第4弾・北アでテント泊。憧れの双六小屋でテントを張ってみたい!!
夜行バスを利用し、新穂高を起点とする2泊3日の山旅。
テント初心者の野望はいかに。。。(^^ゞ
往復のアクセス
[往路]
22:30 竹橋より毎日あるぺん号
05:30 新穂高
※実際はもっと早い到着だったが車内で仮眠OKとのことで5:30まで仮眠させて頂く
鍋平で降車のオジサマとたったの2人 (^^;
人が疎らな受付カウンターとこんなに空いてるバス初めて見た。
それでも運行してくださりありがとうございます。
[復路]
11:55 新穂高RWよりバス(890円)
12:28 平湯温泉
14:30 平湯温泉よりバス(5860円)
19:00 バスタ新宿
※高速バスは平日のため予約なしでOKだった
10人しかおらず席の配置はゆったり
自己CT
[1日目]
06:06 新穂高温泉
06:44 お助け風穴 06:45
07:04 中崎橋
07:16 笠新道登山口 07:17
07:30 わさび平小屋
07:57 小池新道入口
09:10 秩父沢 09:20
09:52 チボ岩
10:23 イタドリヶ原
11:53 熊の踊り場
12:13 鏡池
12:14 鏡平山荘 13:00
13:38 弓折中段
14:17 弓折乗越 14:19
14:49 花見平 14:51
15:12 くろゆりベンチ 15:15
15:50 双六キャンプ場
15:52 双六小屋 15:53
15:54 双六キャンプ場
[2日目]
07:22 双六キャンプ場
07:38 巻き道分岐
09:00 三俣峠
09:33 三俣山荘 09:57
11:09 鷲羽岳 11:12
12:00 三俣山荘 12:28
13:14 三俣峠
14:27 巻き道分岐
14:38 双六小屋
14:40 双六キャンプ場
[3日目]
06:00 双六キャンプ場
06:38 くろゆりベンチ 06:40
06:52 花見平 06:53
07:07 弓折乗越 07:08
07:42 鏡平山荘 07:44
07:45 鏡池 07:52
08:06 熊の踊り場
08:47 イタドリヶ原
09:00 チボ岩
09:11 秩父沢 09:19
09:54 小池新道入口
10:10 わさび平小屋 10:21
10:30 笠新道登山口
10:41 中崎橋
11:11 ゲート
11:14 新穂高RW近道分岐
11:16 新穂高RW
花いっぱいの小池新道と嬉しい再会(1日目)
テントを入手してからは「あのお山に行きたい」ではなく、「気になっていたテン場に張ってみたい」という気持ちが強くなりお山のチョイスが少し変わってきた。
勤務の都合により上司がつけてくれた棚ぼたの3連休。
お天気はあまりよくなさそうだけどこれを逃す訳にはいかない。
ガラガラの夜行バス車内にて、とても魅力的なレコを見つけてしまう。
「双六にテントを張って。え、、、あんなとこまで行けるの!?」目からウロコ。(・o・)
急きょ、行程を組み立て直しわくわくドキドキ♪
道端の花に吸い寄せられる。
本当に涼し~いお助け風穴。
色の濃いコイワカガミ、可愛い♡
こ、これは。。。もしかしてオオヤマレンゲ??
オオヤマレンゲさん、まさかここでお会いできるなんて。。。
この時期に歩くのは初めてだから知らなかったよ。
かなり嬉しい!!
わぁい♪ニッコウキスゲだ~。
ポツンと一輪。
お天気はよくないけど、歩きながら何だか嬉しい。(*^^*)
雪渓が階段状になっている。
登山道の整備ありがとうございます。
沢付近にはキレイなタニウツギも。
薄青の小さな蝶が沢山舞っている。
雫をたたえたムラサキヤシオ。
はっと立ち止まる。
甘酸っぱくて美味しい山のきぶどうキャラメル。
先日の岩手山みやげ。ジャムも一緒に購入。
可愛い雫がいっぱい***お気に入りの一枚。
どんなお花も何一つスルー出来ずに。
うつむくベニバナイチゴ。
光ってるね。
立派なキヌガサソウに、思わず歓声をあげる。
サンカヨウのお花畑がガスの中で輝いて見えた。
晴れた日(3日目)よりも、ガスの中での佇まいを断然美しく感じたのは新たな発見!
w(゜o゜)w
ザックの重さと沢山のお花でなかなか足が進まない。。。
おっと、ヤマレコユーザーのkitainotori さんと嬉しい再会。
忘れもしない2016年9月 裏銀座の濁沢にて。。。ブナ立て尾根の王子様。
その節は大変お世話になりました。m(__)m
こんなことってあるんだね!
