かねてより憧れだった雲ノ平。
日本最後の秘境とも詠われ、死ぬまでに一度は行っておきたい場所。
折立から新穂高への大縦走は私の脚だと4日を必要とする。
慢性的なスタッフ不足のなか、思いきって4連休を取得した。
あとは好天を祈るのみ。。。
●ザックはいつもの48L
●思いきってシュラフは持たずエスケープライトヴィヴィで代用(8月の白山で経験済み)
●寝る時は雨具パンツを穿き薄手のダウンジャケットと像足で凌ぐ作戦
●昼食は山小屋で摂取し朝夕だけ自炊、パンやフリーズドライで軽量化
自己CT
[1日目]
06:56 折立
07:59 アラレちゃん看板
08:40 青淵三角点(青淵山) 08:42
09:01 積雪深計測ポール
10:35 五光岩ベンチ 10:36
11:07 太郎兵衛平 11:08
11:47 太郎平小屋 12:14
12:43 薬師峠キャンプ場
[2日目]
05:53 薬師峠キャンプ場
06:21 太郎平小屋
07:10 第一徒渉点 07:11
07:17 第二徒渉点 07:18
07:36 第三徒渉点 07:37
08:08 カベッケが原 08:09
08:16 薬師沢小屋 08:33
10:32 アラスカ庭園 10:42
11:08 奥日本庭園 11:09
11:43 雲ノ平山荘 12:17
12:47 雲ノ平キャンプ場
※この後、間違ったルートで散策に行きテント場に戻る
[3日目]
04:58 雲ノ平キャンプ場
05:06 スイス庭園
05:42 祖父岳分岐 05:43
06:17 祖父岳
06:58 岩苔乗越 06:59
07:29 ワリモ北分岐
08:09 水晶小屋 08:13
08:54 水晶岳 09:10
09:49 水晶小屋 09:53
10:17 ワリモ北分岐 10:23
10:45 ワリモ岳 10:46
11:25 鷲羽岳 11:31
12:37 三俣山荘 13:05
13:07 三俣キャンプ場
※この後、黒部川水源地標(40分ほど下る)を訪ねテント場に戻る
[4日目]
04:29 三俣キャンプ場
05:21 三俣峠 05:22
05:36 三俣蓮華岳 05:40
06:08 丸山
06:33 中道分岐 06:35
07:06 双六岳中道分岐
07:10 双六岳巻道分岐 07:11
07:28 双六小屋 07:30
07:33 双六池
08:12 くろゆりベンチ 08:13
08:28 花見平 08:29
08:45 弓折乗越 08:48
09:27 鏡平山荘 09:53
09:54 鏡池
10:26 シシウドヶ原 10:27
10:46 イタドリヶ原
10:59 チボ岩
11:10 秩父沢出合 11:14
11:54 小池新道入口
12:09 わさび平小屋 12:11
12:24 笠新道登山口
12:33 中崎橋
12:45 お助け風穴
12:57 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
13:05 新穂高(ホテル穂高)
DAY1*下立~太郎平小屋~薬師峠
富山の折立まで行くには何通りかあるが、公共交通機関利用者にとって便利なのは夜行バス。
もちろん熟睡はできないけれどそれは承知の上。
早朝に到着するには一番楽な方法だと言える。
私の希望する時期には直通バスがなく下記のプラン。
連休後なので思いのほか空いていて1人で2席使わせて頂いた。ラッキー!
22:30 竹橋より毎日あるぺん号 → 05:07 有峰口
05:16 有峰口よりマイクロバス → 05:22 ゲート前にて待機(トイレ休憩あり)
06:00 ゲート前よりマイクロバス → 06:30 折立(13000円)
※折立の数名は有峰口で乗り換え、その他大勢は室堂まで乗車

トイレ、自販機あり。
準備を済ませ重いザックを背負って折立からスタート。

花弁の縁がピンク色。

登山口からワープして。
三角点のある青淵山。


可愛いアカモノの誘惑。

忙しそうに往復する荷揚げヘリ。

あーっ!白いタテヤマリンドウに駆け寄って。

青い子たちもいるよ。
<追記訂正>こちらはミヤマリンドウ

かっ、可愛い!桃色チングルマ。 《*≧∀≦》
<追記>タテヤマチングルマ

5時間近くもかかってやっと太郎平小屋に到着。
やはり荷物が重すぎる。
それでも、この好天に救われ笑顔が戻る。
どこで何を食べるかは事前にだいたい決めておいた。

薬師岳の絶景を眺めながら。

☆1日目昼食☆
太郎ラーメン並(1000円)
噐が小さいので大にすればよかった。 (^^ゞ

お!いい感じのテン場。
太郎平小屋より木道を歩いて25分ほどでテン場に到着。
今日は現地にスタッフさんがいらっしゃると小屋で聞いてきた。
[太郎平小屋・薬師峠キャンプ場]
テント1人 700円
トイレあり(ペーパー、手洗い場つき)
水場あり(水量多し)
※オンシーズンの昼間はテン場にスタッフさんが常駐しているのでテント代の支払い、ビールやジュース等の購入も可能だが、それ以外の季節は太郎平小屋で支払いを済ませること
https://yama-goya.jp/kita-alps/kumonotaira/tarotairakoya.html

まだ空いているので好きな所にササッと設営し、ジュースを購入。

すぐ近くに水場とトイレがある。

ツマトリソウがひっそりと。

今日の一冊『奇譚草子』
しじみ味噌汁の話が好き。
すごく共感する。

★1日目夕食★
グリコの簡単ドライカレー。
フリーズドライ白米をお湯で戻し、パプリカを刻んでオリーブ油で炒めて混ぜるだけ。
わかめスープにフリーズドライ春雨を投入。

とてもドラマチックな夕焼けが見られた。

マジックモーメント*・゚・*:.。.*.。.:*・
DAY2*薬師峠~太郎平小屋~薬師沢小屋~雲ノ平
☆2日目☆
今日も早朝からいい天気!

