシバイの花に引き寄せられて。
前日の雨でしっとり。
御幸ヶ原コース登山口。
この時点でかなり湿度が高い。
前日にまとまった雨が降り、登山道はどこもかしこもジメジメ。
滑らないようゆっくり登る。
それにしても暑い。
おぉ、こちら側にも東屋が作られたんだね。
木の香りがするミナノヒュッテ。
男女川。
登山道が川のようになっている。
拭いても拭いても汗が止まらない。
御幸ヶ原に到着。
いつもより断然人が少ない。
お腹が空いたのでみゆきさんへ。
一瞬迷ったけど、結局いつものけんちんうどん(900円)。
具沢山でウマーイ。
一滴も残さず完食。
10年ぶりに男体山へ
初心者の頃に一度登ったきりの男体山。
10年以上も前なので、御幸ヶ原から上までの様子はほとんど覚えていない。
小さな蛾が葉の上でじっとしている。
名前を調べたらユウマダラエダシャクと出た。
頭上にエゴノキの花がたくさん。
そのエゴノキの向こうにヤマボウシ。
晴れていれば展望が楽しめそうなベンチがあった。
うわーっ、ウツギの花がわんさか。
花つきがすごくて見とれてしまう。
オレンジ色の蝶と蜂が訪問中。
男体山(871m)の山頂ってここだっけ。
オオナルコユリ。
弾けるシモツケ。
淡いブルーのコアジサイが集まって。
ソフトクリーム(400円)はやっぱりこうでなくっちゃ。
もっちり、ねっとり、どっしり。
汗かいたあとだから美味しかったー!
下山中に陽射しと青空が…
バスに間に合いそうなのでピストン下山。
花柱が5本はウシハコベ。
下りてる途中に晴れてきた~。
何がどうしてこうなった?
逆立ちしてる人間の足みたい。
ミナノヒュッテが素敵。
シンプルでいいね。
ぬかるんだ登山道を慎重に歩いて無事に登山口へ。
民家のヤマツツジ。
ムラサキカタバミもスルーできない。
筑波山神社BSに咲いていた花。
園芸種のペチュニアかな。
下界に戻ってくるとこんな青空。
登山あるある。
山頂からは見られなかった景色。
冷たいミルクティーで喉を潤しているとバスがやってきた。
ホシザキユキノシタ*タンザワウマノスズクサ
ここからは、今日初めて出会ったお花2種。
残念ながらボケボケだけど、ホシザキユキノシタの全体像。
赤みを帯びる葉が特徴的。
下側の花弁が雄しべっぽく変化したホシザキユキノシタ。
暗くてジメジメした崖っぷちに咲いていて非常に撮影がしにくい。
下側の花弁が1枚だけ長い個体。
こちらも同じく。
この子に至っては、下側の花弁が1枚しかなくもう片方は雄しべになりかかっているような。
ユキノシタのように下の花弁2枚が長い個体も交じる。
この子も下の2枚が長い。
下側2つの花弁が完全に雄しべに変化したホシザキユキノシタ。
この子は正真正銘のホシザキユキノシタと言えるだろう。
そして、上側3つの花弁がなんとなく退化しているようにも見える。
まん丸の水滴がお気に入りの1枚。
首からカメラを提げていると花が目的とわかるのか、単独男性が咲いてる場所を教えてくださった。
たぶん自力では見つけられなかったと思う。
ありがとうございます!
蟻さんがトコトコ。
面白い形の花だなぁ。
この色艶といい、渋い雰囲気が結構気に入っちゃった。
隣に咲いてた別の花。
そして後方にはチビッ子もいる!
タンザワウマノスズクサの赤ちゃん。
少し開きかけた部分からパカッと横に広がるのかな。
蕾、開花直前の花、開花中の花を同時に見られるなんてラッキー♫
今日来てよかった。
最後に
筑波山にはたくさんの動植物が生息している。
秋はアケボノソウやセンブリ、冬はハギマシコ目当てに訪れたりと楽しみは尽きない。
筑波山の固有種であるホシザキユキノシタは筑波山のみで見られるという。
どうしてこんな低山だけに咲くのか、そのルーツは一体どこから来たのか、考えれば考えるほど不思議な花。
筑波山は色んな意味で奥深い山だと思う。
近くていい山、筑波山。
<次回予告>
東海地方に見に行こうと思っていた念願の花、なんと東京で会うことができました!