スノーモンスターが見たくて計画していた東北地方の山。ここ最近の天気がよくなく中止が続いていた。
過去に登った雪山には何故か食指が動かない。東北エリアへの熱烈な想い。
シフト勤務の希望休(1ヶ月前に申請)と晴れマークがめでたく合致。やっと憧れのスノモンに会える!
はずだったが。。。
往復のアクセス・トイレ情報
[往路]
22:10 東京駅八重洲中央口、新生銀行前より池袋へのシャトルバス(発)
22:45 池袋サンシャイン高速バス乗り場(着) ※トイレあり
23:10 池袋サンシャインより夜行バス(発) → 時間調整を含む3回の休憩
06:58 グランデコスノーリゾート(着)
【ビッグホリデー・東京発シャトルバス】
https://ski.bigs.jp/map_bus/fn3.html
八重洲中央口を出た所の高速バス乗り場(1~8番)ではないのでご注意を!
シャトルバスは乗車地がわかりにくい(路肩に停車中のバスは他にもあるため)
八重洲中央口より5分ほど歩いた新生銀行前の路肩から発車するが、係員は発車時刻間際にならないと現れず蛍光色のベストも着用していない。
池袋であれば直接夜行バスに乗れるのでそちらのほうがいいかも…
[復路]
16:05 グランデコスノーリゾートより高速バス(発) → 休憩2回
20:25 池袋西口“ウエストパークタワー池袋”周辺(着)
池袋警察署を過ぎたところの大きな道路(441号線)の路肩で降車させられる。
とりあえずネオンが明るい方へ少し歩くと、左側に好日山荘池袋西口店があったので現在置がそこで判明。右手に折れる形で横断歩道を渡ると池袋駅西口は近い。

まずは受付でビッグホリデーの旅行クーポンを受け取る。リフト無料券、スキー・ボードのレンタル券、グランデコ東急ホテルの温泉割引券(900円)などが含まれている。
このスキーバスは座席指定不可。通常の4席でトイレなし。ブランケット、充電用コンセントなし。ないないづくし(笑)。
ただし、時間調整のため長時間休憩が設定されており夜食を摂るような若者には適しているな~と思った。
1箇所目のSAでは1時間(温かい食事可)、2箇所目は20分程度(コンビニ、自販機)、3箇所目の道の駅ではなんと1時間半(トイレのみ、自販機、暖房がついてベンチもある広い観光案内所)。
休憩が3回もあるの?と驚いていたら、1時間以上もの休憩があって更にビックリ!夜行バスは何度も利用しているが初めて。早く着きすぎてしまうので調整しているそうだ。
【ビッグホリデー・スキーバス】
https://ski.bigs.jp/gelande/S2301.html
ちなみに、2/20は平日出発なので8500円という格安プランを予約できた。
自己CT
08:47 グランデコゴンドラ山頂駅 09:02
09:42 動いてないリフト山頂駅 09:43
11:25 西大巓 12:29
13:45 山頂レストランBUNABUNA 14:25
快晴のグランデコ
以前、黒斑山に行った時のスキーバスは周りが大学生ばかりで居心地悪かったが(笑)、今回はハイカーも混じっていた。お隣の女性も登山でヤマレコユーザーさんらしい。





平日はゴンドラの始発が8:30なので、スキーバスで行った場合は1時間半ほど待機しなければならない。
ソファがあるので持参した朝食を食べたり、ウェアの準備をしたり。
グランデコのトイレは広くて洗面台が多く、熱いお湯が出てドライヤーもある。
木のベンチやベビーベッドまであり身支度するのに便利。


ゴンドラで同席したスキーヤーのオジサマ。
冬季の穂高岳山荘でテントを張り小屋内で休憩していたら、そのテントが雪崩に遭ったそうだ。その時から山に行かなくなった。10年前の話と笑っていらした。
同じく冬季に中崎尾根から槍に登ったというツワモノである。

ワカンの着け方ワカンな~い

ミス①
いつもなら自分自身の判断で装備の選択をするが、皆が着けているからとワカンを着けることにする。スノーシューが多かったかな。

ミス②
しかし数年ぶりで着け方をすっかり忘れてしまって適当に装着。
ワカンだけに「ワカンな~い」と小声で言ってみるも、バカな冗談を言っている場合ではなかった。歩きながらワカンのハイカーを確認すると上下逆に履いていることが判明。(;^_^A
ほぼ最後尾だし面倒なのでそのまま歩く。


