だいぶ日が伸びて暖かくなり、心浮き立つ今日このごろ。
可愛いあの子が開花したという情報を得て、居ても立っても居られない気持ちに。
予報では曇りのはずが、朝起きると陽射しがあったので急きょ高尾へ向かう。
往復のアクセス
[往路]
中央線にて高尾
高尾駅北口より徒歩約40分で蛇滝口バス停付近
※お花や鳥を観察しながらの歩行
小仏行きバスは、平日は1時間に1本しかないため今日は徒歩で
【京王バス・高尾駅北口 時刻表】
[復路]
高尾山口より京王高尾線
高尾駅北口より花を見ながら歩く
山を自粛して数ヶ月。
山頂は目指さなくても山道を歩くので、久しぶりに登山靴を履いた。
上は無印のパーカー、下はユニクロのスキニーだけれど(笑)。
バードウォッチングの時スニーカーで坂道を歩くと靴の中で足がずれる。
登山靴だとそのようなことがなく、改めて登山靴の偉大さを感じた。
純白の花弁が美しい水仙。
今日は大通りではなく細い道を歩いてみる。
こんなに可愛いのに、“ボケ属”ってちょっと気の毒。
オオイヌノフグリは好きな花なので定番化している。
あっちに行きたい気持ちを抑えつつ。
ここから大通りへ出て、京王線の線路下をくぐる。
道路を横断したらタバコ屋の交差点を右へ。
やたら大きい椿。
赤ちゃんの顔くらいある。
路肩のハナニラ。
小仏関跡(公園)では、ピンクの梅と黄色のサンシュユが満開。
ヒヨドリが梅の蜜を吸い花弁を散らして騒いでいる。
ジョビ子らしき小鳥を見かけたが、飛んでしまって撮影できず。
尾っぽをフリフリする姿がなんとも可愛かった。
時間があるならここで鳥観察をしたかったなー。
こちらは梅林の梅。
濃いめの紅梅は終盤だけれど、ピンクの梅はまだまだキレイ。
すごいね!
いつもこの時期ここで見られる大株。
高尾梅の郷 まちの広場に到着すると急に人が増えた。
何人ものハイカーが休憩している。
階段を下りると素晴らしい枝垂れ梅が。
アズマイチゲは曇天なので閉じているけど会えて嬉しい。
紅梅の木が一際目立つ。
蛇滝のハナネコノメ*ニリンソウ
3/12現在、6号路は通行止めになっています
浅川ホーム(特養)の脇の道をゆっくり登っていく。
舗装道路でも斜度があって結構キツイ。
目の前のご年配ハイカーが、斜面の何かを撮っていると思ったら。
いたいた!
ハナネコノメがいっぱい。
近づいて探さないとわからないくらい小さい。
極小のハナネコノメを接写するために、数年前、OLYMPUS Tough TG-4を購入したのだ。
現在はTG-6が出ている。
水がしたたる斜面一帯にへばりつくように咲く。
そして、反対側の斜面にニリンソウを見つけた。
こちらは開花したばかりの様子。
白い萼片が6枚というのは後から気づいた。
これからどんどん咲きだすのだろう。
茎の根元で次の蕾がスタンバイ。
人知れずひっそりと咲いているのがいい。
こちら側から見ると、この子も6枚。
ユリワサビもあちらこちらに群生。
蛇滝の階段手前にもたくさん。
赤いシャクが大きくてフレッシュ。
上から見ても横から見ても可愛いね!
厳しい寒さに耐えぬいて、この時期になるとちゃんと花開く。
自然の営みにただ驚くばかり。
蕾もあったので、まだまだ楽しめそう。
咲いててくれてありがとう!
スミレ*ヤマガラ
鳥の声はそこかしこから聞こえるが姿は見えず。
「チッチッ」
一番目に撮れたのはアオジさん。
でも、枯れ草と一体化しちゃってボツ。
タチツボスミレがちらほら。
黄緑ハートは、ミヤマカタバミの葉っぱだね。
久しぶりの山道わくわくする~。
登っているうちに汗かいてきた。
枯れ木に飾られた椿はほとんど落ちてる。
ヤマレコで数日前に見た画像はオブジェのようになっていた。
お!うつむき加減の白い花を発見。
亜高山帯の針葉樹林で見られるのはコミヤマカタバミ。
こちらは低山で咲くカントウミヤマカタバミと思われる。
「ツツピーツツピー!」
やっと撮れたのはヤマガラさん。
「ジュリジュリ」のエナガさんもいたよ。
相変わらずすばしっこくて、撮れたのはまんまるの下腹部とフレームアウト後の枝だけ。
高尾スミレ*満開のミツマタ
ベンチがあったので休憩。
汗が冷えて寒くなりダウンを出す。
高尾駅北口の改札横にあるお店、一言堂(ichigendo)さんで購入。
きなこパンは一番人気だそう。
どちらも美味しかった。
おからドーナツは時間差(お店を出る頃に納品された)で買えなかったので、また次回。
小ぶりだけれど風格を感じる高尾スミレ。
野草園店頭のポット苗をパチリ。
薬王院の方へ向かったものの、中に入らず途中で引き返す。
ヒナスミレは少し奥にあった。
花弁のふちが淡いピンク色で可愛い。
残念ながらブレブレ。
リフト乗り場にて。
ここでも小鳥が鳴いていたが姿を捉えることはできず。
ピンクのポンポン。
これはこれで渋くて素敵ね~。
どうやら、ヤマルリソウは見逃してしまったようだ(笑)。
もしくは咲いてる場所を通過していない。
極小のキュウリグサ。
高尾山口駅の手前にて。
咲いていたのはたった一輪。
まもなく、ゴールの高尾山口駅。
最後に
久しぶりに山道を歩いて汗かいた。
足がだるいのも数ヶ月ぶり。
それが逆に心地よい。
花の香り、土の匂い、鳥の声。
やっぱり山はいいなーと。
花の高尾山。
困った時の高尾山。
また来よう。
【京王電鉄公式高尾山エリア】