「夏休みが余ってるようなのでこの日休んでください」
異動したばかりの9月上旬に新しい上司より優しいお言葉が。
前部署とは明らかに違って、様々な面で素晴らしいのはこの上司のおかげに違いない。
大事なことをまず朝の申し送りで発表しすぐさま本人にも伝えてくれる。
いやいやそれが当たり前だよ!と思うかもしれないが、前部署の上司が全てにおいて真逆だったので…。
(夏休みが何日付加されているか不明なため、前部署だったら本人が知らないまま消滅していた可能性大)
やったー!シフト勤務に棚ぼたの2連休がついた。
直後にも北アのテント泊が控えているけれど山に行かない手はない。
あまり厳しくない行程で温泉とグルメを楽しめるキャンプ場といえば尾瀬かな。
尾瀬沼キャンプ場も候補に挙がったが、未だに日帰り温泉が休止中のため却下。
今年から日帰り温泉を再開した見晴キャンプ場にしよう。
裏燧林道ではなく久しぶりの尾瀬戸倉~鳩待峠から。
ランチ、温泉、夕食を尾瀬小屋で楽しむ計画でレッツ尾瀬♪
もくじ
往復のアクセス
[往路]
06:42 上野よりたにがわ401号
07:50 上毛高原
08:10 上毛高原駅前②よりバス(2500円)
10:01 尾瀬戸倉BS ※3分遅れ
10:09 戸倉駐車場より乗合バス(1000円) ※9分遅れ
10:31 鳩待峠臨時駐車場
[復路]
09:28 鳩待峠臨時駐車場より乗合バス(1000円)
09:50 戸倉駐車場
10:26 尾瀬戸倉BSよりバス(2100円)
11:52 沼田駅前
**松乃家?**
12:15 沼田より上越線
※高崎で上越新幹線利用
自己CT
[1日目]
10:33 鳩待峠
10:36 鳩待山荘(登山口)
11:20 山の鼻ビジターセンター 11:24
11:58 牛首分岐
12:26 竜宮十字路
12:28 竜宮小屋 12:29
12:50 尾瀬小屋 13:15
13:16 燧小屋 13:17
13:17 見晴キャンプ場
[2日目]
07:00 見晴キャンプ場
07:59 竜宮小屋
08:01 竜宮十字路
08:26 山の鼻ビジターセンター
09:19 鳩待山荘(登山口)
※お花や野鳥を観察しながら歩いているので、CTは比較できません
懐かしの鳩待峠
上越新幹線にて上毛高原駅。
改札外にあるクライマーのオブジェ。
あれ?鹿がいなくなってる?
長~い乗車時間(約2時間)を経て尾瀬戸倉。
途中の鎌田BSにてトイレ休憩あり。
鳩待からの尾瀬は、10年ほど前に前職の友人と来たきりなので実に久しぶり。
下山後に利用しようと思っていた尾瀬ぷらり館、翌日伺ったら水曜休みとなっていた。
【東京電力・尾瀬ぷらり館】
https://www.tepco.co.jp/rp/oze/iku/purari/index-j.html
右手に見えている橋向こうの戸倉駐車場へ徒歩(約1分)で向かう。
ここに券売機、自販機、小さなベンチとトイレがある。
鳩待峠へ行くシャトルバスは10名ほどのハイカーを乗せて発車。
鳩待峠に新しい売店を作る工事をしていて、緑色テントがシャトルバス発着所。
時刻表はあくまでも目安で人が集まり次第発車するようだ。
鳩待山荘。
うわぁ、メチャ懐かしい。
小鳥の声を聞きながら
大目的があるため間髪入れずに鳩待峠を出発。
尾瀬ヶ原登山口。
石畳の下り。
すぐに歩きやすい木道となる。
小腹が空いてカントリーマアム。
ミゾソバの白花。
ピィピィ鳴いてるのはコガラちゃんよね?
可愛いなぁ。
新しい木道には2022年の刻印があり去年敷かれたばかりのよう。
確か10年前はもっと歩き難かったような気が…。
山の鼻ビジターセンター。
10年前この木道近くの笹薮で大きな熊と遭遇したっけ。
友人と抱き合ってフリーズしていたらドタドタ逃げていったけど。
大好きなマユミちゃん。
至仏山荘の前を通過。
右折すると山の鼻小屋や尾瀬ロッジ。
目の前に燧ヶ岳がドーン。
こんな天気でもそこそこハイカーが歩いてる。
雨具が要らない程度の雨がパラパラと。
池塘に浮かぶ秋色ヒツジグサ。
葉っぱだけでも可愛いね~。
緑がキレイなヒツジグサも。
“逆さ燧”看板の場所にて。
雨が降ってきたので折り畳み傘を広げる。
でもすぐに止んでくれて助かった。
オヤマノリンドウがいっぱい。
沢の近くにて楕円形の実。
オオマルバノホロシかな?
