テント泊の季節が到来。
いつもなら、お気に入りの温泉がある三条の湯にするところだけれど。
先日、かゑるさんちの看板猫、小池さん&トニーが相次いで亡くなった。
かゑるさんに寄ってから七ツ石小屋でテントを張る計画で決定。
そういえば、七ツ石小屋は通過地点だったため宿泊したことがない。
ずっと気になっていた七ツ石小屋の猫さんにも会いたい。
今年初めての登山でもあり、久しぶりのテント泊にワクワク。
この2連休を無駄にしたくなくてお天気は二の次とした。
今の状況で、まん延防止措置など出しても全く意味がないと思う。
五輪と総選挙の時期に感染を減らすための情報操作。
聖火リレーも五輪も中止せず、無駄な時短と国民への協力要請ばかり。
政府の愚策や都知事のパフォーマンスはもううんざり。
私は、自分なりに対策をした上で外出し登山にも行く。
往復のアクセス・トイレ
[往路]
09:20 青梅線にて奥多摩
09:25 奥多摩駅よりバス(640円)
09:59 鴨沢BS
[復路]
10:11 鴨沢BSよりバス(640円)
10:45 奥多摩駅
10:53 奥多摩より青梅線
【西東京バス・時刻表】
https://www.nisitokyobus.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/03/202103_okutama_2.pdf
<トイレ>
鴨沢BS(ペーパーあり)
小袖駐車場(〃)
七ツ石小屋(〃)
三条の湯を計画している方へ
後山林道は通行止めのままで人も車も通れません
下界から最短で三条の湯へ行くにはサオラ峠経由のみ
【丹波山村役場】
https://www.vill.tabayama.yamanashi.jp/oshirase_k/2021-0303-1356-1.html
自己CT
[1日目]
11:24 小袖駐車場の上
11:33 登山道合流地点
12:38 風呂岩 12:50
13:07 堂所
13:26 通行止め看板
13:58 七ツ石小屋下分岐
14:11 七ツ石小屋 14:56
15:00 水場
15:19 七ツ石山 15:21
15:35 七ツ石小屋
[2日目]
07:25 七ツ石小屋
07:31 ボッカ道入口
07:39 ボッカ道出口
07:45 通行止め看板
07:57 堂所
08:05 風呂岩
08:51 登山道合流地点
09:00 *野鳥観察* 09:15
09:51 小袖線道あがり
09:19 小袖駐車場トイレ 09:23
09:52 鴨沢BS
※下山時は何度か立ち止まり野鳥観察しています
マクちゃんのやりきれない想い
てんきとくらすは終日曇りの予報、マウンテン・フォーカストでは晴れマークが出ていた。
マウンテン・フォーカストのほうが正確。
気象庁から出ている予報が、どうして食い違うのか聞いてみたい。
ということで、奥多摩は今日も晴れ。
当初8:40着のはずだったが、諸般の事情により乗り遅れた。
平日なので都内の電車は通勤客のほうが多い。
鴨沢行きバスはたったの3人。
ちなみに、この旗に関連する流行りものには全く興味がない。
遅くなってごめんなさい、いとうさん。
小池さんのポートレイトが飾ってある。
お客さんが作ってくれたそうだ。
鳴きながらマクちゃん登場。
葡萄みたいなお目目がキレイ。
ブレるブレる。
「ママとお兄ちゃん、いなくなっちゃったの!!」
マクちゃんにもやりきれない想いがあるのだろう。
一生懸命に訴えかけてくる。
後でアビーと食べてね。
ちゅ~るの10本入りを進呈。
いとうさんから渡されたちゅ~る1本をマクちゃんに。
パッケージを噛み噛みしてしまう食べ方は、トニーとおんなじ。
。・゚・(*ノД`*)・゚・。
色々と話し込んでいたら11時過ぎてしまい、そろそろ出発。
いとうさんが小袖駐車場の上まで送ってくださった。
いつもありがとうございます!
【山の休憩所 かゑる】
金・土・日・月のみ営業
ヒトリシズカ、スミレ、ヤマガラ
誰もいない登山道を黙々と歩く。
斜面に咲いているヒトリシズカ(一人静)。
ピンクが可愛いフイリヒナスミレ。
エイザンスミレを見かけたのはこの1株と蕾の1株のみ。
タチツボスミレの他は、殆どが花後となり葉だけが残っていた。
咲いててくれてありがとう。
下山されてくるハイカー数名とすれ違う。
以前、奥多摩湖BS近くで拾って頂いたMさん(七ツ石小屋の常連さん)とここで休憩したっけ。
お元気にしてるかな?
