今年はツツジ系の花つきがとてもいいらしい。
シロヤシオといえば丹沢の檜洞丸が有名だけれど、バスや山頂の大混雑は必至。
違う山域で見られないか調べていくうち、蕨山と奥多摩エリアが候補に挙がった。
蕨山は開花してから日にちが経過しすぎているためやむなく却下。
川苔山のシロヤシオが見頃と聞いて先日に引き続き奥多摩へ。
蕎麦粒山経由とか川苔山VRも興味津々だけれど、私の足では時間切れの可能性大でやめておく。
川苔山は登山初心者の頃に一度登ったきりなので再訪するのが楽しみ。
まだ咲いていてくれるかな?
往復のアクセス
[往路]
08:05 青梅線にて奥多摩
08:10 奥多摩駅①よりバス(288円)
08:23 川乗橋BS
[復路]
15:30 古里より青梅線
自己CT
08:24 川乗橋BS
09:06 細倉橋 09:10
09:50 百尋ノ滝分岐
10:27 沢の手前 10:32
10:36 足毛岩分岐
11:20 川苔山分岐(ベンチ)
11:24 川苔山 11:44
11:53 川苔山分岐
12:04 古里駅・赤杭山分岐
12:28 真名井沢ノ峰
**真名井北陵VRに入り引き返す**
12:48 真名井沢ノ峰
12:48 分岐
13:20 桃ノ木平分岐
13:28 桃ノ木平北峰 13:30
13:43 赤杭山分岐
13:45 赤杭山
14:12 古里駅分岐
14:44 登山口
14:55 古里駅近辺 14:57
14:57 古里駅
14:57 卵道
※お花や野鳥を観察しながら歩いているので、CTは比較できません
沢の音*新緑*フイリフモトスミレ
奥多摩駅に着いたら即行で公衆トイレへ。
川苔山はトイレがないので事前に済ませておこう。
鍾乳洞行きバス待ちの列(30名ほど)に並んでいたらツバメさんがやってきた。
光沢のある紺色が素敵ね。
クリッとしたお目目も可愛い。
川乗橋にバスが到着。
うわぁ、懐かしいなこの看板。
ここで準備を整える人や早々に歩き始める人と様々。
大勢のハイカーに交じり木漏れ日の林道を歩く。
藤の花が輝いている。
マルバウツギがわんさか。
藤の花の向こうに山のピーク。
ゆるゆる歩いて細倉橋。
11年前はここに簡易トイレが設置されていたが今はもうない。
イワニガナ群生。
木のベンチがあったので小休止して、山道へ向かう準備を整える。
沢の音が心地よい。
色鮮やかなヤマツツジにハッとする。
赤い葯が残っているマンネングサ。
クワガタソウの出現に頬がほころぶ。
渓流の美。
落葉にまみれた細尾根トラバース。
下の斜面にギンリョウソウみっけ。
こんな橋をいくつか渡って。
急な岩場の始まり。
確か以前もここで写真を撮ったっけ。
時には平和なゆるゆる坂もあってホッとする。
百尋ノ滝はあっさりパス。
休憩できるような場所がやっと現れた。
百尋ノ滝へ行ったと思われるハイカーさんに追いつかれる。
沢の音を聞きながら行動食の焼いもをパクつく。
マンネングサの仲間。
コチャルメルもいたよ。
ミヤマハコベかな~。
足毛岩分岐。
自分のヤマレコを見ると、右は急登らしいので左へ行くと書いてあった(笑)。
今回も同じ道で。
きゃー!
大好きな斑入りちゃんだ。
思わず下から覗き込んでしまう。
斑入りちゃんてば可愛いなぁ。
新緑のシェードが美しい。
ミツバツツジのピンクに惹きつけられる。
たぶん、、、あともう少しがんばれー。
11年ぶりの川苔山
汗をかきかき坂を登りきると。
あーっ、やっとここに出た。
川苔山まで200m地点。
おぉ、懐かしいベンチは健在。
ホッとする場所。
なんかここ好き。
うわぁ~~、すまし顔の小型犬に抜かれたあの坂道だ!
11年前のことなのにそれだけはよく覚えている。
感慨深いものがあるわ。。。
快晴の川苔山(1363m)に到着。
10名ほどのハイカーさんが休憩中。
2012/5に初登頂して今日が2回目って信じられない。
月日が経つのが早すぎる。
木の山頂標は撤去され、雲取山などと同じ御影石の山頂標に変わってた。
*ひだまりランチ*
不揃いパンケーキ、ミニハンバーグ、ルビーレッドキウイで簡単ランチ。
サーモスの温かい紅茶と。
川苔山からの眺望。
相変わらず山座同定は苦手。
調べたところ左から鷹巣山、飛龍山、中央が雲取山、天祖山、芋ノ木ドッケなどだそうだ。
川苔山(曲ヶ谷北峰)のシロヤシオ
では、そろそろお目当ての花を目指そう。
種になりつつあるハウチワカエデ。
終盤だけどなんか可愛い。
こちらはまだ花が残ってた。
中央部分が濃い黄色なのでツルキンバイ。
あの山は蕎麦粒山かな?
