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檜尾小屋を訪ねて*10年ぶりの千畳敷 2024/8/24(土)~25(日)

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各地でやたらと熊の出没情報が多く怖気づいているところに、悪天候が重なり予定していた北アの避難小屋泊やテント泊はことごとく中止。

いくつか候補がある中でなぜか気になるのはなじみのない中央アルプス。

以前は避難小屋だったがリニューアルされ現在は有人小屋となっている檜尾小屋だ。

そういえば、だいぶ前に千畳敷から空木岳まで縦走したことがあったなぁ…。

ヤマレコの記録を振り返ってみるとちょうど10年前だった。

当時の檜尾岳は単なる通過点だったけれど懐かしさが込み上げてきて。

どうしても檜尾岳にテントを張りたい!

昼休みに電話したところ、テント場が予約いっぱいでやむなく小屋泊(素泊)となったがそれでもいい。

雨ならむしろ小屋泊のほうが安全だろう。

「駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ」の予約も済ませ、両日とも芳しくない天気予報とにらめっこ。

久しぶりの千畳敷で雨は避けたいが午前中は何とか持ちそうな。

ぎりぎり当日まで迷ったものの思い切って出かけることに決めた。

往復のアクセス

[往路]

21:35 バスタ新宿より高速バス(バスとRWの往復セット券11500円)

01:05 駒ヶ根BT

**駒ヶ根駅まで徒歩数分**

06:00 駒ヶ根駅前よりバス

06:45 しらび平(着)

【伊那バス・駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ】

https://www.ibgr.jp/news/3884/

京王高速バス予約センター(9~20時) 03-5376-2222

※バスタ新宿⇔駒ヶ根BTの高速バスは予約した時間の変更ができない

※事前決済ではないのでバスタ新宿で支払する前ならキャンセル可能

※時期によっては往復セット券にしないほうが安い場合もあり

※こまくさの湯日帰り入浴割引券とお土産割引券付き

[復路]

10:50 しらび平よりバス

11:25 菅の台バスセンター

**明治亭&こまくさの湯**

13:55 菅の台バスセンターよりバス

14:09 駒ヶ根駅前

**駒ヶ根BTまで徒歩数分**

15:00 駒ヶ根BTより高速バス

20:38 バスタ新宿 ※中央道渋滞にて2時間弱の遅延

自己CT

[1日目]

07:32 千畳敷

08:18 極楽平 08:22

08:33 島田娘 08:35

08:56 R5

09:48 濁沢大峰 09:50

10:39 R7

11:43 檜尾岳 11:45

11:57 檜尾小屋

[2日目]

05:45 檜尾小屋

06:00 檜尾岳 06:13

06:52 R7 06:54

07:46 濁沢大峰 07:52

08:30 チョコバウム休憩 08:36

08:47 R5 08:48

09:19 島田娘 09:21

09:27 極楽平 09:31

09:52 千畳敷 

駒ヶ根駅の長い夜。。。

今夜のバスは一応昼行便のくくりなので、車内灯はついたまま運行されいつものようにウトウト。

乗客の伝言により運転手さんから車内トイレが汚物で詰まり水が流れないというトラブルを知らされるも、窓を開けて換気したりSAで休憩した際ほぼ全員がトイレに行ったので何ら問題はなかった。