後ほど小屋で尋ねたら、群馬に転勤になり年に2回ほどフラリといらっしゃるとのこと。
ここで軽めのランチ。
ザックの中で潰れたますの寿司。
鳥のさえずりが響き渡っている。
一筆啓上のホオジロ、ニ~ニ~のヤマガラ、ジュリジュリのエナガなど。
撮れたのはヤマガラさんだけ。
七ツ石小屋の猫ちゃん
ここまで来ればもう少し。
今日はショートカットせず、七ツ石小屋下分岐まで歩いてみた。
3時間弱で、七ツ石小屋に到着。
テン泊装備のザックが重かったよー。
【七ツ石小屋】
http://www.tabayama.jp/nanatsuishi/
テント1人 500円
水場、トイレあり
小屋泊、テント泊とも要予約
テン場は休憩所も兼ねています
土日祝など混雑している日は、すぐに設営できない時間帯があるようです
日帰りのハイカーさんが少なくなるまで待機しなければなりません
水場もトイレもこんな近くにあって、ジュースも買える。
幕営料たったの500円で至れり尽くせり。
ただし、購入したペットボトルや缶は持ち帰ること。
「先にまず、ザックを置いてきてください」と言われテン場へ。
宿帳は外で記入する。
支払いを済ませ「猫ちゃんいますか?」と奥様にお聞きすると。
カウンターの上に鎮座している。(#^^#)
壁のNECOM?には笑った。
なかなかこちらを向いてくれず、奥様が目線を誘導してくださって撮影できた。
安易に媚びたりしない猫らしい猫だ。
おみやげのちゅ~るをお渡しする。
テントに興味津々。
アンダーシートに載せた設営前のテントに顔を寄せて検品。(^^;
でんちゃんはテン場内を自由に闊歩。
テント設営中に向こう側で毛づくろい。
ポールをカチャカチャやっても全く動じず。
きっと見慣れているんだね。
キリッ!
でんちゃんと聞いたはずなのに。
れんちゃんと勘違いし、ずっと「れんちゃん」と呼んでいた(笑)。
帰宅してから知る。(^^ゞ
「今日はテント4張で一番乗りですよ、お好きな所にどうぞ」と言われてこちらに設営。
富士山は霞んで見えないけど、いい感じだね~。
地面が固くてペグが全く刺さらず使用するのを断念。
他のテン泊者がペグを打つ音は聞こえたので場所によるのかも。
でんちゃんは自由人。
相当キモの座った男の子。
その時に行きたい場所へ行き、好きな場所でくつろぐ。
毛並みつやつや。
私のテントが気になる様子。
テントの中を覗くでんちゃん。
入りたいのかな?
「見ているだけニャ」
「ごめんニャさい」
お行儀がいいのね。
やんちゃなことはせず、常に落ち着いている。
2番目に張られた緑のテントも気になるらしい。
この後「ニャーン」とテントの側で鳴き、男性に相手してもらってた。
山小屋で暮らしているからか、とても人懐こい。
初対面でも警戒せずになでなでさせてくれる。
お寛ぎ中のでんちゃんを正面から見たところ。
七ツ石山へ
日帰りのご夫婦が休憩に立ち寄り。
オバサマがいきなり「明日は晴れればいいですねぇ~~。せっかくねぇぇぇ~~」とか何とか。
晴れないのわかっててわざと言うのは意地悪い。
「いえ、必ずしも土日休みじゃなくて、来れる日逃すと来れなくなっちゃうので天気はいいんです」
今日のうちに七ツ石山に登って来ようっと。
雨具の上だけ着て空身で出発。
木の橋が新しくなっていた。
水はちゃんと出ている。
途中で見つけたヤマガラさん、可愛いね。
今日はヤマガラ率が高いぞ。
七ツ石小屋から約20分で七ツ石山。
雲取山かな。
こっち側は鷹ノ巣山かな。
1~2分の滞在でそそくさと下山。
テン場でまったり
テントさんただいま~。
静かでいいわ、このテン場。
ペーパーは下に落とすタイプのトイレ。
まぁまぁキレイ。
日本酒とワインは、小屋泊者、テント泊者向けのメニューらしい。
酔っぱらって下山されたら大変だもの。
シュラフに包まってWALKMANで音楽を聴いている。
久しぶりのテント嬉しい~♫
足を伸ばすと筋肉痛になる前兆の軽い痛みとだるさが少々。
久しぶりに山を歩いたという実感があり、かえって嬉しかったりする。
また陽が射してきて、テントの外が明るくなった。
17:30になったのでそろそろ夕食づくり。
豚肉こま切れ、人参、キャベツ、もやし、しめじ、長ねぎ。
エバラの“プチッと鍋”濃厚みそ鍋ポーションを2個使用。
山の夜はまだ寒いだろうと思ってメニューを決めた。
赤飯おこわおにぎりと粉末緑茶をプラス。
猫ちゃんのちゅ~るのお礼にと、タラの芽、のらぼう菜の炒め物を頂く。
のらぼう菜は奥多摩など限られた地域の特産品らしい。
山の中で旬の素材を味わえるってとても贅沢。
美味しかった~、ごちそうさまでした!
