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春に誘われて*横沢入の野鳥*大悲願寺の桜 2021/3/24(水)

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野鳥に関するブログで知った横沢入(よこさわいり)という里山エリア。

あきる野市にあり、東京都で一番最初に里山保全地域に指定されたところ。

うららかな春の陽射しに誘われて少し遠出したい気分。

 

往復のアクセス・コンビニ・トイレ

 

[往路・復路]

青梅線~五日市線にて武蔵増戸(むさしますこ)

武蔵増戸駅より徒歩約15分

五日市線は1時間に2本のみ

 

<コンビニ>
ローソン 武蔵増戸駅前店(駅から一番近い)
https://www.navitime.co.jp/poi?spot=01150-279048&ncm=1

<トイレ>
横沢入 駐車場

 

 

【東京都環境局・横沢入里山保全地域】

https://www.tokyo-satoyama.metro.tokyo.lg.jp/map/detail?cId=185

 

スマホ忘れて五日市線の旅

 

「しまった!」

家にスマホを忘れたことに気づいたのは自宅の最寄り駅。

取りに戻れば遅くなるし、電車のアクセスや横沢入の地図は検索済みなので思い出せば何とかなるだろう。

 

今日はちょうど文庫本を持ってきたから退屈はしない。

いつもスマホ頼りになっている自分に、あえて不便な状況を課すことにした。

 

『1日10分のごほうび』

赤川次郎ほか7名の人気作家が紡ぐ、心温まるアンソロジー短編集。

電車ホームで読んでいたら涙が溢れて困った物語もあり…。

コロナ禍のマスクは、そのような時とても役に立つ(笑)

“みどりのゆび”のアロエに関するおばあちゃんの言葉、個人的にはすごーく共感できる!

「植物は仲間同士でつながっているの」

 

 

武蔵増戸駅の菜の花

 

ガタンゴトン。

久しぶりに乗る五日市線の旅。

終点の武蔵五日市駅のひとつ手前で降車。

 

 

桜が満開

 

駅ホームにある桜の木を見上げて。

 

 

ツツジのミニ盆栽

 

駅長さんがとても感じのいいお方で、横沢入へのアクセスを確認すると簡単なマップのコピーをくださった。

ありがとうございます。

 

 

武蔵増戸駅

 

改札を出て右へ。

突き当たりにあるローソン近くの踏切を渡ったら左折。

あとは線路沿いにまっすぐ。

 

 

〇〇さんちのコブシ

 

民家のコブシがピンク色してて、驚いて立ち止まる。

キレ~イ!!

 

線路と民家の間にある舗装道路をてくてく歩くこと約15分。

龍性寺への案内板があったのでそこから入ることに。

もう少し先へ歩くと、駐車場や休憩所へ通ずる道になる。

 

 

セントウソウ

 

 

ムラサキケマン

 

 

オオイヌノフグリ

 

 

虫を咥えたヤマガラ*食事中のマヒワ

 

高い木の上で飛び交う小鳥たち。

「ニィ~ニィ~」という鳴き声がする。

 

 

ヤマガラさん見っけ。

もう最初からこちらを認識している様子。

 

 

 

何か咥えているね。

 

 

 

枝の中にいた虫かな?

 

 

 

大事そうに虫を咥えて、逆さになったまま私を見てる。

ヤマガラさんのアクロバット技が結構ツボにはまった。

可笑しくてしょうがない。

 

 

 

お次はマヒワ軍団。

 

 

 

カメラ目線でムシャムシャ、もぐもぐ。

とても高い木の真下なので、カメラを持つ手が震え首が痛くなり…で断念。

 

里山の春

 

 

のどかな雰囲気

 

ぽかぽか陽気のこんな道を歩けてしあわせ~。

 

「ホーーーホケキョ!」

ウグイスの素晴らしいさえずりが近くで聞こえる。

 

 

ネコノメソウ

 

下ノ川のネコノメソウ。

 

3人組のオバチャンが下ノ川のあぜ道で何かの植物を採取している。

植物の持ち込み、採取ともに禁止されているのに。

オバチャン達は恐らく知っていながらやっているのだろう。

とても嫌な気持ちになり、あまりに呆れ、今回は注意もせずにスルー。

注意したところでやめないだろうし。

 

 

ウグイスカグラ

 

小高い丘の途中まで登ると。

優し気なウグイスカグラが目の前に。

 

 