そんな状況で誰ひとり不満を漏らす乗客がいなかったのは、正直で真面目な運転手さんの真摯な対応ゆえだろう。

夜中の1時すぎに駒ヶ根BTに到着したが、この時間帯に休憩する場所はなく外ベンチで荷物の整理をしてとりあえず駒ヶ根駅へ向かう。

ありがたいことに駒ヶ根駅待合室は解放されていたのでこちらで休憩させていただく。

何やら奇声と独語を発しながら外を走り回る男性(始発電車を待機している様子)がいて、なおさら眠れる訳がなくただ横になっただけ。

実は、今まで足が遠のいていたのは駒ヶ根駅周辺で夜中に時間を潰せる場所が皆無であること。

10年前に利用した毎日あるぺん号はこの日はあいにく運行しておらず、他に選択肢がない状態。

ビジホもネットカフェもないからステーションビバークするしかないのだ。

3:30すぎに駅から徒歩8分のセブン駒ヶ根中央店に行き、熱いコーヒーとパンやおにぎりを購入。

待合室で朝食を摂っていると、暗いうちから掃除の女性が現れたので一言挨拶をしてバス停ベンチへ移動。

夜明け前にも数名のハイカーがバス停にちらほら集まってくる。

だんだんと白み始める空を眺めながら更に待機すると、やっと6時にバスがやってきた。

バスの後方に見える建物内にキレイな公衆トイレがあるのでここを利用しよう。

私は3番目に乗車したので着席できたが、発車寸前までハイカーが押し寄せ車内はぎゅう詰め。

ただ、駒ヶ根駅始発のバスに乗れば菅の台バスセンターは通過するだけなのであの大行列を避けられることが唯一のメリットか。

途中のバス停でからではなくやはり始発の駒ヶ根駅から乗るのをオススメする。

千畳敷はまさかのドピーカン

しらび平からRWに乗り込み一気に標高を上げる。

千畳敷に着くとまさかのドピーカン!

うわぁーーー!!

これこれっ、こんな青空を待ってたんだよ。

マウンテンフォーキャストが一番悪い予報を打ち出してて、両日とも雨嵐マークだったから。

千畳敷でこれが見られないなら来る価値が半減するなぁとも正直思っていた。

素晴らしい景観に内心大はしゃぎ。

鳥居をくぐったら左の道へ。

うひょー!

久々のアルプス遠征ですっかり手袋を忘れ、売店で仕方なく購入した雷鳥軍手(850円)。

どこかで雷鳥に逢えたらいいな~。

ミヤマゼンコでしょうか?

チングルマの果穂がキラキラ。

オオヒョウタンボクは美味しそうに見えるけど有毒だよ。

山はもう秋。

ナナカマドの赤い実が映える。

千畳敷を振り返ったところ。

こんなに晴れてくれるなんて。

あっ、ミヤマダイコンソウが咲き残ってる。

キュートなウメバチソウ3姉妹。

ずっと下にいたハイカー達にどんどん抜かれて。

一泊用の荷物が重くてゆっくりしか歩けない。

テントが入ってたらもっとキツイはず…と思うと愕然とする。

タカネヨモギを下から。

10年前のヤマレコでも同じ構図で撮影してたのを後から見つけて笑った。

きっと最後のコイワカガミ。

イワツメクサはそこかしこに。

天空の散歩道

丸太の階段をジグザグ登っていくと。

まもなく極楽平(2827m)。

わたあめのような雲がプカプカ。

たった40分ほどの間に千畳敷にガスが立ち込めて。

午後から崩れるという予報は当たっているのかも。

ここからは稜線上の登山道。

島田娘に向かってGo。

浄土平から少し歩いたところで宝剣岳方面を振り返る。

島田娘まで行って戻ってきた女性パーティとすれ違う。

木曽駒ヶ岳方面に比べると閑散としていて実に私好み。

R4の島田娘(2858m)。

ガスがどんどん迫ってくる。

三ノ沢岳も行きたかったな。

この辺りは快適な天空の散歩道。

10年前の記憶は薄れていて、ここからが大変なことなど覚えていない。

トウヤクリンドウがたくさん。

うほー!素敵な縦走路。

奥に聳えるピークは空木岳。

手前の尾根上に見える赤い屋根は…。

その赤い屋根をめいっぱいズーム。

あれが檜尾小屋だとわかったとたん、なんだか嬉しくなってテンション爆上がり。

いいロケーションに立ってるね。

遠目だとツクモグサのように見えるトウヤクリンドウ。

わっ、これってチョウノスケソウの葉っぱよね?