竜宮尻に咲くトリカブトをズーム。
ウメバチソウに小さな青い蝶。
ウラナミシジミの雄と思われ。
足元で激しい羽音がしたので立ち止まると、茶色のトンボが草むらから出られず暴れている。
暫く見守っていたところ自力で脱出し飛び立っていった。
もうすぐ竜宮小屋。
斜めった橋を渡って。
こちら側の木道はボロボロだよ。
ウラナミシジミに大人気のウメバチソウ。
3匹の蝶が同時に群がってて笑える。
終わりかけのイワショウブ。
赤く色づいた実も見られた。
見晴地区の小屋が目の前に。
尾瀬小屋グルメ*ガパオライス?
平日でテン場は空いてるだろうから後回しでOK。
何はともあれ尾瀬小屋へ直行!
13:30頃に到着予定だったけど40分も早く着いちゃった。
今年は日帰り入浴もやってるのでありがたい。
【尾瀬小屋】
尾瀬小屋メニュー表。
ぎゃーっ、お目当ての新ステーキ丼が消されていて大ショック!
どうやら土日で売り切れてしまった様子。
なになに?
キャンパーと素泊まりの人限定の夜メニューがあるそうな。
夕食はそれにきーめた。
夜までに売切れたりしないか、一応お姉さんに確認したら大丈夫とのこと。
燧ヶ岳伏流水。
今回はこちらの水場を利用させて頂く。
雰囲気のいいテラスにて。
ガパオライス(1200円)いただきまーす。
ハッキリ言って量は少なめ。
これで1200円は高いと思うけどまぁまぁ美味しかった。
至れり尽くせりの見晴キャンプ場
お腹が膨れたところでテント場へ向かう。
テント受付は燧小屋。
テント1張 1000円。
こちらでも日帰り入浴は可能。
【燧小屋】
見晴キャンプ場。
見晴休憩所の前に水場あり。
テントはまだ3張くらい。
どこに張ろうかなぁ。
綺麗な水洗トイレと泡ソープ付き手洗い場、夜間も電気がついていて至れり尽くせり。
さすが尾瀬って感じ。
本日の宿。
夜から雨が降る予報なので、地面が乾いたこちらの場所に決定。
やはりランチが足りずミニどら焼きを頬張って。
尾瀬ヶ原さんぽ*ノビタキ&アケボノソウ
テントを設営したら尾瀬ヶ原さんぽ。
ヤマップで開花情報があったお花は咲いてるかな?
ナナカマドの実。
もう秋だねー。
紅葉はまだだけど秋の空気感を楽しむ。
キュートなアカバナ発見。
見晴地区の個体は更に色が濃い。
大好きなウメバチソウをまた撮ってしまう。
朝は小雨っぽかったけど天気回復。
あー--っ!
鳥のシルエットを遠くに見つけて陰からこっそり覗く。
あなた誰?
ノビタキ雌ちゃんかな。
この後すぐ飛んじゃったのでほんの一瞬のできごと。
ノビタキちゃん、可愛いシルエットをありがとう!
ああっ、いたー!!
お目当てのお花アケボノソウ。
ヤマッパーさんのおかげで見つけることができた。
ありがとうございます。
アケボノソウとウラナミシジミ雌。
秋のたよりアケボノソウ。
温泉小屋が見える場所まで歩いてみた。
ここから引き返す。
気持ちいい青空が広がって。
晩夏の緑もまたいい。
ウメバチソウの繊細なつくりに惚れ惚れする。
素晴らしい芸術作品。
ん!?
テン場に戻る途中、別のアケボノソウを見つけて大喜び。
さっきは全く気づかなかった個体。
再び、尾瀬小屋テラスにて。
ホットコーヒー(400円)を注文し、持参した有明のハーバーでおやつタイム。
このスイーツ昔からあったよね?
なんか懐かしい。。。
※有明のハーバーは尾瀬小屋には売ってませんので悪しからず(笑)
燧小屋前のツリバナに話しかける。
尾瀬ヶ原さんぽから戻ったらテントが増えて合計10張くらいに。
尾瀬小屋グルメ*チキンコンフィ?&紅茶
日帰り入浴(1000円)は15:30~17:30と聞いてギリギリに訪問。
玄関からまっすぐ歩いて左側にお風呂。
最初は誰もおらず。
燧ヶ岳の伏流水健康風呂。
設置されているのはボディソープのみ、ドライヤーがないので今回は洗髪しない。
私としては山中で温かいお湯に浸かれるだけで充分満足。
39度くらいのちょうどいい湯温でリラックス。
同じ時間帯にご一緒した小屋泊の女性と楽しいひとときを過ごす。
尾瀬小屋の売店にて、キャンパーと素泊まりの人限定の夜メニューを待つ。
ちょうど小屋の夕食時間と被るので「時間かかりますけど」と言われるも全然問題なし。
チキンコンフィ+ライス付き(1700円)が運ばれてきた。
単品でもOK。
鶏もも肉がホロホロと柔らかい食感で味付けもグー。
これは旨い!
