天気がよさそうだからどこか山に登りたい!
公共交通機関で行ける日帰りの山。
アクセス面からずっと断念し続けてきた場所が候補に挙がる。
明日行っちゃおうか!?
日帰りは可能だけれどかなり遠いため、帰宅するのが夜間になってしまう。
アクセスを調べているうちにだんだん気持ちが萎えてきて。
やっぱり連休じゃないと無理だ。
ヤマレコを閲覧していると、カッコソウの開花情報が目に入った。
初めて行ったのは5年前。
その当時、カッコソウの可愛いピンクが思うように撮れなかったのもあり。
リトライの意味も含め鳴神山へ訪れることにする。
往復のアクセス・トイレ
[往路]
08:08 JR両毛線にて桐生
08:15 桐生駅北口よりバス(どこで降りても200円、安っ!)
09:00 吹上バス停
[復路]
13:40 吹上バス停よりバス
14:11 桐生駅北口
14:27 桐生よりJR両毛線
5年前とは時刻表もルートも変更になっていた
以前は30分で吹上バス停に着いたが、ルートが追加されたため行きは45分かかり、帰りはショートカットで30分
【桐生市HP・おりひめバスについて】
https://www.city.kiryu.lg.jp/kurashi/kotsu/bus/index.html
【おりひめバス・川内線時刻表】
https://www.city.kiryu.lg.jp/_res/common/koukyoukoutsu/orihime/2021/03_1kawasche2021.pdf
【おりひめバス・川内線路線図】
https://www.city.kiryu.lg.jp/_res/common/koukyoukoutsu/orihime/2021/03_1kawamap2021.pdf
<トイレ>
吹上バス停(ペーパーあり)
※駒形登山口の簡易トイレはまだ設置前だった(4/24~使用可?)
自己CT
09:00 吹上バス停
09:20 駒形登山口(駐車場)
10:25 水場 10:26
11:05 肩の広場
11:05 なるかみ小舎(避難小屋) 11:06
11:13 鳴神山 11:32
11:36 山頂直下分岐
11:37 仁田山岳
11:50 椚田峠
11:53 カッコソウ群生地 12:05
12:11 椚田峠 12:16
12:48 赤柴登山口
13:03 廃車
13:14 駒形登山口
13:27 吹上バス停
木漏れ日と小さいお花たち
吹上バス停より、緩やかな登り坂を上がる。
5年前は、帰りのバスに6分だけ間に合わず桐生駅まで歩いたっけ…(笑)。
今日はもう失敗したくない。
焦る気持ちから、20分で駒形登山口に着いてしまう。
3名の作業員さんが、ちょうど簡易トイレ設置の準備をしているところだった。
駒形登山口(駐車場)から更に舗装道路を上がってこちらへ。
緩やかな坂なんだけど、地味~にキツかったわ。
新緑の木漏れ日が嬉しい。
沢の横をゆっくり歩いていく。
木が茂り水場もあるので、野鳥がいっぱい。
木の上でジュリリ…と鳴いていたのは、コゲラさん。
動きが激しくブレブレで掲載不可。
確認できたのはカッコウ、ウグイス、ヤマガラ、ホオジロ、ミソサザイの鳴き声。
声は聞こえても姿は見えない。
ニリンソウだ~。
でも、もう終盤かな。
ポツリポツリ咲いてるニリンソウ。
あ、高い場所にヒトリシズカの群生。
明るい新緑の登山道。
落ち葉を踏みしめ、徐々に高度を上げる。
ここでも野鳥観察。
高い木の上にいるので声だけ。
あーっ、ワチガイソウ!
ハナネコノメみたいな赤いシャクが可愛い。
息を止めて撮っているのにブレちゃった。
互い違いに花粉がついたものも。
こちらはミツバコンロンソウ。
先っちょがエンジと白のツートンカラーになってる。
きゃ!これ、トウゴクサバノオじゃない?
すごく小さいけど存在感ある。
ズームしてみると、ものすごく可愛い。
ん?これは。。。
エイザンスミレとは葉が違うような。
後で調べたところ、ヒトツバエゾスミレらしい。
登山道で見かけたのはこの一つだけ。
エイザンスミレの変種
葉はエイザンのような深い切れ込みがなく、単葉、2裂、3裂などさまざま
大好きなフモトスミレもいた。
葉に斑が入っているので、斑入りフモトスミレ。
レンゲショウマの保護柵と井戸があったらもうすぐ。
上からハイカーさんの声が聞こえる。
なるかみ小舎の見学
肩の広場に出た。
数名のハイカーさんが休憩している。
5年前にはなかった避難小屋。
2017年7月に造られたようだ。
早速、中の様子を見てみよう。
雨風は防げそうだね。
【桐生タイムス】
http://kiryutimes.co.jp/regional-news/12845/
肩の広場付近にもフモトスミレ。
快晴の鳴神山*アカヤシオ
ちょっとした岩場を登りきると鳴神山頂。
岩場は険しいところもあるので気をつけて。
肩の広場からたったの数分。
10名ほど休憩中。
5年前の自己CTを書き写しておき、確認しながら登ったけど。
当然のように体力が落ちているようで。。。
コロナ禍で登山していなかったのも影響してるかも。
まぁ、帰りのバスに間に合えばいいや。
目の前に見える白い山は日光白根山。
上州武尊。
とりあえずお弁当にしよ~。
いつも職場に持って行くのと同じように時短でパパッと作成。
ベンチが全部埋まっているので、丸い岩に腰掛けて。
甘辛チキン南蛮カツ(自然解凍)
インカのめざめ皮付きハーフカット(〃)
あとひき大根
ゆでブロッコリー
赤パプリカ
ふりかけ、しそ昆布
あっちは浅間山?
