いつの間にか秋。
9月下旬に筑波山でアケボノソウが咲いたことを知る。
例年より少し開花が早まっている様子。
数日後、そのアケボノソウが盗掘されたという記事を読んだ。
居ても立っても居られなくなり急きょ筑波山へ。
往復のアクセス
[往路]
07:43 つくばエクスプレスにてつくば
08:00 つくばセンターより筑波山シャトルバス
09:04 つつじヶ丘BS(渋滞で約15分遅延)
[復路]
14:00 つつじヶ丘BSより筑波山シャトルバス
14:48 つくばセンター
15:12 つくばよりつくばエクスプレス
【筑波観光コンベンション協会・筑波山シャトルバス時刻表】
https://ttca.jp/観光情報/筑波山/筑波山シャトルバス時刻表/
【つくばエクスプレス・筑波山お得なきっぷ】
https://www.mir.co.jp/service/otoku/arukippu.html←ロープウェイなし
https://www.mir.co.jp/service/otoku/tukubasan.html←ロープウェイあり
自己CT
09:07 つつじヶ丘BS
10:50 ゲート
11:04 キャンプ場登山口
11:58 女体山広場
12:03 せきれい茶屋 12:25
12:30 女体山広場
12:32 女体山 12:35
12:36 おたつ石コース道標
13:06 弁慶茶屋跡東屋
13:31 つつじヶ丘BS
東筑波ハイキングコースの花
朝の9時すぎ、つつじヶ丘駐車場はガラ空き状態。
朝もやに覆われて真っ白の中スタート。
色が変わり始めたヨウシュヤマゴボウを見ながら下りていき。
藪の中にイナカギク(田舎菊)らしき花を見つけた。
可愛らしいキバナアキギリにほっこり。
いつも可愛いゲンノショウコちゃん。
マツカゼソウがゆらゆら。
クサノオウに似てるけど違うな…何だろう?
おそらく、カラスノゴマ(烏の胡麻)という花で間違いない。
ちっちゃくて可憐なミゾソバもスルーできない。
ヤマアジサイの横顔ズーム。
綺麗ね~。
濃いピンクのツリフネソウがそこかしこに。
プチ渡渉し樹林帯を登る途中で一休み。
家族が会社の創立記念日で頂いた紅白まんじゅう。
キンミズヒキも素敵。
シソ科の植物アキノタムラソウ。
蕾がスタンバってる美しいキバナアキギリ。
シジュウカラが大騒ぎ。
このあたり一帯ツリフネソウが大群生している。
ピンク色の海になっていてほんとすごかった。
ツクバトリカブトとミズヒキ。
頭上を飛んでいくのは荷揚げヘリか。
筑波高原キャンプ場から女体山
花がなくなる頃にキャンプ場に到着。
【筑波高原キャンプ場】
https://www.city.sakuragawa.lg.jp/kankou_bunka_sports/camp/camp_tsukubakougen/page007749.html#
静かなテントサイト。
いつかテントを張りたいと思うものの機会がなくて。
白い粒々はエノキの頭みたいな極小キノコ。
ユキザサの実。
おっぱいキノコ。
オクモミジハグマでいいかな。
女体山広場には小学生低学年の団体がいたのでスルーしてこちらへ。
あの子達はきっと御幸ヶ原へ行くだろうから女体山は後回し。
大混雑の御幸ヶ原には行く気が失せ、せきれい茶屋でうどんを頂くことに。
女将さんがとてもいい感じ。
せきれい茶屋に寄るのは実は初めて。
外テーブルは秋の陽射しと爽やかな風が気持ちいい。
案の定、小学生達はゾロゾロと御幸ヶ原へ。
つくばうどん(1200円)に七味をかけて。
手作りつくねが入っててウマー。
何となく優しい味がするのは気のせいではないだろう。
女体山広場に戻るとダイモンジソウが岩の間に。
これだけiPhoneで撮影。
陽射しを浴びて綺麗ね。
女体山山頂で女性3人組にカメラをお願いされ快く承諾。
自分は山頂標は撮らず景色だけ。
つつじヶ丘駐車場が眼下に。
男体山と御幸ヶ原。
1本前のバスに乗れそうなので、長居はせずそそくさと下山。
おたつ石コースで再会
岩々の下山路は慎重に。
弁慶茶屋跡の東屋。
この下あたりで「さっき会いました?」と女性に声をかけられる。
オバケちゃんを教えてくださった単独女性が、おたつ石コースを登ってこられたのだ。
彼女もピークよりお花が目当てと仰っていてお花好き同士の共通点がある。
ツクバキンモンソウがいた。
登山道脇のアザミを何気なく撮ったところ。
大股広げたカマキリがこちらを見ているのに気づいたのは数日経ってから。
この格好とカメラ目線に笑った。
ガマズミの赤い実に見とれて。
あと少しだー。
足元にキツネノマゴがいっぱい。
朝のガスが嘘のようにすっかり晴れて暑いとくれば。
つつじヶ丘レストハウス売店でマロンソフト(400円)。
濃厚さはなくさっぱりしていて融けるのも早かった。
ひっそり咲くアケボノソウ
ここからは、本日なんとか見ることができたアケボノソウ。
番外編*咲き残ったオバケちゃん
野鳥の声とともに歩いていると、単独女性がいきなり目の前に現れた。
私からは何も聞いていないのに「ここに咲いてるわよ」と。
そこにはまさかのオバケちゃんがニョキニョキ。
「あーーーっ!」思わず大声を上げてしまった。
終盤とはいえたくさん咲き残っているではないか。
パワーショットでは接写は無理なためiPhoneでトライ。
咲いてる場所を教えてくださった単独女性に感謝。
「ありがとうございますっ!」
私のiPhoneだとこの辺が限界か。
それでも、まだ見られるとは思っていなかったからチョー嬉しい♫
来年はもう少し早く会いにこなくっちゃ。
最後に
秋がくるといつも同じ場所に咲くはずのアケボノソウがいない。
株の根元からごっそり引き抜かれた不自然な土の穴が何箇所か。
アクセスのいい筑波山でアケボノソウが盗掘の被害を受ける。
そのことが大変ショックで残念に思う。
同時刻にすれ違ったご年配ご夫婦も大層残念がっておられた。
「盗んだって咲かないのにね!」
「ここで咲くからいいんですよね!」と意見が一致。
私欲のために山野草を盗掘する輩は〇〇に落ちてしまえ。
売るほうも買うほうも両方。
一抹の淋しさともやもやは拭えないし許せない。
せきれい茶屋のつくばうどんで盗掘者への怒りはだいぶ消えたけれど…。
それにしても、サプライズのオバケちゃん。
咲いている場所は全く知らなかったので単独女性に会えたおかげ。
今日一日、悲しいことも嬉しいことも受け止めてくれる筑波山なのだった。