花は見かけてないけれど葉はところどころで確認できた。

可愛いコケモモちゃん。

濁沢大峰からのアップダウン

大岩ゴロゴロ地帯に突入。

やっと濁沢大峰へ。

手前ですれ違ったペアの男性に「(小屋まで)あと2時間だね」と言われ「え?そんなに?」と思ったが…。

山と高原地図のCTが短めに記載されているというのは後から知った。

地図で見ると近そうだけど、登り返しがあって想像以上に体力を消耗する。

三ノ沢は朝のガスが晴れてスッキリ。

巨岩の陰にミヤマダイモンジソウ。

ステップと真新しい鎖。

10年前にはここに鎖はなかったような。

おぉっ、イワウメじゃないかー。

嬉しくって声かけちゃった。

ここからガーッと下るのね。。。

ガスの中に浮かび上がる檜尾小屋にまた励まされ。

こんな梯子を下りて。

キレイめなヤマハハコ。

あーっ、タカネツメクサじゃない。

崩れかけた斜面にヤマホタルブクロが一輪。

タケシマランだ~。

健気に生きる植物のおかげでちょっとだけ元気を取り戻す。

ところが、こんな風に現れるニセピークに騙され青息吐息に。

「あともう少し」と期待して登っては「まだだった…」の繰り返し。

斜面についたトラバースを徐々に登り上げていかねばならない。

何度、大岩にザックを預けて寝ころんだことか。

10歩進んでは休み、5歩進んでは休み。。。

念願の檜尾小屋へ

山頂標が見えるまでひたすら牛歩で登り続けて。

あーーー、やっと最後のピークに達したようだ。

檜尾岳(2728m)に着く頃はガスで真っ白。

10年前は単なる通過点だったのでほとんど覚えていない。

しっかし、ここから更に空木岳まで歩くなんて狂気の沙汰としか…(笑)。

色んな意味で若かったんだなぁとしみじみ感心してしまう。

【ヤマレコ・参りました空木岳!避難小屋で鍋、楽しい出会いとソースカツ丼】

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-508595.html

ピンクがかったシラタマノキ。

予約いっぱいのはずがテン場には誰もいない。

当初の予定ではここにテントを張るつもりだった。

念願の檜尾小屋に到着。

避難小屋の時に来たいと思いながら叶わず、やっと訪れることができて大感激。

優しそうな小屋番さんにご挨拶し道程が大変だったことをご報告。

すると、地図のCTは短く記載されているけれど通常は4時間半から5時間と言われた。

7:30出発で4時間半と思いのほか時間がかかったが、午前中に着いたのでよしとしよう。

もしかして私が一番乗りかな?

【檜尾小屋】

https://www.hinokio-chuoalps.com/

素泊 7000円 ※有料でレンタル寝具あり

テント泊 2000円

どちらも要予約、キレイなトイレ、水場5分

駒ヶ根駅セブンで買っておいたタルタルフィッシュパンで軽めのランチ。

持参した山専ボトルのお湯でカフェオレ甘さなしを淹れる。

昨夜、家で沸かした熱湯なのに翌日の昼まで持つ山専は本当にありがたい。

小屋の玄関先に咲いていたミヤマアカバナ。

無理めなロング縦走計画の単独男性に対して、懇切丁寧に諭しながら説明する小屋番さん。

親身な対応に頭が下がります。

ほんの一時、青空が戻ってきた。

小屋前にテーブル&ベンチが3つあっていい雰囲気。

小屋番さんに水場の様子を伺うと、ちゃんと出ていて枯れたことがないというので早速行ってみる。

檜尾登山道を少し下って。

極楽平では枯れていたウサギギクが、水場の近くに新鮮なまま咲いているのが嬉しい。

檜尾小屋から約4分下ったところに水場。

特に危険でもないし小屋から近くてありがたい。

冷たくて美味しい水がチョロチョロと細いけど確実に出ている。

空のペットボトルに500ml汲ませていただいた。

鍋の中にミニミニのザリガニみたいなのが3匹流れ着いていて微笑ましい。

本日の寝床。

テントマットとシュラフ持参。

新しい木の床がいい感じ。

薄いカーテンで仕切られているので狭いながらも寛げる。

15時くらいだったかシュラフでウトウトしている時、バケツをひっくり返したような大雨の音が聞こえていた。

夜にかけては降ったりやんだりだった気がする。

この日の宿泊者は13名(うち1名はテント泊から変更)。

自己顕示欲強めの男性約3名がそれぞれ違う相手に向かっておしゃべりし、飛び交う大声がうるさすぎて辟易。

どうしてそんなに色々自慢したいんだろ?

私と同じパーゴワークスのトレイルバンクМを持っていた女性に声をかけたくらいで、あとは始終おとなしく過ごす(笑)。

「ご自由にどうぞ」

オシャレなSTANLEYのポットにお湯が入っていて、インスタントコーヒーとレモンティーが無料というのが太っ腹。

外サンダルもクロックスで揃えてあり色々とセンスがいい。

生ものは運びづらい時節柄、今回は火を使わないで食べられるメニューを考案。

家から持参したのは薬味セット(葱、あさつき、みょうが)、常温でOKのアルミパウチ荒ほぐし鮭フレーク、きざみのり。

駒ヶ根セブンで購入したカリカリ梅おむすび2個の上にトッピングするだけで出来上がり。

フリーズドライお吸物は山専に残ったお湯で大丈夫だった。

調味料なしでも、鮭フレークの塩味とほんのり酸っぱい梅味で充分いける。

めんつゆを垂らせばもっと美味しくなりそう。

食後にコーヒーをいただいておなかいっぱい!

