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百花繚乱*秋田駒ヶ岳 2025/6/28(土)

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今季初の東北遠征は秋田駒ヶ岳。

2018年6月、阿弥陀池避難小屋に宿泊した思い出がある。

田沢湖行きの夜行バスが現在ないため別のアクセス方法を探すところからスタート。

山形方面行きを決めかねていた時、ヤマップで盛岡経由の記録を拝見し目からウロコ。

ざっくりとした計画を立てあとは運まかせとした。

往復のアクセス

[往路]

22:45 バスターミナル東京八重洲より夜行バス(5400円)

06:40 盛岡駅西口

07:58 盛岡よりこまち95

08:31 田沢湖

08:45 田沢湖駅前①より乳頭線バス(750円)

09:17 アルパこまくさBS

09:27 アルパこまくさBSよりバス(750円)

09:52 駒ヶ岳八合目BS

[復路]

15:15 駒ヶ岳八合目BSよりバス(750円)

15:40 アルパこまくさBS

15:54 アルパこまくさBSよりバス(750円)

16:30 田沢湖駅前

**仙北市民浴場 東風の湯**

17:54 田沢湖よりJR田沢湖線(770円)

18:58 盛岡

**ぴょんぴょん舎 盛岡駅前店**

21:55 盛岡駅西口27より夜行バス(WEB割4900円)

05:25 バスタ新宿

【仙北市・駒ヶ岳線バス時刻表】

https://www.city.semboku.akita.jp/file/12132.pdf

【田沢高原ホテル・2025秋田駒ヶ岳バス時刻表】

https://www.kougenhotel.com/archives/379

自己CT

10:13 駒ヶ岳八合目BS

10:13 焼森方面分岐

11:02 焼森 11:04

11:14 横岳 11:33

13:14 男岳分岐

13:34 男岳 13:37

13:48 男岳分岐

14:09 男女岳 14:11

14:22 阿弥陀池小屋 14:27

14:53 片倉岳

15:11 駒ヶ岳八合目BS

ドトール盛岡駅店*モーニングセットA

夜行バスはウトウトするくらいで眠れないけれど、久しぶりの東北遠征に胸が高鳴る。

駅トイレに寄り歯磨きと身支度を済ませて。

盛岡駅の自由通路から岩手山をパチリ。

また避難小屋に泊まりたいなぁ。

いま一番アツい!東北★大快晴とコマクサの岩手山★8合目避難小屋泊♪ 2017/7/8(土)~9(日)興味がなかった訳ではないけれど。夏山といえば北アばかりに目が行って、東京から遠い東北のお山はずっと後回しになっていた。 北アの某所...