こんな群生、見たことない。
あちらこちらにショウジョウバカマ。
クロユリを愛で双六小屋へ
まもなく鏡平山荘に到着。
「昼食は山荘で」今回決めていたことのひとつ。
何にしようかなぁ~。 (^w^)
さっぱり醬油味ラーメン。
そして…今日こそかき氷。
イチゴ&練乳(100円プラス)
まだ咲いていてくれたチングルマ。
水芭蕉やゴゼンタチバナも咲いている。
ひゃあ~姫ちゃん。
待ってました!
シナノキンバイ登場。
それともミヤマアカバナ?
とーっても小さいお花だけど見逃すことができない。
ガスが取れそうで取れない。
弓折乗越より少し下の辺りで。
かっ、可愛いねー。
うわーっ!ハクサンイチゲのお花畑。
イイねイイね、花見平。
色んな場所に咲いているシナノキンバイ。
ノウゴウイチゴかな?
くろゆりベンチ手前にて。
綺麗なブルー、ミヤマリンドウ。
くろゆりベンチ以外にも、登山道脇に咲いているクロユリ。
たくさんのお花に狂喜乱舞しながら登山道を進むと。
双六小屋が見えた。(^o^)
クロユリ***いっぱい!
あと少しで双六小屋。
うーーんいい感じ。
冬季避難小屋と青空。
徐々に増えて合計13張くらい。
【双六小屋】
http://www.sugorokugoya.com/index.html
雨が止んだので小屋外ベンチにて遅めの夕食を摂りシュラフに潜る。
横になっていた時に突風がテントを揺らし不安になったが「ここは稜線上ではないし、ちゃんとした山岳テントだから大丈夫!人が居る状態で飛ばされることはない」と自分に言い聞かせ、いつしか眠りに就いていた。
私の神経は相当図太いようだ。。(爆)
三俣山荘の温かいおもてなしと鷲羽岳(2日目)
テント泊4回目にして雨と強風の洗礼を受けるとは。。。
降ったり止んだりの雨が2日目早朝も続いている。
テントの中で雨が止むのを待つ。
自然を感じながら読書をしたり地図を見たり。
飽きることはない。
外に出る機会を逸してしまい、昨夜沸かしておいたお湯でカフェオレを淹れテント内で簡単な朝食。
山専ボトルは実に優秀。
巻き道の通行止めは解除。
雨が止むのを待っていたら遅くなってしまったので、2年前に登頂している双六岳と三俣蓮華岳は時間的にパスして鷲羽岳までと決め外に出る。
巻き道分岐近辺でスレ違った男性より雪渓は10ヶ所以上あると伺うがツボ足で何とか大丈夫そう。
スプーンカットの踏み跡を辿り雪渓の数を声に出しながら進む。私の記憶が確かならば、三俣山荘まで実に17箇所も。
●小池新道入口~双六小屋
残雪トラバース数回あり
チェンスパ装着せず
●双六小屋~三俣山荘(巻き道)
残雪トラバース17回程
スプーンカット上の踏み跡を慎重に辿り
同じくチェンスパなしで大丈夫だった
※小屋の看板では軽アイゼン推奨となっている
ご自身でご判断をお願いします
三俣山荘に到着。 (*^-^*)
三俣山荘の外ベンチで梅羊羮を食べようとしたら、窓がガラッと開いて「どうぞ中で休憩なさってください!持ち込みもOKですから」と若旦那さん。
2年前に宿泊した時もとてもいい印象があったけれど、単なる休憩だけのハイカーにもこのような温かいお言葉。
ベンチに座ることさえ渋る山荘があるのにやはりダントツに素晴らしい山荘だ。
早速、サイフォンコーヒーを注文したのは言うまでもない。
ちょうどお茶の時間だからと若女将がキットカット等をサービスしてくださった。
下の女の子はもう5歳。若女将そっくりの長男さんも相変わらず可愛い。 (*^^*)
身体が温まり元気が出て、予定通り鷲羽を目指すことに…。
いい小屋だね。
2年前のリトライ?そんなことはどうでもいい。
今日、ここに来られたことに感謝。
物凄い風が吹き荒れていたが山頂に着くと嘘のような静けさ。
ガスで展望はなくても不思議と心温まる登頂となる。
そして「ジビエジビエ」と唱えながらの下山(笑)。
三俣山荘に戻ると足元のこの花に気づいた。ウサギギク。
ジビエ丼、旨~~。(^o^ゞ
シチューは夕食メニューなのでジビエもみじ丼を美味しく頂く。
飛ばされたテント
少し登ったところから、三俣山荘を振り返る。
また来ます♪三俣山荘。
このテン場もいつか張りに来よう。。
この大きな葉っぱはミヤマダイコンソウ。
出発時からテントのことがずっと心配で、途中、出会ったご年配4人組様に尋ねると「ピンクのテントは木にくくりつけてあったわよ」
その一言で妙に安心して落ち着いて戻ることができた。
双六小屋から鷲羽ピストンと言うと大層驚かれてしまう。
テン場に到着すると見事に横倒しになったマイハウス。(;^_^A
ペグを拾い立て直してる最中、突風が吹きまた飛ばされそうに。
途方にくれていると「お手伝いしましょうか?」さりげなくお姉さまがやってきて設営を最後まで手伝ってくださり涙が出そうになる。
「名古屋からは毎日あるぺん号が1ヶ月に1回位しか走らないから東京が羨ましい」と仰っていた。テント泊は6~7年目だと言う。
なかなかできることではないが私もいつかこんな人になれるだろうか。
そんな風に思える素敵な女性だった。
【追記】
何とヤマレコユーザーのaya21 さんだったことが後日判明!ありがとうございます。
(*^o^)/\(^-^*)
面白い雲に見入ってしまう。
コーンリゾッタ
ビーフストロガノフ(レトルト)
ミニトマト
バンホーテンココア
モンベルのフリーズドライは熱湯3分!