山小屋の食事レベルを遥かに超えている。
ご飯もパラッと硬めに炊けていて私好み。
ミニトマトのヘタだけ残しあとは全部頂いた。
ごちそうさまでした。
ヘッドランプを持ち出すのを忘れ、暗闇の中をソロソロと歩きテン場に戻る。
夕食後は紅茶を注文しテントの中でゆっくり味わう。
この後、19時すぎに雨が降ってきたけどテントの中は天国。
温かいお風呂に入れたおかげでシュラフに入ると暑いくらい。
いつものエスケープライトヴィヴィ(家に置いてきた)でまだOKな気がする。
半袖Tの上に薄手のウィンドシェルを羽織りダウンは使用せず。
紙地図を見てあれこれ妄想登山をしていたら眠くなってランタンを消した。
雨あがる
☆翌朝☆
朝になって雨は小降りになった模様。
テント撤収するタイミングを見極めているところ。
今回は尾瀬グルメを堪能するためバーナーも持参せず。
お湯も沸かさないテント泊なんて初めて。
家から持参したペットボトルのミルクティと小豆入りパンで簡単な朝食。
シュラフやダウンなど雨に濡らしたくない道具は、モンベルの防水スタッフサックで対応。
ぽつりぽつり雨脚が弱まった6:30頃にテントの片付けを始める。
さよなら、尾瀬小屋。
また来年お願いします。
当初の予定では東電分岐~ヨッピ吊橋~牛首まで足を延ばして帰るつもりだったが、小雨が降っているためピストンに変更。
降ったり止んだりを繰り返していて途中で大雨になったら嫌なので。
確か10年前は鳩待峠からヨッピ吊橋で引き返しており、東電小屋のほうは歩いていないはず。
また晴れた日にリトライすればいいや。
ミヤマアキノキリンソウと雨の雫。
あらっ?
雨があがって陽が射してきたよ??
濡れた木道はすごく滑るという認識があったのに、今回は何故か問題なく歩けて拍子抜けしたほど。
登山靴のおかげなのか木道がよくなったのか正直わからないけど。
愛用中の女性用スカルパZG ナイルブルー
↓
男性用はこちら
↓
「バシャバシャ!」
あっ、カモちゃん。
下山なのに登りは嫌だよ~。
サクサク歩いて帰りも鳩待峠に早く着いちゃった。
登り坂はどんな低山でも弱いけど平行道ならスピードが出せる。
そして4名集まった時点で予定時刻より早めにバスが出発し、尾瀬戸倉BSで時間を持て余す。
かもしか村でランチしようと計画していたが、11:30からの営業でものの見事に時間外だったため断念。
ヨッピ吊橋方面を歩いていたらちょうどよかったかも。
下山が早すぎるのもローカルでは良し悪しだわね~と思い知った件。
沼田駅?*十割そば松乃家
帰りは上毛高原駅まで行かず沼田駅前で降車。
バス運賃がいくらか安くなり帰宅時間も少し早くなる。
沼田駅前。
お目当てのお店「山彦」さんは水曜が定休のようでガッカリ。
分厚いトンカツ食べたかったよー。
ちなみに、沼田駅周辺は水曜休み多し。
こちらは十割そば「松乃家」さん。
お客さんが3名しかおらずあまり時間がかからなかったのもよかった。
だって、12:15の電車に乗りたいんだもの(逃すと13:32まで待機)。
【食べログ・松乃家】
https://tabelog.com/gunma/A1003/A100301/10003407/
まいたけ天ざる(1050円)がオススメとなっていたので即注文。
まいたけの天ぷらがサクサク美味しい。
お蕎麦も意外に喉越しよくツルツル入っていく。
おかげさまで5分前に会計を済ませ、無事12:15の上越線に乗車できた。
シュラフ、バーナー、食材を持たない過去一番に軽いテン泊装備となった。
高崎駅の銘品館にて下仁田ねぎみそ煎(572円)をゲット。
最後に
尾瀬小屋グルメを満喫するための尾瀬ゆるキャン。
普段は外食を全くしないので、たまにはこんな贅沢もいいかも。
尾瀬は季節に関係なくいつ来ても楽しい♫
<次回予告>
2年前、渡渉に難儀した例の山小屋を目指しテント泊と温泉♨を楽しんできました (^^♪