ドトール盛岡駅店が7:15に開店するのを知り20分ほど待つことに。

モーニングセットAのハム玉子サンド(530円)を注文。

安くて助かる上、早朝に落ち着いて食べられる空間が大変ありがたい。

時間に余裕があれば松屋に行くつもりでいたが駅ビル内で済ませられて大満足。

土曜の開店直後は結構な混雑ぶり。

ドトール盛岡駅店さんありがとう。

アクシデント回避*八合目へ

前夜にスマホでえきねっとのチケットレスアプリを入手して、こまち95の予約をしクレカ決済にした。

こまちは全席指定だけれど区間によって特急券だけで乗れるらしく、そういえばネット検索した運賃よりも500円ほど高かったよな~と思ったがまぁそれは仕方ないとして。

盛岡駅にてアプリを起動するもぐるぐる回ってログインができず、いつまでたっても改札を通れない。

駅員さんは私のスマホ不具合と思っているらしいがアプリは昨日ダウンロードしたばかり。

「まさか、ここで乗れないとかないですよね?」と言うと乗車証明書を出してくれて事なきを得た。

久しぶりの田沢湖駅でも同じことの繰り返し。

駅員さんに経緯を説明して「バスが45分発なんです」と言うとバスに乗るよう促された。

ふー、よかった。

待機中のバスに走りギリギリ間に合った感じ。

この時点では青空も陽射しも出ていたが…。

どんどん空模様が怪しくなってきて、駒ヶ岳八合目BSに着く頃には真っ白け。

駒ヶ岳八合目避難小屋は昔のまんま。

ガスが動いてチラリと青空が覗く。

夏のお花畑*エゾツツジ

7年前は反時計回りで阿弥陀池避難小屋を目指したけれど。

今日は時計回りに歩く予定。

登山口に咲いていたハクサンチドリ。

登山口からすぐの分岐を左へ。

この時点では大混雑。

キュートなアカモノ。

ハクサンシャクナゲがもりもり。

うわー、会いたかったよアオイちゃん。

ベニバナイチゴがぽつりぽつり。

プチ渡渉点。

ミネザクラが咲いてる。

これはオオバキスミレよね。

可愛いピンクのミヤマスミレ。

コバイケイソウ群生と青空。

慎ましやかなツマトリソウ。

岩エリアにさしかかるとお花畑が待っていた。

大きな葉っぱはミヤマダイコンソウ。

虫を呼び込むムシトリスミレ。

色鮮やかなエゾツツジが一際目を引く。

北海道に分布する高山のツツジで、本州では秋田駒ヶ岳・早池峰山・岩手山などにしか咲かないようだ。

なんとも可愛らしい花姿。

ミヤマキンバイも。

コマクサはぽつりぽつり咲いてるものの強風で撮影が難しい。

焼森~横岳*タカネスミレ

ゆっくり登っていくと。

最初のピーク、焼森(1540m)に到着したようだ。

予報通り風が強い。

このまま晴れてくれたらいいな~。

風の影響を受けない場所に咲くタカネスミレ。

きゃー、コケモモいっぱい。

ミヤマハンショウヅルはそこかしこに。

横岳(1582m)に到着。

休憩中のハイカーが大勢いらっしゃる。

空いてるベンチをお借りして。

NewDays盛岡北口店で購入した鶏めしおにぎりセット(450円)。

玉子焼き、肉だんご、ちくわ揚げなどのおかずが嬉しい。

大焼砂*白花コマクサ

お腹が満たされたので再出発。

まだまだ先は長いもんね。

兎耳みたいなキバナノコマノツメ。

ホソバイワベンケイ。

わぁー、大好きなオノエラン。

Wが目印。

横岳を下りてきて振り返ったところ。

色白気味のコマクサ。

ガスガスのムーミン谷を見下ろす。

ものすごい爆風とジャリジャリの砂が登山靴に入って気持ち悪い。

あっ、白花コマクサ!

