秋の花⁂アケボノソウ⁂箱根湿生花園 2021/9/13(月)

今頃、富山にいるはずだった。

またもや直前に台風発生。

前後は晴れているのに17(金)~18(土)だけ悪天候。

しかも有峰林道小見線の土砂崩れという追い討ち攻撃。

(ちなみに、土砂崩れは9/17の9:00に解消され現在は通行可能)

 

今年の夏はついてない。

晴れ女が台風女になってしまったようだ。

有峰線バスと山荘素泊まり予約をしていたが、前日にやむなくキャンセル。

 

数日前、ヤマレコでアケボノソウの開花情報を得た。

群馬に行こうか迷ったけれど、探しても見つからない可能性あり。

そこで急きょ箱根まで出かけることに。

 

往復のアクセス

 

[往路]

13:11 上野東京ライン・東海道本線にて小田原

13:35 小田原駅東口④よりバス(1020円・約50分)

14:27 仙石案内所前BS

 

【箱根登山バス・仙石案内所前行き時刻表】

https://cops.ssl-odakyu.jp/www.hakone-tozanbus.co.jp/pdf/20200718-10101-004001.pdf

 

[復路]

16:56 仙石案内所前BS②よりバス(810円)

17:27 箱根湯本駅

17:33 箱根湯本より箱根登山電車

17:51 小田原

 

【箱根登山バス・小田原駅行き時刻表】

https://cops.ssl-odakyu.jp/www.hakone-tozanbus.co.jp/pdf/20210403-11516-002001.pdf

 

【箱根登山電車】

https://www.hakone-tozan.co.jp/

 

箱根湿生花園の花

 

外出予定のなかった休日、身支度を整えカメラと文庫本を持って家を飛び出した。

バスの乗車時間が予想以上に長い。

なので、ちょっと遅めのスタート。

仙石案内所前BSよりテクテク。

 

ヒガンバナ

 

道端の彼岸花が美しい。

 

 

テッポウユリ

 

仙石案内所前バス停から見て、左側の道は遠回りみたいね。

向かって右のほうが近い。

 

 

箱根湿生花園

 

徒歩約10分、箱根湿生花園に到着。

 

 

園内の見どころ

 

入口でもらった園内マップと合わせて、開花中の花を探してみよう。

 

 

ギンパイソウ(銀盃草)

 

盃のような可愛い白い花はギンパイソウ。

 

 

 

ん?

池の中に綺麗な紫花を見つけてズーム。

名札にはポンテデリア(アメリカ水葵)とある。

黄緑色の2つの斑点がオシャレ。

 

 

 

ポンテデリア、素敵ね。

 

 

アケボノソウ

 

あらら!

まだ殆ど歩いていないのに、序盤でアケボノソウに出逢ってしまう。

 

 

アケボノソウ

 

アケボノソウの蜜腺溝に蟻さん。

 

 

アケボノソウ

 

蜜を舐めてるね。

 

 

アケボノソウ

 

花弁にある斑点が和名の由来。

まさに夜明けの星空。

 

 

アケボノソウ&蟻

 

蕾もいっぱいあるので、これから長い間楽しめそう。

 

 

ヤマハギ

 

山萩がわんさか。

 

 

イビセラ・ルテア

 

おぉ、初めて見る鮮やかな山吹色の花。

 

 

イビセラ・ルテア

 

元食虫植物イビセラ・ルテア。

花や葉に粘着式の物体が見てとれる。

ここで虫を捕るのだろうか。

 

 

ゲンノショウコ

 

いつ見ても可愛いゲンノショウコ。

 

 

シュロソウ

 

 

リンドウ

 

笑っちゃうくらい大きいリンドウの花。

 

 

ホトトギス

 

何度撮ってもいまいちピントが合わないホトトギス。

 

 

ツリガネニンジン

 

 

ミソハギ(禊萩)

 

園内各所で見られるミソハギ。

 

 

 

なんたること!

せっかくのマツムシソウがボケボケってさぁ。

 

 

 

池の近くに真っ黒いトンボがいた。

ハグロトンボの雌。

蝶のようにヒラヒラ飛び、植物の上で羽を閉じたり開いたり。

 

 

ゲンノショウコ

 

またまたゲンノショウコ。

花弁のふちが微妙にギザギザ。

 

 

オミナエシ

 

秋の七草のひとつ、オミナエシ。

 

 

ツリフネソウ

 

 

ヒガンバナ

 

池のほとりにひっそり咲くヒガンバナ。

ヒツジグサの丸い葉が可愛い。

 

 

ママコノシリヌグイ

 

小さくて可憐なピンク色はママコノシリヌグイ。

 

この時、「ピピピピピーーー!」と鳴いて飛んでいくカワセミを見た。

青とオレンジが見えたので間違いない。

残念ながらカメラ間に合わず。

 

 

ママコノシリヌグイ

 

大きめの葉の形から察するに、ママコノシリヌグイ。

こんなに可愛い花なのにとても気の毒な名前。

「茎や葉脈に並ぶ鉤爪形のトゲで継子のお尻を拭いたらさぞかし痛いだろう」

そんなことを考える人がいたの?