かなり急傾斜というのがわかる。
アクセス難(時間がかかる)で未だに登ったことがない。
さきほどの分岐から曲ヶ谷北峰へ。
事前のシロヤシオ情報通り、びっしりと白い花が。
足元にはフモトスミレ、なんて可愛いんでしょ。
ついつい呼びかけてしまう。
見上げたり足元を確認したりと忙しい。
ミツバツツジが色鮮やか。
反対側のシロヤシオの木をズーム。
本当にものすごい花つき!
この道標の奥が曲ヶ谷北峰(1327m)。
小さく山頂標が写っているものの遠くから見ただけ。
だってシロヤシオがすごいんだもの。
す、すごーい!
感激して近くに駆け寄る。
正直、時期が遅れたので枯れた花が多いかもと思っていた。
中には茶色くなった子もいるけどまだまだ見頃。
う~~ん、5/10でこの花つきは素晴らしい。
遅いかもしれないと諦めずに来てよかった。
ありがとう♪青空とシロヤシオ。
とても清楚な白い花。
川苔山のシロヤシオがこんなに素晴らしかったとは!
赤杭尾根のシロヤシオ
以前は鳩ノ巣駅へ下山したので赤杭尾根は初めて。
木漏れ日の樹林帯。
やがて開けた下り坂となり。
足元に気をつけながらどんどん下っていくと。
うわっ、こちらのシロヤシオもすごい!
前方に佇むシロヤシオの木。
地面に散っている花もあるけれど、それでもこんなにびっしり。
陽射しを浴びて咲き誇るシロヤシオの花たち。
「すごいね!可愛いね!!」
一体どれだけの花をつけてるんだろう。
もう言葉が出ない。
赤杭尾根のシロヤシオも綺麗な個体が多くて驚いた。
花つきがいいだけじゃなく意外に花期も長いのね。
もう、お礼を言わずにいられない。
シロヤシオの木を振り返って感謝の気持ちを伝える。
真名井沢ノ峰(1240m)。
ここで失敗をやらかす。
真名井沢ノ峰の看板に向き合った状態で、背中側に登山道があるのに気づかず看板の後ろの道へ進んでしまう。
でも、こちらの道にもシロヤシオがたくさん。
むむむ、赤テープはあるけどここはVRじゃないの?と気づく。
山と高原地図に真名井北稜と記載がある方向じゃないか。
三角点がある小さなピークにて引き返す。
いくつかのアップダウンを経て、再び真名井沢ノ峰。
看板とは反対側の下方向を覗き込むと正規の登山道が見える。
はぁよかった。。。
普通のハイカーさんなら、真名井沢ノ峰の手前から右へ登山道が伸びているのに気づくはずなので心配ご無用(笑)。
エビ小屋山分岐。
エビ小屋山に登るなら右、パスするなら左の登山道へ。
やや広い道に出たので左の尾根に乗る。
野鳥がめちゃくちゃ騒いでいたが姿は撮れず。
そこのピークは桃ノ木平北峰(957m)。
先へ道が続いているのでそのまま進む。
赤杭山分岐に従って緩い坂道を登る。
赤杭山(923m)の山頂標はとても渋~い。
表記は赤久奈山となっているが同じ山。
いきなりヤマツツジが出現。
薄暗い樹林帯に彩を添える。
古里駅分岐を右へ。
ここから先の細い道は蜘蛛の巣が顔にかかったので、今日は誰も歩いていない様子。
ところどころ古里駅の表示があり迷うことはない。
二人静。
オレンジリングが可愛いマルバウツギ。
花姿に感心しながら暫しの観察。
目の前がパッと開け人里に出た。
ここが川苔山登山口。
素敵な色合いのジャーマンアイリス。
茶色い鳥と思ったらスズメちゃん。
卵道*だしまき玉子&ぷりん
お目当てのお店は青梅街道沿いではないと気づいて戻ったところ。
古里駅。
卵道はここを右、なんと線路沿いにあったのだ。
HPには15時までと記載がありちょっと焦りながら入店。
感じのいい店主さんと女性スタッフさんが元気な挨拶で迎えてくれる。
「間に合ってよかったー!」と声が出てしまう。
店内で数名のお客さんが食事中。
なかなか訪れる機会がなくてやっと叶った。
奥多摩駅近くにも姉妹店ができたみたいね。
【だしまき玉子専門店 卵道】
https://www.ranway-dashimaki.com/
店外で10分ほど待機。
だしまき(深美卵800円)、自家製ぷりん(324円)をテイクアウト。
帰宅後に美味しくいただきました!
古里駅でもツバメさん。
右の子が何度も飛び掛かりながら、左の子にちょっかい出してて微笑ましい。
古里駅ベンチで電車を待つ。
時間に余裕があるので自販機のコーヒーを飲みながらのんびりと。
青梅線にて帰宅。
この時間帯はそれほど混んでいなかった。
最後に
川苔山にシロヤシオが咲くと知ったのはネット情報のおかげ。
しかも今年は花つきが素晴らしく花の見頃に間に合う。
蕎麦粒山に無理して登らなくても、川苔山単体でシロヤシオが鑑賞できるという情報を山ブロガーさんが記載してくださっていて。
今回、それが川苔山へ向かうモチベーションとなり実にありがたかった。
blueskyみやっちさんありがとうございました!
いつかは蕎麦粒山から縦走してみたいなぁ。
<次回予告>シラネアオイ鑑賞の旅