ミス③
リフトがあると思い込んでいて、ゴンドラの中で土日だけと知り落胆した。8:30出発でリフトがないと余計に時間がかかる。





突然のガスで辺りは真っ白に。
先頭の男性の赤いザックが私と同じオスプレーバリアントで嬉しくなった。



まさかの時間切れで山頂踏めず

西大巓に到着したのが11:25頃。
思ったより時間がかかってしまった。歩きにくいワカンを途中でさっさと外してしまえばよかったんじゃないの?
これがミス④





到着したハイカーさんはここで小休憩後、西吾妻山頂へ向かって行く。



セブンのチャーハンおにぎりと山専ボトルのお湯で軽めのランチ。
一度下って登り返すとなると、西吾妻山まで私の足で2時間はかかると思うので、帰りのバスには到底間に合いそうもない。
ん~~~。今日は無理だな。西大巓を山頂としよう。この判断は唯一正しかったと思いたい。

ミス⑤
持参したシェルがハードシェルではなく雨具だったこと。雪山はハードシェルじゃないと背中が寒い。
途中までスノモンを見に行く気持ちは下りの斜面を見たらすっかり消え失せた。

避難小屋泊まりの男性が他のハイカーさんと会話しているのを聞いて羨ましく思う。明日の天気がよければ私もそうするつもりだったけど、今日一日しか天気が持たないのよね。。。
西吾妻避難小屋、偵察したかったなぁ。


名残惜しいけど、、、また来ればいいさ。ピストンで戻ることにする。







ジオグラフィカのスピーチ機能をオンにしていると「〇時になりました。景色はどうですか」とか「お腹空いてませんか」と棒読みで聞いてきて、それが度々笑わせてくれる。


ミス⑥
動いてないリフト山頂駅から右側の斜面へ。しまった!こっちはスキーエリア。左側の斜面が本来の登山道。
カニ歩きで慎重に下っていると「頑張りましたね~」とご年配のスキーヤーさんより声がかかる。「すみません、道を間違ってしまって…」
時間的に山頂までは行けなかったことをお伝えすると、「お気をつけて~」と滑って行かれた。
その後も数名のボーダーさんが身体を斜めにして華麗な滑りを披露。うわぁ無理無理っ!滑りモノが苦手な私にはどれもが天才技に映ってしまう。(^-^;
同じく道間違いしたらしいハイカーの踏み跡を辿って、パトロールハウスの裏側から無事に下りて来られた。
また別のスキーヤーさんより、西大巓にシュプールがあったかどうかを聞かれる。


レストラン入口ドアを開けた左手にトイレあり。

ミス⑦
西大巓でおにぎり2個と羊羹を食べたのでお腹はあまり空いてないのに、こんなにデカいピザを頼んでしまう。
チョコレートケーキにしておけばよかった。うぅ苦しい。食べ物を残すのがイヤなので無理して完食。

乗車時間は15分くらい。

グランデコ東急ホテルの温泉が近いなら入りたいと思い、駐車場から歩き始める。徒歩7分と書いてあるが融雪した舗装道路の足元は悪い。坂道を上ったものの、まだまだ遠そうなので諦めて引き返す。
ミス⑧
バス発車まで1時間しかないので、急いで入浴してバス停まで戻るのは女性にはちょっと厳しい。ピザをやめて温泉に直行すれば入れたねー。


最後に
久しぶりの雪山で体力のなさ(衰え?笑)を感じるとともに、装備の着け方くらいは予習しておくべきだったと痛感。
ワカンは装着が面倒なだけでなく、大変歩きにくく時間がかかる。実際、あの圧雪トレースの中で必要だったのだろうか??と疑問を感じている。
事前調査の段階でスノーシューやワカンが必須というのを鵜呑みにしたり、皆が着けているからと並んで着ける必要はなかったのでは?と今になって思う。
西大巓から西吾妻山までは必須かもしれないが、スキー場から西大巓までは要らなかった気がする。
自分自身の判断が色々な場面で鈍った今回のスノーハイク。その結果、憧れのスノーモンスターにはまさかの時間切れで会えずじまい。。。珍しく悔いの残るダメダメ山行となってしまった。
それでも、初めて訪れるエリアでお天気に恵まれたこと、話が弾んだお隣の女性がヤマレコユーザーmさん(しかもフォロワーさんだった)と帰りのバスで判明したこと。
おかげさまで楽しかったわ。ありがとうございます。またどこかでお会いしましょう!(#^^#)
西吾妻山、できれば雪があるうちにリトライしたい。。。
<ウェア備忘録>
ほぼ全行程でWストック、ワカン(下山途中で外す)
12本アイゼン、オーバー手袋、ゴーグル、雨具パンツ、チェンスパは全く使用せず