ずっと行きたかった雁坂峠。
お会いしたかった小屋番さんがご引退なさることをヤマレコで知る。
前夜、急きょ決めた計画で宿泊予約はしていなかったため、お会いできなかったけれど。。。
長い間、大変お疲れさまでした。m(__)m
以前、道の駅みとみまでレンタカーを運転して出かけたっけ。
その時向かったのは甲武信ヶ岳だったかな。
往復のアクセス
[往路]
09:43 中央本線にて山梨市(着)
10:21 山梨市駅BSよりバス(800円)
11:17 道の駅みとみBS
【山梨市~西沢渓谷線】
http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/bus.html
[復路]
13:12 道の駅みとみ(道路上)よりバス(560円)
13:28 笛吹の湯BS
14:55 笛吹の湯よりお車
15:58 大月
16:05 大月より中央本線(発)
【塩山~西沢渓谷線】
http://www.geocities.jp/fyama_gonta/station/enzan.html
★11/23までの季節運行
※温泉を出て目の前のバス停に向かおうとしたらある女性より「塩山まで?」と声をかけられ、お車に乗せて頂きました m(__)m
ありがとうございます!
※帰りの中央本線は人身事故のため大幅に遅延していたようで、「すぐ発車しちゃいますからいいですよ」と駅員さんの勧めでPASMOタッチできないまま乗車し、高尾駅にて精算する
コース状況/危険箇所等
登山道、林道は整備されて歩き易い
渡渉が多いので増水時の歩行に要注意
その他周辺情報
[雁坂小屋]
不在時素泊まり 2000円
テント泊 800円
水場あり 川又方面にジャンジャン出ている(同宿のオッチャン情報)
[軽食・お土産・観光案内]
●道の駅みとみ
オススメの温泉やバス路線について
笑顔で詳しく教えてくださり本当に助かりました
[温泉]
●みとみ笛吹の湯
(その他周辺に多数)
市外在住 510円
(市内 200円って激安!) w(゜o゜)w
10:00~20:00
火曜定休
内湯は熱め、露天はぬるくゆっくり入っていられる
平日は地元のお年寄りで結構な賑わい
自販機、休憩コーナーあり
食事提供はなし
https://www.jalan.net/kankou/spt_19303cd2110076711/
自己CT
[1日目]
11:19 道の駅みとみ
11:26 雁坂峠登山道入口
12:16 沓切沢橋
12:27 ナメラ沢分岐
13:15 ランチタイム 13:25
14:58 雁坂峠 14:59
15:09 雁坂小屋
[2日目]
07:26 雁坂小屋
07:46 甲武信ヶ岳・雁坂峠分岐
08:07 水晶山 08:12
08:28 古礼山山頂分岐
08:45 古礼山巻き道分岐
09:19 燕山 09:20
09:40 雁峠 09:51
11:07 廃墟
11:46 ゲート
11:57 鶏冠荘(新地平BS)
12:16 道の駅みとみ
道の駅みとみ~雁坂峠~雁坂小屋
何だかほっこり。。。
舗装道路をてくてくしながら、青空が嬉しくて自然と頬がほころぶ。
橋を渡っていよいよ登りに差し掛かる。
落ち葉を踏みしめて歩く。
妙に美しく感じるこの素朴な色合い。
ヤマレコ等で見ていた渡渉箇所。
ここのロープは凍りついていた。
橋がない箇所を含め、数回の渡渉あり。
井戸ノ沢から急登。
14時すぎるとだんだん雲が広がってきた。
あぁ…やっと着いた…。
ベンチが見える。
そして。。。
雁坂峠から10分程下ると。
青い屋根の雁坂小屋が目の前に。
小屋番さんにお会いしたくて。。。でもこの日はご不在でした。
水場は川又方面にあるらしい。
2L+α担いで来たので未確認。
先客は70代くらいのオジサマおひとり。
瑞牆山から歩いてきたらしい。スゴイネ!
こちらに来たのは同じく初めてだそうだ。
小屋の備品であるオレンジ色の毛布を使わせて頂く。
わぁ!これがかの有名なトイレ?
ペーパーはないけどキレイに掃除されている。
ありがとうございます。
(手ブレご容赦)
私の後に到着されたテント泊の男性。
本当は私もここに張る予定だった。
小屋到着時、寒すぎてあっさり断念。 (;^_^A
鶏のトマト煮
肉まん2個
赤カブの漬物(新潟出身の同僚に頂いたこれが美味しいの!)
バンホーテンココア
オッチャンは既に毛布を被ってご就寝。
なので、暗闇の中で静かに完食(笑)
体が温まりすぐシュラフへ潜り込む。
おやすみなさーい。
[備忘録]
いつもの装備に象足をプラス(就寝時)
インナーはウーリーズ220に変更
夜中に強風が吹いたので小屋でよかった!
突如、真夜中オッチャンのラジオから、皮肉にも流れてきたのがコレ(笑)
“Are you sleeping? Are you sleeping?
Brother John? Brother John?”
