いよいよ後半戦に突入。
お兄さんオススメの水晶岳には登れるだろうか?
この天気なら鷲羽池もきっと見えるよね。
そして、大好きな三俣山荘でのテント泊も楽しみ。(*^-^*)
DAY3*雲ノ平~祖父岳~水晶岳~鷲羽岳~三俣山荘~黒部源流
☆3日目早朝☆
昨日とは打って変わって、ちょっとだけ肌寒い朝。

レーズンブレッド他で簡単な朝食を済ませ出発。

日陰に佇むハクサンフウロ。

祖父岳手前の雪渓(滑り止めは不要)を渡る。
太郎平と薬師沢小屋でお見かけしアラスカ庭園にて会話したご夫婦は、鷲羽から折立へ戻るそうだ。

まもなく祖父岳に到着。

笠ヶ岳がすぐそこに。

向こうから下ってきてここから登り。



「ねぇ!ここに絶滅危惧種が咲いてるよ」
先ほどのご夫婦が上から叫んで教えてくださったので登って行くと、北穂高岳でも見たことがあるクモマソウと判明して大感激♡

まっすぐ伸びたウサギギク。


岩苔乗越から登ってきて振り返る。

毛があるからチシマギキョウ。

ワリモ北分岐にザック数個がデポしてあるのを見て、真似っこすることに。
水筒と雨具の上だけ持ってGo!
やはり空身は楽チン。

うわー!小さい紫色の花はミヤマクワガタ。


んっ!?と思って近寄ると、なんとシコタンソウじゃない! \(^o^)/

咲いたばかりのチョウノスケソウ。
チングルマに似ているけど、葉っぱが全然違う。


うつむいて咲く上品なミヤマオダマキ。

ちっこいミヤマコゴメグサ。

もうね、お花が多すぎて進まないったら~。

以前から来てみたかった水晶小屋。

トイレが超キレイ!
しかも、登山靴を履いたままでOKってありがたい。

こんな景色を眺めながら。

あのピークを目指して軽快に進む。

水晶岳って岩イワなのに意外にもお花の山だったんだ!


水晶岳登頂、やった!


お兄さんが一番好きな理由はこれか!

オススメありがとう!

静かな山頂にて栗ようかん。
水晶岳の山頂はとても狭いけど。
数名のハイカーは皆それぞれに熱い想いを胸に秘め、この大展望を楽しんでいたように思う。

山頂直下はシコタンソウだらけ。

キュートなコケモモちゃん。

濃いブルーは斑点が見えにくいからミヤマリンドウかな。

水晶小屋に戻りバッヂだけ購入。

空身だからかCTより早く戻れそう。

ザックさんただいま。

清涼感を添えてみる。

本当はものすごく暑い。 (;^_^A

暑いけど、それでも楽しい稜線歩き。

快晴の鷲羽岳。
こんな好天は初めて。

これが見たかった。

以前は悪天候で断念したり。

ガスの中、登頂したり。

今日は最高!

源流の道はどれかな?

鷲羽岳から下りてきて振り返る。

三俣山荘に到着。
おなかすいた~。

展望食堂へ直行。
テン場は空いてるからあとで大丈夫。

☆3日目昼食☆
オムライス(1300円)
リンゴジュース(300円)
サイフォンコーヒー(700円)
ケーキは売り切れ、残念。

いつもの場所にテント設営。
水場とトイレが近い。
[三俣山荘・キャンプ場]
テント1人 1000円
トイレ(小屋内/24時間OK、ペーパーあり)
水場(チョロチョロ)・山荘玄関前に水道あり(水量は未確認)

これから黒部源流の水源地を訪ねる。
素晴らしい景色に感激!

シナノキンバイに釘付け。

この沢に沿って下って行く。

それともハタザオ系?


