アサザという花を知ったのはつい最近のこと。池から伸びるけなげな姿に無性に惹かれる。
2ヶ月も自粛してなまった身体でいきなり登山を始めるのは無理だろう。それに越境するのはNGな上、多くの山小屋が未だ臨時休業中。
…と理由は色々あれど、断捨離モードが継続中の今日このごろ。模様替えを含め家が綺麗になるのが楽しすぎて、実は山への意欲がそんなに湧いてない(笑)。
まずはウォーミングアップとして小山田緑地へ。
往復のアクセス・トイレ情報
[往路・復路]
小田急多摩線にて唐木田
唐木田より徒歩10分で“よこやまの道”入口
【公園へ行こう!小山田緑地】
https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index063.html
※HPには唐木田駅からのアクセスは案内されていないが、よこやまの道経由ならバスを利用するまでもなく徒歩でOK
公園内のトイレは6/1より使用可能
自己CT
11:17 唐木田駅を出発
11:27 よこやまの道入口
12:03 トンボ池 12:10
12:34 アサザ池 12:50
13:22 みはらし広場 13:26
14:17 唐木田駅に到着
歩行距離 約9㎞
唐木田駅からよこやまの道へ
不織布マスクは一度で捨てず、洗って乾かしストックしたものを休日に再利用している。
ところが電車に乗る直前そのマスクを忘れたことに気づき、山サコッシュに入れておいたバンダナで代用してみようと思いついた。
三角に折って適度に折り返してかぶせ後頭部で縛っただけだけど、これがなかなかオシャレなのよ~♪
登山ウェアの雰囲気に合わない不織布のマスクより断然いい。そのまま外さず下ろせば首の日除けにもなって一石二鳥。高価なフェイスカバーは不要。
ハイキングの時はこれで決まり!
ただ、電車の中は必須でもハイキング中は外した。人がいない場所を静かに歩くのにマスクはいらない。
何でもかんでも言いなりになるのではなく、自分で考え判断することは大事。
唐木田駅から徒歩でスタート。
この駅、数年前に来たことがある。仕事の資格試験会場が大〇女子大だったのを思い出した。
消防車のサイレンがけたたましく鳴っている。
もう既に蒸し暑い。
ここから緩やかな坂を上がって行くと。
鳥のさえずりが聞こえて見上げるとヤマガラさんが枝に。
カメラを用意している間に飛んで行っちゃった。
モンシロチョウのような黒い斑点がない。薄いクリーム色がひらひら。
白い蝶は幸せを運んでくるってほんと?
明るいオレンジ色が綺麗な蝶だね。
[トンボ池]
淡いブルーのトンボがたくさん飛んでいる。
林の中でウグイスの鳴き声。双眼鏡で探すも姿は見えず。
けなげなアサザの花
アサザ池を目指していたらいつの間にか通り過ぎていた。
ジオグラフィカを確認し気づいて戻る。
山ではないけど広いし初めての場所なので、地図をダウンロードしてきて正解。
池の入口付近でお出迎えしてくれたイモカタバミにハッとする。
[アサザ池]
数名のかたが芝生で寛いでいた。
大きなベンチには×マークで「ここには座らないでください」と。
なんだかなぁ。混雑していない日はいいんじゃないの?
それでも日本人は真面目だから×と書かれたベンチには座れない。
まだちょっと早いかも?と心配だったけど。
はじめまして!
デッキからは遠くて撮影できないので、鳥用のカメラでズーム。
花弁の周りが切りっぱなしの布みたいにギザギザで涼しげ。
イナモリソウやシラヒゲソウにも似た不思議な花。
ビタミンカラーの黄色が夏っぽくていい感じ。
咲いていたのは合計5個くらいだったかな。
思いきって今日来てよかったわ。
アサザ(浅沙、阿佐佐)
ミツガシワ科アサザ属の多年草
地下茎を伸ばして生きる浮遊性植物
開花するのは晴れている日の午前中~昼すぎくらいまで
準絶滅危惧(環境省レッドリスト)
池の中(泥の部分)にある複数の足跡を見てとても嫌な気持ちに…
もしかしたら、アサザが遠くて撮影しづらいため池に入った人がいる?
池に入ってまで撮影するのは止めましょう!
素晴らしいキセキレイのさえずり
来た道を途中まで戻り、サービスセンター方面へ。
紫陽花の美しい色味に惚れぼれ。
バッタも一緒に揺れてる~。
ユウゲショウ、可愛いなぁもう。
壁面からぴょこんと飛び出しこんにちは。
さきほどから素晴らしいさえずりが響き渡っている。
見上げると民家のアンテナに小鳥さん♫
誰だろう?
身体の下側が黄色いからキセキレイ(黄鶺鴒)かな?
目一杯トリミング。
鳥のさえずりがBGMという素敵な住環境に憧れる。
キセキレイさん、ありがとね!
みはらし広場の黄色い花
次は見晴らし広場へ。
カンパニュラ・アルペンブルーという園芸種に似てるけど。。。
<追記>キキョウソウと判明
[みはらし広場]
そうそう、この黄色いお花にも会えるのを楽しみにしていた。
広場に敷きつめられた金平糖のじゅうたん。
シロツメクサのミニバージョンだね。
地面に張り付いてやっと撮影。
「えっ?白いカタバミ!?」思わず声を上げてしまったほど驚いた。
調べてみるとイモカタバミの白花だそうだ。
これもお初。
用水路のガードレール脇にひっそりと。
別名:シロバナフシネハナカタバミ(白花節根花片喰)
花は4~6月に咲くが、夏は弱って半休眠となり秋にまた開花する
<追記>おそらく、終わりかけのキキョウソウ
淡い黄色や白っぽいのも混じってた。
番外編(ご近所の花と鳥)
別の日、ご近所で出会った花と鳥。
この時期に下界で咲くのはヒメカンゾウか。
それにしてもオレンジが濃い。
<追記>ノカンゾウ
白地に淡い紫のグラデーション。
これも道端でよく見かける。ノビル(野蒜)というらしい。
こういう小さい花を見つけた時の喜び。。。
ムクドリが黒っぽい実を咥えてる。
通勤中に見かけた水色シッポの鳥を探しに、ずっと気になっているエリアに足を運ぶ。
高い木の上でオナガたちが大騒ぎしているけど、首が痛いしズームも限界。
でも、ここに来れば会えることがわかった。
オナガの森だね。
最後に
久しぶりに嗅いだ葉っぱと土の匂い。
やっぱり自然の中にいると気分が安らぐ。
東京にもまだこんな場所があると知って嬉しくなった。