「テント張ってみたいなぁ…」というキャンプ場がいくつかある。
尾瀬沼も候補地のひとつ。
去年は悪天候で逃した。
それと、週末はいつも予約満杯。
雨の中ではテント担ぐのも設営するのもできれば避けたい。
キャンプ場と高速バスは既に予約済みなので、少々の雨なら行くつもりでいたら直前に予報が好転。
やった!
往復のアクセスと周辺情報
[往路]
07:15 バスタ新宿より高速バス“尾瀬号” →(SA2回)→ 11:26 大清水
[復路]
13:10 大清水より高速バス“尾瀬号” →(〃)→ 17:45 バスタ新宿
関越交通・高速バス“尾瀬号”
http://kan-etsu.net/smarts/index/17/
※関越道は渋滞が殆どなかった
[登山ポスト]
大清水登山口
[トイレ]
大清水
一ノ瀬休憩所
尾瀬沼休憩所
尾瀬沼ヒュッテ(外)
[尾瀬沼ヒュッテ]
テント1人 800円
(予約制、受付は13:00~)
水場はトイレ前の水道
外来入浴 500円
(この日は17:10~18:00)
[軽食・お土産]
大清水休憩所
尾瀬について
●湿原の泥炭は年間に1ミリしか成長しない。よって、誰かに踏まれ1cm沈むと回復に10年以上かかってしまう。
●尾瀬の年間平均気温は4℃。冷蔵庫の中と同じくらい。
●運がよければオコジョやヤマネに出会うことがある。
●熊のフンには水芭蕉の種が含まれるため、尾瀬の自然と共存関係にあるが、日本鹿の食害は深刻である。
●木道の敷設と維持にかかる費用は、1mあたりの換算で約10万円!
※尾瀬沼ビジターセンター
19時に開催されたスライドショー&トークより
[長蔵小屋の気になる記事]
自己CT
[1日目]
11:30 大清水登山口
12:34 一ノ瀬休憩所
12:49 冬路沢橋 12:50
13:05 岩清水
13:44 三平峠(尾瀬峠) 13:45
14:07 三平下(尾瀬沼山荘) 14:13
14:39 尾瀬沼ヒュッテ 15:32
17:01 長蔵小屋
17:09 尾瀬沼ヒュッテ
[2日目]
05:44 尾瀬沼ヒュッテ外トイレ
05:45 三本唐松
05:52 長英新道分岐
06:30 沼尻平 06:31
06:57 ルートミスして沼尻平へ戻る
07:41 南岸分岐(冨士見峠方面分岐)
08:01 大清水平 08:06
08:24 南岸分岐(冨士見峠方面分岐)
08:46 三平下(尾瀬沼山荘)
09:02 尾瀬沼ヒュッテ 09:44
09:48 長英小屋
09:49 尾瀬沼ヒュッテ
10:05 三平下(尾瀬沼山荘)
10:20 三平峠(尾瀬峠)
10:49 岩清水
10:59 冬路沢橋 11:00
11:13 一ノ瀬休憩所 11:14
12:00 大清水
大清水より尾瀬沼ヒュッテ
登山届を提出し大清水をスタート。

淡いラベンダー色のラショウモンカズラ。

ニョイスミレがあちらこちらに。


うれしいー!
尾瀬沼に向かう喜び。

ノビネチドリだよね!?
路肩で発見、すごいラッキー♪

濡れた木道は滑るんです。
傾斜がある別の場所で見事に尻餅。 f(^^;

色っぽいイワナシ。

前を行く男性2人組が「タケシマランがあるよ」と教えてくれた。

広いスペースにベンチがいっぱい。
あと約30分。

桜がキレイ。

わっ!
スケルトンのサンカヨウ。

新鮮な水芭蕉。

咲きたてショウジョウバカマ。

可愛いね!
何度も撮ってしまうサンリンソウ。

サンリンソウが木道脇にたくさん。
ひとり歓声をあげる。

あぁ尾瀬沼ヒュッテだ。
軽量化したハズなのに重かった…。
でも、やっと来られた嬉しさのほうが大きい。

隠れ家的キャンプ場にワクワク
早速テン場へ。

尾瀬沼キャンプ場は素敵なテン場。
4はしあわせの4。
他も空いてたけどここにきーめた。

土日は予約一杯なので曜日をずらした。
それでも数張あったかな?
小屋番さんから渡された札はラッキー7 (*^-^*)

散策前の腹ごしらえ。
BAKEのチーズケーキ、苺(期間限定)とプレーン。

キャンプ場入口の桜がものすごく綺麗
色味が濃い。

綺麗なトイレ。
しかも水洗で音姫までついてる。
夜中も点灯していてありがたい。
大江湿原の可憐な花たち
テント設営しておやつを食べたら、大江湿原の花散策に出かける。

咲いたばかりのリュウキンカ。

ちっちゃい水芭蕉がいっぱいある。

淡いピンクのショウジョウバカマ。

どこまでも歩いて行けそう。

んん?
これはもしかしてシナノキンバイ?
リュウキンカとは花、葉の形が違う。

曇りだとみんな閉じてる中で、奇跡的に開花してたタテヤマリンドウ。
ありがとね!