 

 

ミズヒキ

 

なかなかピントが合わないミズヒキの花。

 

 

木のベンチ

 

所々に木のベンチがあって気持ちが安らぐ。

でもねー、お花見てると休憩もとらず水分補給もしないで歩いちゃうことが多い。

 

 

アサマフウロ

 

とても新鮮で綺麗なアサマフウロを発見。

 

 

アサマフウロ群生

 

アサマフウロは園内随所に。

 

 

アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)

 

ママコノシリヌグイと似てるけど、こちらは葉の形が細いのでアキノウナギツカミ。

少々ややこしい…(笑)

 

 

 

こちらはエゾリンドウ。

 

 

ニッコウキスゲ?

 

ニッコウキスゲの咲き残り?

 

 

タニジャコウソウ(谷麝香草)

 

 

 

コウホネだ~。

なんか可愛いよね。

 

 

 

池の中から伸びる黄色い花。

 

 

 

コミスジ。

羽がだいぶ傷んでる。

 

 

 

あーっ、キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)だ!

はじめまして。

ズームしてもなかなかピント合わず。

 

 

 

仙石原湿原植生復元区の向こうに見える山。

 

 

サワギキョウ

 

旬の花、サワギキョウがあちらこちらに。

湿原の中や木道脇にわんさか咲いている。

 

 

アカバナ(赤花)

 

極小のアカバナはピンクが濃い。

 

 

花名不明

 

花名不明のピンクがかった白い花。

 

 

アケボノソウ4枚

 

広大な仙石原湿原に咲くアケボノソウ。

こちらのエリアは蕾が多い。

開花直前の蕾の脇から、雄しべが“我先に”と出ちゃってるのが面白い。

 

 

アケボノソウ

 

アケボノソウに群がる蟻たち。

 

 

ヤマルリトラノオ

 

淡いパープルの涼しげな花。

トウテイランに似てるけど、葉も茎も白い綿毛で覆われていないから違うだろう。

 

【追記】

ヤマルリトラノオ(山瑠璃虎の尾)と判明。

あ~、名前判ってすっきりした。

 

 

なかよし

 

2羽のイチモンジセセリ。

後ろの子が前の子にずっと纏わりついてる。

 

 

ワレモコウ

 

 

黄色い花

 

 

 

この池近くでも複数の茶色い小鳥を見かけた。

撮影は叶わず。

 

 

 

池に浮かぶヒツジグサ。

 

 

コムラサキ

 

雄しべにピントが合う。

 

 

ホトトギス

 

派手めなホトトギス。

 

 

 

木道下の地面に小さい花を見つけズームしてみると、ワスレナグサの群生。

ちょっと得した気分。

しかし、何度トライしても手ブレに終わる。

苦手なワーム系の虫が花の中心部にいるみたいなので、逆によかったかも(汗)

 

 

フシグロセンノウ

 

ぐるっと周って戻ってきた。

 

 

イチゴ系

 

とーっても可愛いイチゴ系の花。

 

 

イチゴの実

 

ピカピカの実。

 

 

ハキダメギク

 

夕陽に輝くハキダメギク、スルーできない。

 

 

四季咲きコマクサ

 

なんと!

四季咲きコマクサが咲いててビックリ!

行きでは気づかなかった。

 

 

コマクサ白花

 

終わりかけだけど、白いコマクサも。

 

 

カリガネソウ(雁金草)

 

売店でソフトクリームを食べようとしたら、16時で終わりとのこと。

そこで目に入った青い花。

 

こっこれは!カリガネソウじゃないの?

せっかく初めて会えた花なのにボケボケ。。。

 

 

また来よう

 

2時間ほどの花鑑賞だったけど楽しかった。

今度はもっと早い時間帯に来ますね。

 

【箱根湿生花園】

https://hakone-shisseikaen.com/

■開園期間 2021年3月20日~11月30日 (期間中無休)
■開園時間 9:00~17:00 (最終入園 16:30)
■入園料  大人 700円 / 小学生 400円

 

 

箱根登山電車

 

バス乗車時間があまりに長いので、途中で降りちゃおうっと(笑)。

箱根湯本駅より箱根登山電車に乗る。

 

番外編*箱根の猫さん

 

仙石案内所前BSに向かっている時に出会った2人の猫さん。

動じるそぶりはなく、話しかけてもじっとこちらを見据えていた。

 

 

毛色が似てるから親子だろうか。

ボス的風貌だからお父さんかな。

 

 

 

こちらの子はまだ若そう。

元気でね。

 

最後に

 

箱根は遠かった。。。

昼近くに思い立って出かけたから尚更。

 

とある旅館の前をバスで通った時、山をやるずーっと前に旅行で箱根に来たことを思い出した。

旅行で訪れるような場所にいきなり来ちゃったんだもの。

そりゃあ遠いわけだよ。

 

でも、自然と触れ合う時間は私にはとても大事。

近くに山が見えたり、湿原の中からも小鳥の鳴き声が聞こえたり。

木道を歩きながらどんな花に逢えるかワクワクした。

情報提供してくださったヤマレコユーザーさん、ありがとうございます!

 

本日の一冊

アンソロジー短編集では、高田郁さんの『ムシヤシナイ』がピカイチ!

他の本も読んでみたくなった

しおん
2011年4月、初めての登山で人生が変わった。山のとりこになって早10年。 今一番行きたい場所に、いつもひとり気ままに出かけています。 無類の猫好き。(=^・^=) 東京在住。
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