興味がなかった訳ではないけれど。夏山といえば北アばかりに目が行って、東京から遠い東北のお山はずっと後回しになっていた。
北アの某所でテント泊の予定だったが、一番行きたいお山ではないことに何となく気づいてしまい。。。
じゃあ、お花目当てに尾瀬某所でテント?でもアクセスがあまりよくない。
そしてヤマレコで東北の避難小屋泊レコを発見。トライしてみたかった縦走路が公共交通機関+αでOKと知り、俄然モチベーションが湧いてきた。
もくじ
往復のアクセス
[往路]
22:20 バスタ新宿より夜行バス → 05:56 盛岡(6370円+座席指定200円)
06:10 盛岡よりいわて銀河鉄道 → 06:25 滝沢(370円)
06:26 滝沢よりタクシー →(運転手さんオススメ絶景スポット経由)→
06:50 馬返し登山口(おまけで4000円ポッキリ)
(有)滝沢交通さん
019-694-3277
※滝沢~馬返し登山口は通常なら3500円前後
[復路]
15:15 網張温泉よりバス → 16:26 盛岡(1140円)
16:50 盛岡よりはやぶさ26号(発)
※バスは渋滞のため15分程遅延
※はやぶさが全席指定とは知らなかった(汗)
2時間で上野に到着って速い!
コース状況/危険箇所等
●馬返しコース
旧道は展望よし
ワイルドなザレザレ注意
●不動平~お鉢巡り
富士山みたいなザレザレ
●不動平~網張コース
序盤は岩ゴロゴロの結構な急坂
網張登山口近くは地味にキツイ
でも、お花がいっぱい!
“お花畑”周辺は東北の尾瀬(*^-^*)
その他周辺情報
[8合目避難小屋]
ここは既に避難小屋ではない
手ぶらでも泊まれる
ご飯もある
もう立派な宿だよ!(^o^ゞ
シュラフ&マット持参なら1700円
レンタル毛布500円
[網張温泉]
外来入浴 8:00~14:00(受付終了)
室内2箇所は600円(露天あり)
外の混浴なら400円だそう (^^;
全て泉質は同じ
タクシー運転手さん情報によると
県外からもお客様がやってくる人気の温泉らしい
特に露天が気持ちよかった!
綺麗な休憩室、マッサージチェア室等が完備され入浴後にゆったり寛ぐことができた
売店やレストラン、宿泊施設もある
網張温泉~小岩井農場~小岩井駅~盛岡駅~バスセンター(逆ルートもあり)
盛岡駅までは約1時間
09:30
10:15
15:15
16:15
https://www.qkamura.or.jp/sp/iwate/
装備の注意点
●失敗その1
おにぎりや行動食など現地調達するつもりでいたら、早朝の盛岡駅構内で開いてるお店が見当たらず何も購入できないまま登山口を出発。。。
冷凍で持参していたクリスピーチキン2個と和三盆ポルボローネ(焼菓子)で何とか凌ぎ、8合目避難小屋でカップラ購入し大事には至らなかった(汗)
夜行バス利用の場合は、出発前に食料調達を済ませておくのがベスト
●失敗その2
モスキートネット(使用せず)
ハッカ油(数回使用)
またもや眉尻辺りを虫に刺され、2日目起床時に右目が開かないのに気づく
案の定、片目だけおいわさんのように…
虫の奴め~何故いつも顔なの!?(-_-#)
因みに基礎化粧品は無香料
顔に塗っているのは日焼け止めのみ
夏季はブヨ等に刺されると後々大変なので、スタート前からの予防が肝心
自己CT
[1日目]
06:50 馬返し登山口(駐車場)
06:50 トイレ 06:52
06:57 水場
06:59 登山ポスト 07:00
07:33 0.5合目
07:52 1合目
08:26 2.5合目
08:44 3合目
09:23 4合目
10:48 6合目 10:49
11:31 7合目 11:33
11:46 8合目避難小屋 12:29
12:48 不動平
12:49 不動平避難小屋 12:53
12:54 不動平
13:21 石碑 13:29
14:08 岩手山 14:21
14:34 石碑
14:52 不動平
15:03 8合目避難小屋
[2日目]
05:50 8合目避難小屋
06:03 不動平
07:20 お花畑 07:35
08:15 大地獄分岐 08:16
08:32 切通し
08:35 姥倉分岐
09:07 分岐
09:40 水場30m分岐
09:54 犬倉分岐
10:27 兎平ロッジ(廃屋)
11:06 網張温泉
タクシーのサプライズ
自己の山行で最北となる岩手山。
どんな出逢いが待っているかな?
[4大目的]
- 憧れの8合目避難小屋に宿泊する
- 東北地方のお花に逢う
- 網張温泉を堪能する
- 現地で美味しいモノを頂く
夜行バスで盛岡駅に到着。


素敵なアレンジメントが

“いわて銀河鉄道”って名前がいいね。

ご紹介頂いた絶景スポット
滝沢駅にたった1台常駐していたタクシーの運転手さんがまたまたいいお方で。
(毎回、本当に人に恵まれている♪)
稀にみる快晴の早朝だからと、写真家さん達が岩手山を撮影するという絶景スポットへご案内くださってどうもありがとうございました!