小屋番さんにお礼を申し上げ寝床に退散。

山渓、岳人、ランドネなど山雑誌の品揃え多数。

また、充電器使用は300円となっている。

20時消灯だったが19時前に皆さん寝床で休み、多少のイビキ以外は静かな夜だった。

まさかのご来光

☆翌朝☆

4時頃目が覚めてトイレに起きると徐々に空が明るくなっている。

朝から雨だろうと予想していたので、朝焼けが見られるとは思ってもおらず。

駒ヶ根の街の灯りがキラキラ。

簡単な朝食を摂り外に出る。

幻想的なマジックアワーが既に始まっていた。

富士山の頭が見える。

いや~、予報に反してまさかのご来光!

今日も素敵な日になりそうだ。

空木岳方面。

先ほど檜尾登山道へ下山し、ちょうど小檜尾岳に登頂した3名をズーム。

次回はこちらの道も歩いてみたい。

焼ける檜尾小屋。

素晴らしい朝をありがとう。

本当に来てよかった。

檜尾小屋から檜尾岳をズーム。

空木岳方面へ縦走する人、檜尾登山道へ下山する人、皆早々に出払って私が最後のハイカー。

「お世話になりました。小屋番さんがいい人でよかったです」

檜尾小屋から空木岳をズーム。

直下の避難小屋が見える。

10年前は空木駒峰ヒュッテに泊まって楽しい一夜を過ごしたっけ。

また泊まりたいな。

時間はたっぷりあるけれど早めに下山しましょ。

檜尾小屋のテン場とトイレ、そして檜尾岳。

テントは悪天候でキャンセルが相次いだため1張だけ。

檜尾小屋に泊まることがメインだったので、同じ道をピストンするよ。

檜尾小屋はとても素敵な小屋だ。

やっぱり自分の勘を信じて行ってみるのは大事。

後ろ髪引かれる思いで佇んでいると、そこへいきなり野鳥の気配。

あれは誰ちゃん?

毛がパヤパヤして生え揃ってないから子供かな?

うわっ、こっち見た!

檜尾岳の斜面にトリカブトがたくさん。

ウメバチソウもスルーできない。

いつ見ても繊細で美しくほれぼれしちゃう。

昨夜の雫をたたえて輝くイワオトギリ。

檜尾小屋とテン場。

本当にいいロケーション。

檜尾岳の雷鳥親子

ゆっくりと坂を登って。

昨日とは打って変わって青空バックの檜尾岳、やった!

秋空と爽やかな風が気持ちいい朝。

山の天気は来てみないとわからない。

空木よまたいつか。

空木岳への縦走路。

三ノ沢岳にも朝陽が射す。

あぁ帰りたくない。

初秋の空気感が心地よい。

しばらくの間ここで景色を眺めて過ごす。

大好きな檜尾小屋。

また来るよ。。。

ゆっくり下り始めると、檜尾岳山頂直下で雷鳥の親子に出逢う。

すくすく育った雷鳥ヒナちゃんは一瞬たりともじっとしていない。

ちょこまか動き回って食べ物を探している様子。

そんなヒナちゃんを追う雷鳥ママ。

雷鳥ママ、美人さんだね。

更に少し下ったところからお母さんをズーム。

しきりにこちらを気にしている。

ヒナちゃんが捕られないかと心配なんだね。

しきりに顔を動かしてあちこち突いて回るヒナちゃん。

あっち行ったりこっちに来たり。

お母さんの右足には水色と白のリング、左足には赤いリングの目印。

ああ、やっと親子ツーショットが撮れた。

雷鳥ヒナちゃんとお母さん元気でね。

出てきてくれてありがとう!

雷鳥と別れてすぐカップルとすれ違う。

若い男性が落とした財布の入ったバッグを大きな岩に置いておいたから…と話しかけられたけれど。

おそらく、目の前の坂道を登り返している白シャツ男性が落とし主でどこかで回収したのだろう。

一番遅く小屋を出た私とこんなに接近して下山しているハイカーはいないはずなので。

財布がなかったら帰宅不可能だったろうから見つかってよかった。

振り返ると空木岳方面には早くもガスが。

そして、遠くにポツンと檜尾小屋。

前日、疲れすぎて撮る気力が起きなかったハクサンフウロ。

この辺で可愛い花がいくつか見られる。

昨日のイワウメにもご挨拶。

よくぞ咲き残っていてくれた。

巨岩エリア。

同じく、昨日撮れなかったイワヒゲとも再会。

濁沢大峰まで戻ってきた。

ここで水分補給。

花がずいぶんと小さいけど、ミヤマコゴメグサの仲間だろうか。

タカネツメクサが一番多かった場所。

甘酸っぱいガンコウランの実を2~3個摘む。

R5に着いたら休憩しようと思っていたが、その前にエネルギー切れ。

ザックを下ろして塩チョコバウムを投入。

よし、これでがんばれる。

R5に辿り着いた。

お花の時期はたぶんすごそうだよ。

帰りに見つけたミヤマキンバイ。

あーっ、チョウノスケソウの花を発見!