ムシトリスミレがいっぱい。

水源地は平らに整地されている。

何もないけどそれがまたいい。

初めて見る花かも。
<追記>オオバタケシマラン

地味な花だけどなんか可愛い。

ただいま!
テン場近くのミヤマキンポウゲ。

★3日目夕食★
ガーリックリゾッタ(フリーズドライ)
カルビーじゃがマッシュ(〃)
ロイヤルミルクティー
ミニトマトないから彩りが…。(^^;



縦走最後の夜だよ。

真夏なので、シュラフなくても何とかいけた。
エスケープライトヴィヴィ+薄手ダウンジャケットに雨具パンツと像足でOK。
DAY4*三俣山荘~三俣蓮華岳~双六小屋~鏡平山荘~新穂高
☆4日目早朝☆

いよいよ最終日。
昨夜はあまり眠れず。
フライの結露を拭いてたら撤収に時間がかかったが、なんとか4:30に出発できた。

ありがとう!
大好きなテン場、また来るね!
何度も振り返る。
三俣山荘より上の広い雪渓は一歩も歩かず、左側の登山道より迂回する。
巻き道は残雪あり滑落事故があったそうなので中道を選択することにした。

今日は登るよ~。



清々しい朝。
槍さんおはよう。

黒部五郎はわかるようになった。 (^^ゞ

ウサギギクさん、おはよー。

チングルマ果穂が揺れる。

新鮮なフウロちゃん。

過酷な巻き道より、歩き易い中道のよさを見直した!

この分岐から双六小屋まで15分くらい。

双六小屋を振り返って。


クロユリさんはもう終わったのか、今年はあまり咲いてない。

残雪はあるがこちらも滑り止め不要。


可愛くてスルーできなかった。




鏡平山荘でランチ休憩。
ここまで来るとホッとする。

☆4日目昼食☆
迷わずカレー!
早朝3:30頃パン食べてもうお腹が減ってる。

食後はもちろんかき氷♪
練乳は持参品だからカケホーダイ(笑)

大混雑の鏡池。
お天気もってくれて、ありがとうね。

秩父沢はいつもより水量が少ない。

ココナッツミルクで小休止。


淡いブルーの小さな蝶がひらひら舞う道を通過。
灼熱の小池新道は、真夏とはいえ半端じゃない暑さ
半ゾンビ状態で一気に下りている際に、木陰で座り込むハイカーさんを数人見かけた
私は身体が丈夫で何事もなかったけれど、熱中症には充分に気をつけよう!

わさび平小屋は増築中。
オレンジジュース(250円)を一気飲み。
女将さんの優しい笑顔、とても感じがいい。


本日のゴールはホテル穂高の温泉。
露天が気持ちいい!
バス停がすぐ隣なので便利この上ない。
充実の4日間お疲れさまでした!!

4日間の大縦走コンプリート!
( ^-^)ノ∠※。.:*:・’°☆

去年買い忘れた黒部五郎岳、今年も登れなかった薬師岳(太郎平小屋で500円×2)
雲ノ平(600円)
水晶岳(600円)
最後に
何といっても、4日間とも快晴に恵まれたことが奇跡に近い。
遠すぎて敷居が高かった水晶岳や以前はガスガスだった鷲羽岳。
こんな素敵なシチュエーションで迎えてくれるとは、ラッキーとしか言いようがない。
巨岩の急登を経て辿り着いた憧れの雲ノ平。
天国のようなお花畑がどこまでも続き「もう何も言うことはありません」そんな心境に。
早く着いちゃうのがもったいなくてわざとゆっくり歩いたりして。
折立より新穂高まで歩いた距離は実に50㎞超え。
真夏のテント3泊4日は正直キツイものがあったが、たくさんのお花とお天気に恵まれ私の短い登山者人生の中で史上最高の山旅となった。
連日の猛暑のなか、点在する山小屋のおかげにより無事下山できたことに感謝します。
☆☆☆☆☆☆
そして、今さら…と笑われそうだけどすごい発見。(^^ゞ
ヤマレコのマップ機能がとても優秀だったこと。
ブログに貼り付け可能と知ってはいたものの、もっと複雑かと諦めていたら意外に簡単だったのでこちらに初めて転載してみる。
ありがとうございます!\(^o^)/

[今回の山旅のために更新したグッズ]
●マット:サーマレスト Zライト ソル Sサイズ
●ヘッドランプ:ブラックダイヤモンド スポット 300ルーメン
●ソックス:ダーンタフ マイクロ クルー エクストラ クッション
●モバイルバッテリー:ソニー サイクルエナジー 15000mAh
[備忘録]
●チェンスパ、サングラス使用せず
●シリアルは食べずに持ち帰った(真夏でも早朝は冷えるので朝食には向かない)