☆2日目朝食☆
オレンジブレッドに練乳のトッピング、お魚ソーセージ、ミニトマト、ふわラテ深味。

素晴らしいロケーション。

水場、公衆トイレあり。

この公衆トイレ、使うのが申し訳ないくらいキレイ!
チップ100円を投入。
ありがとうございます。

この分岐を今日は左へ…。

朝陽に輝くハクサンイチゲ。

こんな素敵な木道を歩いて行く♪
ワクワク♪

おぉ、ミネズオウだ~。

チングルマがこれでもかと咲き誇る。

私を見てと言わんばかりの鮮やかなクルマユリ。

きゃあ!ピンクがかったキヌガサソウ。

団体さんと出くわす。

団体さんを追い越したら、モウセンゴケみぃつけた。
黒い虫が絡めとられてる。


緩やかな木道からいきなり急坂を下りる感じになったら、すぐに薬師沢小屋。
【薬師沢小屋】
http://ltaro.com/wp/?page_id=10

冷えたなっちゃんを一気飲みして生き返る~!
無料の水場でプラティパスにも補給。

こういう橋は楽しい♫

沢の水が透き通ってる。



高天原もいつか行ってみたい。。。

ヘロヘロになっていると…目の前にいきなりお兄さん現る。
「こんにちは!」
「うわぁびっくりした」(^^;
足音が全くしなかったのでベテランさんなのだろう。
「どちらまで行かれるんですか?」と聞かれ「明日、水晶行けたら三俣山荘、行かなければ双六でテントですね」と答えたところ。
すかさず「水晶はぜひ登ってください!鷲羽は登らなくてもいいから。僕が北アで一番好きな山が水晶です」
彼がそこまで薦める理由は何だろう??
そのお言葉を聞いて俄然やる気が出たのは言うまでもない。
「え!ほんとですか、じゃあ絶対に水晶登ります!」
笠~双六~水晶~赤牛~雲ノ平と歩いてきて、これから薬師に向かうらしい。
すごいな。
「お気をつけて」と爽やかな笑顔で軽快に下って行った。
このような素敵な一期一会があると単独登山はいっそう楽しくなる。(^^)/

そうは言っても荷物が重い。。。
48Lのザックに厳選した3泊4日分の食料。
そういう取捨選択も楽しいし、結果的には充分いけることが判明した。

樹林帯を抜け木道が出てきたらもうすぐ。

アラスカ庭園のベンチで小休憩。
太郎平小屋で話しかけられたご夫婦とこちらで再会。
このご夫婦とは翌日も何度かお会いした。




笠ヶ岳から抜戸岳の稜線。
これは私でもわかる。



水晶が見える木道をテクテク。

こちらが奥日本庭園、チラリと赤牛。

ものすごく小さなヒメアカバナ。

そして、長年憧れだった雲ノ平山荘。
腰までの長髪をひとつに結んだダークホース的イケメンさんが受付。
スマホの待ち受けにしてるほど、お気に入りの画像。

とてもオシャレな雲ノ平キッチン。

量が多そうな焼きそばにしたけど、台湾風チキンライスも食べてみたい。

食後にチョコケーキ(バナナソース)と紅茶のセットを注文。


振り子時計が静かに時を刻む。


わっ!ピンクっぽいミネズオウ~。

おぉ!フレッシュなクロユリさんが。

チングルマが咲き誇り素敵なお花畑になってる。



コケモモ、なんて可愛いんでしょ!

うわぁ~~!
雲ノ平テン場全景。

黒部五郎岳が真ん前の特等席に設営し素足でリラックス♪

刺されることはなかったが蜂がとても多かった
ハッカ油は蜂にはあまり効果なし、一時的に去ってもまた飛んでくる

テントの近くにキバナノコマノツメ。

ジャンジャン出続けている水場。

そしてこの後、大失敗をやらかす。
通行止めの道があることは地図に出ているし、ネットで読み知っていたつもりになっていた。
スイス庭園へ散策に行こうとして水を汲んだあと間違った道を直登してしまう。
足跡を辿ってそのまま知らずに歩き続け、登り切った場所で看板を見てこの道がまさに通行止めであったことを知り愕然とする。。。
植生保護中の登山道ならびに雲ノ平山荘関係者様、大変申し訳ございませんでした。

キャンプ場からここまでは通行禁止。
雲ノ平テン場からスイス庭園や祖父岳方面に行くには、山荘方面に10分ほど戻ったところの分岐から





たくさんのムシトリスミレに妖艶さを感じる。


ここまで戻ってきた。

★2日目夕食★
フリーズドライ赤飯で作るさんま蒲焼き丼。
昨日食べなかった笹かま(富山の有磯海SAで購入)、わかめ味噌汁。