 

そこから先へ進むと、おぉ!まさに里山の雰囲気。

所々にベンチがあり休憩できるようになっている。

(左側の白いのはレンズの汚れ)

 

確かに鳥はいるのだけれど。

警戒心が強いのか、すぐに藪に隠れてしまう。

 

 

キジムシロ

 

葉っぱの形からするとキジムシロかな。

 

 

ベニシジミ

 

オレンジ色の蝶を見るのは、「自由に行動しなさい」というメッセージだそうで。

好きなことや楽しいことをしてあるがままの自分を表現する。

 

そんな生き方は私のモットー。

 

 

ノジスミレ

 

見逃しそうになったこの子は、たぶんノジスミレ。

 

 

横沢入里山保全地域

 

「そのときの出逢い ――― そっとしておくおもいやり」

この言葉の意味、とてもわかる気がする。

 

 

クサイチゴ

 

猫ベンチならぬ鳥ベンチにてローソンの鳥重弁当を食べながら、鳥の観察。

足元にクサイチゴ。

 

360度サラウンドシステムみたいに、そこかしこから鳥の声が聞こえる。

枝から枝へ飛び移る気配もチラチラ見える。

なのにカメラで小鳥の姿を捉えるのは大変難しい。

 

 

 

ぐるっと一周して、また下ノ川に戻ってきた。

山の上の桜が綺麗。

 

坂道があったので北尾根をスニーカーで登ってみる。

桜の辺りを目指して。

 

 

ニオイタチツボスミレ

 

急な尾根道には赤紫濃いめのスミレが咲いている。

ニオイタチツボスミレ(匂立壷菫)かな。

 

 

 

さきほど、下から見えた桜の木でさえずっていたのはメジロさん。

せっかく会えたメジロは枝かぶり。。。

 

 

 

滑らないように注意して、下ノ川まで下りてきた。

 

藪から出てきたアオジさんは動いてしまってブレブレ。。。。

 

大悲願寺の桜が素晴らしい!

 

横沢入の駐車場と休憩所を通って武蔵増戸駅へ戻ろう。

ところが、大悲願寺の桜という看板を見てすうっと右手に引き込まれる。

 

 

桜ヒヨだ!

 

 

 

顔を動かして花弁の蜜を吸っているので、嘴の先が黄色くなってる。

 

 

 

ヒヨドリさん、なかなか素敵よ。

最後にありがとうね。

 

 

 

狙った訳では全然ない大悲願寺の桜。

知らずに見に行ったらこんなに美しかった。

 

 

 

黄房水仙が見事な咲きっぷり。

 

線路の猫さんとご対面

 

線路沿いを歩いていると、色々な動植物に出会う。

 

 

淡いピンクのヒヤシンス。

 

 

 

単線の線路脇に茶白猫さん。

毛づくろいをしている時に私と目が合った。

 

可愛いお顔をしているね~。

まだ若そう。

「撮らせてね」とお伺いを立てている。

 

 

 

「こいつは危険人物かニャ?」

短時間の間に見極めてるような表情。

右肩の曲り具合に警戒心が現れて。

 

ほっぺたやオテテにひっつき虫(とげがある植物)が付いてるよ。

鳥見で草の中を歩くとスキニーに付いてることがよくある。

 

 

 

「むむっ、やっぱり怪しいニャ。。。」

更に腰をかがめてリスク回避の思案中?

 

 

 

線路の中へぴょんとジャンプ。

更に慌てた様子で向こう側へ逃げてしまった。

 

こんな小さな出会いが心を温かくする。

「ありがとね~猫ちゃん」

 

 

 

「ツツピーツツピー」

今度はシジュウカラ。

 

 

 

民家のテレビアンテナでさえずりを披露して。

 

 

 

踏切を渡りもうすぐ駅ってところで、民家の赤いミツマタに出会う。

行きは気づかなかったよ。

 

遠くに咲いているのでググっとズーム。

 

 

 

ただいま~。

武蔵増戸駅前の桜。

 

今日も一日楽しかった!

 

最後に

 

都内とは思えない豊かな自然がたっぷり残された横沢入地区。

疲れた神経を癒すのに最適なところ。

 

動植物の採取はNG。

もちろんゴミは持ち帰ってね。

 

冬鳥はもういなかったけれど、うららかな春の日が眩しかった。

ちょっと遠いけどこんな充電もたまにはいいな。

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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