これからもお世話になりそう。
ワクワクの2日目夜は静かに更けていく。
快晴の下山と谷間のゆり(3日目)
☆3日目早朝☆
フライの水分拭き取りで撤収に30分かかった。
双六小屋周辺に群生するイワツメクサ。
双六キャンプ場、お世話になりました。
マナーの優れたハイカーが集まる素敵なテン場。 (*^-^*)
早発ちの方が多いからだろうか?
両日共19時には辺りは静まり、お喋りや大きな音を出す人は皆無だった。
朝も同様、各々が静かに発って行かれる。
どこのテン場もこうあってほしい。
3日間ありがとう!新穂高へ向け出発。
木道脇にたくさん咲いてるクロユリ。
朝露でしっとり。
オタカラコウやハクサンフウロも。
双六小屋を何度も振り返る。
何だかとってもしあわせな気分。
バックが青空なら何でも素敵。
青空に映えるシナノキンバイ。
いつも可愛いハクサンフウロ***
弓折乗越手前にて、初日に蕾だったニッコウキスゲが開花している。
撮って撮ってとシナノキンバイ達にせがまれる。
弓折乗越を見上げて。
この雪渓は歩かないので大丈夫。
おぉ。。。
最終日に見られたから全然残念じゃないよ。
「あっ、ピンクのテントの!?」と声をかけられる。
双六テン場でご一緒のオジサマ3人組様に再会。
ありがとうございました。(^-^)/
最終日が晴れって嬉しいもんだね。(*^-^*)
初日上手く撮れなかったアカモノ。
青空の秩父沢で小休憩。
蜂が何匹も寄ってくるので慌てずハッカ油で撃退。
刺されることはないけど早々に退散する。
また撮ってしまうタニウツギ。
晴れてくれてありがとう!
名残惜しい。。。小池新道入口で振り返る。
ここからは平和な道。
下界のスーパーでは一房5本が90円だけど、お山ではやむを得ない。 (^^;
わさび平小屋ベンチでビタミン補給。
これぞまさに“谷間のゆり”
初日、崖下に咲く百合の花を見てからQUEENの曲が頭を離れない。。。
あまりに危険な場所で花の撮影はできなかったのだ。
そして3日目、あの崖近くの登山道脇に美しく咲いている百合に逢えた瞬間、鳥肌が立った。
まるで私を待っていたかのような…。
Lily Of The Valley♫
私の中では昔も今もスズランではなくこの百合のイメージ。
ゲート前にて下山届をポストイン。
なので今日は新穂高RW駅がゴール。
近道を通ればすぐ新穂高。
こちらも前から気になっていた飛騨牛串焼き。お肉が柔らか。
がんばったご褒美に。 (^w^)
この後、平湯温泉行きバスに乗る。
約30分で平湯温泉に到着。
あんこクロワッサンは“店長本気でオススメ!”らしい。
そよ風が気持ちいい。
※残念ながら、この温泉は営業中止となりました
温泉後にスムージー。14時からの限定販売。
各種限定に弱い私 (^o^ゞ
最後に
双六キャンプ場にてテントを紐で縛ってくださった方、また名古屋の優しいお姉さま、大変助かりました。m(__)m
この場をお借りして御礼申し上げます。
どうもありがとうございました!
色んなことが詰まった3日間。
歩行距離は実に35㎞超え。
また貴重な経験をさせて頂いた。
今度はどこに張ろうかな。
私を取り巻く全ての巡り合わせに感謝☆
この世はセレンディピティで溢れてる。
素敵な一期一会
偉大なる天のちから
お山の神様
いつもありがとうございます。
思いきって行ってよかった!!
素敵な花旅をありがとう。(*^▽^)/★*☆♪
※全て2017年7月の情報ですのでご了承ください