こっちの道に来たら会えたお花たち。
開きたてのサンカヨウ。

長蔵小屋周辺で偶然出会ったエゾムラサキ。

素敵ね。

首をかしげてなんか可愛いスミレ。

長蔵小屋のシラネアオイ。

コミヤマカタバミさん、下から失礼~。

おぉ、晴れてきた。

日本じゃないみたい。

長蔵小屋の前を通過して。
温泉と山ごはんを満喫
散策は終了。

そろそろお風呂の時間。
キャンプ場はこの裏手に。

シャンプー等はNG。
湯温がちょうどよく気持ちいい~。
熱海からお車でいらっしゃって鳩待から歩き、先ほど着いたばかりという女性と湯船に浸かりながら暫しの会話。
楽しかったです!
ありがとうございました。

はらり…?
素敵な桜のトンネルをくぐる。

お風呂で温まって夕食を。

ポトフ、カレーリゾッタ。
山の夜は温かいスープ系がいい。

スライドショーを見た帰り。
スタッフさんが、わざわざキャンプ場にもお誘いに来てくださったので参加してみた。
知らないことも沢山あり勉強になった。

軽量化のためシュラフの代わりにエスケープライトヴィヴィにしたが、どうやら今晩は冷えるらしい。 (;^_^A
ダウンジャケットと像足、下は雨具パンツ着用を穿いてもまだ寒く
雨具の上着とウール100%ロンTを下半身に巻いたら何とか眠れた
真夏なら白山でも大丈夫だったけど (^^ゞ
※寒さに弱い方にはオススメしません
尾瀬沼周回ルートと大清水平
☆翌朝☆

湖畔まで来てみたら朝もやで燧ヶ岳は見えず。
でも素敵。。。

レーズンバターフランスを軽く焼き、シャウエッセン、目玉焼、残りのキャベツを炒める。
ミニトマト、サンキゥイ、ふわラテ深味。
オリーブオイルの個包装がとても便利。
暫くお山で使えるね。

この時間帯は私ひとり、誰も居ない。

尾瀬沼周回ルートに出発。

凍てつくお花さん、夕べは寒かったね。
木道にも霜。

朝もやが素敵。

歩き易い木道が続く。
燧ヶ岳がどんどん近づいてくる。

幻想的な雰囲気。
こんな早朝からヘリの爆音がずっと。
何かあったのかな?

このルートいいね。

たったひとつのチングルマ。

ワタスゲはこれから白くなるそうだ。

沼尻無料休憩所ってここ?

ヒメシャクナゲ蕾。
雫がキレイ。

ここから尾瀬沼に帰るつもりがルートミス。

そのお陰で会えたヒメイチゲ。

朝日を浴びて。

この子たちを撮影した後、間違いに気づいて戻る。
ジオグラフィカありがと!ちょこちょこ見ないとダメだわ。

モウセンゴケ。
木道から目一杯手を伸ばして撮影。
この辺りより「グルル~グルル~ッ」と断続的に獣の鳴き声。
例えると、おっさんのイビキみたいな。(^-^;
これってもしかして熊!?
追って来ないかと振り返り、怖いものなしの私でもさすがに心臓がドキドキ。

湖畔の景色があまりに美しく。

見入ってしまう。
いやいや素敵なルートだわ。

途中の分岐から山道を登るといきなりパッと開け、来てみたかった大清水平に到着。
ここも湿原になっている。

濃いブルーのタテヤマリンドウがぽつりぽつり。
他にショウジョウバカマ、カンスゲ。

寄り添って。

ただいまー-!

朝日が射すデッキサイト。
居心地よすぎてのんびりしちゃった。

外国人さんが大騒ぎ。
今日はやけに人が多い。

昨日は殆どが閉じてたタテヤマリンドウが一斉に開花してる。

蝉の合唱。

ムラサキヤシオが映える。


大清水にて。
好きだね、またカレー? (^^;

そしてお決まりの花豆ジェラート。
塩ミルク味かホワイトコーヒー味で迷ってたら勧められた。

レンゲツツジ大群生。
駐車場にて。
最後に
2日目は尾瀬の別エリアまで足を延ばすつもりでいたが、そもそも無理なルート取りで帰りのバスに間に合わない。
ビジターセンターのスタッフさんにも「4時発でもキツイんじゃないでしょうか」と言われ、そりゃそうだよね。。。ゆるキャンじゃなくなっちゃう。(;^_^A
かといって、燧ヶ岳に登るには残雪の斜面がありアイゼン等の冬装備がないと厳しい。
私としては雪山とテント泊は分けたいので、ゆるキャンに徹することにした。
翌日は、時間的に余裕のある尾瀬沼の周回にしたらこれがなかなかよかった!
幻想的な朝もや、雲ひとつない青空、雫に濡れたお花たち。
私にとってこういうのんびりした時間や、お花との出会いは宝物だなと心の底からこみ上げてくる感動。
上手く言葉に表せないけれど。
何よりも尾瀬沼ヒュッテの隠れ家的なテン場の雰囲気にワクワクしっぱなし。
今更ながら、尾瀬いいね♪(*^-^*)
別エリアのお花についてはいずれまた。