しかもまさかの蕾まで。

確か八ヶ岳で見たのが最後だから数年ぶりのご対面となる。

そして、ヒメウスユキソウの花まで。

別名をコマウスユキソウともいう。

中心部が茶色く枯れたものはいくつも見かけたけど、8月下旬に咲いてるなんて奇跡に近い。

いつか三ノ沢岳にヒメウスユキソウの群生を見に行かなきゃね。

島田娘を経てここまでくれば、あとはもう消化試合みたいなもの。

おっと、目の前を横切った野鳥はイワヒバリ。

あはは!

そんなにたくさん咥えちゃって。

この後どこかに飛んでいった。

ホテル千畳敷の売店にてすずらん牛乳ソフト(500円)をゲット。

アサギマダラのマスキングテープ(500円)をお土産に。

10:30のRWに乗車。

RWを下りたらしらび平から10:50発のバスに乗車。

毎時20分、50分発車と書いてある。

この後ランチと温泉があるので余裕をもって早めに移動する。

明治亭*ソースかつ丼&早川温泉こまくさの湯

菅の台バスセンターで途中下車。

10年前は混雑していて入店を諦めた明治亭へ。

道路の反対側にあるガロさんには長蛇の列ができていたが、こちらはすぐ入店できた。

【明治亭 中央アルプス登山口店】

https://www.meijitei.com/tozannguchiten.html

迷わずテラス席へ。

沢の流れる音、木々の緑が清々しい。

念願の明治亭ロースソースかつ丼(1630円)。

確かに美味しかったしボリュームに関しても大満足。

だけど、正直なところお値段高すぎじゃない?

以前こまくさの湯で食べたソースかつ丼は、リーズナブルで美味しかったのを覚えている。

次回来ることがあったら再度こまくさの湯で食べてみようと思う。

明治亭のすぐ近くにある日帰り温泉まで歩く。

早川温泉こまくさの湯へ。

10年前、下山中に知り合ったタオル姿のお兄さんに車で送って貰ったっけ。

お兄さん元気かな~。

【こまくさの湯】

https://komakusanoyu.com/

日帰り入浴700円のところ、駒ヶ岳千畳敷カールきっぷの割引券にて50円引き。

モンベルカード提示でも同じく割引(他の割引券は併用不可)となる。

ホオジロ君の鳴き声につられ上を見る。

バスで駒ヶ根駅へ。

往復きっぷがあるから整理券をあえて取らなかった私の座席まで、わざわざ届けにきてくださったカップルのお兄さん、お気遣いありがとうございます。

そこから駒ヶ根BTまで徒歩で移動。

高速バスを予約する時に15時と16時のどちらにするか迷ったが、早朝出発するから大丈夫だろうと15時にしておいて正解だった。

駒ヶ根BTのカフェがバス待合休憩所(トイレあり)を兼ねているらしいので入店。

ここでいちごジャム(600円)を購入。

【駒ヶ根BT キャンプストロベリー】

https://campstrawberry.jp/

バスタ新宿⇔駒ヶ岳BTのバスは行きも帰りも窓側というのが致命的。

アンカーのモバイルバッテリー兼充電器は、窓側の席だとコンセント周辺が狭くてスマホには充電できないのだった。

とりあえずモバイルバッテリーからスマホに充電して、その後、残量少なくなったモバイルバッテリーだけをコンセントに差し込み別々に充電する方法のみ。

今回モバイルバッテリーは不要で、家に置いてきた小さなキューブ型充電器だけで事足りた。

最後に

10年前の千畳敷から空木岳縦走についてはかなり無謀だったが、一言でいえば心身ともに若かったんだなぁと。

鍋を囲みながら語り合った楽しい一夜、翌日の下山時の出会いもまた偶然ではないのだろう。

巡り合わせに恵まれながら10年以上も登山を続けることができた喜びや山での経験全てが、現在の私を形作っているのかと思うと感慨深いものがある。

山を知ることができてよかった。

山に教えられてきたことがたくさんある。

そのことに感謝しながら、これから先も山を続けていきたい。

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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