今夏は天気に翻弄されっぱなし。
事前に申請していた連休はことごとく台風にやられた。
楽しみにしていた北アの予定は、また雨マークと爆風。。。
何気なく予報を見ると東北は天気がよさそう。
「そうだ、八幡平へ行こう!」
行きも帰りも夜行バスにして、美味しいモノ食べて温泉に入って。
急きょ方向転換し、八幡平日帰りトレッキングの計画を立てる。
八幡平国立公園はペット禁止です!
9/1 秋田犬連れのご夫婦がいましたが、ここは街中の公園ではありません
【環境省】
http://www.env.go.jp/park/towada/hachimantai/attention/index.html
もくじ
往復のアクセス・トイレ
[往路]
22:40 東京駅八重洲口鍛冶場駐車場より夜行バス(2500円)
05:45 盛岡駅西口BT
***アートホテル盛岡***
09:10 盛岡駅東口③よりバス(予約不要、片道1350円、往復2700円)
11:00 八幡平頂上BT(登山口) ※5分遅延
【バス比較ナビ・東京駅→岩手行き夜行バス】
https://www.bushikaku.net/search/tokyo_iwate/tokyo_/
【八幡平市観光協会・八幡平自然散策バス】
https://www.hachimantai.or.jp/event/2021/sansakubus.pdf
※運転手さんによると、途中のさくら公園でも割引チケットを購入できるので、事前購入できなくてもOKらしい
散策バスは春号と夏・秋号で帰りの時刻表が変わります
ちなみに、春号でも行きの出発時刻は変わらないのでかなり厳しそう
また、利用当日のみ有効なので宿泊する場合の事前購入は片道だけ
盛岡駅⇔八幡平頂上の路線バス(アスピーテライン経由)はこちら
[復路]
15:00 八幡平頂上BT(登山口)よりバス
16:55 盛岡駅東口③ ※5分遅延
17:10 盛岡駅東口⑭よりバス(現金のみ290円)
17:44 小鷹橋BS ※15分遅延
***喜盛の湯***
19:18 小鷹橋BSよりバス
19:38 盛岡駅東口⑭ ※6分繰上
***松屋***
21:55 盛岡駅西口BT㉗より夜行バス(3900円)
05:17 バスタ新宿
【バス比較ナビ・盛岡駅→東京行き夜行バス】
https://www.bushikaku.net/search/iwate_tokyo/morioka_/
<トイレ>
●見返峠駐車場公衆トイレ(ペーパーあり、水洗) ← 登山口
●八幡沼園地公衆トイレ(ペーパーあり、ボットン) ← 見返峠
●陵雲荘(未確認)
自己CT
11:04 八幡平頂上BT(登山口)
11:05 野鳥観察 11:06
11:18 見返峠
11:29 ガマ沼 11:30
11:36 八幡平1613m 11:39
11:51 陵雲荘 11:52
12:13 源太森分岐(手前)
12:14 源太森 12:17
12:34 黒谷地・安比岳分岐 12:36
12:57 黒谷地
13:00 熊ノ泉 13:01
13:03 黒谷地
13:24 黒谷地・安比岳分岐
13:39 源太森分岐(奥)
13:39 源太森 13:40
13:40 源太森分岐(奥)
13:49 見返峠への近道分岐
14:08 八幡沼園地トイレ 14:09
14:09 見返峠ベンチで休憩 14:33
14:42 八幡平頂上BT(登山口)
アートホテル盛岡で豪華バイキング
夜行バスの乗客は10名ほどとガラガラであった。
盛岡駅西口から東口へ移動。
駅の通路から岩手山。
3年ぶりの盛岡駅。
盛岡駅東口ロータリーより開運橋を渡る。
アートホテル盛岡近くにて。
小学校の校庭脇に咲いていた白いギボウシ。
盛岡駅東口より徒歩8分でアートホテル盛岡。
外来者もモーニングが利用できるらしい。
しかもこんな早朝から。
ロビーで代金を支払い3分ほど待たせてもらい、14Fのバイキング会場へ。
会場前で検温と手指消毒、手袋を装着し、食べる時だけマスクを外す。
【アートホテル盛岡・朝食バイキング】
https://art-morioka.com/restaurants/breakfast
早朝6:30~9:30
大人 1815円
アートホテル盛岡のバイキングは、岩手県産にこだわった構成で品数も多くすこぶる評判がいい。
和食もあったけど今回の狙い目はビーフシチュー。
とか言いながら、ちゃっかり“ぺっこ丼”とご飯も用意しているが(笑)。
白米はパラッと固めに炊けていて甘味があり美味。
和牛ビーフシチュー旨~い!