こんな雲ひとつない快晴はなかなかないそうだ。
ラッキー! \(^o^)/
お花いっぱい馬返しコース

広い駐車場には既に沢山の車が。


登山届をポストに投函してスタート。



今日の行動食




嬉しくて


花弁が9~10枚あるものは
平地のニガナとは違うそうだ



すごく気になった

濃いピンクに目を奪われる



旧道は展望よし。

岩の陰に見つけて大騒ぎ!

以前、浅草岳で見た

誰も気づいてない場所にひっそりと。
皆、関心がなさそうだけどこういう小さな花との思わぬ出逢いは至上の喜び。



タカネスミレ(高嶺菫)でしょうか


可愛い~

ヤマオダマキが終わったヤツかと
ずっとスルーしてた (;^_^A




数名が休憩している



8合目避難小屋から岩手山

ここは避難小屋ではない。
立派な宿だ。

もうこれだけあればいい

助かりました m(__)m

途中、不動平に寄ってみることに。
静かでいい雰囲気。

イイねイイね♪



コマクサが現れ





やっと辿り着いた



平笠不動避難小屋
行ってみたい気もするが、登り返しがイヤでやめておく。


可愛い女王様




シュラフ、マットは持参した。
NHKテレビクルー8名を含め、宿泊者は50人位いたかも?

雲ひとつない

鶏だんご鍋
天気がいいので夕食は外ベンチで。

素敵な朝焼けと網張コース
☆翌朝☆
小屋の中に熊は出ないよ!
明け方3時に熊鈴鳴らすのは止めて欲しいニャ…(-_-)
目が覚めてしまったので外へ。

きっと今日もいい1日


8合目避難小屋より



お湯がなかなか沸かないの
風に煽られ何度か火が消える

早ゆでマカロニ&かにトマトクリーム、カラートマト、イングリッシュマフィン、カフェオレ。
他にカルパス、うずら煮玉子などはお湯を沸かしながら先に頂く。


どんな縦走路だろ?
どんなお花に逢えるかな?
なんだかワクワクする。

早速イワウメが

お花がいっぱい

逢いたかったよ

こちらは日陰になるからか、フレッシュなお花が多い。

コケモモ


あちらこちらに



ありがとう



健気に咲く春の花を見ると胸がいっぱいになる。


東北の尾瀬を経て網張温泉へ

ここは東北の尾瀬
お花畑と呼ばれる場所に出た。


花弁に筋がないのと、下に見える葉の形からミヤマキンポウゲと確定。
ミヤマダイコンソウのような大きな葉は別の植物のモノと思われる。

チングルマ花穂
お気に入りの1枚 (’-’*)♪


鳥の囀りだけが響く
すぐに立ち去るのが惜しく木道にてまったり。
ずっといたい場所***


シラネアオイ
そうそう、この花を見た時の違和感の正体は。。。
雄しべが白くてフサフサしてるシラネアオイって初めて見たんだけど。
シラネアオイの雄しべは黄色でもっと短いはずなのに。

少しだけ行きつ戻りつしたが、ここは左側に道がある。






素敵な場所

まだまだ美しい









ちょっぴり名残惜しい



リフト乗り場近くにて
もちろんリフトは乗らないよー。


美味しいモノ
ソフトクリーム
頭の中はもうこれだけ(爆)


ウツボグサ

ここまで長かったね!
おつかれ~☆

畳の休憩室がある



美味しく頂きました
“朝顔は下手の書くさへあはれなり”
粋だね。

4大目的コンプリート! \(^o^)/
番外編

今年も咲いたベランダのネジバナ (#^.^#)
最後に
なんだか東北にハマりそうだー。
そんなこと言いながら、きっと北アにも行くと思うけど…(笑)
東北の地で出逢い言葉を交わしたハイカーさん。
また、小屋を運営してくださってる皆様、大変お世話になりました。
※全て2017年7月の情報ですのでご了承ください
下記のルートは手書き、アバウト
CTはお花撮影、水分補給、行動食摂取などを含む
特に炎天下での馬返し旧道ルートのザレザレ岩場はキツく
こまめな小休憩をとっている