お気遣い頂きありがとうございます。
食器は山では洗わず、お湯を垂らしてティッシュで拭けばキレイになる。
帰宅後に洗剤で洗うスタイルは崩したくない。
山を汚さないための小さな我慢と工夫は必要。
お茶目なでんちゃん乱入
「あっ!?」
みそ鍋の匂いにつられたのか、いきなりでんちゃん乱入!(笑)
ぷぷっ。(* ´艸`)
何やら匂いを嗅ぎ、フリーズするでんちゃん。
そのまま顔を見合わせるふたり。。。(爆)
我に返ったのか、テントから去って行くでんちゃん。
も~~、でんちゃん面白すぎだから。(≧▽≦)
暫くの間、あの仕草を思い出して笑えた。
「ちゅ~るのお礼を言ってきなさい」と、言われたのかもしれないね。
「そ、その通りニャ…」
手洗い場にいる他のテン泊者を一瞥するでんちゃん。
夜中にトイレに起きると、あたり一面ガスが漂っている。
全然寒くなく、ダウンを羽織っただけのいつもの装備で充分眠ることができた。
また、夜間は遥か上空で強風が吹いていた模様。
テン場では時折フライが揺れる程度であった。
「ごきげんは自分で作るもの」
☆2日目朝☆
早朝5:00すぎ、数種類の野鳥のさえずりが始まる。
まるで目覚まし時計のよう。
トイレの反対側にも設営できる。
奥多摩小屋が閉鎖されてから、七ツ石小屋のテン場が混雑するようになり新たに作られた。
次回はこちらに張ろうかな。
4張なら余裕がある。
七ツ石小屋にテント張るなら、空いている平日がよさそう。
くるみパンとチキンナゲットで簡素な朝食。
カフェオレ2杯、ブラックコーヒー、紅茶と朝から4杯も飲むのは珍しい。
昨日の水分摂取量が少なかったかも。
6:00すぎ、急に思い立ってFMラジオのJ-WAVEにチャンネルを合わせた。
普段ラジオを聞く機会はないが、WALKMANについているので。
別所哲也が完全にジョン・カビラ化しててビックリ。
テレビ見ないから全然知らないけど、こんな明るい人だったんだ?
「ごきげんは自分で作るもの」っていいこと言うね!
本当にその通りだと思う。
お世話になりました。
「また来まーす!」
小雨が降ったり止んだり。
雨具に細かい水滴がつくくらいの小雨でよかった。
昨日晴れてくれただけで儲けもの。
それにしても、こんな天気でニヤニヤしてるのは私くらいだろう。
マイペースなでんちゃん、奥様と小屋番さんの温かいおもてなし、野鳥のBGM。
楽しかった時間を反芻しながらの下山。
白っぽくて毛むくじゃらのジュウニヒトエ。
紫色のジュウニヒトエは“西洋”がついて別種だそう。
同じ木から白とピンクが同時に咲く不思議。
お!
猫ちゃんが3人たむろしてる。
バスのダイヤが3月で変更になった。
便の少ない鴨沢より、隣の留浦のほうが少しだけ便が増えるので要チェック。
スカルパZGトレック2日間ありがとう。
足を入れた瞬間からぴったりフィット、靴ずれなく快適そのもの。
新しい靴はどこか合わない箇所があったりするのに、それが全くないのはすごい。
(あくまでも個人的な感想です)
鴨沢BSまえから奥多摩湖。
やっぱりね、いそうだな~と思ってたら。
ヤマセミいるんだって。
最後に
七ツ石小屋で初めてのテント泊。
いや~想像以上に楽しかったわ~。
温泉なくても、ここはここの楽しみかたがあって。
感じのいい奥様と小屋番さん、狭いけど快適なテン場。
登山口から近いのもメリットのひとつ。
テントデビューにもオススメ。
土日祝は大混雑必至なのでできれば平日に。
でんちゃんと戯れるという新たな目的ができたし。
また会いに来なくっちゃ。
楽しいテント泊をありがとう!