提供されているモノ全部は食べきれないのが残念。
どれもこれも美味しすぎて外れなし。
くずまき高原の牛乳プリンはお代わりしちゃった。
コーヒー牛乳も甘すぎなくて美味しい。
小岩井ヨーグルトは濃厚。
南部鉄瓶入りのカフェインレスコーヒーはまろやかな味。
他にも食べているので、大食いの私でもさすがにお腹いっぱい!
朝から大満足。(#^.^#)
盛岡に来たらぜひ一度は訪れてみてくださいね。
自然散策バスで八幡平頂上へ
【松尾八幡平観光協会・八幡平トレッキングマップ】
https://www.hachimantai.or.jp/trekking/pdf/hachi_map.pdf
※横向きで見にくい…
ロータリー真ん中にあるチケット売場で専用乗車券を購入。
売場は盛岡駅西口、さくら公園にもあり。
片道1350円で往復2700円、現金で支払うより安くなっている。
盛岡駅東口③番乗り場にて八幡平自然散策バスを待つ。
途中のさくら公園にて10分程度のトイレ休憩があるので安心。
約2時間で八幡平頂上バスターミナル(登山口)に到着。
コロナの緊急事態宣言で、売店も食堂もトイレも閉まっている。
岩手県緊急事態宣言により、八幡平山頂レストハウスは閉館
売店・食堂も休業中
なお、自然散策バス利用者限定として、八幡平頂上よりガイドさんが無料で八幡平頂上一周コースを案内してくれるようだ。
ご年配ハイカー数名は、そのお誘いに乗りガイドを申し込んだ様子。
私はお断りして単独行動を続ける。
すぐ近くに見返峠駐車場公衆トイレがあるから大丈夫。
見返峠駐車場というのは八幡平頂上(登山口)のこと。
私みたいに初めての人には、トイレの名称だけ見ると返ってわかり難い。
八幡平山頂(1613m)へは、この階段を上がりトンネルを潜って真っすぐ歩いて行く。
初めてで迷っていたらオジサンが教えてくれた。
ジョウビタキ幼鳥*クジャクチョウ*八幡平山頂
こんな石畳の道がずっと続いて楽ちん。
何やら茶色い小鳥がいっぱいいるよ。
ザックから急いでカメラを出す。
ピィピィ、ジジッ、ジジッという鳴き声を発しながら飛び交っている。
ん?見かけはジョビ子に似てるけど…。
相変わらずピンボケ(笑)。
オレンジの尾、白い斑点があるから、ジョビ子だよね??
わっ、こっち見た! (^^ゞ
暫く私を先導してくれるように、先へ先へと飛びながら茂みに隠れてしまった。
でもあのブツブツ模様は何だろう???
帰宅後調べたところ、ジョウビタキ幼鳥と判明。
へ~、幼鳥にはあんなブツブツ模様があるのか。
ジョビ子ちゃん、出てきてくれてありがとね!
登山道脇にウメバチソウがたくさん咲いてる。
ほんと、素敵ねっ!
まん丸の蕾も可愛い。
おっ、オレンジ色の目ん玉蝶々がいっぱい!