ちょうど撮影していたかたが教えてくださる。

目も開けられない爆風の中ラッキーとしか言いようがない。

何度かトライしてかろうじて撮れた白花コマクサ。

ありがとうございます。

分岐から折り返してムーミン谷へ。

あたり一面真っ白だよ。

マルバシモツケ。

コマクサ群生地。

よくこんな土地に咲くなぁ~と感心してしまう。

強風が収まった瞬間を狙って。

ムーミン谷*チングルマやヒナザクラ

ムーミン谷に下りてくると強風は収まり快適なハイキングコースに。

濃いピンクのガクウラジロヨウラク。

前後左右、チングルマの群生地となっている。

まるで天国のようだ。

大好きなヒナザクラもいっぱい。

ずっとここにいたい気分。

大勢のハイカーがお花を楽しんでいる。

マイヅルソウも撮っておこう。

開花したばかりのキレイなショウジョウバカマ発見。

なんて美しいの。

事前にヤマップで見ていた木道の崩落ポイント。

皆さんが笹薮に進むので私もその後に続く。

笹の茎が滑りやすいので慎重に。

無事に笹薮を抜け木道に合流するとミヤマカラマツ。

カメラ目線のイワカガミ。

可愛すぎでしょ。

斜面を登っていくハイカーが小さく見える。

雫をたたえたミネザクラ。

おぉ、フレッシュなショウジョウバカマがこちらにも。

イワテハタザオだよね。

キュートなミヤマスミレ。

後方でハイカー同士が何やら大騒ぎしている。

前回パスした男岳を見上げて。

今日は登るよ。

綺麗な花には虫がつく。

この道シラネアオイがいっぱいで嬉しい。

つやつやの花ミヤマキンポウゲ。

ミヤマキンバイも交じって咲く。

ひっそりとツガザクラ。

スルーできないキバナノコマノツメ。

あーっ、これはイワヒゲよね。

ブレブレだけど嬉しいから載せちゃう。

男岳*オノエラン

岩々の九十九折れを登りきると。

ようやく男岳分岐。

オノエランがそこかしこに。

Wマークがこんなに薄い黄色の個体もあるのね。

男岳(1623m)に到着。

鳥居を撮影して次のピークへ。

アカモノがわんさか。

強風の男女岳*阿弥陀池避難小屋

ガスの中を黙々と歩いて。

懐かしの阿弥陀池避難小屋。

7年前も同様にガスっていたっけ…(笑)。

小屋は後で寄ることにして男女岳へ向かう。

こちらを向いてるイワカガミ。

最後のピーク男女岳(1637m)。

ガスガスで強風のためこちらもそそくさと退散。

7年前に宿泊した阿弥陀池避難小屋。

大混雑のトイレをお借りして。

またいつか…。

14:27、ガスで幻想的な中を速足で下山開始。

もしかしたら15:15のバスに間に合うかも。

木道脇にムシトリスミレが点在。

片倉岳展望台(1443m)を通過。

晴れていればここから田沢湖が眺められる。

ゴゼンタチバナ。

すぐ目の前で女性が2人(それぞれ別の場所にて)転んだのを目撃して、急ぎながらも足運びは慎重に行う。

わーい、前回と同じ場所でノウゴウイチゴ。

タニウツギが出てきたら八合目避難小屋は近い。

15:15のバスになんとか間に合いそのまま乗り込む。

ちなみに、何時何分にどの電車(バス)に接続するか、それがダメな場合の二択三択をちゃんと付箋に書いて確認しつつ歩いている。

今日は予定よりだいぶ速く歩けた模様。

アルパこまくさにバスが到着するとガスが途切れ陽射しが。

温泉に入って次のバスに乗って帰るつもりが、まさかの15:30で受付終了。

営業時間がいつの間にか短縮されたらしい。

そうなるとこの列の最後尾に並ぶしかない。

私が調べた時点では15時台の田沢湖駅行きバスはなかったはずだけど、どうやら運行するらしい。

臨時便なのかはわからないが嬉しい誤算。

バス待ち時間に喜田家のどら焼きを。

なにこのいい天気。

青空を見ながら食すどら焼き、美味し~。

仙北市民浴場 東風の湯♨

田沢湖駅より徒歩圏内の温泉へスマホでマップを見ながら向かう。

ハート形に広がる民家のバラが素晴らしい。

あれ、この紫陽花って墨田の花火じゃないの?

まさか東北で見るとは…(笑)。

満開のバラ。

見頃のアルストロメリア。

別名ユリズイセン。

徒歩15分ほどで東風の湯(だしのゆ)さんへ。

銭湯ではなく天然温泉100%かけ流しのようでビックリ。

内湯のみだけど大人500円とリーズナブル。

靴箱は鍵なし、脱衣場にコインロッカー(100円返却)あり。

いいお湯でした!

【仙北市民浴場 東風の湯】

https://www.heart-herb.co.jp/dashinoyu/

秋田県仙北市田沢湖生保内字武蔵野111-8

田沢湖から盛岡へはのんびり鈍行で。

1年ぶりに使ったロウロウマウンテンワークスのバンビ。

日帰りでも荷物が増えるとこちらのほうが断然便利。

ぴょんぴょん舎 盛岡駅前店*盛岡冷麺(大)

日帰りとはいえ夜行で帰るので時間はたっぷりある。

夕陽に浮かび上がる岩手山のシルエット。

当初の予定ではまた盛楼閣さんへ向かうつもりが、気が変わってぴょんぴょん舎さんに行ってみたくなり。

19:15にお店に着いた時点で既に11組待ちとなっており外ベンチで待機。

結果的にはそれほどでもなく19:36に着席できたので許容範囲内。

ぴょんぴょん舎の盛岡駅前店は老若男女で大混雑。

盛楼閣さんよりもこちらのほうがカジュアルな雰囲気で入りやすい。

順番で呼ばれたのはひとりなのに大きな丸テーブル。

辛味別の盛岡冷麺大盛(1320円)はめっちゃ美味しかったわ。

一滴も残さず完食。

稲の実ジャーランアイス(385円)も美味。

赤米の粒々が入ったピンク色のアイスとマッコリアイスのハーモニー。

だいぶ前、焼肉屋でマッコリ飲んだあと友人宅で倒れたことがある私でもこのアイスは全く問題なし。

いや~、ぴょんぴょん舎に変更して正解。

翌朝、帰宅途中に見かけたオナガちゃん。

ブルーの長い尾っぽが綺麗ね。

オナガは自由の象徴、家庭円満、幸運を運んでくれる鳥なんだって。

帰宅後はすぐにウェアの洗濯、シャワーを浴びてから朝食とまったり休日を過ごした。

最後に

秋田駒ヶ岳山頂の天気は微妙だったけれど花と食に関しては大満足。

夜行バスを駆使した東北遠征は身体的にはキツいが、帰りに新幹線を使わないのでお財布にはかなり優しい。

今度こそ乳頭温泉まで縦走したい。

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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