野鳥情報を調べている時に知った神奈川県の座間谷戸山公園。
未知の場所で探鳥してみたい。
どんなところなのか興味津々で、とにかく一度出かけてみることにした。
【座間谷戸山公園】
往復のアクセス
[往路]
10:41 小田急小田原線にて座間
[復路]
14:35 座間より小田急小田原線
見知らぬオジサマのお誘い
“座間”と聞くと数年前に起きた事件がどうしても頭をよぎり、正直いいイメージはないのだけれど。
大勢の善良な市民や野鳥には全く関係がないこと。
駅前のスーパー小田急ОXで本日のお昼をゲット。
座間の街は丘陵地になっていて、座間駅から谷戸山公園へ行くには坂道を上がらなければならない。
坂の途中に一輪のユウゲショウ。
おっ、車道に出ると山の展望が。
住宅街を抜けると谷戸山公園の南口。
いきなり近づいてきた上品なオジサマより「どこからいらしたんですか?」と声をかけられ「東京です」と答えたところ…。
「私の家はあそこ。では、ちょっとご案内いたしましょう」と言われて面くらった。
おそらく毎日のように散歩に訪れている人なのだろう。
「あの、野鳥観察したくて来たので大丈夫です。ありがとうございます」と丁重にお断りさせて頂く。
冬鳥いない…
里山体験館のほうへ下りてみよう。
シジュウカラさんとの出会い。
野鳥の声があちらこちらから聞こえる。
それに加え、さきほどのオジサマが大声で歌っている。
三叉路の大木にアカゲラ?がいたようで暫し立ち止まったものの。
残念ながらどこにいるのか全く判らず。
木道があって歩きやすい。
わきみずの谷。
「ヒッ、ヒッ」と鳴き声がするが姿は見えない。
ムラサキシキブの実。
サクサクの落ち葉。
観察林をゆっくり歩いて。
黒い実を啄ばむヒヨ。
安定の可愛さ、シジュウカラ。
でも冬鳥がいないよー。
伝説の丘*丹沢山系の展望と紅葉
緩い坂道を上がると。
伝説の丘から見える丹沢の山々。
左側の大きいピークが大山なんだね。
ちなみに、これらの山は過去に登頂済み。
素晴らしい紅葉に息をのむ。
う~~ん、すごいね!
真新しい東屋がある。
ここで小休憩。
橙色の紅葉もまた素敵。
バックの竹林がいい感じ。
うわー-綺麗ね!
ここにいた野鳥にも逃げられ、撮影できないまま伝説の丘をあとにする。
メジロ*コゲラ*シジュウカラ
下のほうから大声で歌っている男性の声だけが聞こえてくる。
さきほどのオジサマかも?
あっ、大好きなマユミちゃん。
野鳥の食料になるのかな。
「フィフィ」
微かな鳴き声に立ち止まっていると、姿を見せてくれたメジロちゃん。
別の場所でも、またメジロちゃんを見かける。
ムラサキシキブの実をちょうど咥えたところ。
美味しそうね。
林の中でメジロちゃんが暫く遊んでくれた。
ドラミング音がするほうを見るとコゲラさん。
木を突く顔は真剣そのもの。
地面に下りてきたシジュウカラ。
せわしなく採餌中。
一瞬こちらを見たけど、「忙しくてそれどころじゃないんだよ」と(笑)。
ピンク色の舌が覗いて、何かを飲み込んだ模様。
落ち葉掃除の車がやってきて、ブロワーの音で逃げてしまったシジュウカラ。
あなたは今ね。。。
とっても素敵なシーンの中にいるんだよ?
輝く紅葉。
エナガ*ルリビタキ
たまにすれ違うくらいで、人はそれほどいない。
鳥もいないけど(笑)。
観察林の坂を下りていくと「ジュリジュリ…」の声。
白っぽいエナガちゃんが一瞬だけ姿を現した。
こんな観察小屋がいくつかある。
窓を覗いてみたが野鳥は見当たらない。
ふあ~、今日は冬鳥に会えなかったなぁと出口に向かう途中。
樹林帯で佇んでいるバーダーさんがいて、更にヒタキ科の野鳥の声が聞こえ立ち止まる。
パタパタッと木の上に飛んだ鳥のシルエットが見えたのでズームすると。
あー--っ、ルリビタキ!?
全体的に青いからルリ男か。
薄暗い樹林帯なので画質よくないけど。
最後に出てきてくれて嬉しかったぁ!
ルリ男くんありがとね。
帰り道のサザンカ。
「よかったね~」と言ってくれてるみたい。
住宅街のコンクリートの隙間にピラカンサが生えててビックリ。
どれだけ生命力が強いんだ!
最後に
少し遠かったけど、座間谷戸山公園は静かで落ち着くところ。
適度な広さの敷地内にアップダウンがあっていい運動になる。
神奈川県内で他にも行ってみたい探鳥地がいくつか。
時期を見計らって出かけてみたい。