はじめまして~~。
ちょっと羽が傷ついてる子。
クジャクチョウっていうんだっけ。
もうね、50匹、いや100匹くらい飛んでる。
こちらはキレイ目。
他の花もあるけど、アザミが大好きな様子。
模様の大きさとかが微妙に違ってる。
私の中では、やっぱり目ん玉蝶々なんだよね。
オオバタケシマランの赤い実。
タイツを穿いた左ふくらはぎと、アームカバーをした左腕を虫に刺されたようで痒い。
花と蝶に夢中になってる間にやられた。
咲き残ったイワイチョウ。
右上に見えるのはガマ沼展望台。
まもなく八幡平山頂に到着。
バス停を出発したのが11時すぎ、小鳥や花を撮りながらゆっくり歩いても30分程度。
ということは、、、山と高原地図のCTは多めに記載されているようだ。
茶臼山荘は無理でも行けるところまで行って引き返そう。
素晴らしいロケーションの陵雲荘
お次は楽しみにしていた陵雲荘へ。
おぉお、素晴らしいロケーション!
八幡沼の畔に建つ陵雲荘。
手前のベンチで休憩してるハイカーさん。
避難小屋の先に延びる木道。
いいね~。
開花しているエゾオヤマリンドウ。
ウメバチソウを撮りながら。
だんだん避難小屋に近づいて心高鳴る。
当初は、陵雲荘か茶臼山荘に泊まる予定だったが日帰りに変更した。
いつかのための下見でもある。
薪ストーブがあって綺麗な室内。
ご夫婦がランチされていたのでここまで。
トイレはちらっと覗いただけ。
いつか泊まりに来よう。
サワギキョウ*エゾオヤマリンドウ*源太森
木道を歩いて源太森に向かう。
日本中の殆どの地域に分布するモンキチョウ。
蝶々はアザミがお好き。
明らかにオヤマノリンドウとは違う紫の花。
ポツリポツリ見かけたサワギキョウ。
すごいすごい。
絶賛開花中のエゾオヤマリンドウ。
青空が写り込んだ池塘がいい感じ。
イワショウブの赤い実。
湿原にもそろそろ秋の訪れが。
サワギキョウに潜り込む蜂さん。
分岐からほんの数秒で源太森。
ランチ休憩のハイカーさんが数名。
アートホテル盛岡の早朝バイキングでしこたま食べてるので、全然お腹すかないわー(笑)。
秋田犬連れのご年配夫婦がいて、別のハイカーさんがブツブツ文句を言っていた。
そりゃそうだ!八幡平は国立公園だからペット禁止のはずだよね。。。
犬に罪はないけど、飼い主は年齢をいいことに聞こえない振り?してるからタチ悪い。
アゲハチョウも羽休め。
もうちょっと行ける、熊ノ泉まで
13:00になったら引き返すことに決めている。
もうちょっと行けそうなので先へ進む。
淡いピンクの雄しべが可愛いダイモンジソウ。
こちらはオレンジの雄しべにピンクの蕾を持つ株。
同じ花でも、やっぱりスルーできない。
源太森からは緩やかな下りとなる。
小さい黒看板に従って黒谷地へ。
赤土が削れて掘割みたいな登山道。
エゾオヤマリンドウがそこかしこに。
歩きやすい木道をどんどん下る。
真新しい展望台とベンチがあったら、そこが黒谷地。
また陽が射してきた。
人がいなくて静かだよ。
黒谷地のベンチから3分で熊ノ泉。
手ですくって飲んでみると冷たくて美味しい水。
13:00タイムリミット、ここで引き返す。
葉はユキザサに似てるけど、オレンジの実だから違う植物だね。
源太森への階段を登り返す。
ナナカマドの実に励まされる。
ツルリンドウがひっそりと。
そして、ふたたび源太森に登頂。
八幡沼周辺が一望。
木道を歩く人、陵雲荘の屋根もちょこっと見える。
源太森近くの林にて小鳥の鳴き声と飛び交う姿。
カメラに収めることはできなかった。
さきほどの道は通らずに、八幡沼を周回する形で見返峠駐車場へ。
八幡沼の対岸に陵雲荘。
またね。
八幡沼園地公衆トイレ近くのベンチで小休憩。
山専ボトルのお湯でブラックコーヒー1杯、ダージリン紅茶2杯、持参したパン。
今日は日帰りなので、ロウロウマウンテンのバンビ(アッシュグレー)を連れてきた。
サコッシュもおそろい。
私のバンビは型落ち品、こちらはX-パックの進化バージョンのブルー
↓
タビチビトートのサコッシュ
↓
見返峠からの大展望。
ピラミッド型の目立つ山容を誇る畚岳(モッコダケ)。
北アから方向転換してよかった!