緑のパッチワークがキレイ。
大急ぎで食べて、お次の目的地へ。
山頂のアカヤシオ。
霜で傷んでしまった様子。
登ってきたのとは違う岩場から下りる。
カッコソウ北保護地へGo。
さきほどの分岐からすぐのところに仁田山岳。
こちらのアカヤシオはキュート!
今年見る予定はなかったから、とっても嬉しい♫
ここへ下りてきて更に下る。
カッコソウ北保護地への登山道は、狭くて結構な激下りなので要注意。
可憐なカッコソウ
激下りが緩やかな斜面に変わって。
鳴神山から約20分で椚田峠。
椚田峠から杉林を3分下る。
「こんにちはー!」「いらっしゃいませ」
元気がよくて感じのいい管理人さんたち。
「あそこから中に入れますのでどうぞ見て行ってください」
保護ネットの中段に登山道を作り、花を鑑賞しやすいようにしてくださっている。
ここだけに咲くカッコソウ。
久しぶりね~~。
元気だった?
網の間からズーム。
可愛い花とは対照的にかなり毛むくじゃら。(^^;
お、カッコソウ群生地にもヒトツバエゾスミレが。
近くで咲いてる子もいるけど、殆どの花は網から離れている。
カッコソウを撮るにはズームできるカメラが必要。
かわいいね。
綺麗だね。
更にズームして。
陽が当たっていい感じ。
薄暗い樹林帯の中にぽっかりと浮かび上がる。
蕾もあるのでまだ大丈夫。
管理人さんたちが守ってくださっているから。
毎年、ちゃんと花が咲く。
また来年も、カッコソウが咲きますように。
カッコソウありがとう。
今日、見に来てよかったよ!!
「いい写真撮れましたか?」
管理人さんたちにお礼を言って群生地をあとにする。
登り返し、ヒィ~ヒィ~。
また来るからね!
椚田峠でも小鳥が飛び交っていた。
暫し観察を行うが動きが速く撮影には至らず。
るんるんの下山
椚田峠より赤柴登山口へ。
ありゃ。
たった1個、フデリンちゃん。
可愛い子ちゃんを思い出しながら、るんるんの下山。
赤柴登山口のほうが歩きやすい。
んん?
この葉っぱのスミレは何だろう。
【追記】おそらく単葉のヒトツバエゾスミレ
葉の形からムラサキケマン。
色味が薄いタチツボさん。
地面に這いつくばって咲くキランソウ。
どうしてもお花に足止めをくらう。
赤柴登山口から駒形登山口へ。
これが結構長いんだ。
山笑う。(^^♪
ヒイラギソウ。
鉄製の柵で保護されている。
気持ちのいい木漏れ日ハイキング。
てくてく。。。
あれ、こんなに長かったっけ?
この辺で少々焦り気味。
ミソサザイがかなり近くで何度も鳴いていた。
なのに、どこにいるのか全くわからない。
鳥見てないで、急げ~~。
よっし、間に合ったー!
発車13分前に到着。
今日の運転手さんは女性。
以前より発車時刻が10分遅くなって助かった。
バス停にトイレがあるのはありがたい。
帰りのバスはあっという間に着いた。
おつかれさまでした。
佐野駅で30分間の電車待ち。
通路からすぐの公園ベンチにてお茶タイム。
最後に
世界中で鳴神山だけに咲くカッコソウ。
盗掘やら食害やらで、昔より花数は減ってしまったそう。
色々と工夫を凝らし、守ってくださっているボランティアさんたちのおかげで復活。
とても明るくて感じがいいので、また来たいと素直に思える。
ありがとうございます。
この群生地を後世に遺していけるように。。。
鳴神山は、カッコソウだけがクローズアップされているけれど。
今回の山行で初めてヒトツバエゾスミレのことを知った。
知れば知るほど不思議で興味深い鳴神山。
何か特別な山なんじゃないか?と思えてきた。
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カッコソウのピンクが実物に近い色味で撮れて感激。
以前は違うメーカー(N社)のカメラで、青みがかった色になってしまい。
個人的な感想になるけれど、私はこちらのほうが断然好み。
鳥だけじゃなく遠くに咲いている花もこれでいける。
ちょっと重いけど、これからは登山にも連れて行こう。
撮った画像をスマホに簡単転送というのは広告に偽りあり??
多くのキャノンユーザーが改善を求めているのは事実
私はオリンパスのカメラWi-Fiを使って画像転送しているため問題なし