いくら無人小屋とはいえ、夜中にラジオを大音量で流す神経が私には理解できない。
もちろん即刻消してくれるようお願いしました。 \(+_<)/
山にも色々なハイカーがいるので一概には言えないけれど、ご年配男性に多い気がする。
どんなロングルートを歩こうとも、こういう人は尊敬できないや。
雁坂小屋~水晶山~古礼山~燕山~雁峠
☆翌朝☆
昨夜の強風は収まった。
静かな青の時間帯が好き。
何度か目が覚め二度寝の繰り返しで、こんな時間になっちゃった。
川又方面へ下るテントの男性。
フルーツグラノーラ食パン
モッツァレラ入り切れてるチーズ
別の同僚に貰ったバナナ
カフェオレ
ハート♡マークはよくわからず。
→ 後日、小屋番isi さまより、中央よりやや左に写っている白っぽいハートだと教えて頂きました。
ありがとうございます。
こちらは雪を纏った谷川岳と教えて頂きました。
その右が巻機山、朝日岳、白毛門。
谷川岳の手前は榛名富士とも。
ラジオのオッチャンも川又方面へ下って行かれた。
今この場所に私ひとりだけ。
それが嬉しくもあり、不思議な気持ちにもなる。
うーん。。。立ち去り難い。
一晩お世話になりました。
また来ますね!
気持ちのいい小路へ分け入っていく。
半分フローズンの苔。
だーれも居ない静かな山あるき。
苔の森にスポットライト。
この時間帯、この場所だからこそ見られた自然の造形美。
レトロな山頂標がいい味出してる。
展望はないけど、ベンチがあっていい感じ。
巻き道もあったけどとりあえず登ってみたら…。
「うわあー!!」
予想外の大展望に声が出てしまう。 (*^O^*)
手前の山の重なりも素敵。
と言っても、ズームが弱いTG4の限界。 (;^_^A
山座同定は相変わらず苦手で。
どこなのかわからないけど白い峰がキレイに見える。
【追記】
どうやら南アルプスらしい。
いい日に来たね。
あれが笠取山かー。
うわ。なにこれ…。
笹の雫がキラキラ輝いて。
ベンチも素敵~☆
雁峠~新地平~道の駅みとみ
下りたところが雁峠。
雁峠は素敵な場所。
来てよかった!
山梨県産ももジュースで暫し休憩。
新地平まで6.5kmもあるんだ (^^;
苔ベンチ、ちょっとだけ腰掛けてみる。
帰りも渡渉あり。
合計10回くらいあったかな。
道標とピンクテープを頼りに、踏み跡を辿る。
あれっ?どこかでルートロスしたようだ。
行き止まりになってしまった。
少しだけ戻り、ここから大岩をまたいで対岸へ渡ることにする。
登山道の真ん中にキノコ。
踏まれないでね。
山の中で出会った唯一の花。
カラマツに思わず足を止める。
突然「ぴゆぅーぴゆぅー!」と、鹿が仲間に発する警告音。
対岸の斜面を慌てて登る2頭の鹿さんが、こちらを窺っている。
「逃げなくていいんだよ、何もしないってば~」(*ToT)
白いお尻が可愛かったよ。
初めて訪れたけどいいところだねー。
パッと目についたムラサキシキブ。
140号線をてくてく歩いて。
道の駅みとみに戻ってきた。
ぐるりと周回したことになる。
観光案内所に人がおらず売店で尋ねると…。
接客中にもかかわらず、バスのアクセス含め大変親切に案内をしてくださり、ほんと助かりました。
大きいチャーシューが下に沈んでて得した気分。(^-^ゞ
笛吹の湯で温かい出会い
自由乗降区間なので路肩で待つよう教えて頂く。
笛吹の湯BSで降りて温泉に入り、次は14:59のバスに乗るつもりだったが…。
素敵な露天風呂。
露天はぬるめで、30分も浸かっていた。
地元の女性が10人以上も長湯していて、皆が出た後に撮影。
温泉の駐車場で声をかけてくださった女性。
「昔は山女だったのよ」
「加藤文太郎や松濤明に憧れてね…」
「私も単独が好きでよく歩いたわー」
車に乗り込んだ時点で話が弾み、年代は違っても共通点が沢山あり共感できることが多々。
「(私達)似てますね?」
「そうね~」
その女性と話が弾みすぎて…。
塩山までの予定が、その方のお家を通りすぎて大月まで送って頂いた。
今はもう山はやってないけれど、ご自宅の居間から富士山が見えるという何とも贅沢な住環境。
そして、独学で始めたPCを駆使しブログを立ち上げネットでお仕事をしたり。
ゴルフと温泉を楽しみ人生を謳歌していらっしゃる。
70代後半には全然見えない。
毎日イキイキと好きなことをやりチャレンジ精神を忘れない。
「こんな女性になりたいな」と思えるとても有意義で嬉しい出会いだった。
お世話になりました。
これだから山はやめられない。(*^o^)/\(^-^*)
最後に
初冬の静かな奥秩父。
憧れの雁坂小屋で一夜を過ごし、初冬の静かな峠みちをのんびり歩くことができた。
暖かくなったらまたテントを担いでぜひ縦走してみたい!
ありがとう!
またお邪魔します。。。(#^.^#)