夏の終わりの八幡平。
青空をありがとう!
午前中のジョビ子達はどこにもいない。
駐車場近くに咲くミヤマキンポウゲ。
晴れてよかったね。
あっという間に登山口駐車場。
岩手県北バスに乗り、八幡平樹海ライン経由で盛岡駅へ。
喜盛の湯♨盛岡冷麺は終了…キムカル丼
盛岡駅からは路線バスで喜盛の湯へ。
同じ⑭番からの発車でも、小鷹橋BSには行かないバスもあるのでご注意。
“仙北町経由”とは聞いていたが、掲示板ではわからないため私は運転手さんに確認してから乗車。
ちょうど夕方ラッシュの渋滞により35分もかかってしまった。
寝ころび炭酸泉、露天岩風呂、シルク風呂、美泡の壺などたくさんのお風呂を楽しめる。
ワクワクしながら水風呂以外は全部入ってみた。
温泉というよりスーパー銭湯的な施設かな。
【喜盛の湯】
日帰り温泉 680円
3年前に食べた盛岡冷麺が忘れられず、早速向かった盛楼閣。
ところが。。。
「ええっ!?まさかの終了!!」と声に出てしまう。
「ガーーーン!!!」ビルの外へ。
岩手県に緊急事態宣言が出ていたなんて、全く認識がなかったのである。
と、言うことはつまり。。。
やまなか家に電話をかけるも同じく終了と言われ。
ぴょんぴょん舎に行ってみるも既に閉まっていた。
「こっこれはまずい!」
駅前の松屋はまだやっているようだ。
店内で食べてるお客さんが見える。
松屋入るの初めてだけどもうここしかない。
意を決して自動ドアを開くが、前の男性が券売機でチケットを購入中。
私の番が回ってきた時には、持ち帰りのみの表示が。
「すみません」と店内のお兄さんに伺うと、「ラストオーダー19:50だったんですよ」
「ええええーーーっ!?」(汗)
私の慌てぶりを見たお兄さん、前の男性が券売機にいたからと1分おまけしてくれて、そのまま店内へ。
ありがとうございます!
駅にベンチないし、お持ち帰りして食べる場所なんてないし、ゴミ箱もないから助かりました。
普段は外食なんてしないので特に感じるのかもしれない。
店で普通に食事ができること、温かいものを温かいうちに食べられることは当たり前ではない。
朝のバイキングはもちろん凄かったけれど、違う意味で松屋のキムカル丼にも感激した。
優しいお兄さんありがとう。(´д`、)
ただね、何となく違和感を覚えるのは。
盛岡冷麵が食べられなかったからではない。
飲食店を悪者に仕立て上げる緊急事態宣言など、ハッキリ言ってナンセンス。
早朝5時すぎ、新宿は雨。
帰りのバスはベビーカーみたいなシェード、ふかふかの背もたれ、ブランケットあり。
トイレ付なので一度も降りることなく殆ど寝ていた。
とはいえ、盛岡よりほぼ満席で珍しく隣席にも人がいて緊張したよ。。。
夜行バス2連チャンは新幹線に比べたらかなり安くすむが、身体的にはキツイものがある。
最後に
今思えば、、、源太森までにしておいて早めに引き返し、藤七温泉に入ってそこからバスに乗るという手もあったなと。
東京へ向かう夜行バス発車までの時間が長いため、わざわざこのような行程にしたのだ。
旅にハプニングはつきもの。
自分で全部決めて、ひとつひとつ実行していく過程に意味がある。
関東近県が2日間とも雨予報だったことで、今まで行けなかった八幡平に目が向いた。
出発前夜に急きょ決めた東北遠征、詰めが甘い部分もあったけど。
色んな場面で楽しかったわ~!
次回はドラゴンアイの季節に訪れたい。
また、避難小屋泊まりで縦走もしてみたい。
紅葉の時期もきっと素晴らしいだろう。